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第四章(メルンブルク家の様子、大樹の過去と結婚式について、リーフ邸襲撃事件)
(ザィール)144 変わり者のリーフ様と呪いの名無しの化け物
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☆ 少しだけグロ注意
(ザィール)
『変わり者のリーフ様』と『呪いの名無しの化け物』の話。
戦闘職のやつならまず近寄らねぇ『呪い』付き。
そんなモノを拾ってペットにするなんてクレイジーにも程があると、当時は背筋を凍らせたが……その後は話題に上がることもなくなった為、今の今まで忘れていた。
おおかた呪いの『の』の字も知らねえような甘やかされたおぼっちゃんが、酔狂で化け物を拾っておもちゃにしている、そんなところだろう。
「────で?誰かがそのリーフ様のペット様の殺害を依頼したってことか。
……アホらしい。それのどこが面白い話だ。
公爵令息のペットに手をだしてみろ。一発で俺たち全員の首が飛ぶぞ。」
はぁ~と盛大なため息を漏らせば、ランドも興味を失ったらしく酒の追加を注文する。
俺たちのその様子に、ボブはチッチッチッと指を振った。
「それが、そうでもないみたいなんですよ~。
依頼人からの情報ですが……リーフ様は名目上、体が弱くてその街で療養中とのことですが、本当はただあそこに捨てられただけらしいんです。
なんでも貴族らしからぬ容姿をしているそうで、更には貴族としての気品も持ち合わせていない酷い癇癪持ちの子供だとも言ってたらしいですよ。
だからそんな子供のペットごときが死んだくらいで、公爵様は動かない────って事です。」
「────思い出しました。確か公爵家って絶世の美を持つことで有名でしたよね?そのリーフ様の外見は、確か……。
……ふふっ、なるほど。そうゆうことですか。リーフ様は、『いらない子』なんですね~。あぁ、お可哀想に~。」
大体の事情を察したランドの興味は、完全にこちらに戻ってきたようだ。
貴族の間では、気まぐれに手をつけた女が孕み、子供は不義の子として冷遇される────そんな話がそこら中にいくらでもある。
どうやらリーフ様もその一人であると、そういうことらしい。
「……事情は把握したが、やっぱり格別面白い話ってわけでもねぇだろう。
子供で『遊ぶ』希少なチャンスって言っても、相手は化け物だぜ?殺したら呪いが発動するタイプだったら割に合わねえよ。
死なない程度に拷問でもして楽しむのはありだが、そうすると依頼失敗のペナルティを払わなきゃいけねえし、もっとおいしい依頼はいくらでも……。」
「ちっちっ!リーダ~、せっかちはいけません。
コレは諜報担当のヤツから盗み聞きしたんですけど、なんと近々<暗殺ギルド>の方で大規模なある作戦が計画されているらしいんすよ。」
「暗殺ギルドだと……?」
<傭兵ギルド>の派生組織<暗殺ギルド>
このギルドに登録出来るのは傭兵ランクがA以上の強者だけで、大っぴらにできない事情がある場合にのみ利用する、この国の日陰的存在である。
傭兵はその強さによってランクわけがされていて、上のランクから【S、A、B、C、D、E、F】となっている。
最底辺のFランクから上がるには、規定の依頼数を達成するだけでいいため真面目に働いてれば問題なく上がれるが、Dランクより上を目指すならギルドが認定した昇格試験を受ける必要がある。
その難易度はべらぼうに高く、ほとんどの傭兵はそのDランクで頭打ちとなりそもそも試験中に命を落とすこともしばしば。
俺達3人はその次のCランクで打ち止めとなっているところだ。
その難易度からCランクは上級傭兵扱いとなるわけだが、やはりBランク以上にならないと貴族のパトロンは中々つかない。
だからこそ全員が死にもの狂いでBランクを目指すわけだが、Bランク以上ともなると正真正銘化け物レベルで、大抵の奴はまともな方法でチマチマ仕事をしてもあの領域にはたどり着けないだろう。
あれはもはや持って生まれた天賦の才能というやつで、努力なんてかったるいモノをしてまで目指すもんじゃない。
ならば正攻法以外の方法を……と常に考えてはいるがいい案は浮かばず、今日この日までダラダラこの地位に甘んじている。
「暗殺ギルドが動くなんて……。そんな化け物レベルの傭兵をつかって、一体誰を始末するつもりなんでしょ────……。」
ランドはハッとした様子で、口元から酒を離した。
同時に俺も目を見開きボブを見る。
「あっ、気づいちゃいました~?暗殺ギルドを動かせるなんて限られた金と地位を持つ奴らだけ。
その依頼のターゲットはどうやらその『リーフ様』らしいんですよね~。」
たかが子供一人。
しかも田舎町に捨て置くほどの権力も力もない非力な子供を処分するのに暗殺ギルドを使うなど、依頼主は何が何でも確実にそのリーフ様を消し去りたいらしい。
そして暗殺ギルドを動かせる金と地位がある。
そうくれば依頼主は……。
俺とランドは顔を笑みで歪ませお互い顔を見合わせ、大声を上げて笑ってしまった。
「そりゃ、最高の話じゃねえか!!その『呪いの化け物』を始末するついでに、俺たちがそのリーフ様を『うっかり』やっちまえば、俺たちがその極秘依頼を掻っ攫う形になるってわけだ!
それで死んじまってもそれを公にしたくない公爵様が事件をもみ消してくれる上に、呪いの化け物退治となりゃー俺たちは一躍英雄扱いだぜ!」
「呪いの暴走が起きたためやむおえず……という名分はどうすか?
上手くいけば、金、名誉、地位、全てを手に入れることができますよ~。 」
俺もボブも上機嫌で笑い合い、ランドもニヤニヤとニヤついた顔のまま酒を一気に飲み干した。
「屋敷には何人くらい人がいるんでしょう?それによってはある程度外で片付けてからにします?」
「それが、使用人は数人しかいないみたいです。ヒョロヒョロとした執事と、若い女兵士、あとは地味な女侍女に一般雑務の男が二人っすね。」
公爵家とは思えぬ脆弱な守りに、思わずブッ!と吹き出す。
「なんだそりゃ?仮にも公爵令息だろ?そんなんじゃ襲ってくれと言わんばかりじゃ……あ~、そういや、大歓迎だったな。」
ちょっとしたジョークを言ってやれば、二人は吹き出した後、そのまま上機嫌な様子で言った。
「屋敷の女は俺のもんっすからね!二人ともまずは足を潰して逃げれなくして~たっぷり遊んだ後は潰して肉団子作るんです~。」
「私は断然リーフ様がいいです!子供を嬲れる機会なんて滅多にないですからね。
容姿がイマイチなのは残念ですが、顔の皮を剥ぐか……焼くか……。
────あ~泣き叫ぶ未熟な悲鳴は最高でしょうね~!」
二人は目をキラキラと輝かせ、自分たちの願望を語る。
俺も同じく輝いているだろう目で、同じ様に願望を口にした。
「じゃあ、俺は他を貰うぞ。男の方が丈夫だから長く楽しめるし、切りごたえもあるからゆっくり遊べるしな。」
話は纏まり、追加の酒を持って祝杯をあげると、その話を聞いていた仲間達が口々に騒ぎ出す。
「おいおい、聞こえやしたぜ~?リーダー、俺達も当然交ぜてもらえるんですよね?」
「そんな面白い話、乗らない手はないっすよ。」
退屈な日常に飽き飽きしていた面々は、次々に俺も俺もと話に乗ってくる。
まあ、取り分は減っちまうが、こう言う事は派手にやらねぇとな。
「いいぜぇ!全員来いよ!ただし、殺すのは俺たちだからな。お前らは屋敷にある金目のものを全部持っていけ。
じゃあ、これから楽しいパーティーといこうじゃねぇか!」
椅子の上に立ち、机にダンッ!と足を掛けながらそう言えば、うおおおーと歓声が上がり全員酒の追加を頼む。
それから浴びるほど酒を飲み、ゲラゲラと笑い転げながら、これから始まるであろう目が眩むほどの幸せな人生に思いを馳せていたその時────……。
何処にでもいるような一匹のネズミが、店内の一角からひょっこり顔を覗かせ、そのまま店から出て行く。
そして、そのネズミはチューチューと鳴きながら夜の街並みを迷わずに進み、走り去って行った。
(ザィール)
『変わり者のリーフ様』と『呪いの名無しの化け物』の話。
戦闘職のやつならまず近寄らねぇ『呪い』付き。
そんなモノを拾ってペットにするなんてクレイジーにも程があると、当時は背筋を凍らせたが……その後は話題に上がることもなくなった為、今の今まで忘れていた。
おおかた呪いの『の』の字も知らねえような甘やかされたおぼっちゃんが、酔狂で化け物を拾っておもちゃにしている、そんなところだろう。
「────で?誰かがそのリーフ様のペット様の殺害を依頼したってことか。
……アホらしい。それのどこが面白い話だ。
公爵令息のペットに手をだしてみろ。一発で俺たち全員の首が飛ぶぞ。」
はぁ~と盛大なため息を漏らせば、ランドも興味を失ったらしく酒の追加を注文する。
俺たちのその様子に、ボブはチッチッチッと指を振った。
「それが、そうでもないみたいなんですよ~。
依頼人からの情報ですが……リーフ様は名目上、体が弱くてその街で療養中とのことですが、本当はただあそこに捨てられただけらしいんです。
なんでも貴族らしからぬ容姿をしているそうで、更には貴族としての気品も持ち合わせていない酷い癇癪持ちの子供だとも言ってたらしいですよ。
だからそんな子供のペットごときが死んだくらいで、公爵様は動かない────って事です。」
「────思い出しました。確か公爵家って絶世の美を持つことで有名でしたよね?そのリーフ様の外見は、確か……。
……ふふっ、なるほど。そうゆうことですか。リーフ様は、『いらない子』なんですね~。あぁ、お可哀想に~。」
大体の事情を察したランドの興味は、完全にこちらに戻ってきたようだ。
貴族の間では、気まぐれに手をつけた女が孕み、子供は不義の子として冷遇される────そんな話がそこら中にいくらでもある。
どうやらリーフ様もその一人であると、そういうことらしい。
「……事情は把握したが、やっぱり格別面白い話ってわけでもねぇだろう。
子供で『遊ぶ』希少なチャンスって言っても、相手は化け物だぜ?殺したら呪いが発動するタイプだったら割に合わねえよ。
死なない程度に拷問でもして楽しむのはありだが、そうすると依頼失敗のペナルティを払わなきゃいけねえし、もっとおいしい依頼はいくらでも……。」
「ちっちっ!リーダ~、せっかちはいけません。
コレは諜報担当のヤツから盗み聞きしたんですけど、なんと近々<暗殺ギルド>の方で大規模なある作戦が計画されているらしいんすよ。」
「暗殺ギルドだと……?」
<傭兵ギルド>の派生組織<暗殺ギルド>
このギルドに登録出来るのは傭兵ランクがA以上の強者だけで、大っぴらにできない事情がある場合にのみ利用する、この国の日陰的存在である。
傭兵はその強さによってランクわけがされていて、上のランクから【S、A、B、C、D、E、F】となっている。
最底辺のFランクから上がるには、規定の依頼数を達成するだけでいいため真面目に働いてれば問題なく上がれるが、Dランクより上を目指すならギルドが認定した昇格試験を受ける必要がある。
その難易度はべらぼうに高く、ほとんどの傭兵はそのDランクで頭打ちとなりそもそも試験中に命を落とすこともしばしば。
俺達3人はその次のCランクで打ち止めとなっているところだ。
その難易度からCランクは上級傭兵扱いとなるわけだが、やはりBランク以上にならないと貴族のパトロンは中々つかない。
だからこそ全員が死にもの狂いでBランクを目指すわけだが、Bランク以上ともなると正真正銘化け物レベルで、大抵の奴はまともな方法でチマチマ仕事をしてもあの領域にはたどり着けないだろう。
あれはもはや持って生まれた天賦の才能というやつで、努力なんてかったるいモノをしてまで目指すもんじゃない。
ならば正攻法以外の方法を……と常に考えてはいるがいい案は浮かばず、今日この日までダラダラこの地位に甘んじている。
「暗殺ギルドが動くなんて……。そんな化け物レベルの傭兵をつかって、一体誰を始末するつもりなんでしょ────……。」
ランドはハッとした様子で、口元から酒を離した。
同時に俺も目を見開きボブを見る。
「あっ、気づいちゃいました~?暗殺ギルドを動かせるなんて限られた金と地位を持つ奴らだけ。
その依頼のターゲットはどうやらその『リーフ様』らしいんですよね~。」
たかが子供一人。
しかも田舎町に捨て置くほどの権力も力もない非力な子供を処分するのに暗殺ギルドを使うなど、依頼主は何が何でも確実にそのリーフ様を消し去りたいらしい。
そして暗殺ギルドを動かせる金と地位がある。
そうくれば依頼主は……。
俺とランドは顔を笑みで歪ませお互い顔を見合わせ、大声を上げて笑ってしまった。
「そりゃ、最高の話じゃねえか!!その『呪いの化け物』を始末するついでに、俺たちがそのリーフ様を『うっかり』やっちまえば、俺たちがその極秘依頼を掻っ攫う形になるってわけだ!
それで死んじまってもそれを公にしたくない公爵様が事件をもみ消してくれる上に、呪いの化け物退治となりゃー俺たちは一躍英雄扱いだぜ!」
「呪いの暴走が起きたためやむおえず……という名分はどうすか?
上手くいけば、金、名誉、地位、全てを手に入れることができますよ~。 」
俺もボブも上機嫌で笑い合い、ランドもニヤニヤとニヤついた顔のまま酒を一気に飲み干した。
「屋敷には何人くらい人がいるんでしょう?それによってはある程度外で片付けてからにします?」
「それが、使用人は数人しかいないみたいです。ヒョロヒョロとした執事と、若い女兵士、あとは地味な女侍女に一般雑務の男が二人っすね。」
公爵家とは思えぬ脆弱な守りに、思わずブッ!と吹き出す。
「なんだそりゃ?仮にも公爵令息だろ?そんなんじゃ襲ってくれと言わんばかりじゃ……あ~、そういや、大歓迎だったな。」
ちょっとしたジョークを言ってやれば、二人は吹き出した後、そのまま上機嫌な様子で言った。
「屋敷の女は俺のもんっすからね!二人ともまずは足を潰して逃げれなくして~たっぷり遊んだ後は潰して肉団子作るんです~。」
「私は断然リーフ様がいいです!子供を嬲れる機会なんて滅多にないですからね。
容姿がイマイチなのは残念ですが、顔の皮を剥ぐか……焼くか……。
────あ~泣き叫ぶ未熟な悲鳴は最高でしょうね~!」
二人は目をキラキラと輝かせ、自分たちの願望を語る。
俺も同じく輝いているだろう目で、同じ様に願望を口にした。
「じゃあ、俺は他を貰うぞ。男の方が丈夫だから長く楽しめるし、切りごたえもあるからゆっくり遊べるしな。」
話は纏まり、追加の酒を持って祝杯をあげると、その話を聞いていた仲間達が口々に騒ぎ出す。
「おいおい、聞こえやしたぜ~?リーダー、俺達も当然交ぜてもらえるんですよね?」
「そんな面白い話、乗らない手はないっすよ。」
退屈な日常に飽き飽きしていた面々は、次々に俺も俺もと話に乗ってくる。
まあ、取り分は減っちまうが、こう言う事は派手にやらねぇとな。
「いいぜぇ!全員来いよ!ただし、殺すのは俺たちだからな。お前らは屋敷にある金目のものを全部持っていけ。
じゃあ、これから楽しいパーティーといこうじゃねぇか!」
椅子の上に立ち、机にダンッ!と足を掛けながらそう言えば、うおおおーと歓声が上がり全員酒の追加を頼む。
それから浴びるほど酒を飲み、ゲラゲラと笑い転げながら、これから始まるであろう目が眩むほどの幸せな人生に思いを馳せていたその時────……。
何処にでもいるような一匹のネズミが、店内の一角からひょっこり顔を覗かせ、そのまま店から出て行く。
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