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第十五章
565 ユニーク・スライム
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( リーフ )
驚きすぎて言葉も出ない俺は、口を大きく開けたままポカーンと黒スライム君が入った腰ポーチを見下ろした。
先ほど発光した光を見てあげ玉の時と似ているなと思ったら……やはり同じであった様だ。
なんと、この黒スライム君もユニークモンスター!
そして新たなスキルに目覚めたらしい。
「 ほ、ほぇ~……。 」
短く息を吐き出しながら、ズラリと並ぶスキル達に目を通していったが、殆どが見たことがない上にかなり強力なスキルばかり。
そもそも魔素を弱めるだの呪い無効だの、ありえないレベルのスキル達に、またしてもギョギョっ!と驚かされた。
そしてその中でも特に驚かされたのは、< " 家族・愛 " >という特殊なシークレットスキルだ。
先ほどの発光は、これが発現した際の光だった様だ。
「 んん~?? 」
もう老眼ではないはずなのに、何となく目を細めながらその内容に目を通すと、とにかく全ステータス極大UPが単純に凄い。
そしてなんと先天スキル< 黒の嫌われ者 >という、スメハラ?的扱いの謎オーラを消してくれるという、最強のいいとこ取りスキルとなっている様だ。
スメハラは、ファブリーズマシンガンがあっても厳しい!
前世で加齢臭に悩まされていた俺は大きく頷き、それが解決した事を喜び、思わずグススンと鼻を鳴らした。
しかしそれと同時に、そんなとても嬉しいスキルがあげ玉の取得したスキルと同様に、何だかとんでもなく取得条件が厳しい事にハテナが大量に頭の上を飛ぶ。
ズラズラ~と並ぶ取得条件をしっかり一文ずつ確認していくと、正直抽象的な言葉が多くてイマイチ分かりづらいが、多分簡単に言うと……。
” スメハラちっくなオーラを纏ったまま、うちにおいでよ!と家に誘って貰う? ”
” スメハラ状態でペタペタと触ってもらい、あいさつしてもらったりお喋りしたりする事?? ”
────とか?そういうのっぽい?
「 うう~ん……??? 」
考えすぎて頭がプスプスと焼け焦げながらも、とりあえずわかった事は、恐らくコレはやはりあげ玉の時同様、ほぼ発現不可能なスキルだろうということ。
なんといっても同種のスライムに至っては意思自体がないので精神的な接触はできないし、他のモンスターたちも知能が低いため少々厳しい。
更に< 黒の嫌われ者 >の効果で、ありとあらゆる生き物がその謎オーラによって近寄ってはくれないし……。
ならば人型種なら!と、ジェスチャーなどを駆使してそのスキルについて伝えようとしても ” 黒 ” が禁忌の色であるこの世界では話も聞いて貰えない。
しかも移動する際にスライム戦争を始めとした厄災レベルの騒ぎを起こしてしまうので、100%討伐対象にされてしまうという、まさに打つ手なし。
「 条件が難しい程スキルは強くなるんだろうけど……これは特に同種だと無理な条件だ。
相手に意思がないと、多分クリアーできない。 」
唯一クリアー出来そうなのが人型種とか、他種族のみって、なんだか少し不思議~。
違和感を感じつつも、そのせいで今まで誰にも受け入れてもらえなかった黒スライム君を見て、さっきの絵を思い出す。
きっとこのスライム君は、迷惑をかけないようにずっと一人で過ごしてきたはずだ。
今まで騒ぎがなかった事を考えると、多分森の奥で一人ひっそりと……。
それを考えて俺の脳裏に続いて浮かんだのは『 アルバード英雄記 』のレオンハルトだった。
” 黒 ” と ” 呪い ” を抱えて、たった一人で孤独に生きてきた英雄様。
自分を虐げてきた世界に復讐するくらいの強大な力を持っていたのに、決してそれを望まなかった孤独で世界一強い俺のヒーローだ。
────ジジ~~……ン…………。
なんだかそんなレオンハルトと、この黒スライム君は似ている。
この黒スライムだって凄く強いユニークモンスターなのだから、自身を受け入れてくれない他の者たちに復讐しようと思えばできたはず。
それなのに、それを選択せずにただ一人で静かに暮らし、さっきだってルーン先生に攻撃されても仕返ししようとせず大人しく去ろうとしていた。
────感動!!
ガクガク、プルプルと急に震えて泣き出した俺を見て、ギョッ!!とするレオン。
俺はそれを気遣う余裕なく腰ポーチにいる黒スライム君をツイッ……と掴んで取り出した。
” 何っ!?何っ!? ”
そう言わんばかりに、ビクビクっ!!と揺れる黒スライム君を、結構派手に撫で回す。
「 よ~しよしよし!君は何て良いスライムなんだろうね。
俺は君がいい子過ぎて感動が止まらないよ! 」
そのまま黒スライムを撫でながら大泣きしていていると、俺の周りをオドオドしながらレオンが周り始めたので、直ぐに捕獲!
そしてレオンも巻き込んで抱きしめて「 よ~しよし。レオンも凄くいい子。 」と伝えると、レオンの身体から力が抜けていき、ぐたぁ~としてしまう。
そんなレオンと、されるがままの黒スライムをギュムッ!と抱きしめ、暑苦しいオジさんの地獄の抱擁をかましていると、空からボス────ン!!と黄色い物体が降ってきた。
「 クププ~??( 何してんの? ) 」
なんと黄色い物体の正体はあげ玉であった。
どうやら森にいる俺達の気配を感じてやってきたらしい。
驚きすぎて言葉も出ない俺は、口を大きく開けたままポカーンと黒スライム君が入った腰ポーチを見下ろした。
先ほど発光した光を見てあげ玉の時と似ているなと思ったら……やはり同じであった様だ。
なんと、この黒スライム君もユニークモンスター!
そして新たなスキルに目覚めたらしい。
「 ほ、ほぇ~……。 」
短く息を吐き出しながら、ズラリと並ぶスキル達に目を通していったが、殆どが見たことがない上にかなり強力なスキルばかり。
そもそも魔素を弱めるだの呪い無効だの、ありえないレベルのスキル達に、またしてもギョギョっ!と驚かされた。
そしてその中でも特に驚かされたのは、< " 家族・愛 " >という特殊なシークレットスキルだ。
先ほどの発光は、これが発現した際の光だった様だ。
「 んん~?? 」
もう老眼ではないはずなのに、何となく目を細めながらその内容に目を通すと、とにかく全ステータス極大UPが単純に凄い。
そしてなんと先天スキル< 黒の嫌われ者 >という、スメハラ?的扱いの謎オーラを消してくれるという、最強のいいとこ取りスキルとなっている様だ。
スメハラは、ファブリーズマシンガンがあっても厳しい!
前世で加齢臭に悩まされていた俺は大きく頷き、それが解決した事を喜び、思わずグススンと鼻を鳴らした。
しかしそれと同時に、そんなとても嬉しいスキルがあげ玉の取得したスキルと同様に、何だかとんでもなく取得条件が厳しい事にハテナが大量に頭の上を飛ぶ。
ズラズラ~と並ぶ取得条件をしっかり一文ずつ確認していくと、正直抽象的な言葉が多くてイマイチ分かりづらいが、多分簡単に言うと……。
” スメハラちっくなオーラを纏ったまま、うちにおいでよ!と家に誘って貰う? ”
” スメハラ状態でペタペタと触ってもらい、あいさつしてもらったりお喋りしたりする事?? ”
────とか?そういうのっぽい?
「 うう~ん……??? 」
考えすぎて頭がプスプスと焼け焦げながらも、とりあえずわかった事は、恐らくコレはやはりあげ玉の時同様、ほぼ発現不可能なスキルだろうということ。
なんといっても同種のスライムに至っては意思自体がないので精神的な接触はできないし、他のモンスターたちも知能が低いため少々厳しい。
更に< 黒の嫌われ者 >の効果で、ありとあらゆる生き物がその謎オーラによって近寄ってはくれないし……。
ならば人型種なら!と、ジェスチャーなどを駆使してそのスキルについて伝えようとしても ” 黒 ” が禁忌の色であるこの世界では話も聞いて貰えない。
しかも移動する際にスライム戦争を始めとした厄災レベルの騒ぎを起こしてしまうので、100%討伐対象にされてしまうという、まさに打つ手なし。
「 条件が難しい程スキルは強くなるんだろうけど……これは特に同種だと無理な条件だ。
相手に意思がないと、多分クリアーできない。 」
唯一クリアー出来そうなのが人型種とか、他種族のみって、なんだか少し不思議~。
違和感を感じつつも、そのせいで今まで誰にも受け入れてもらえなかった黒スライム君を見て、さっきの絵を思い出す。
きっとこのスライム君は、迷惑をかけないようにずっと一人で過ごしてきたはずだ。
今まで騒ぎがなかった事を考えると、多分森の奥で一人ひっそりと……。
それを考えて俺の脳裏に続いて浮かんだのは『 アルバード英雄記 』のレオンハルトだった。
” 黒 ” と ” 呪い ” を抱えて、たった一人で孤独に生きてきた英雄様。
自分を虐げてきた世界に復讐するくらいの強大な力を持っていたのに、決してそれを望まなかった孤独で世界一強い俺のヒーローだ。
────ジジ~~……ン…………。
なんだかそんなレオンハルトと、この黒スライム君は似ている。
この黒スライムだって凄く強いユニークモンスターなのだから、自身を受け入れてくれない他の者たちに復讐しようと思えばできたはず。
それなのに、それを選択せずにただ一人で静かに暮らし、さっきだってルーン先生に攻撃されても仕返ししようとせず大人しく去ろうとしていた。
────感動!!
ガクガク、プルプルと急に震えて泣き出した俺を見て、ギョッ!!とするレオン。
俺はそれを気遣う余裕なく腰ポーチにいる黒スライム君をツイッ……と掴んで取り出した。
” 何っ!?何っ!? ”
そう言わんばかりに、ビクビクっ!!と揺れる黒スライム君を、結構派手に撫で回す。
「 よ~しよしよし!君は何て良いスライムなんだろうね。
俺は君がいい子過ぎて感動が止まらないよ! 」
そのまま黒スライムを撫でながら大泣きしていていると、俺の周りをオドオドしながらレオンが周り始めたので、直ぐに捕獲!
そしてレオンも巻き込んで抱きしめて「 よ~しよし。レオンも凄くいい子。 」と伝えると、レオンの身体から力が抜けていき、ぐたぁ~としてしまう。
そんなレオンと、されるがままの黒スライムをギュムッ!と抱きしめ、暑苦しいオジさんの地獄の抱擁をかましていると、空からボス────ン!!と黄色い物体が降ってきた。
「 クププ~??( 何してんの? ) 」
なんと黄色い物体の正体はあげ玉であった。
どうやら森にいる俺達の気配を感じてやってきたらしい。
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