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第二十七章
909 資質とスキル発現と
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(レナ)
<絆糸人の資質>(ユニーク固有スキル)
< 連結する心糸 >
自身を中心とするエリア全体に存在する仲間たちの心同士を糸で繋ぎ、全員の感情を共有。
その合計値でステータスを強化する事のできる特殊強化スキル。
連結共有できる感情は、術者のレベル、自身の経験感情値によって増えていき、現在セラの扱える感情は【 勇気、希望、喜び 】の3つ
勇気を抱く者には攻撃力、希望を抱く者には体力、防御力とスピード、喜びを抱く者には各種デバフに対しての耐性値を大UP
これは全員のその感情値が高い程上昇率はUPする。
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、努力、根性、心の耐性値、負の感情に伴う経験の記憶からの独自の突破経験を持つ事
生まれながらに自身の持つ、勇気、希望、喜びの心の限界値ゲージを突破する事
スキル<連結する心糸>は、持っている感情値によって周囲の者達のステータスを根こそぎUPさせてしまう強力な強化スキル。
普通の強化スキルの様に限界値は存在せず、それこそ今現在存在する仲間たちの感情が高まれば高まる程、無限にステータスUPしてしまう。
何故セラさんがそんな超強力スキルを発現したのか、その原因はどうやら生まれながらに持って生まれるこの<資質>と相性の良い感情と経験値が存在している事にあるようだ。
資質とスキル発現について様々な諸説はあれど、現在有力な説として提唱されているのは、
《資質ごとに相性の良い感情の存在、更に本人の生まれながらの気質にも関係があるのでは?》
《その感情が簡単に手に入る状況下では感情の強さが足りずに発動しないのでは?》
────である。
例外はあれど、スキル発現には一定以上の実力がないと発現しない事からある程度の努力は必要。
そしてそれ以上となると、その本人の根本の気質と様々な体験から得た感情が起因となって現れる事が多い。
例えばセラさんの資質<絆糸人>
その資質と相性の良い感情は【勇気】【希望】などの陽の感情だったのだと思われ、彼女はそれをリーフ君に貰い、その才能を見事に開花させたというわけだ。
人との出会いによって様々な感情を得て、それにより成長する。
そしてその成長が顕在化したものが《スキル》である。
私の化術は、探究心の他にも闘争心や好戦的な感情、更に強い怒り憎しみなどの陰の感情が多分起因となっているし、他にも愛や慈愛などがキッカケになる資質もあるので、人生の中でどの様な経験をしたかが強くなるためには非常に重要な事の様なのだ。
今年の1年生達を初めとした学院生全体が、異例とも呼べる実力を手にしたのはそこに理由がある。
いや、教員たちもか……。
敵が来るのを今か今かとワクワクしながら待っている仲間達を見つめ、その理由について考える。
例えば、学院内で何か事件があった場合、まず頭に浮かぶのは《被害者》と《加害者》、そしてその場面に出くわした《傍観者》だ。
その数の比率としては《傍観者》が最も多く、恐らく9割程。
その《傍観者》がこの時点で思う事は『関わりたくない』『自分には関係ない』
そこから当然アクションは起きないし、それに付随した感情も生まれない。
一方《加害者》は【優越感、愉快】などの陽の感情、《被害者》は【悲しみ、怒り、恐怖】などの陰の感情を手に入れる。
ならスキル発現の可能性があるのはこの二者か?────と思いきや、そう上手くはいかない。
この《加害者》を貴族、《被害者》を平民に例えれば、このよく見る状況は、その時に受け取る感情にも慣れてしまっていて、新たな力を獲得するのには足りない様だ。
『日頃から手にし辛い感情の取得』
日頃の経験が少ない感情ほど本人の心に衝撃を与えるのは間違いないので、力を手にするにはこれが大事な要因の一つである事は間違いない。
だが、どんなに手にし辛い感情を取得しても全くスキルが発現しない場合もあるため、そこで考えられたのが、<資質>との相性と生まれながらに持つ本人の気質との関係。
これは非常に複雑で、例えば陽の感情と相性が悪い気質だとか、本人の性格と酷く相性の悪い感情の場合全くスキル発現しなかったり、もしくは強力なスキルを手にしてしまったりと、一言でいえば完全な『運』要素が絡んでくる。
その辺は今まで通り暮らしていれば、基本は体験しない経験をする事により偶然発現する事が多いのだが、そこでリーフ君の話になるのだ。
リーフ君の存在により、学院内にはこの普段経験する事のない感情で溢れかえり、そのせいであちらこちらで強力な力を手にする生徒たちが現れ始めた。
貴族の生徒達には初めて与えられる激しい『屈辱や怒り憎しみ』
感情を抑える事が美徳とされる貴族にとっては、初めての経験ばかり。
そして平民の生徒達には大きな『希望や肯定感、勇気』など、やはり普段はあまり手にできない感情を手にする事になった。
その中で傍観者でいたはずの者達もあれやこれやと巻き込まれ、沢山の衝撃的な感情を手にすると、それが一気に変化を起こす。
その変化は止まっていたその場から足を動かす原動力になり、いつの間にか『奇跡』と呼ばれる世代へと変わってしまったのだった。
<絆糸人の資質>(ユニーク固有スキル)
< 連結する心糸 >
自身を中心とするエリア全体に存在する仲間たちの心同士を糸で繋ぎ、全員の感情を共有。
その合計値でステータスを強化する事のできる特殊強化スキル。
連結共有できる感情は、術者のレベル、自身の経験感情値によって増えていき、現在セラの扱える感情は【 勇気、希望、喜び 】の3つ
勇気を抱く者には攻撃力、希望を抱く者には体力、防御力とスピード、喜びを抱く者には各種デバフに対しての耐性値を大UP
これは全員のその感情値が高い程上昇率はUPする。
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、努力、根性、心の耐性値、負の感情に伴う経験の記憶からの独自の突破経験を持つ事
生まれながらに自身の持つ、勇気、希望、喜びの心の限界値ゲージを突破する事
スキル<連結する心糸>は、持っている感情値によって周囲の者達のステータスを根こそぎUPさせてしまう強力な強化スキル。
普通の強化スキルの様に限界値は存在せず、それこそ今現在存在する仲間たちの感情が高まれば高まる程、無限にステータスUPしてしまう。
何故セラさんがそんな超強力スキルを発現したのか、その原因はどうやら生まれながらに持って生まれるこの<資質>と相性の良い感情と経験値が存在している事にあるようだ。
資質とスキル発現について様々な諸説はあれど、現在有力な説として提唱されているのは、
《資質ごとに相性の良い感情の存在、更に本人の生まれながらの気質にも関係があるのでは?》
《その感情が簡単に手に入る状況下では感情の強さが足りずに発動しないのでは?》
────である。
例外はあれど、スキル発現には一定以上の実力がないと発現しない事からある程度の努力は必要。
そしてそれ以上となると、その本人の根本の気質と様々な体験から得た感情が起因となって現れる事が多い。
例えばセラさんの資質<絆糸人>
その資質と相性の良い感情は【勇気】【希望】などの陽の感情だったのだと思われ、彼女はそれをリーフ君に貰い、その才能を見事に開花させたというわけだ。
人との出会いによって様々な感情を得て、それにより成長する。
そしてその成長が顕在化したものが《スキル》である。
私の化術は、探究心の他にも闘争心や好戦的な感情、更に強い怒り憎しみなどの陰の感情が多分起因となっているし、他にも愛や慈愛などがキッカケになる資質もあるので、人生の中でどの様な経験をしたかが強くなるためには非常に重要な事の様なのだ。
今年の1年生達を初めとした学院生全体が、異例とも呼べる実力を手にしたのはそこに理由がある。
いや、教員たちもか……。
敵が来るのを今か今かとワクワクしながら待っている仲間達を見つめ、その理由について考える。
例えば、学院内で何か事件があった場合、まず頭に浮かぶのは《被害者》と《加害者》、そしてその場面に出くわした《傍観者》だ。
その数の比率としては《傍観者》が最も多く、恐らく9割程。
その《傍観者》がこの時点で思う事は『関わりたくない』『自分には関係ない』
そこから当然アクションは起きないし、それに付随した感情も生まれない。
一方《加害者》は【優越感、愉快】などの陽の感情、《被害者》は【悲しみ、怒り、恐怖】などの陰の感情を手に入れる。
ならスキル発現の可能性があるのはこの二者か?────と思いきや、そう上手くはいかない。
この《加害者》を貴族、《被害者》を平民に例えれば、このよく見る状況は、その時に受け取る感情にも慣れてしまっていて、新たな力を獲得するのには足りない様だ。
『日頃から手にし辛い感情の取得』
日頃の経験が少ない感情ほど本人の心に衝撃を与えるのは間違いないので、力を手にするにはこれが大事な要因の一つである事は間違いない。
だが、どんなに手にし辛い感情を取得しても全くスキルが発現しない場合もあるため、そこで考えられたのが、<資質>との相性と生まれながらに持つ本人の気質との関係。
これは非常に複雑で、例えば陽の感情と相性が悪い気質だとか、本人の性格と酷く相性の悪い感情の場合全くスキル発現しなかったり、もしくは強力なスキルを手にしてしまったりと、一言でいえば完全な『運』要素が絡んでくる。
その辺は今まで通り暮らしていれば、基本は体験しない経験をする事により偶然発現する事が多いのだが、そこでリーフ君の話になるのだ。
リーフ君の存在により、学院内にはこの普段経験する事のない感情で溢れかえり、そのせいであちらこちらで強力な力を手にする生徒たちが現れ始めた。
貴族の生徒達には初めて与えられる激しい『屈辱や怒り憎しみ』
感情を抑える事が美徳とされる貴族にとっては、初めての経験ばかり。
そして平民の生徒達には大きな『希望や肯定感、勇気』など、やはり普段はあまり手にできない感情を手にする事になった。
その中で傍観者でいたはずの者達もあれやこれやと巻き込まれ、沢山の衝撃的な感情を手にすると、それが一気に変化を起こす。
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