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第十章
432 意外と単純だった、心
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( レオン )
俺は直ぐにその伸ばされる手を掴み、グイッとリーフ様を引っ張ると、腰を持ち上げ膝の上に乗せた。
しかし、リーフ様は嫌がる様にモゾモゾと動くので、更に嫌な気持ちになった俺は、逃さない様に体に腕を巻き付けその動きを封じる。
頭の中で思う事は──── ” なんで? ”
いつもはくれるのに……どうして今はそれを俺にくれないの?
そんな思いで一杯になり、気分は最悪なものへと変わる。
俺は沢山、沢山、リーフ様から貰いたいものがあるのに我慢している。
そして俺の持っているモノは全て捧げるし、何であろうと望めば今直ぐ持ってくるのに……なぜそれと同じ様に想いを返してくれないのか?
せっかく飲み込んでいた自分勝手な想いが、またしても爆発する様に一気に外へと吹き出した。
広い世界は俺に新たな不安や恐怖、怒りを与え、そしてそれにより今まで持っていた欲望をより一層複雑なものへと変えた。
そしてリーフ様を当たり前の様に奪おうとさえしてくる事に、大きな憎しみもある。
「 レオン、今日から2人きりの時は食べかけじゃない新品をあげるよ。
それに ” 椅子 ” もしなくてもいいよ。
だから自由に食べて──── 」
「 リーフ様は────……。 」
今までリーフ様から貰っていたモノ達が次々と取り上げられそうになったので、聞きたくなくてその言葉を遮る。
俺の ” 幸せ ” が奪われていく……。
奪わないで!と願いを込めて、俺はリーフ様に必死に訴えた。
「 ……リーフ様は……最近とても楽しそうですね。
レガーノから出てからとても沢山の人達に囲まれて……次から次に湧いて出てきては纏わりついてくるのが、俺はとても嫌です。
ずっと俺だけだったのに……この不安や恐怖をどうしたらいいですか?
────これはきっとずっとついて回る感情だと……分かってはいるんです。
でも……その上手い受け入れ方が……まだ俺には理解できません……。 」
そんな必死に伝えた想いも、リーフ様から返ってくるのは困ったような表情で……焦る心のまま更につづけて言った。
「 ……そもそも他の奴らなどいたって役になんて立つとは思えません。
俺は何でも出来るしどんな願いだって叶えることができます。
だから ” 他 ” は何一つ必要としない。
どんな望みも叶う世界を俺が作って差し上げるのに……それでも他の ” 人 ” は必要ですか?
なぜ?
どうして煩わしいだけのいらない存在に関わろうとするのですか? 」
自分だけを選んで貰おうと必死にそう言い縋るが、リーフ様から帰ってきたのは、” 取っておこう ” であった。
結局、リーフ様は誰であろうと受け入れ、相手がその手を伸ばせば、全て平等に配ってしまうと言うことだ。
俺に渡すのと同じ様に……。
じゃあ、それだけで満足できない俺はどうすればいいのだろう?
────でも、そんな全て配ってしまうリーフ様も俺は愛おしいと感じている……。
変わって欲しいわけじゃない。
そのままのあなたが好き。
でも変わってほしい。
俺に沢山のものを強請って────……。
…………???
でも……しかし……だから……そうか……と、何度も何度も肯定と否定を繰り返しグルグルと回って考えが定まらないが、とにかく一貫した気持ちは ” 悲しい ” だった。
「 ……そう……ですか……。 」
結局この気持ちをどう伝えればいいか分からず無難な答えを返す。
仕方ない。
それを配るなと言えば、リーフ様という人格の一部が死んでしまうということ……それを望まないなら我慢するしか方法はない。
だからせめて今まで俺にくれていたものは奪わないで欲しいと、リーフ様の齧ったパンは全て俺が食べてしまった。
そしてキョトンとした顔で俺を見上げるリーフ様に、俺は正直に ” あなたの持っているものが欲しくて堪らない ” と告げて、縋るように強く抱きしめた。
我慢。
我慢。
我慢。
俺は俺の貰っているもので今まで通り満足するべき。
例え周りに配ったとしても自分がもう貰っている ” 想い ” なら、別に問題ないのだから……。
そう思っているのにいつも感じる黒いドロドロした ” 想い ” が徐々に姿を現して、嫌だ!とばかりにリーフ様の体を強く抱きしめ離そうとしない。
そんなぐるぐるとした葛藤の中、リーフ様はお腹が空いたらしく俺にパンを取れと命じてきた。
とりあえず言われたことをそのまま素直に実行すれば、リーフ様は受け取ったパンにすぐさま齧り付く。
すると、齧った場所から徐々にキラキラと輝き出すパンがまた凄く欲しくなって、俺はすかさずそれも奪おうとしたのだが……それよりも先にリーフ様は俺の前に ” はい、どうぞ ” とそれを差し出して、パンなんかよりももっとキラキラした笑顔で言った。
「 じゃあ、全部あげるよ。
レオンの欲しい俺のモノは全部。 」
俺が欲しいモノを全て……くれるの?
本当に……?
言われた言葉は心にトスンッ……と突き刺さり、そこからじわりじわりと息ができない様な衝撃がそのまま体中を支配した。
それを上手く外に逃がす事が出来ず、必死に耐えた後、言葉にするのが難しいその喜びを伝えようとギュッ!と更に強くリーフ様を抱きしめる。
俺に全てくれる。
俺がほしい ” 想い ” は全部……。
ならリーフ様が周りに配る ” 想い ” は既に俺のモノになっているものだ。
求める者たち全員に、気持ちを配ってしまうリーフ様。
例えその事実は変わらないとしても、俺の心はふわっと軽くなった。
勿論リーフ様が他を見るのは気に入らないが、別に俺のモノになっているものなら……多少はいいか。
だってそれを配りながら楽しそうにしている彼も俺は大好きだから。
黒くドロドロしたモノは常に心の中にあって、それは度々顔を覗かせてはリーフ様を飲み込もうと企む。
しかし、その度にまるで赤子の様にリーフ様に抱っこされてユラユラと揺すられ────またあっという間に眠りについてしまった。
やはり多少は複雑な想いがあれど、今はそれでいいか……。
そう満足しながら満たされた ” 想い ” でいると、リーフ様は俺の体をペチペチと叩きだす。
「 レッオッ────ン!!ご飯ご飯!!ご飯食べようよ~!
俺お腹す~い~た!
────あっ!!そうだ、お風呂!
早く食べてお風呂早く行こうよ、お風呂お風呂~。 」
その瞬間────満足した筈の ” 想い ” から新たな欲望がブワッ!と飛び出す。
” お風呂 ”
” 2人きり ”
この2つが意味するのは…… ” 触れ合いをしよう ” ────だ!
ブワワワッ────!!
今度は体中に擽ったい様な衝撃が駆け抜けて行った。
喜び、緊張、不安、ドキドキ、期待……そんな想いで心の中は一杯になる。
今は細い方、太い方はいない……これは間違いない。
” 想い ” はまたしても形を変えて欲を訴え始め、様々なものを作り出しては、また忙しくなってしまった。
これは絶対に失敗できない!
前回の反省点を、凄まじいほどの速さでカシャカシャと振り返った後、戦闘モードへ切り替える。
そして俺は、無理のない程度に素早くリーフ様のお口に食べ物を放り込んでいった。
俺は直ぐにその伸ばされる手を掴み、グイッとリーフ様を引っ張ると、腰を持ち上げ膝の上に乗せた。
しかし、リーフ様は嫌がる様にモゾモゾと動くので、更に嫌な気持ちになった俺は、逃さない様に体に腕を巻き付けその動きを封じる。
頭の中で思う事は──── ” なんで? ”
いつもはくれるのに……どうして今はそれを俺にくれないの?
そんな思いで一杯になり、気分は最悪なものへと変わる。
俺は沢山、沢山、リーフ様から貰いたいものがあるのに我慢している。
そして俺の持っているモノは全て捧げるし、何であろうと望めば今直ぐ持ってくるのに……なぜそれと同じ様に想いを返してくれないのか?
せっかく飲み込んでいた自分勝手な想いが、またしても爆発する様に一気に外へと吹き出した。
広い世界は俺に新たな不安や恐怖、怒りを与え、そしてそれにより今まで持っていた欲望をより一層複雑なものへと変えた。
そしてリーフ様を当たり前の様に奪おうとさえしてくる事に、大きな憎しみもある。
「 レオン、今日から2人きりの時は食べかけじゃない新品をあげるよ。
それに ” 椅子 ” もしなくてもいいよ。
だから自由に食べて──── 」
「 リーフ様は────……。 」
今までリーフ様から貰っていたモノ達が次々と取り上げられそうになったので、聞きたくなくてその言葉を遮る。
俺の ” 幸せ ” が奪われていく……。
奪わないで!と願いを込めて、俺はリーフ様に必死に訴えた。
「 ……リーフ様は……最近とても楽しそうですね。
レガーノから出てからとても沢山の人達に囲まれて……次から次に湧いて出てきては纏わりついてくるのが、俺はとても嫌です。
ずっと俺だけだったのに……この不安や恐怖をどうしたらいいですか?
────これはきっとずっとついて回る感情だと……分かってはいるんです。
でも……その上手い受け入れ方が……まだ俺には理解できません……。 」
そんな必死に伝えた想いも、リーフ様から返ってくるのは困ったような表情で……焦る心のまま更につづけて言った。
「 ……そもそも他の奴らなどいたって役になんて立つとは思えません。
俺は何でも出来るしどんな願いだって叶えることができます。
だから ” 他 ” は何一つ必要としない。
どんな望みも叶う世界を俺が作って差し上げるのに……それでも他の ” 人 ” は必要ですか?
なぜ?
どうして煩わしいだけのいらない存在に関わろうとするのですか? 」
自分だけを選んで貰おうと必死にそう言い縋るが、リーフ様から帰ってきたのは、” 取っておこう ” であった。
結局、リーフ様は誰であろうと受け入れ、相手がその手を伸ばせば、全て平等に配ってしまうと言うことだ。
俺に渡すのと同じ様に……。
じゃあ、それだけで満足できない俺はどうすればいいのだろう?
────でも、そんな全て配ってしまうリーフ様も俺は愛おしいと感じている……。
変わって欲しいわけじゃない。
そのままのあなたが好き。
でも変わってほしい。
俺に沢山のものを強請って────……。
…………???
でも……しかし……だから……そうか……と、何度も何度も肯定と否定を繰り返しグルグルと回って考えが定まらないが、とにかく一貫した気持ちは ” 悲しい ” だった。
「 ……そう……ですか……。 」
結局この気持ちをどう伝えればいいか分からず無難な答えを返す。
仕方ない。
それを配るなと言えば、リーフ様という人格の一部が死んでしまうということ……それを望まないなら我慢するしか方法はない。
だからせめて今まで俺にくれていたものは奪わないで欲しいと、リーフ様の齧ったパンは全て俺が食べてしまった。
そしてキョトンとした顔で俺を見上げるリーフ様に、俺は正直に ” あなたの持っているものが欲しくて堪らない ” と告げて、縋るように強く抱きしめた。
我慢。
我慢。
我慢。
俺は俺の貰っているもので今まで通り満足するべき。
例え周りに配ったとしても自分がもう貰っている ” 想い ” なら、別に問題ないのだから……。
そう思っているのにいつも感じる黒いドロドロした ” 想い ” が徐々に姿を現して、嫌だ!とばかりにリーフ様の体を強く抱きしめ離そうとしない。
そんなぐるぐるとした葛藤の中、リーフ様はお腹が空いたらしく俺にパンを取れと命じてきた。
とりあえず言われたことをそのまま素直に実行すれば、リーフ様は受け取ったパンにすぐさま齧り付く。
すると、齧った場所から徐々にキラキラと輝き出すパンがまた凄く欲しくなって、俺はすかさずそれも奪おうとしたのだが……それよりも先にリーフ様は俺の前に ” はい、どうぞ ” とそれを差し出して、パンなんかよりももっとキラキラした笑顔で言った。
「 じゃあ、全部あげるよ。
レオンの欲しい俺のモノは全部。 」
俺が欲しいモノを全て……くれるの?
本当に……?
言われた言葉は心にトスンッ……と突き刺さり、そこからじわりじわりと息ができない様な衝撃がそのまま体中を支配した。
それを上手く外に逃がす事が出来ず、必死に耐えた後、言葉にするのが難しいその喜びを伝えようとギュッ!と更に強くリーフ様を抱きしめる。
俺に全てくれる。
俺がほしい ” 想い ” は全部……。
ならリーフ様が周りに配る ” 想い ” は既に俺のモノになっているものだ。
求める者たち全員に、気持ちを配ってしまうリーフ様。
例えその事実は変わらないとしても、俺の心はふわっと軽くなった。
勿論リーフ様が他を見るのは気に入らないが、別に俺のモノになっているものなら……多少はいいか。
だってそれを配りながら楽しそうにしている彼も俺は大好きだから。
黒くドロドロしたモノは常に心の中にあって、それは度々顔を覗かせてはリーフ様を飲み込もうと企む。
しかし、その度にまるで赤子の様にリーフ様に抱っこされてユラユラと揺すられ────またあっという間に眠りについてしまった。
やはり多少は複雑な想いがあれど、今はそれでいいか……。
そう満足しながら満たされた ” 想い ” でいると、リーフ様は俺の体をペチペチと叩きだす。
「 レッオッ────ン!!ご飯ご飯!!ご飯食べようよ~!
俺お腹す~い~た!
────あっ!!そうだ、お風呂!
早く食べてお風呂早く行こうよ、お風呂お風呂~。 」
その瞬間────満足した筈の ” 想い ” から新たな欲望がブワッ!と飛び出す。
” お風呂 ”
” 2人きり ”
この2つが意味するのは…… ” 触れ合いをしよう ” ────だ!
ブワワワッ────!!
今度は体中に擽ったい様な衝撃が駆け抜けて行った。
喜び、緊張、不安、ドキドキ、期待……そんな想いで心の中は一杯になる。
今は細い方、太い方はいない……これは間違いない。
” 想い ” はまたしても形を変えて欲を訴え始め、様々なものを作り出しては、また忙しくなってしまった。
これは絶対に失敗できない!
前回の反省点を、凄まじいほどの速さでカシャカシャと振り返った後、戦闘モードへ切り替える。
そして俺は、無理のない程度に素早くリーフ様のお口に食べ物を放り込んでいった。
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