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第十四章
546 ベチョベチョ願望
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( リーフ )
「 そっかそっか~。
裸でベチョベチョになるのが嫌なんだね?
レオンは力持ちさんだから、確かに相手にするのは難しいかもしれないね。 」
ビクビクッ────!!
レオンは俺の言葉に異常なほどの過剰反応を見せ、陸に上がったマグロの様に体を震わせた。
それに驚き、俺もビクッ!としてしまったが、レオンは気にせず真っ赤な顔を近づけてきて、俺の両手を握る。
「 裸でベチョベチョ……したいです。
俺は手加減を完璧にマスターしてますし、先ほどこの学院の全ての知識を吸収してきましたので、そういった知識も頭の中にあります。
全てお任せ下さい。
────あ、勿論最後までは致しません。
俺は責任感のある男ですから。 」
あのナメクジ・ミミズの粘液や体液を自ら率先して浴びたいという要望に驚いたが、そこは何でも卒なくこなすレオンの事。
たまにはこういった失敗の経験というか……変わった経験がしたいのかもしれない。
そう考えて、俺はその気持ちをしかと受けとめた。
「 そっか~じゃあ、少しだけね。後で洗濯するの大変だから。( 黒みつが。)
( ダンジョン攻略は )時間的に最後までは無理だろうけど行けるところまで行こう。 」
力強く頷きながらそう言うと、レオンは真っ赤な顔をキュッ……と萎めて、正面から覆い被さる様に抱きついてくる。
そして俺の両手を掴んでいた手は俺の腰に周り、アナコンダ・寸前・ホールドを受けてしまった。
……いや、早く行かないと時間ないんじゃない?
残り時間について思い出し、首を動かしてクルト先生の方へ視線を向ける。
「 あ、あと3分~。 」
視線の先のクルト先生は、リングの影からチラッと顔を出し小さな声で囁いてきたので、こりゃいかん!と慌ててレオンの背中をポンポンと叩いた。
「 ほらっレオン!早くダンジョンに行かないと時間がないよ! 」
「 ダンジョン……?……あぁ、はい。分かりました。 」
レオンは半分寝ぼけた様な状態で答え、そのままペタペタ、フラフラ~とダンジョンの入り口へ向かう。
大丈夫?大丈夫~??
俺はヨチヨチ歩きのレオンが心配で、オロオロしながらそれを見守ったが、レオンは入り口の前に立ちピタリと止まった。
やっぱり駄目か~……。
中に入ろうとしないレオンに諦めかけたその時、レオンはソッ……と足で入り口近くを踏む。
すると次の瞬間────────。
ズガガガ────ンッ!!!!!!
物凄い轟音と共にダンジョンに亀裂が入り、そのままガラガラと、中が崩れていった。
「 おおおお??? 」
ギョッギョッ!
目を見開いて、崩れていくダンジョンの入り口を凝視していると……完全消滅した入り口の上には、立体仮想ダンジョンの魔道具がコロコロと転がっていた。
「 な……は……えぇぇぇ~……?? 」
「 な……な……ななな────!?? 」
俺も他の皆も、口をあんぐり開けてそのダンジョンがあったはずの場所を呆然と見つめる。
しかし、当のレオンは、一切気にすることなくテッテッテ~と小走りで俺のところまで戻ってきた。
「 ダンジョンを終わらせて来ました。
早速始めましょう! 」
物凄く上機嫌でそう言うレオンだが、今の攻撃で肝心のナメクジ・ミミズが全滅してしまったので、ベチョベチョになるのは絶対に不可能だ。
キラキラした目を向けてくるレオンには申し訳ないが、それを説明すべく口を開いた。
「 ……えっとね、レオン……ダンジョンがなくなっちゃったから、残念だけどできないよ。
また今度だね。 」
「 えっ!!! 」
ガガ────ン!!
” かつて無いほど物凄いショックを受けました。 ”
そんな顔をレオンは俺に見せ、オロオロとこれまた見たことないくらい慌てた様子で俺の両手を握る。
「 ここでは駄目なんですか?!
……あっ!学院外でないと駄目って事ですね?
じゃ、じゃー家でしましょう!
今からでも……。 」
手をニギニギと優しく揉んでくるレオンだが、そんな俺に必死に言っても、ナメクジ・ミミズは家にいない。
つまり────その粘液及び体液は浴びれないということだ。
「 さっきのダンジョンじゃないと無理だね! 」
そう断言して、首をフルフルと振った。
するとレオンは無言で固まってしまい、更にフラッとふらついてしまったので、俺はすかさずその巨体をチャッチ!
も~意外にドジなんだよなぁ……レオンって。
ショックを受けて崩れたレオンに呆れながら、俺はレオンを前に座らせ、もたれ掛かっても大丈夫な様に後ろに引っ付いて座った。
これでレオンが小さければ違和感はゼロだったのだが、なにせレオンは俺よりでかい。
そのせいで、前が見えないし、傍目から見ると俺が母猿にしがみつく子猿の様に見えてしまう!
「 …………。 」
とりあえず、前が見えないと困るぞ~?
そのため複雑な気持ちのまま、しがみついている背中をよじよじ登り肩に顔を乗せた。
これなら前が見え~る!
満足気に微笑んでいると、それを見た周りに避難していた生徒達はゾロゾロと戻ってきて、その場に座る。
レイド、メルちゃん、アゼリアちゃん、サイモンもソロソロ~と帰ってきて、俺たちの近くに座った。
「 こっ、こえぇ~! 」
「 ……ごねると怖い……。 」
「 驚かせおってっ!!奴隷めっ! 」
「 正妻こわ~い! 」
そうしてワイワイとお喋りに花が咲くと、それに合わせて教員たちも至るところからヒョコッヒョコッと顔を出しては集まり出す。
そして、そのボス的存在のクルト先生がソロ~とその真ん中に移動すれば、教員たちは全員休めのポーズをとって並んだ。
「 …………。 」
何だかプレーリードッグの群れの様だ……。
前世で近くの動物公園にいたプレーリードック達。
その子達が巣穴から顔を覗かせる時、こんな動きをしていたのを思い出した。
一斉に立ち上がって、コチラを正面から見つめてくる顔が一番のおすすめ!
「 そっかそっか~。
裸でベチョベチョになるのが嫌なんだね?
レオンは力持ちさんだから、確かに相手にするのは難しいかもしれないね。 」
ビクビクッ────!!
レオンは俺の言葉に異常なほどの過剰反応を見せ、陸に上がったマグロの様に体を震わせた。
それに驚き、俺もビクッ!としてしまったが、レオンは気にせず真っ赤な顔を近づけてきて、俺の両手を握る。
「 裸でベチョベチョ……したいです。
俺は手加減を完璧にマスターしてますし、先ほどこの学院の全ての知識を吸収してきましたので、そういった知識も頭の中にあります。
全てお任せ下さい。
────あ、勿論最後までは致しません。
俺は責任感のある男ですから。 」
あのナメクジ・ミミズの粘液や体液を自ら率先して浴びたいという要望に驚いたが、そこは何でも卒なくこなすレオンの事。
たまにはこういった失敗の経験というか……変わった経験がしたいのかもしれない。
そう考えて、俺はその気持ちをしかと受けとめた。
「 そっか~じゃあ、少しだけね。後で洗濯するの大変だから。( 黒みつが。)
( ダンジョン攻略は )時間的に最後までは無理だろうけど行けるところまで行こう。 」
力強く頷きながらそう言うと、レオンは真っ赤な顔をキュッ……と萎めて、正面から覆い被さる様に抱きついてくる。
そして俺の両手を掴んでいた手は俺の腰に周り、アナコンダ・寸前・ホールドを受けてしまった。
……いや、早く行かないと時間ないんじゃない?
残り時間について思い出し、首を動かしてクルト先生の方へ視線を向ける。
「 あ、あと3分~。 」
視線の先のクルト先生は、リングの影からチラッと顔を出し小さな声で囁いてきたので、こりゃいかん!と慌ててレオンの背中をポンポンと叩いた。
「 ほらっレオン!早くダンジョンに行かないと時間がないよ! 」
「 ダンジョン……?……あぁ、はい。分かりました。 」
レオンは半分寝ぼけた様な状態で答え、そのままペタペタ、フラフラ~とダンジョンの入り口へ向かう。
大丈夫?大丈夫~??
俺はヨチヨチ歩きのレオンが心配で、オロオロしながらそれを見守ったが、レオンは入り口の前に立ちピタリと止まった。
やっぱり駄目か~……。
中に入ろうとしないレオンに諦めかけたその時、レオンはソッ……と足で入り口近くを踏む。
すると次の瞬間────────。
ズガガガ────ンッ!!!!!!
物凄い轟音と共にダンジョンに亀裂が入り、そのままガラガラと、中が崩れていった。
「 おおおお??? 」
ギョッギョッ!
目を見開いて、崩れていくダンジョンの入り口を凝視していると……完全消滅した入り口の上には、立体仮想ダンジョンの魔道具がコロコロと転がっていた。
「 な……は……えぇぇぇ~……?? 」
「 な……な……ななな────!?? 」
俺も他の皆も、口をあんぐり開けてそのダンジョンがあったはずの場所を呆然と見つめる。
しかし、当のレオンは、一切気にすることなくテッテッテ~と小走りで俺のところまで戻ってきた。
「 ダンジョンを終わらせて来ました。
早速始めましょう! 」
物凄く上機嫌でそう言うレオンだが、今の攻撃で肝心のナメクジ・ミミズが全滅してしまったので、ベチョベチョになるのは絶対に不可能だ。
キラキラした目を向けてくるレオンには申し訳ないが、それを説明すべく口を開いた。
「 ……えっとね、レオン……ダンジョンがなくなっちゃったから、残念だけどできないよ。
また今度だね。 」
「 えっ!!! 」
ガガ────ン!!
” かつて無いほど物凄いショックを受けました。 ”
そんな顔をレオンは俺に見せ、オロオロとこれまた見たことないくらい慌てた様子で俺の両手を握る。
「 ここでは駄目なんですか?!
……あっ!学院外でないと駄目って事ですね?
じゃ、じゃー家でしましょう!
今からでも……。 」
手をニギニギと優しく揉んでくるレオンだが、そんな俺に必死に言っても、ナメクジ・ミミズは家にいない。
つまり────その粘液及び体液は浴びれないということだ。
「 さっきのダンジョンじゃないと無理だね! 」
そう断言して、首をフルフルと振った。
するとレオンは無言で固まってしまい、更にフラッとふらついてしまったので、俺はすかさずその巨体をチャッチ!
も~意外にドジなんだよなぁ……レオンって。
ショックを受けて崩れたレオンに呆れながら、俺はレオンを前に座らせ、もたれ掛かっても大丈夫な様に後ろに引っ付いて座った。
これでレオンが小さければ違和感はゼロだったのだが、なにせレオンは俺よりでかい。
そのせいで、前が見えないし、傍目から見ると俺が母猿にしがみつく子猿の様に見えてしまう!
「 …………。 」
とりあえず、前が見えないと困るぞ~?
そのため複雑な気持ちのまま、しがみついている背中をよじよじ登り肩に顔を乗せた。
これなら前が見え~る!
満足気に微笑んでいると、それを見た周りに避難していた生徒達はゾロゾロと戻ってきて、その場に座る。
レイド、メルちゃん、アゼリアちゃん、サイモンもソロソロ~と帰ってきて、俺たちの近くに座った。
「 こっ、こえぇ~! 」
「 ……ごねると怖い……。 」
「 驚かせおってっ!!奴隷めっ! 」
「 正妻こわ~い! 」
そうしてワイワイとお喋りに花が咲くと、それに合わせて教員たちも至るところからヒョコッヒョコッと顔を出しては集まり出す。
そして、そのボス的存在のクルト先生がソロ~とその真ん中に移動すれば、教員たちは全員休めのポーズをとって並んだ。
「 …………。 」
何だかプレーリードッグの群れの様だ……。
前世で近くの動物公園にいたプレーリードック達。
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