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第十九章
661 ダンジョン攻略
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( リーフ )
学院にもすっかり馴染んできたと感じる、今日この頃。
授業が始まって四ヶ月が経過した本日から、【 特級組 】の授業は学院内から学院の外、つまり野外での授業が開始される。
ワクワクしながら俺とレオンは、いつものラフな冒険者スタイルのまま学院の最寄りの門< 南門 >へと向かった。
特級組の初の野外演習は、ズバリ────《 ダンジョン攻略 》!!
戦闘術学の時に用いた< 立体仮想ダンジョン >で作り出した、偽物のダンジョンではなく、本物のダンジョンに二人一組で挑む。
森の入り口付近限定のため、ランクはGランクやFランクのものばかり。
そのため難易度事態は低いのだが、勿論そこでモンスターの攻撃が当たればケガをするし最悪命を落とす事もあるため油断は禁物だ。
ワクワクした気持ちにちょっとした緊張感をプラスして……やっぱり楽しみ!
「やっほほ~い♬」
ご機嫌で鼻歌を歌いながら、俺はスキップするように目的地まで飛んでいった。
そうして< 南門 >に着くと、時間はギリギリ、もう全員が揃っていて、俺とレオンが最後だった様だ。
危ない、危ない……。
ホッとしながら汗を拭っていると、クラスメイト達がさり気な~く距離を取りながらも、俺とレオンに挨拶をしてくるので「おはよう!」と、元気よく挨拶を返した。
その後は、腕をぐるぐる回して軽い準備運動を開始!
気合い満々で授業が始まるのを今か今かと待ち侘びていると、その後直ぐに門から担任のクルト先生と魔法特化のハレンチ担当お嬢さん、ルーン先生が現れた。
そして、その後ろにその他大勢の教員たちがゾロゾロと続き、先生一同が一列に並んで休めのポーズをとると、その中心に立つクルト先生が片手を挙げる。
「おはよう!諸君!
今から初の野外実習を開始する!
難易度が低いとはいえやはり実体のあるモンスター相手となると中々上手くはいかないだろうし、最悪死ぬ事だってあるから気を引き締める様に!
万が一に備え、ルーン先生からスキル【 守護灯 】を掛けてもらい更にダンジョン用の魔導具< セーブポインター >を各グループに渡すぞ。」
< 魔法師人の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 守護灯 >
即死攻撃を受けた際、一度だけ自動でそれを無効にする防御系スキル。
クールタイムは一日であるため、基本は戦闘中に一度しか使えないが即死攻撃を受けても直ぐに無傷の状態に戻ることができる。
(発現条件)
一定以上の魔力値、魔力操作、防御力を持つこと
一定回数以上の前線に立ち瀕死の状態を経験すること
そう言ってクルト先生は、手のひらサイズの緑色の正八面体の結晶と、その緑色の結晶のカケラが中央についた指輪を掲げて俺たちに見せた。
< セーブポインター >
緑色の正八面体の結晶とその結晶の一部が嵌め込まれた指輪とセットの特殊型魔導具。
主にダンジョン攻略に使われ、結晶をダンジョンの外に設置し指輪を嵌める事でダンジョンの中なら何処にいようが一瞬でその結晶が設置されている場所へ戻る事ができる。
ただし一度の転移により掛かる消費魔力が高く、指輪にストックできる一回分の魔力量は並の魔法使いの魔力をゼロにする程。
更にあまりに長距離の場合の移動はできず、巨大化しすぎたダンジョンではその適応範囲外になることもあるため注意。
「あれが< セーブポンター >か……。初めて見たな。」
ルーン先生が俺たち全員に、スキル【 守護灯 】を発動している間、俺はクルト先生の手にあるその魔導具を見ながら感動していた。
こういった転移を可能にする魔導具は、かなりの魔力量が必要となるためホイホイと使う事は基本的には不可能。
更に転移する物質の構造が繊細であればあるほど、そして転移する距離が長いほどその魔力量はべらぼうに必要となる。
そのため人間を転移するには、少なく見積もっても並の魔法使いの魔力がすっからかんになるくらいでやっとお散歩くらいの距離程度……なのだそうだ。
それを授業で使用するとは……流石はNO・1中学院、何とも太っ腹。
転移する時ってどんな感じなのかな~?
ワクワクしながら、体を揺らして待っていると、ルーン先生が発動した探知魔法により周囲の安全が確認され、クルト先生にOK!の合図が出された。
するとそれを受けたクルト先生は、大きく頷く。
「では、各自組む相手を選んだら魔導具を渡すので直ぐにスタートしてくれ!
【 守護灯 】が破壊された場合は、直ちに< セーブポインター >を発動させその場から撤退すること。
気配を察知した俺たち教員が直ぐに救出に向かうから、絶対に無理はしないように。
────あ、それからうちのクラスは奇数だからな~。
一つだけ3人パーティーを作ってくれ。
────では、始めっ!」
クルト先生が言い終わると、皆は即座に2人組を作り、次々とクルト先生に魔導具を貰って出発していく。
俺は勿論レオンと。
そして遠目にはソフィアちゃんはアゼリアちゃん、ジェニファーちゃんはクラーク君とお馴染みのメンバー同士で組んでいるのを確認した後、続けて直ぐにキョロキョロと周囲を見渡しマリオンを探す。
すると大きな木のそばで、ブスッとしながら佇むマリオンを見つけた。
【 特級組 】は、身分に関係なく成績上位15名で形成されているごちゃまぜクラス。
そういった形を取る限り、少々厄介な問題が起こる場合がある。
学院にもすっかり馴染んできたと感じる、今日この頃。
授業が始まって四ヶ月が経過した本日から、【 特級組 】の授業は学院内から学院の外、つまり野外での授業が開始される。
ワクワクしながら俺とレオンは、いつものラフな冒険者スタイルのまま学院の最寄りの門< 南門 >へと向かった。
特級組の初の野外演習は、ズバリ────《 ダンジョン攻略 》!!
戦闘術学の時に用いた< 立体仮想ダンジョン >で作り出した、偽物のダンジョンではなく、本物のダンジョンに二人一組で挑む。
森の入り口付近限定のため、ランクはGランクやFランクのものばかり。
そのため難易度事態は低いのだが、勿論そこでモンスターの攻撃が当たればケガをするし最悪命を落とす事もあるため油断は禁物だ。
ワクワクした気持ちにちょっとした緊張感をプラスして……やっぱり楽しみ!
「やっほほ~い♬」
ご機嫌で鼻歌を歌いながら、俺はスキップするように目的地まで飛んでいった。
そうして< 南門 >に着くと、時間はギリギリ、もう全員が揃っていて、俺とレオンが最後だった様だ。
危ない、危ない……。
ホッとしながら汗を拭っていると、クラスメイト達がさり気な~く距離を取りながらも、俺とレオンに挨拶をしてくるので「おはよう!」と、元気よく挨拶を返した。
その後は、腕をぐるぐる回して軽い準備運動を開始!
気合い満々で授業が始まるのを今か今かと待ち侘びていると、その後直ぐに門から担任のクルト先生と魔法特化のハレンチ担当お嬢さん、ルーン先生が現れた。
そして、その後ろにその他大勢の教員たちがゾロゾロと続き、先生一同が一列に並んで休めのポーズをとると、その中心に立つクルト先生が片手を挙げる。
「おはよう!諸君!
今から初の野外実習を開始する!
難易度が低いとはいえやはり実体のあるモンスター相手となると中々上手くはいかないだろうし、最悪死ぬ事だってあるから気を引き締める様に!
万が一に備え、ルーン先生からスキル【 守護灯 】を掛けてもらい更にダンジョン用の魔導具< セーブポインター >を各グループに渡すぞ。」
< 魔法師人の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 守護灯 >
即死攻撃を受けた際、一度だけ自動でそれを無効にする防御系スキル。
クールタイムは一日であるため、基本は戦闘中に一度しか使えないが即死攻撃を受けても直ぐに無傷の状態に戻ることができる。
(発現条件)
一定以上の魔力値、魔力操作、防御力を持つこと
一定回数以上の前線に立ち瀕死の状態を経験すること
そう言ってクルト先生は、手のひらサイズの緑色の正八面体の結晶と、その緑色の結晶のカケラが中央についた指輪を掲げて俺たちに見せた。
< セーブポインター >
緑色の正八面体の結晶とその結晶の一部が嵌め込まれた指輪とセットの特殊型魔導具。
主にダンジョン攻略に使われ、結晶をダンジョンの外に設置し指輪を嵌める事でダンジョンの中なら何処にいようが一瞬でその結晶が設置されている場所へ戻る事ができる。
ただし一度の転移により掛かる消費魔力が高く、指輪にストックできる一回分の魔力量は並の魔法使いの魔力をゼロにする程。
更にあまりに長距離の場合の移動はできず、巨大化しすぎたダンジョンではその適応範囲外になることもあるため注意。
「あれが< セーブポンター >か……。初めて見たな。」
ルーン先生が俺たち全員に、スキル【 守護灯 】を発動している間、俺はクルト先生の手にあるその魔導具を見ながら感動していた。
こういった転移を可能にする魔導具は、かなりの魔力量が必要となるためホイホイと使う事は基本的には不可能。
更に転移する物質の構造が繊細であればあるほど、そして転移する距離が長いほどその魔力量はべらぼうに必要となる。
そのため人間を転移するには、少なく見積もっても並の魔法使いの魔力がすっからかんになるくらいでやっとお散歩くらいの距離程度……なのだそうだ。
それを授業で使用するとは……流石はNO・1中学院、何とも太っ腹。
転移する時ってどんな感じなのかな~?
ワクワクしながら、体を揺らして待っていると、ルーン先生が発動した探知魔法により周囲の安全が確認され、クルト先生にOK!の合図が出された。
するとそれを受けたクルト先生は、大きく頷く。
「では、各自組む相手を選んだら魔導具を渡すので直ぐにスタートしてくれ!
【 守護灯 】が破壊された場合は、直ちに< セーブポインター >を発動させその場から撤退すること。
気配を察知した俺たち教員が直ぐに救出に向かうから、絶対に無理はしないように。
────あ、それからうちのクラスは奇数だからな~。
一つだけ3人パーティーを作ってくれ。
────では、始めっ!」
クルト先生が言い終わると、皆は即座に2人組を作り、次々とクルト先生に魔導具を貰って出発していく。
俺は勿論レオンと。
そして遠目にはソフィアちゃんはアゼリアちゃん、ジェニファーちゃんはクラーク君とお馴染みのメンバー同士で組んでいるのを確認した後、続けて直ぐにキョロキョロと周囲を見渡しマリオンを探す。
すると大きな木のそばで、ブスッとしながら佇むマリオンを見つけた。
【 特級組 】は、身分に関係なく成績上位15名で形成されているごちゃまぜクラス。
そういった形を取る限り、少々厄介な問題が起こる場合がある。
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