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第二章(リーフ邸の皆とレオン、ドノバンとの出会い、モルトとニールの想い)
86 ドノバンの疑問
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(リーフ)
「おい、あいつ何?何なの??ちょっと普通じゃねぇぞ?
つーか王宮剣術とか、お前が教えたの??
────いや、お前素人丸出し剣だったしそれはねぇよな……。」
王宮剣術って何だろう?
ハテナマークを頭からピョンピョン飛ばしながら考えたが、全く分からず……。
とりあえず、なんかこう強いやつで、レオンは凄いって話じゃないかな?
「俺も実はびっくりしてるよ。レオンは強いね。」
「いやいやいや!強いとかのレベルじゃねぇーよ!あいつ俺の剣術を一瞬で……っ!」
そう言いかけてドノバンは急にピタリと止まった。
そして汗をダラダラと流しながら、ゆっくりと視線を横へ。
俺もそれに釣られて目線を横に動かすと、木刀を持ったまま無表情で俺を見下ろすレオンの視線とぶつかった。
ビクビク────っ!!
お化け屋敷に入った時と類似した驚きに、全身が大きく跳ねる。
「び、び、びっくりした~。どうしたんだい?」
ドキドキと太鼓の様になり続ける心臓を押さえながらそう尋ねると、レオンは心なしか機嫌が良さそうに言った。
「……楽しいですか?」
抽象的な質問にハテナマークがまた飛んだが、とりあえず俺は常に人生を楽しんでいる。
「うんうん、楽しい。」
その為正直に答えると、レオンは満足そうな雰囲気を出し、そのまま視線を俺からドノバンの方へ向けた。
すると、ドノバンはすぐさまササッと俺の後ろに隠れる。
「はいっ!!レオン合格!ごうか~っく!」
そして俺の後ろから必死な形相で叫んだが────ドノバンは体格が良い為、勿論子供の俺の体からはごっそりはみ出て、ほぼ丸見えだ。
「…………。」
俺は無言でドノバンを見下ろした後、とりあえずなんか良く分からないが、レオンも何かに合格した。
それに対し、よしっ!とガッツポーズ。
そして「よくやったぞ!俺の下僕のレオン!」と言いながらガバッと立ち上がれば、レオンはやはり無表情のままだが、心なしか嬉しそうだ。
とにかく、これではっきりした。
レオンは生まれつきステータスが高い!
物語の中ではそんな事は描かれていなかったため、てっきりスキルを発現するまでは一般的な……下手をすればそれ以下の能力しかないと思っていたのに、これは歓喜するほど嬉しい誤算だ。
平均的な8歳より全然強い!
しかし────……。
俺はここで眉を寄せながら難しい表情を浮かべた。
それが物語のレオンハルトと比べてどうなのかはまだ分からないため、ここは慎重に見極めないと。
新たな目標を心の中で立てて、目を光らせたが……そうすると別の問題がぷかぷかと浮上してくる。
物語のリーフはそれはそれは美し~い容姿と比例する様に────……。
幼き頃から成績優秀!剣も魔法もピカイチ!……な天才上級資質様であった。
小学院に入る前には、既にその片鱗はこれでもかと見えていて、並の兵士が束になってかかっても敵わないくらいの実力があったらしい。
そんなエリート街道まっしぐらなリーフですら、レオンハルトにボッコボコにされた訳だ。
先ほどからチラチラと頭をよぎっていた可能性……それは────。
このままいけば、俺はレオンに殺される!
それがここで一気に現実味を出してきた。
こうしちゃいられない!
「修行しよう!今直ぐしよう!」
俺は直ぐに隣でイジイジと砂遊びをしているドノバンの服を強く引っ張り、やる気を示すかの様に。荒い鼻息を吹き出す。
「────わっ、分かった、分かったから!」
するとドノバンは踏ん張りながら、慌ててゴホンッとわざとらしい咳をした。
「あ────……じゃあまずは剣の型からだな!それから自分に合うスタイルを選んでいく。
今日はそのまま素振りを腕が上がらなくなるまでやれ!」
「うん!分かった!レオンは?」
ふんふんっ!
早速素振りを始めた俺がそう尋ねると、ドノバンは眉を下げ複雑そうな表情をしながら────……。
「……レオンはリーフの訓練の手伝いな。」
そう言って、レオンに俺と同じメニューをこなすよう命じた。
「おい、あいつ何?何なの??ちょっと普通じゃねぇぞ?
つーか王宮剣術とか、お前が教えたの??
────いや、お前素人丸出し剣だったしそれはねぇよな……。」
王宮剣術って何だろう?
ハテナマークを頭からピョンピョン飛ばしながら考えたが、全く分からず……。
とりあえず、なんかこう強いやつで、レオンは凄いって話じゃないかな?
「俺も実はびっくりしてるよ。レオンは強いね。」
「いやいやいや!強いとかのレベルじゃねぇーよ!あいつ俺の剣術を一瞬で……っ!」
そう言いかけてドノバンは急にピタリと止まった。
そして汗をダラダラと流しながら、ゆっくりと視線を横へ。
俺もそれに釣られて目線を横に動かすと、木刀を持ったまま無表情で俺を見下ろすレオンの視線とぶつかった。
ビクビク────っ!!
お化け屋敷に入った時と類似した驚きに、全身が大きく跳ねる。
「び、び、びっくりした~。どうしたんだい?」
ドキドキと太鼓の様になり続ける心臓を押さえながらそう尋ねると、レオンは心なしか機嫌が良さそうに言った。
「……楽しいですか?」
抽象的な質問にハテナマークがまた飛んだが、とりあえず俺は常に人生を楽しんでいる。
「うんうん、楽しい。」
その為正直に答えると、レオンは満足そうな雰囲気を出し、そのまま視線を俺からドノバンの方へ向けた。
すると、ドノバンはすぐさまササッと俺の後ろに隠れる。
「はいっ!!レオン合格!ごうか~っく!」
そして俺の後ろから必死な形相で叫んだが────ドノバンは体格が良い為、勿論子供の俺の体からはごっそりはみ出て、ほぼ丸見えだ。
「…………。」
俺は無言でドノバンを見下ろした後、とりあえずなんか良く分からないが、レオンも何かに合格した。
それに対し、よしっ!とガッツポーズ。
そして「よくやったぞ!俺の下僕のレオン!」と言いながらガバッと立ち上がれば、レオンはやはり無表情のままだが、心なしか嬉しそうだ。
とにかく、これではっきりした。
レオンは生まれつきステータスが高い!
物語の中ではそんな事は描かれていなかったため、てっきりスキルを発現するまでは一般的な……下手をすればそれ以下の能力しかないと思っていたのに、これは歓喜するほど嬉しい誤算だ。
平均的な8歳より全然強い!
しかし────……。
俺はここで眉を寄せながら難しい表情を浮かべた。
それが物語のレオンハルトと比べてどうなのかはまだ分からないため、ここは慎重に見極めないと。
新たな目標を心の中で立てて、目を光らせたが……そうすると別の問題がぷかぷかと浮上してくる。
物語のリーフはそれはそれは美し~い容姿と比例する様に────……。
幼き頃から成績優秀!剣も魔法もピカイチ!……な天才上級資質様であった。
小学院に入る前には、既にその片鱗はこれでもかと見えていて、並の兵士が束になってかかっても敵わないくらいの実力があったらしい。
そんなエリート街道まっしぐらなリーフですら、レオンハルトにボッコボコにされた訳だ。
先ほどからチラチラと頭をよぎっていた可能性……それは────。
このままいけば、俺はレオンに殺される!
それがここで一気に現実味を出してきた。
こうしちゃいられない!
「修行しよう!今直ぐしよう!」
俺は直ぐに隣でイジイジと砂遊びをしているドノバンの服を強く引っ張り、やる気を示すかの様に。荒い鼻息を吹き出す。
「────わっ、分かった、分かったから!」
するとドノバンは踏ん張りながら、慌ててゴホンッとわざとらしい咳をした。
「あ────……じゃあまずは剣の型からだな!それから自分に合うスタイルを選んでいく。
今日はそのまま素振りを腕が上がらなくなるまでやれ!」
「うん!分かった!レオンは?」
ふんふんっ!
早速素振りを始めた俺がそう尋ねると、ドノバンは眉を下げ複雑そうな表情をしながら────……。
「……レオンはリーフの訓練の手伝いな。」
そう言って、レオンに俺と同じメニューをこなすよう命じた。
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