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プロローグ(大輝、レーニャ、死後の世界にて)
27 変わらぬ結末とハッピーエンド
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(大樹)
ガバッとその場で頭を下げ懇願すると、レーニャちゃんからは戸惑う雰囲気が漂った。
「もちろんそれは可能なのですが……。未来を変えようとする事は、あまりお勧めできません。」
お勧めしない??
その言葉に疑問を持ち、頭をソロリと上げてレーニャちゃんに視線を向けると、彼女は言葉を選びながら丁寧に説明を始めた。
「この無数に存在する世界を、例えば一つの大海に例えましょう。
その流れは、その世界一つ一つの中で起こる様々な要因が、無限に絡まり合って一つの大きな流れを形成しています。
その中のたった一つの要因が変わり流れを変えようとしても、全体の流れは変わらず、そのまま周りの流れに結局流されますよね?
────つまり、レオンハルトの運命を変えようとしたところで、元々の流れには逆らえず、結局は同じところに戻ろうとする<強制力>が働いてしまいます。」
頭が鳥さんの俺は、この時点でやや理解が難しくなってきたが、ようはレオンハルトの運命を変えようとしても、謎パワーで元に戻そうとされちゃうよ、とそういうことの様だ。
「ええっと……つまり運命を変えるのはすっごく難しいって事だね?
じゃあ、どんなに頑張っても最後は何もない世界になっちゃうって事か……。」
それにレーニャちゃんは物凄く難しそうな顔で『う~ん……』と唸り声をあげる。
「そこがちょっと変なんですよ。
普通、たった1人の人の手によって、一つの世界を 『無』にするなんて出来るはずないんです。
これでは、他の世界で修正するしかなくなってしまう。
存在している世界同士は、完璧に独立しているはずなのに……。
しかもそれが正当な運命の流れとして組み込まれているなんて、やはりちょっとおかしいですね。
こちらに関しては、後ほど詳しく調べておきます。
────えっと、すみません、お話が脱線してしまって……。
そうですね。大樹さんの言う通り何をしても結局は同じ結末を迎えるでしょう。
レオンハルトの存在していた世界は消え去ります。……ですので────。」
「うん!分かった!それで大丈夫だよ!よろしくお願いします。」
俺はまたペコリと頭を下げて再度お願いすると、レーニャちゃんはキョトンとした表情を見せた後、慌てた様子で俺に言った。
「えっ?!ええ────────!!??大樹さん、私の話ちゃんと理解してくれました!?
結局最後、その世界は無くなってしまうんですよ?!
そうしたら大樹さんの魂までも消えて『無』になって……二度と生まれ変わる事も出来なくなります!
レオンハルトの選択は絶対に変わりません。だから行っても意味がないんです!」
必死に説得しようとしているレーニャちゃんを見れば、本気で俺を心配していることが分かる。
それに嬉しさと、そして同時に申し訳なさを感じながらも俺はしっかり彼女の目を見て言った。
「うん。俺、別にそれでいいんだ。
────あっ、レオンハルトと心中したいとかじゃないからね。
彼の最後の選択が変わらなくたっていいんだ。
ただ、俺はレオンハルトに沢山の選択肢の中から答えを選んで欲しいんだよ。
沢山の人達皆で創った世界をちゃんと『見て』、自分の心で感じたままの答えを導き出して欲しい。
それで結果が『無』の世界なら────俺はそれをハッピーエンドだったって思えるから。」
ガバッとその場で頭を下げ懇願すると、レーニャちゃんからは戸惑う雰囲気が漂った。
「もちろんそれは可能なのですが……。未来を変えようとする事は、あまりお勧めできません。」
お勧めしない??
その言葉に疑問を持ち、頭をソロリと上げてレーニャちゃんに視線を向けると、彼女は言葉を選びながら丁寧に説明を始めた。
「この無数に存在する世界を、例えば一つの大海に例えましょう。
その流れは、その世界一つ一つの中で起こる様々な要因が、無限に絡まり合って一つの大きな流れを形成しています。
その中のたった一つの要因が変わり流れを変えようとしても、全体の流れは変わらず、そのまま周りの流れに結局流されますよね?
────つまり、レオンハルトの運命を変えようとしたところで、元々の流れには逆らえず、結局は同じところに戻ろうとする<強制力>が働いてしまいます。」
頭が鳥さんの俺は、この時点でやや理解が難しくなってきたが、ようはレオンハルトの運命を変えようとしても、謎パワーで元に戻そうとされちゃうよ、とそういうことの様だ。
「ええっと……つまり運命を変えるのはすっごく難しいって事だね?
じゃあ、どんなに頑張っても最後は何もない世界になっちゃうって事か……。」
それにレーニャちゃんは物凄く難しそうな顔で『う~ん……』と唸り声をあげる。
「そこがちょっと変なんですよ。
普通、たった1人の人の手によって、一つの世界を 『無』にするなんて出来るはずないんです。
これでは、他の世界で修正するしかなくなってしまう。
存在している世界同士は、完璧に独立しているはずなのに……。
しかもそれが正当な運命の流れとして組み込まれているなんて、やはりちょっとおかしいですね。
こちらに関しては、後ほど詳しく調べておきます。
────えっと、すみません、お話が脱線してしまって……。
そうですね。大樹さんの言う通り何をしても結局は同じ結末を迎えるでしょう。
レオンハルトの存在していた世界は消え去ります。……ですので────。」
「うん!分かった!それで大丈夫だよ!よろしくお願いします。」
俺はまたペコリと頭を下げて再度お願いすると、レーニャちゃんはキョトンとした表情を見せた後、慌てた様子で俺に言った。
「えっ?!ええ────────!!??大樹さん、私の話ちゃんと理解してくれました!?
結局最後、その世界は無くなってしまうんですよ?!
そうしたら大樹さんの魂までも消えて『無』になって……二度と生まれ変わる事も出来なくなります!
レオンハルトの選択は絶対に変わりません。だから行っても意味がないんです!」
必死に説得しようとしているレーニャちゃんを見れば、本気で俺を心配していることが分かる。
それに嬉しさと、そして同時に申し訳なさを感じながらも俺はしっかり彼女の目を見て言った。
「うん。俺、別にそれでいいんだ。
────あっ、レオンハルトと心中したいとかじゃないからね。
彼の最後の選択が変わらなくたっていいんだ。
ただ、俺はレオンハルトに沢山の選択肢の中から答えを選んで欲しいんだよ。
沢山の人達皆で創った世界をちゃんと『見て』、自分の心で感じたままの答えを導き出して欲しい。
それで結果が『無』の世界なら────俺はそれをハッピーエンドだったって思えるから。」
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