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第十九章
682 イメージが大事
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(リーフ)
そうして案内されるままお店に向かって歩いていると、その場所に近づくにつれて、周りを歩いている人達の層が変わってきたのに気づく。
右を見ても左を見てもキャッキャッ!ウフフ~と笑う若いお嬢さんだらけ。
そしてその子たちのおしゃれな事、おしゃれな事。
正直自分では使えて3色くらいまでのカラーしか扱えないというのに、色をふんだんに練り込んだ可愛らしい服を各々独創的に着こなしている感じだ。
「何だか凄くおしゃれな子たちが多いね。見たこと無いお洋服ばかりだ。」
「ここは通称『夢乙女ストリート』って言って、王道ファッションからマニアックなファッションまで、色々ごちゃまぜで売っているエリアなんだよ。
お値段もリーズナブルだから、平民でも楽しくおしゃれできるんだ。
少し前はちょっと元気がなかった感じだったけど、また賑やかになってくれて本当に嬉しい。」
リーンちゃんがキョロキョロワクワクと周りを見渡しながらそう教えてくれて、へぇ~と感心しながら俺も同じく周りを見渡す。
店の外にガラス越しに飾られている洋服達を見ると、フリルやリボンをワンポイントで押さえた洋服やツギハギだらけの服?、モアモアでモンスターに擬態している様な服まで多種多様だ。
いくら平民さんが着ればいい!という完全実用主義だとしても、やはり若いお嬢さん達にとって、ファッションがとても関心高い事だという事が伺える。
こんなに女性しかいない場所に来たの、初めてかも~!
そんな事を思いながら、死ぬほど目立っているレオンへ視線を向けた。
ドドンッ!……と大きな効果音が付きそうなほど大きくて目立つレオン。
男の人がいない場所では、更に目立つ目立つ!
むわっとした不機嫌オーラが周りを覆っているにも関わらず、ジーッと追ってくる好意的な視線達に俺の気分もどんどん上がる。
「おやや~ん??レオンってばもしかしてモテてない?モテてるんじゃな~い??
これはこれは!困っちゃったな~!俺、主人として鼻が高いな~!」
ムヒョヒョ~イ!とハイテンションでレオンをからかったが、当の本人は不思議そうな様子で顔を傾けるだけ。
結構な数の視線に晒されても全く動じないレオンはブレない!
俺だったらイヤッホ~イ!なのにぃ~。
残念に思いながらも、あからさまに好意的な視線の数々に少々疑問を感じ、それがポロッと口から溢れる。
「そういえば、全身に黒マントって結構怖いって思われる方が多いのに、グリモアのお嬢さん達はあんまり怖がらないね。戦闘職の人達が多いからかな?」
そもそもこの世界では、『黒』という色を持つ事が禁忌とされているわけで、普段着としてはそんなに好んで着られていない。
ただし、衣服というカテゴリーでは、それなりに着る機会はあって、その場合はどちらかといえば、『死』などを連想させるものが多く、お葬式とか戦闘時の服とかが基本だ。
そのため黒マントは一般人からすれば少々怖いイメージの伴うもののはずなのだが……?
うう~ん……と不思議に思っていると、ナッツちゃんが『あっ!』と何かを思いついた様に喋り始める。
「もしかして、少し前に爆発的ヒットした小説のせいかもしれない!
うちのお母さんがよく読んでるヤツ。
子供はまだ読んだら駄目って教えてくれないから確実じゃないけど、急に黒色のエプロン買ってきたり、ハンカチを黒色に染めてみたりしていて……。
お父さんが『本に感化されちまって、女ってやつは~!』って言ってたから、それに秘密があるんじゃないかな?」
「あ、それ近所のお姉さんもそうかも……。
黒いマントを着た戦闘職の人を、『やっぱり黒ってかっこいいかも~』って言って、何かの本をギュッと抱きしめていたし……。
そういえば前は全然なかったけど、黒い色の商品も増えた気がする。」
ナッツちゃんに引き続きリーンちゃんまで何やら思い当たる節があったらしい。
ワイワイと話し出すと、何故かルルちゃんが笑顔のまま固まった。
俺はなるほどと非常に納得しながら、続けて『そういえば……?』^_^と前世の事を思い出す。
例えば、これが嫌いっ!と絶対に信念を曲げようとしなかった子が、突然それが大好き!と言い出す事があった。
それを最初のうちは不思議だな~だなんて思っていたが……結局その原因は、その時ズズンと深くハマってしまったアニメやドラマの影響だったのだ。
好きなキャラが好きなものは、イメージがぐんぐんと良くなり、やがて好きになる。
イメージって、ものすごく大事なんだなと凄く納得した瞬間であった。
イメージ……イメージか……。
確か、『黒』を禁忌とするのも、イシュル神の白銀の髪と正反対だから……なんだっけ?
「ふ~む……?」
何だか少しだけ引っかかるモノがあったが、何にせよ若い世代を中心に、『黒』に対するイメージが良くなってきているのは良い傾向だ。
そして、それを良くしてくれているのが、その謎の小説であると……。
それを理解した俺は、『とりあえずその小説の作者さん、レオンのイメージを良くしてくれてありがとう!』と心の中で感謝を述べておいた。
そうして案内されるままお店に向かって歩いていると、その場所に近づくにつれて、周りを歩いている人達の層が変わってきたのに気づく。
右を見ても左を見てもキャッキャッ!ウフフ~と笑う若いお嬢さんだらけ。
そしてその子たちのおしゃれな事、おしゃれな事。
正直自分では使えて3色くらいまでのカラーしか扱えないというのに、色をふんだんに練り込んだ可愛らしい服を各々独創的に着こなしている感じだ。
「何だか凄くおしゃれな子たちが多いね。見たこと無いお洋服ばかりだ。」
「ここは通称『夢乙女ストリート』って言って、王道ファッションからマニアックなファッションまで、色々ごちゃまぜで売っているエリアなんだよ。
お値段もリーズナブルだから、平民でも楽しくおしゃれできるんだ。
少し前はちょっと元気がなかった感じだったけど、また賑やかになってくれて本当に嬉しい。」
リーンちゃんがキョロキョロワクワクと周りを見渡しながらそう教えてくれて、へぇ~と感心しながら俺も同じく周りを見渡す。
店の外にガラス越しに飾られている洋服達を見ると、フリルやリボンをワンポイントで押さえた洋服やツギハギだらけの服?、モアモアでモンスターに擬態している様な服まで多種多様だ。
いくら平民さんが着ればいい!という完全実用主義だとしても、やはり若いお嬢さん達にとって、ファッションがとても関心高い事だという事が伺える。
こんなに女性しかいない場所に来たの、初めてかも~!
そんな事を思いながら、死ぬほど目立っているレオンへ視線を向けた。
ドドンッ!……と大きな効果音が付きそうなほど大きくて目立つレオン。
男の人がいない場所では、更に目立つ目立つ!
むわっとした不機嫌オーラが周りを覆っているにも関わらず、ジーッと追ってくる好意的な視線達に俺の気分もどんどん上がる。
「おやや~ん??レオンってばもしかしてモテてない?モテてるんじゃな~い??
これはこれは!困っちゃったな~!俺、主人として鼻が高いな~!」
ムヒョヒョ~イ!とハイテンションでレオンをからかったが、当の本人は不思議そうな様子で顔を傾けるだけ。
結構な数の視線に晒されても全く動じないレオンはブレない!
俺だったらイヤッホ~イ!なのにぃ~。
残念に思いながらも、あからさまに好意的な視線の数々に少々疑問を感じ、それがポロッと口から溢れる。
「そういえば、全身に黒マントって結構怖いって思われる方が多いのに、グリモアのお嬢さん達はあんまり怖がらないね。戦闘職の人達が多いからかな?」
そもそもこの世界では、『黒』という色を持つ事が禁忌とされているわけで、普段着としてはそんなに好んで着られていない。
ただし、衣服というカテゴリーでは、それなりに着る機会はあって、その場合はどちらかといえば、『死』などを連想させるものが多く、お葬式とか戦闘時の服とかが基本だ。
そのため黒マントは一般人からすれば少々怖いイメージの伴うもののはずなのだが……?
うう~ん……と不思議に思っていると、ナッツちゃんが『あっ!』と何かを思いついた様に喋り始める。
「もしかして、少し前に爆発的ヒットした小説のせいかもしれない!
うちのお母さんがよく読んでるヤツ。
子供はまだ読んだら駄目って教えてくれないから確実じゃないけど、急に黒色のエプロン買ってきたり、ハンカチを黒色に染めてみたりしていて……。
お父さんが『本に感化されちまって、女ってやつは~!』って言ってたから、それに秘密があるんじゃないかな?」
「あ、それ近所のお姉さんもそうかも……。
黒いマントを着た戦闘職の人を、『やっぱり黒ってかっこいいかも~』って言って、何かの本をギュッと抱きしめていたし……。
そういえば前は全然なかったけど、黒い色の商品も増えた気がする。」
ナッツちゃんに引き続きリーンちゃんまで何やら思い当たる節があったらしい。
ワイワイと話し出すと、何故かルルちゃんが笑顔のまま固まった。
俺はなるほどと非常に納得しながら、続けて『そういえば……?』^_^と前世の事を思い出す。
例えば、これが嫌いっ!と絶対に信念を曲げようとしなかった子が、突然それが大好き!と言い出す事があった。
それを最初のうちは不思議だな~だなんて思っていたが……結局その原因は、その時ズズンと深くハマってしまったアニメやドラマの影響だったのだ。
好きなキャラが好きなものは、イメージがぐんぐんと良くなり、やがて好きになる。
イメージって、ものすごく大事なんだなと凄く納得した瞬間であった。
イメージ……イメージか……。
確か、『黒』を禁忌とするのも、イシュル神の白銀の髪と正反対だから……なんだっけ?
「ふ~む……?」
何だか少しだけ引っかかるモノがあったが、何にせよ若い世代を中心に、『黒』に対するイメージが良くなってきているのは良い傾向だ。
そして、それを良くしてくれているのが、その謎の小説であると……。
それを理解した俺は、『とりあえずその小説の作者さん、レオンのイメージを良くしてくれてありがとう!』と心の中で感謝を述べておいた。
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