853 / 1,649
第二十五章
837 進化
しおりを挟む
(リーフ)
向かってきた黒い巨大な塊を、スキル<羊たちのぐるぐるダンス>で消し去り、キッ!!と目の前にいる黒い蝶を睨みつける。
すると一瞬後退した蝶だったが……直ぐに黒いモヤが再び現れ、せっかく晴れ上がった一部の空もそれで隠れてしまった。
そしてまた周りを飛び回る小さな沢山の蝶達が集まりだしたため、これはいけない!と即座に俺はスキルを発動する。
<魔術騎士の資質>(シークレット固有スキル)
<昆虫王の予見者>
術者の総合ステータスに比例した直感力が備わり、更に運のステータスが大幅に上昇。
それにより敵の攻撃に対し、ある程度の未来予測も立てる事ができる様になるため、劇的に戦闘能力の底上げを可能にする。
使用時間は術者の体力値、努力値、精神負荷耐性値、格上の敵との戦闘経験値のレベルに左右される。
(発現条件)
スキル<昆虫の予見者>を持つこと
一定回数以上、自身よりもレベルが高い相手と昆虫の予見者を使用した状態で戦う事
スキルを発動した状態で黒い蝶の動きを見ると、何と先程の黒い球状の攻撃を小さくして3つ同時に街へ放とうとしている事が分かった。
そのため直ぐに俺はスキル<風の通り道>で足場を作ってその直線所へと移動し、ドンッ!!と放たれた黒い塊3つに対しスキルを発動し迎え撃つ!
<魔術騎士の資質>(ユニーク固有スキル)
< ミツバチのランス(光)>
ミツバチの針の様な魔力の塊を自由自在に発射することができる遠距離型攻撃スキル。
術者の魔力が大きい程その威力は上がり、魔力操作が高い程その数を増やす事ができる。
更に術者の体力値、持久力、タフさによって更に威力はUPする。
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、体力、持久力、タフさを持つこと
一定回数以上、自身よりもレベルが高い相手と接近戦で戦い敗北を経験すること、更に瀕死状態を経験すること
宙に現れた3つの魔法陣からミツバチの針の様なモノが飛び出し、放たれた黒い塊3つにクリーン・ヒット!
黒い塊は先程同様完全に消え去った。
「ふぅ~!危ない危ない。<昆虫王の予見者>を発動してなかったら、攻撃を防げなかった。」
ヒヤリとさせられ、俺は額に流れる汗を乱暴に拭った。
『呪い』というモノに対してどうかな~?と思いながら、とりあえず光属性の魔力を付与してみたのだが、これがどうも大当たりだったらしく攻撃を打ち消す事ができている。
これで駄目だったら、どうしようかと思った~。
ハハハ~!と笑うが、結構やばかったという自覚はある。
なんてったって反射的に前に出ちゃったもんだから、駄目だったら即死しちゃってたかも!
イノシシ男のいつものパターン!
とりあえず飛び出して後で後悔するヤツ~。
次から次へとダラダラ垂れる汗はもう放っておく事にして、俺は(多分)有効と思われる光属性の魔力をスキル<魔法付与術>によって剣に付与し、黒い蝶の様子を慎重に伺う。
すると────どうにも様子がおかしい事に気づいた。
何だか全体がプルプル震えていて、巨大な羽を小さく丸く縮めていっている……?
「また攻撃スキルか!?」
ヒヤッとしたその時、ビ────!ビ────!!という警戒音の様なモノが頭の中で響き、突如スキル<鑑定(全)が自動発動した。
ハッ!と驚く俺の目の前に、四角いステータスボードが姿を現す。
《警告!【呪災厄の幼生体】から時間経過を経て【呪災厄の成体】へと進化します。》
「進化!!?成長するのか!」
驚いて叫ぶ俺と同時に黒い蝶は────……。
《ミ゙ィ”あ”あ”あ”ァ”ァ”ァ”~────アアアア────────!!!!!》
何百人もの人が一斉に叫んだ様な……ゾッとする叫び声を上げ羽を勢いよく開いた。
すると開かれた羽には先ほどはなかった数え切れない程の人の目と口の様なモノがビッシリとくっついていて、目はギョロギョロと絶え間なく周囲を見渡し、口は何かを食べている様にパクパクと動く。
「ヒェェェ────!!」
その恐ろしい姿に悲鳴を上げ鳥肌を立てていると、その口が一斉にニィィィ~……と笑った。
そして次の瞬間、周りに漂う黒い霧の様なモヤ達は所々粘着質のある液体状に変わっていき、ポタリ……ポタリ……とその黒いドロドロした液体は地上へと落ちていく。
「何だ?あの黒いドロドロお水は……。」
気になって落ちた水をジッと観察していると、何と落下し黒い水たまりの様になった所からコポコポと気泡が浮かび、大量のモンスター達が姿を現した。
あれはモンスターの増殖スキルか!!
呪災厄の成体(先天スキル)
< 呪災厄の落とし子 >
呪いによって魔素を瘴気に急速進化させ永遠にモンスターを生み出す事のできる増殖型生命創作スキル。
術者が活動停止になるまでスキルは消える事がない。
更に時間経過と共にその範囲は増えていき、スキルを多次元移動させることも可能になるためスキル範囲は超広範囲に及ぶ。
生み出されたモンスターは全て呪い無効効果を持ち、それに加えて自身の仲間認定された同種にも呪い無効効果を伝染させる事ができる
向かってきた黒い巨大な塊を、スキル<羊たちのぐるぐるダンス>で消し去り、キッ!!と目の前にいる黒い蝶を睨みつける。
すると一瞬後退した蝶だったが……直ぐに黒いモヤが再び現れ、せっかく晴れ上がった一部の空もそれで隠れてしまった。
そしてまた周りを飛び回る小さな沢山の蝶達が集まりだしたため、これはいけない!と即座に俺はスキルを発動する。
<魔術騎士の資質>(シークレット固有スキル)
<昆虫王の予見者>
術者の総合ステータスに比例した直感力が備わり、更に運のステータスが大幅に上昇。
それにより敵の攻撃に対し、ある程度の未来予測も立てる事ができる様になるため、劇的に戦闘能力の底上げを可能にする。
使用時間は術者の体力値、努力値、精神負荷耐性値、格上の敵との戦闘経験値のレベルに左右される。
(発現条件)
スキル<昆虫の予見者>を持つこと
一定回数以上、自身よりもレベルが高い相手と昆虫の予見者を使用した状態で戦う事
スキルを発動した状態で黒い蝶の動きを見ると、何と先程の黒い球状の攻撃を小さくして3つ同時に街へ放とうとしている事が分かった。
そのため直ぐに俺はスキル<風の通り道>で足場を作ってその直線所へと移動し、ドンッ!!と放たれた黒い塊3つに対しスキルを発動し迎え撃つ!
<魔術騎士の資質>(ユニーク固有スキル)
< ミツバチのランス(光)>
ミツバチの針の様な魔力の塊を自由自在に発射することができる遠距離型攻撃スキル。
術者の魔力が大きい程その威力は上がり、魔力操作が高い程その数を増やす事ができる。
更に術者の体力値、持久力、タフさによって更に威力はUPする。
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、体力、持久力、タフさを持つこと
一定回数以上、自身よりもレベルが高い相手と接近戦で戦い敗北を経験すること、更に瀕死状態を経験すること
宙に現れた3つの魔法陣からミツバチの針の様なモノが飛び出し、放たれた黒い塊3つにクリーン・ヒット!
黒い塊は先程同様完全に消え去った。
「ふぅ~!危ない危ない。<昆虫王の予見者>を発動してなかったら、攻撃を防げなかった。」
ヒヤリとさせられ、俺は額に流れる汗を乱暴に拭った。
『呪い』というモノに対してどうかな~?と思いながら、とりあえず光属性の魔力を付与してみたのだが、これがどうも大当たりだったらしく攻撃を打ち消す事ができている。
これで駄目だったら、どうしようかと思った~。
ハハハ~!と笑うが、結構やばかったという自覚はある。
なんてったって反射的に前に出ちゃったもんだから、駄目だったら即死しちゃってたかも!
イノシシ男のいつものパターン!
とりあえず飛び出して後で後悔するヤツ~。
次から次へとダラダラ垂れる汗はもう放っておく事にして、俺は(多分)有効と思われる光属性の魔力をスキル<魔法付与術>によって剣に付与し、黒い蝶の様子を慎重に伺う。
すると────どうにも様子がおかしい事に気づいた。
何だか全体がプルプル震えていて、巨大な羽を小さく丸く縮めていっている……?
「また攻撃スキルか!?」
ヒヤッとしたその時、ビ────!ビ────!!という警戒音の様なモノが頭の中で響き、突如スキル<鑑定(全)が自動発動した。
ハッ!と驚く俺の目の前に、四角いステータスボードが姿を現す。
《警告!【呪災厄の幼生体】から時間経過を経て【呪災厄の成体】へと進化します。》
「進化!!?成長するのか!」
驚いて叫ぶ俺と同時に黒い蝶は────……。
《ミ゙ィ”あ”あ”あ”ァ”ァ”ァ”~────アアアア────────!!!!!》
何百人もの人が一斉に叫んだ様な……ゾッとする叫び声を上げ羽を勢いよく開いた。
すると開かれた羽には先ほどはなかった数え切れない程の人の目と口の様なモノがビッシリとくっついていて、目はギョロギョロと絶え間なく周囲を見渡し、口は何かを食べている様にパクパクと動く。
「ヒェェェ────!!」
その恐ろしい姿に悲鳴を上げ鳥肌を立てていると、その口が一斉にニィィィ~……と笑った。
そして次の瞬間、周りに漂う黒い霧の様なモヤ達は所々粘着質のある液体状に変わっていき、ポタリ……ポタリ……とその黒いドロドロした液体は地上へと落ちていく。
「何だ?あの黒いドロドロお水は……。」
気になって落ちた水をジッと観察していると、何と落下し黒い水たまりの様になった所からコポコポと気泡が浮かび、大量のモンスター達が姿を現した。
あれはモンスターの増殖スキルか!!
呪災厄の成体(先天スキル)
< 呪災厄の落とし子 >
呪いによって魔素を瘴気に急速進化させ永遠にモンスターを生み出す事のできる増殖型生命創作スキル。
術者が活動停止になるまでスキルは消える事がない。
更に時間経過と共にその範囲は増えていき、スキルを多次元移動させることも可能になるためスキル範囲は超広範囲に及ぶ。
生み出されたモンスターは全て呪い無効効果を持ち、それに加えて自身の仲間認定された同種にも呪い無効効果を伝染させる事ができる
126
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
無能と呼ばれた婚約者は王を完成させる〜替え玉婚約者のはずが、強すぎる王太子に手放してもらえません〜
統子
BL
兄の身代わりとして王太子の婚約者になった伯爵家次男リュシー。
嘘の名を名乗ったはずが、冷静で誠実な王太子リオンは彼を「力の装置」としてではなく、対等な伴侶として扱おうとする。
本物になりたいと願う替え玉と、完成された王太子の静謐な王宮ロマンス。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる