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第十八章
636 軽いモノ?
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( レオン )
「 まぁまぁ、落ち着けよ。
レオンの話から察するに、相手は百戦錬磨のお姉さん……いや、お兄さんと見た!
つまりは恋愛のプロってやつだから多少経験が早いのは仕方ねぇよ。
正直、め~~~っ────……っちゃくちゃ羨ましいが、俺たちは俺たちのペースで恋愛の過程を楽しも────。 」
「 違う。俺だけ。
今まで触れ合いはしたことないと、風呂に入った時言っていた。
俺は運が良かった。
今後も誰にも触らせる気はないから永遠に俺だけだ。
良かった。
嬉しい。
幸せ。 」
スッパリと言い切ると、三人は真っ白になって固まったまま動かなくなってしまい、他の者達も同様に真っ白になって机に伏してしまった。
……もうお喋りはこんなものでいいだろう。
俺は直ぐに夢タイム中のリーフ様へと意識を戻し「 沢山お話ししてみました。」と小さな声で伝えると、まるで「 凄いね! 」と言わんばかりにペタリとくっついてきた。
俺が与えた刺激に反応が返ってくる。
それだけで、心臓はドキッと大きく跳ねる。
ドキドキ……。
ドキドキ……。
いつもより早くなっている心臓の音を感じながら、リーフ様の少し跳ねている髪を見つめて、痺れる様な感覚を楽しんだ。
その間に、赤犬と細い方と太い方の3人は、無言のままギギギギ……と前を向く。
「 すげぇ美人で可愛い彼女、いや彼氏持ちか……。 」
「 見た目麗しい……百戦錬磨……婚約者……。 」
「 嘘っす……嘘っすよ……いつもレオンばっかりレオンばっかり……。 」
順々にブツブツと呟く声と鼻を啜る音が響き、更にはそれに続くように至るところでグスグスという泣き声が……。
なんて煩い!
でもリーフ様は煩いのが好き……。
自身のドキドキに汚い濁音が混ざり不快を感じたが、ここは我慢、我慢と、ひたすら動かなくなってしまったリーフ様を見つめた。
大人しくて逃げなくて、本当に可愛い……。
でもボンヤリとしている姿は、目を離せば直ぐにでも消えてしまいそうだ。
突然湧いて出てきた不安を祓うように、俺はリーフ様の腰に回している手に力を込めた。
リーフ様に触れる事を現在許されているのは俺だけ。
だが、これからもそうだとは限らない。
不安が過り、心の中にはモヤモヤしたモノが漂い始めた。
” 愛し合う ” 事が出来たら、俺の側から離れたくないと思ってくれるだろうか……?
ずっとそばにいてくれる?
俺の言う事を全部聞いてくれる?
期待する気持ち半分、不安な気持ち半分で、” 愛し合う ” という行為について考えた。
" 大人を酷く夢中にさせるもの。 "
" 相手の体を使って楽しむ気持ちいい行為。 "
紫のモジャモジャは、そう言っていた。
だったらそれに夢中になってくれれば、リーフ様は側にいてくれるかもしれない。
なんといっても、俺が以前経験した凄い感覚の更に上をいくものらしいから。
一度してしまえばリーフ様は俺に夢中になる?
なら……夢中になってもらうために、沢山沢山したいな。
” 愛し合う行為 ”
毎日、毎日、沢山、沢山……。
リーフ様が、俺を求める姿を想像すると何だか心が重くなるような……?不思議な感覚を感じると、気がつけば口元には笑みが浮かんでいた。
要するに、分かれてしまったモノが一つに戻るという行為は、とても気持ちがいいと感じる感覚をもたらす様だ。
でも…………?
小さな不安を感じ、俺の口元から笑みは消える。
俺は他とは ” 違うモノ ” だから、その " 気持ちいい " を、周りの者達と同様に感じる事ができるのかは正直分からない。
だが、少なくとも今は、とても心が落ち着かないドキドキした気持ちになっている。
触れてみたい。
愛し合ってみたい。
リーフ様の体と一つに────……。
「 ────……??? 」
体と?
体だけ……??
「 …………? 」
今度はよく分からない疑問が心に生まれ、首を僅かに傾げた。
一つになりたい気持ちは、” 可愛い ” や ” 愛おしい ” と並列して存在していて……でも独立している様にも感じる。
俺はリーフ様の全てが大好き。
顔も体も性格も何もかもが。
全部欲しいから愛し合いたい。
つまり、リーフ様の ” 体 ” を使いたいと思っている。
でも────その " 愛し合う事 " はリーフ様の " 体 " さえあれば叶ってしまうのか……。
その事実に辿り着くと、酷く落胆したような絶望にも近い気持ちが湧き上がり、その行為自体が酷く軽いものの様に感じてしまった。
" 愛 " は、体さえあれば、手に入ってしまうもの??
それさえあれば俺は──── " 幸せ " になれるのか???
モヤッとしたものがどんどん濃くなっていくと、突然真っ黒な心の中でボソボソ、ボソボソ……と呟く声は、ドンドン大きくなっていく。
そして────……。
何かが嬉しそうに笑う声が聞こえた気がした。
「 まぁまぁ、落ち着けよ。
レオンの話から察するに、相手は百戦錬磨のお姉さん……いや、お兄さんと見た!
つまりは恋愛のプロってやつだから多少経験が早いのは仕方ねぇよ。
正直、め~~~っ────……っちゃくちゃ羨ましいが、俺たちは俺たちのペースで恋愛の過程を楽しも────。 」
「 違う。俺だけ。
今まで触れ合いはしたことないと、風呂に入った時言っていた。
俺は運が良かった。
今後も誰にも触らせる気はないから永遠に俺だけだ。
良かった。
嬉しい。
幸せ。 」
スッパリと言い切ると、三人は真っ白になって固まったまま動かなくなってしまい、他の者達も同様に真っ白になって机に伏してしまった。
……もうお喋りはこんなものでいいだろう。
俺は直ぐに夢タイム中のリーフ様へと意識を戻し「 沢山お話ししてみました。」と小さな声で伝えると、まるで「 凄いね! 」と言わんばかりにペタリとくっついてきた。
俺が与えた刺激に反応が返ってくる。
それだけで、心臓はドキッと大きく跳ねる。
ドキドキ……。
ドキドキ……。
いつもより早くなっている心臓の音を感じながら、リーフ様の少し跳ねている髪を見つめて、痺れる様な感覚を楽しんだ。
その間に、赤犬と細い方と太い方の3人は、無言のままギギギギ……と前を向く。
「 すげぇ美人で可愛い彼女、いや彼氏持ちか……。 」
「 見た目麗しい……百戦錬磨……婚約者……。 」
「 嘘っす……嘘っすよ……いつもレオンばっかりレオンばっかり……。 」
順々にブツブツと呟く声と鼻を啜る音が響き、更にはそれに続くように至るところでグスグスという泣き声が……。
なんて煩い!
でもリーフ様は煩いのが好き……。
自身のドキドキに汚い濁音が混ざり不快を感じたが、ここは我慢、我慢と、ひたすら動かなくなってしまったリーフ様を見つめた。
大人しくて逃げなくて、本当に可愛い……。
でもボンヤリとしている姿は、目を離せば直ぐにでも消えてしまいそうだ。
突然湧いて出てきた不安を祓うように、俺はリーフ様の腰に回している手に力を込めた。
リーフ様に触れる事を現在許されているのは俺だけ。
だが、これからもそうだとは限らない。
不安が過り、心の中にはモヤモヤしたモノが漂い始めた。
” 愛し合う ” 事が出来たら、俺の側から離れたくないと思ってくれるだろうか……?
ずっとそばにいてくれる?
俺の言う事を全部聞いてくれる?
期待する気持ち半分、不安な気持ち半分で、” 愛し合う ” という行為について考えた。
" 大人を酷く夢中にさせるもの。 "
" 相手の体を使って楽しむ気持ちいい行為。 "
紫のモジャモジャは、そう言っていた。
だったらそれに夢中になってくれれば、リーフ様は側にいてくれるかもしれない。
なんといっても、俺が以前経験した凄い感覚の更に上をいくものらしいから。
一度してしまえばリーフ様は俺に夢中になる?
なら……夢中になってもらうために、沢山沢山したいな。
” 愛し合う行為 ”
毎日、毎日、沢山、沢山……。
リーフ様が、俺を求める姿を想像すると何だか心が重くなるような……?不思議な感覚を感じると、気がつけば口元には笑みが浮かんでいた。
要するに、分かれてしまったモノが一つに戻るという行為は、とても気持ちがいいと感じる感覚をもたらす様だ。
でも…………?
小さな不安を感じ、俺の口元から笑みは消える。
俺は他とは ” 違うモノ ” だから、その " 気持ちいい " を、周りの者達と同様に感じる事ができるのかは正直分からない。
だが、少なくとも今は、とても心が落ち着かないドキドキした気持ちになっている。
触れてみたい。
愛し合ってみたい。
リーフ様の体と一つに────……。
「 ────……??? 」
体と?
体だけ……??
「 …………? 」
今度はよく分からない疑問が心に生まれ、首を僅かに傾げた。
一つになりたい気持ちは、” 可愛い ” や ” 愛おしい ” と並列して存在していて……でも独立している様にも感じる。
俺はリーフ様の全てが大好き。
顔も体も性格も何もかもが。
全部欲しいから愛し合いたい。
つまり、リーフ様の ” 体 ” を使いたいと思っている。
でも────その " 愛し合う事 " はリーフ様の " 体 " さえあれば叶ってしまうのか……。
その事実に辿り着くと、酷く落胆したような絶望にも近い気持ちが湧き上がり、その行為自体が酷く軽いものの様に感じてしまった。
" 愛 " は、体さえあれば、手に入ってしまうもの??
それさえあれば俺は──── " 幸せ " になれるのか???
モヤッとしたものがどんどん濃くなっていくと、突然真っ黒な心の中でボソボソ、ボソボソ……と呟く声は、ドンドン大きくなっていく。
そして────……。
何かが嬉しそうに笑う声が聞こえた気がした。
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