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第十一章
440 凹む
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( リーフ )
沢山の経験や思い出、それにくっついて来る感情、無限に広がる可能性、未来……そんな中で自由に自分の選択したいモノを選ぶのが、幸せな事だと思ってた。
でもそれをレオンはどう思うんだろう?
今までレオンと過ごした日々は、俺に迷いを与える。
色々な葛藤がグルグルと頭の中を回り、頭を抱えて考え込んだ。
分からないけど、とりあえず漠然と分かっている事は、” 俺が幸せだと感じる事はそのままレオンの幸せじゃない ” という事。
例え最後に選ぶ答えが同じだとしても、壊れていない心で、世界を ” 見て ” 沢山の選択肢から答えを選んで欲しいと思ったが、それって結局は────……。
俺の ” 幸せ ” ……なんだよな。
グルグル回る思考の渦に飲み込まれ、体の力は抜けていった。
逃げられない運命なら、もしかして自由を知る事が逆に不幸だって思う事もあるかも……。
いや……そもそも俺の視点で見る幸せで、レオンは良かったなって思う事があるのかな??
体の力がすっかり抜けてしまった俺を見て、具合が悪いのかと勘違いしたレオンが優しく背中を擦ってくれるが、ズンズンと心は沈んでいく。
狂った神をも越えてしまったレオンの事を考えると……少なくとも現在は、俺のやってきた事や考え方は物凄い大外れだった感がすごくある。
寧ろなんか別のヤバい脇道に進んじゃった気もするし~……。
それを考えると、かつて行ったことのない深さまで、心はズズズ──ンと凹んでしまった。
無意識に見ないようにしていた現実……。
もしかして俺、物語のレオンハルトよりもっと深い心のアンダーグラウンドにレオンを落としてない……?
考えて考えて、失敗したり喜んだり、凹んだり、嬉しかったり……それを思い出しながら思考はぐるぐるぐるぐる……。
全然上手くいってないもんな~。
気がつけば、いつも俺、一人で楽しんでるもんな~。
ズンズンズン……ズド~ン!
止める事もできずに、心は見えないくらい深くて真っ暗な穴の中へ。
必死に穴の縁にしがみつき、それ以上落ちないように踏ん張る……が……。
結局のところ、そもそも俺とレオンは価値観、気質、その全てが正反対……つまり俺がされて嬉しい事をしたら全て不正解なのでは……?
そう答えが出てしまえば、気分はとうとうズドン!と奈落の底まで落ちていった。
精神的なショックと色々考え過ぎた事で、白目を向いて震えていると、レオンは不思議そうな顔をしたままユラユラ~と俺の身体を揺すってくるが、眠らない様にカッ!と目を見開く。
いや、今、それに気づけて良かった!
レオンの事をもっと知ろう!今から心の改善を図るといい!
奈落の底でフンフンッ!と準備体操した後、一寸先も闇!の中、必死にそそり立つ壁を登り始めた。
「 あ。あのさ、あのさ、もしもの話しなんだけど……急に神様に会わなきゃいけなくなって旅に出ろって言われたら、レオンはどう思う? 」
とりあえず、現在の状況でレオンハルトと同じ選択肢を押し付けられたら────レオンはどうするんだろう?
恐る恐る質問してみた。
するとレオンは上機嫌ではあるが、多少怪訝そうな表情を見せてそれに答える。
「 ……神に??別に用事はないですが、会いに行きますか? 」
「 ???……いや、俺も別に用事ないし、会いたいってわけじゃないんだけど……その……なんていうか……。
会わないと駄目って命じられて、行かないと困る状況になったらっていうか……?
世界を救う的な?? 」
神様に会いに~と言っているのに、” ちょっと近くの森まで~♬ ” 的な軽いノリで返され若干戸惑ったが、どうにかこうにか英雄に課せられたお役目をぼやかしながら伝えてみた。
するとレオンは、ううん?と必死にその状況について考え始めた様で、徐々に上機嫌オーラが不機嫌オーラへと変わっていく。
「 それは、リーフ様と一緒に……ですよね? 」
「 えっ?いや、俺は行かないけど……。 」
フルボッコにした満身創痍の悪役を普通はパーティーには入れない。
多分俺はその時、病院通いの平民になっていると思う。
素直にNOと答えると、ブワッ!とレオンから不機嫌オーラが滲み出しトゲトゲした雰囲気に進化したままレオンは口を開く。
「 では、行きません。絶対に。
そもそもなぜ俺がそんな奴に会いに行かないといけないんですか?
誰が困るんですか?
リーフ様が困ると……?
────────なぜ俺が離れないと困る状況になるんですか? 」
沢山の経験や思い出、それにくっついて来る感情、無限に広がる可能性、未来……そんな中で自由に自分の選択したいモノを選ぶのが、幸せな事だと思ってた。
でもそれをレオンはどう思うんだろう?
今までレオンと過ごした日々は、俺に迷いを与える。
色々な葛藤がグルグルと頭の中を回り、頭を抱えて考え込んだ。
分からないけど、とりあえず漠然と分かっている事は、” 俺が幸せだと感じる事はそのままレオンの幸せじゃない ” という事。
例え最後に選ぶ答えが同じだとしても、壊れていない心で、世界を ” 見て ” 沢山の選択肢から答えを選んで欲しいと思ったが、それって結局は────……。
俺の ” 幸せ ” ……なんだよな。
グルグル回る思考の渦に飲み込まれ、体の力は抜けていった。
逃げられない運命なら、もしかして自由を知る事が逆に不幸だって思う事もあるかも……。
いや……そもそも俺の視点で見る幸せで、レオンは良かったなって思う事があるのかな??
体の力がすっかり抜けてしまった俺を見て、具合が悪いのかと勘違いしたレオンが優しく背中を擦ってくれるが、ズンズンと心は沈んでいく。
狂った神をも越えてしまったレオンの事を考えると……少なくとも現在は、俺のやってきた事や考え方は物凄い大外れだった感がすごくある。
寧ろなんか別のヤバい脇道に進んじゃった気もするし~……。
それを考えると、かつて行ったことのない深さまで、心はズズズ──ンと凹んでしまった。
無意識に見ないようにしていた現実……。
もしかして俺、物語のレオンハルトよりもっと深い心のアンダーグラウンドにレオンを落としてない……?
考えて考えて、失敗したり喜んだり、凹んだり、嬉しかったり……それを思い出しながら思考はぐるぐるぐるぐる……。
全然上手くいってないもんな~。
気がつけば、いつも俺、一人で楽しんでるもんな~。
ズンズンズン……ズド~ン!
止める事もできずに、心は見えないくらい深くて真っ暗な穴の中へ。
必死に穴の縁にしがみつき、それ以上落ちないように踏ん張る……が……。
結局のところ、そもそも俺とレオンは価値観、気質、その全てが正反対……つまり俺がされて嬉しい事をしたら全て不正解なのでは……?
そう答えが出てしまえば、気分はとうとうズドン!と奈落の底まで落ちていった。
精神的なショックと色々考え過ぎた事で、白目を向いて震えていると、レオンは不思議そうな顔をしたままユラユラ~と俺の身体を揺すってくるが、眠らない様にカッ!と目を見開く。
いや、今、それに気づけて良かった!
レオンの事をもっと知ろう!今から心の改善を図るといい!
奈落の底でフンフンッ!と準備体操した後、一寸先も闇!の中、必死にそそり立つ壁を登り始めた。
「 あ。あのさ、あのさ、もしもの話しなんだけど……急に神様に会わなきゃいけなくなって旅に出ろって言われたら、レオンはどう思う? 」
とりあえず、現在の状況でレオンハルトと同じ選択肢を押し付けられたら────レオンはどうするんだろう?
恐る恐る質問してみた。
するとレオンは上機嫌ではあるが、多少怪訝そうな表情を見せてそれに答える。
「 ……神に??別に用事はないですが、会いに行きますか? 」
「 ???……いや、俺も別に用事ないし、会いたいってわけじゃないんだけど……その……なんていうか……。
会わないと駄目って命じられて、行かないと困る状況になったらっていうか……?
世界を救う的な?? 」
神様に会いに~と言っているのに、” ちょっと近くの森まで~♬ ” 的な軽いノリで返され若干戸惑ったが、どうにかこうにか英雄に課せられたお役目をぼやかしながら伝えてみた。
するとレオンは、ううん?と必死にその状況について考え始めた様で、徐々に上機嫌オーラが不機嫌オーラへと変わっていく。
「 それは、リーフ様と一緒に……ですよね? 」
「 えっ?いや、俺は行かないけど……。 」
フルボッコにした満身創痍の悪役を普通はパーティーには入れない。
多分俺はその時、病院通いの平民になっていると思う。
素直にNOと答えると、ブワッ!とレオンから不機嫌オーラが滲み出しトゲトゲした雰囲気に進化したままレオンは口を開く。
「 では、行きません。絶対に。
そもそもなぜ俺がそんな奴に会いに行かないといけないんですか?
誰が困るんですか?
リーフ様が困ると……?
────────なぜ俺が離れないと困る状況になるんですか? 」
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