109 / 1,649
第二章(リーフ邸の皆とレオン、ドノバンとの出会い、モルトとニールの想い)
93 貴族とはなんぞや?
しおりを挟む
(リーフ)
この国の貴族は、一番下の身分が2つ。
〈準男爵〉と〈武人爵〉
この二つは生まれは平民でも、商売が軌道に乗り税をかなり多く支払ったり、何かしら戦闘に関して凄い手柄を立てたりする事で国から貰える身分である。
ちなみに前者に与えられるのが〈準男爵〉後者が〈武人爵〉だ。
要は一般の平民より格上だよと示す証であり、言うなれば上流平民階級とでも言えば分かりやすいかもしれない。
そしてその上が〈男爵〉
貴族の中で最も多い男爵は、準男爵や武人爵からさらに出世しこの地位を得た者達で実力高きいわゆる現場の叩き上げタイプ。
平民の生まれでたどり着ける身分はここまでとなる。
そしてその上が〈子爵〉
ここからグンッと、ザ・貴族、的なイメージが強くなっていく感じで、家自体の歴史も古く、次代に語り継ぐ知識や技術などがしっかりと存在する、いわゆるスタンダード貴族というやつだ。
男爵とは地と空くらいの差があり、ここから貴族と平民の差が顕著になっていく。
街を治める領主の大部分はこの子爵が務めている。
そしてその上、そこからはもう平民からしたら雲の上に突入した感がある超上流階級〈伯爵〉
ここまで来ると、ガッツリと国の重鎮とも呼べる程の身分であり、血筋による特殊性の高い資質を持ち国にとって欠かすことの出来ない存在となっている。
街や村を治める領主達の上司であり、自身の担当する地域の総領主という地位を持つ上流貴族である。
さらにそれと僅差で上にいるのが〈辺境伯〉
伯爵家の中でもかなり重要なポジションについている者にこの地位は与えられる。
そしてその上、雲の上を超え、宇宙に到達しちゃった的な身分が〈侯爵〉
伯爵を纏めあげ、国を実際に動かしている重要ポスト。
イメージ的には、ザ・四天王みたいな感じの身分である。
もうこれ以上はないでしょうと言いたくなるのだが、宇宙の果てに到達したよ的なイメージの、侯爵より上が────〈公爵〉
これが貴族の中ではNo. 1、王家に次ぐ権力を持つ頂点の階級だ。
ちなみに俺はこの頂点階級である〈公爵〉。
それに気づき、周りの子供達はレオンに対する恐怖はあれど、俺に対して無礼を働くことを恐れて悲鳴をあげまいと頑張っていると言う訳だ。
怖がらせて申し訳ないが、これは最大限に活かしていこうと俺は思っている。
このくらいの子供達は周りの子と比べる事で自分というものを知っていくお年頃。
つまり、自分と他人の違いにすごく敏感だ。
自分より優秀な人を見て憧れたり嫉妬したり、自分より出来ない人を見つけては優越感に浸ったり逆に助けたいと思ったりと、とにかく心の中が忙しい。
だから周りの子達が、自分達と全く異なる容姿を持つレオンを怖がってしまうのはある程度は仕方がないが、そこから先に進んでしまう事はレオンにとっても本人達にとってもあまり良い事ではない。
そこで俺のこの〈公爵〉という爵位が非常に役にたつ!
俺は怖いよ~?爵位は高いし、説教するし、ゲンコツするし、お尻も叩くしね。
彼らがレオンに対しなにか良からぬことをする暇など与えない。
この俺が彼らの最大の脅威として立ち塞がって差し上げよう。
俺がニヤリと意地の悪い笑みを浮かべると、周囲の子供達はそれを見てビクッと体を揺らした。
そんな恐ろしい俺に、皆きっと蜘蛛の子を散らす様に逃げていくに違いない。
それこそ大人しくて真面目でやさし~いレオンの方が全然良いと思うほどに……ね?
クックックっ!リーフに生まれて大ラッキー!
悪役に相応しいダークな笑いを漏らし、更に周りの子供達を怖がらせながら思わずガッツポーズ。
公爵家の下僕などとくれば、周りの子達はレオンに表立って悪い事はできなくなる。
かつ俺が近くにいる事で呪いは伝染性のものではないと証明まで出来ると、良い事づくめな訳だ。
────んん??まてよ?
そこで俺は、更なる事実にハッと気づいた。
今のおんぶされている状況は、レオンは公爵家のお手つきだぞと触れ回っているようなもの。
これは周りに対しての先制パンチとしては最高の形では?
これなら詳しく説明する手間が省けそうだと喜び、そのまま上機嫌で小学院の門を無事くぐっていった。
この国の貴族は、一番下の身分が2つ。
〈準男爵〉と〈武人爵〉
この二つは生まれは平民でも、商売が軌道に乗り税をかなり多く支払ったり、何かしら戦闘に関して凄い手柄を立てたりする事で国から貰える身分である。
ちなみに前者に与えられるのが〈準男爵〉後者が〈武人爵〉だ。
要は一般の平民より格上だよと示す証であり、言うなれば上流平民階級とでも言えば分かりやすいかもしれない。
そしてその上が〈男爵〉
貴族の中で最も多い男爵は、準男爵や武人爵からさらに出世しこの地位を得た者達で実力高きいわゆる現場の叩き上げタイプ。
平民の生まれでたどり着ける身分はここまでとなる。
そしてその上が〈子爵〉
ここからグンッと、ザ・貴族、的なイメージが強くなっていく感じで、家自体の歴史も古く、次代に語り継ぐ知識や技術などがしっかりと存在する、いわゆるスタンダード貴族というやつだ。
男爵とは地と空くらいの差があり、ここから貴族と平民の差が顕著になっていく。
街を治める領主の大部分はこの子爵が務めている。
そしてその上、そこからはもう平民からしたら雲の上に突入した感がある超上流階級〈伯爵〉
ここまで来ると、ガッツリと国の重鎮とも呼べる程の身分であり、血筋による特殊性の高い資質を持ち国にとって欠かすことの出来ない存在となっている。
街や村を治める領主達の上司であり、自身の担当する地域の総領主という地位を持つ上流貴族である。
さらにそれと僅差で上にいるのが〈辺境伯〉
伯爵家の中でもかなり重要なポジションについている者にこの地位は与えられる。
そしてその上、雲の上を超え、宇宙に到達しちゃった的な身分が〈侯爵〉
伯爵を纏めあげ、国を実際に動かしている重要ポスト。
イメージ的には、ザ・四天王みたいな感じの身分である。
もうこれ以上はないでしょうと言いたくなるのだが、宇宙の果てに到達したよ的なイメージの、侯爵より上が────〈公爵〉
これが貴族の中ではNo. 1、王家に次ぐ権力を持つ頂点の階級だ。
ちなみに俺はこの頂点階級である〈公爵〉。
それに気づき、周りの子供達はレオンに対する恐怖はあれど、俺に対して無礼を働くことを恐れて悲鳴をあげまいと頑張っていると言う訳だ。
怖がらせて申し訳ないが、これは最大限に活かしていこうと俺は思っている。
このくらいの子供達は周りの子と比べる事で自分というものを知っていくお年頃。
つまり、自分と他人の違いにすごく敏感だ。
自分より優秀な人を見て憧れたり嫉妬したり、自分より出来ない人を見つけては優越感に浸ったり逆に助けたいと思ったりと、とにかく心の中が忙しい。
だから周りの子達が、自分達と全く異なる容姿を持つレオンを怖がってしまうのはある程度は仕方がないが、そこから先に進んでしまう事はレオンにとっても本人達にとってもあまり良い事ではない。
そこで俺のこの〈公爵〉という爵位が非常に役にたつ!
俺は怖いよ~?爵位は高いし、説教するし、ゲンコツするし、お尻も叩くしね。
彼らがレオンに対しなにか良からぬことをする暇など与えない。
この俺が彼らの最大の脅威として立ち塞がって差し上げよう。
俺がニヤリと意地の悪い笑みを浮かべると、周囲の子供達はそれを見てビクッと体を揺らした。
そんな恐ろしい俺に、皆きっと蜘蛛の子を散らす様に逃げていくに違いない。
それこそ大人しくて真面目でやさし~いレオンの方が全然良いと思うほどに……ね?
クックックっ!リーフに生まれて大ラッキー!
悪役に相応しいダークな笑いを漏らし、更に周りの子供達を怖がらせながら思わずガッツポーズ。
公爵家の下僕などとくれば、周りの子達はレオンに表立って悪い事はできなくなる。
かつ俺が近くにいる事で呪いは伝染性のものではないと証明まで出来ると、良い事づくめな訳だ。
────んん??まてよ?
そこで俺は、更なる事実にハッと気づいた。
今のおんぶされている状況は、レオンは公爵家のお手つきだぞと触れ回っているようなもの。
これは周りに対しての先制パンチとしては最高の形では?
これなら詳しく説明する手間が省けそうだと喜び、そのまま上機嫌で小学院の門を無事くぐっていった。
172
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
無能と呼ばれた婚約者は王を完成させる〜替え玉婚約者のはずが、強すぎる王太子に手放してもらえません〜
統子
BL
兄の身代わりとして王太子の婚約者になった伯爵家次男リュシー。
嘘の名を名乗ったはずが、冷静で誠実な王太子リオンは彼を「力の装置」としてではなく、対等な伴侶として扱おうとする。
本物になりたいと願う替え玉と、完成された王太子の静謐な王宮ロマンス。
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる