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第三十四章
1091 四柱
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( クラーク )
( 合体スキル )
< 同化創生魔法陣 >
ある一定以上の魔力、魔力操作、属性魔力値を持った者達が揃った時に発動できる創作系合体スキル
それぞれの属性魔力を混合させて新たな魔法を創り出す
合わせる魔法属性値、魔力が高いほど強力な魔法が、更に魔力操作値の合計値によりその完成度は上がり、強力な魔法を生み出す事ができる
「 同化創生魔法陣、防御結界陣。
攻撃の無効化に成功致しました。
レイモンド家【 四柱 】が一人< 蒼 >。これより戦いに参戦致します。 」
背丈はかなり高く恐らく歳は30代前半程。
紫色を帯びた紺青色の長い髪を後ろで縛り、静かでまるで滴り落ちる水の様な魔力を纏っている無表情な男がそう静かに告げると、他の者達もそれに続く。
「 同じく< 紅 >も同じく参戦いたしますわ。 」
鮮やかなシグナルレッドカラーの長い髪を腰辺りで緩く縛った妖艶な女性。
ドンッ!と存在感のある刺激的な魔力を持つ彼女は、こちらを振り向きウィンクをしてくる。
すると、その隣にいる< 紅 >より頭一つ分くらい小さく、ニコニコ笑顔を見せている、恐らく二十代前半くらいの男性は、フフフ~と楽しそうに笑った。
「 同じく< 緑 >も戦いま~す! 」
アイビーグリーン色の、ふわふわとした柔らかそうな天然パーマの髪が笑うたびにふわふわと揺れる。
そしてそんな< 緑 >の笑う声に被せる様にクスクスと笑うのは、その隣にいる下手をすれば俺と同じ歳くらいにも見える小さな女の子。
柔らかいライムイエローの髪色に、前髪の短いショートボブをしたその子は、ふわふわと宙に浮かびながらニコッ!と明るい笑顔を見せた。
「 同じく< 黄 >!私も戦うよ~! 」
四人はそういい終わった後、直ぐにバラバラに動き< ヒャクメ・カオス >を取り囲む。
そしてヤツの属性を巧みに使う攻撃に合わせ、それを防ぎ反撃!
更には< ヒャクメ・カオス >が防御結界を張れば、それに有利属性が取れる属性魔法で攻撃しつつ唯一効く魔法属性攻撃もプラスして打つ!────と、何とあのSランクの動きを見事封じているではないか。
突然現れた強力な味方に他の兵達も即座に動き、前衛の盾班が完全復活すると直ぐに現れた四人に合わせて前衛後衛共に攻撃を開始。
戦況を見事に持ち直した。
「 あの見事な魔法術式……まさか……。 」
俺がポカンとしながら、その見事な魔法の数々を凝視していると、突然グイッ!と首根っこを掴まれ、そのまま後ろにバシ──ンッ!!と地面に叩きつけられる。
驚き直ぐに上を見上げれば、そこには鬼の形相をしたアゼリアの顔があった。
「 貧弱な蜂虫如きがふざけた事をしおって、排虫箱にぶち込むぞ! 」
「 ……おい、突然何をする。この蛮族女め。 」
助けてやったというのにこんな不当な暴力を受けた俺と怒れるアゼリアの間には、非常に不穏な空気が流れる。
この野郎!と怒りのボルテージが上がっていくのを感じ、更に物申してやろうと口を開こうとしたが、それより先にアゼリアが口を開いた。
「 いいか?良く聞け。
私は前衛、貴様は後衛。
そこが貴様の唯一の居場所なのだから、軟弱な蜂男は黙って私の後ろで守られていろ。 」
怒りの中に隠れている ” 心 ”
それを理解した俺は、こそばゆい気持ちを隠すためチッ!!と舌打ちしてそっぽを向く。
そしてまた嫌味の応酬が続いているというのに、戦場に相応しくない浮ついた気持ちを感じ、自分の両頬をバチンッ!と叩いた。
「 あれは恐らく【 四柱 】……。
初めてお目にかかったが、噂に違わぬ実力をお持ちのようだ。
しかし、何故ココに……? 」
父が家督を継いでから、一度として姿を現さなかった【 四柱 】
両親達は今の今まで何とか彼らを従わせようとやっけになっていたが、その全てを無視し続けたというのに、何故今更……??
その理由がサッパリ分からず首を傾げた、その時────突然野太い男性の声が近くから聞こえた。
「 それが正しいと思ったからだろう。
あいつらはそう思った事にしか従わん困ったひねくれどもだからな。 」
気配なく発せられた声に慌てて後ろを振り返ると……そこには体格の大きな男性がいて、俺とアゼリアの隣に並ぶ。
歳を感じさせない立派な体格に、引退してもなお威厳漂う鋭い雰囲気。
俺とアゼリアはその男性を見て息を飲んだ。
「 ド……ドルトンお祖父様……。 」
「 ドルトン様……。 」
「 久しいな。クラーク、アゼリア。
……アゼリアはお前の母親と会った時以来だな。 」
ポカンとして黙ってしまった俺達を見下ろしたドルトン様は、突然頭をスッ……と下げてきた。
そして────
「 ────すまなかった……。 」
苦しそうな声色で謝罪を述べてきたため、俺達の戸惑いは更に増す。
「 ドルトンお祖父様、一体何に対して謝罪されているのですか……? 」
俺がそう尋ねると、ドルトン様は頭を下げたままそれに答えた。
( 合体スキル )
< 同化創生魔法陣 >
ある一定以上の魔力、魔力操作、属性魔力値を持った者達が揃った時に発動できる創作系合体スキル
それぞれの属性魔力を混合させて新たな魔法を創り出す
合わせる魔法属性値、魔力が高いほど強力な魔法が、更に魔力操作値の合計値によりその完成度は上がり、強力な魔法を生み出す事ができる
「 同化創生魔法陣、防御結界陣。
攻撃の無効化に成功致しました。
レイモンド家【 四柱 】が一人< 蒼 >。これより戦いに参戦致します。 」
背丈はかなり高く恐らく歳は30代前半程。
紫色を帯びた紺青色の長い髪を後ろで縛り、静かでまるで滴り落ちる水の様な魔力を纏っている無表情な男がそう静かに告げると、他の者達もそれに続く。
「 同じく< 紅 >も同じく参戦いたしますわ。 」
鮮やかなシグナルレッドカラーの長い髪を腰辺りで緩く縛った妖艶な女性。
ドンッ!と存在感のある刺激的な魔力を持つ彼女は、こちらを振り向きウィンクをしてくる。
すると、その隣にいる< 紅 >より頭一つ分くらい小さく、ニコニコ笑顔を見せている、恐らく二十代前半くらいの男性は、フフフ~と楽しそうに笑った。
「 同じく< 緑 >も戦いま~す! 」
アイビーグリーン色の、ふわふわとした柔らかそうな天然パーマの髪が笑うたびにふわふわと揺れる。
そしてそんな< 緑 >の笑う声に被せる様にクスクスと笑うのは、その隣にいる下手をすれば俺と同じ歳くらいにも見える小さな女の子。
柔らかいライムイエローの髪色に、前髪の短いショートボブをしたその子は、ふわふわと宙に浮かびながらニコッ!と明るい笑顔を見せた。
「 同じく< 黄 >!私も戦うよ~! 」
四人はそういい終わった後、直ぐにバラバラに動き< ヒャクメ・カオス >を取り囲む。
そしてヤツの属性を巧みに使う攻撃に合わせ、それを防ぎ反撃!
更には< ヒャクメ・カオス >が防御結界を張れば、それに有利属性が取れる属性魔法で攻撃しつつ唯一効く魔法属性攻撃もプラスして打つ!────と、何とあのSランクの動きを見事封じているではないか。
突然現れた強力な味方に他の兵達も即座に動き、前衛の盾班が完全復活すると直ぐに現れた四人に合わせて前衛後衛共に攻撃を開始。
戦況を見事に持ち直した。
「 あの見事な魔法術式……まさか……。 」
俺がポカンとしながら、その見事な魔法の数々を凝視していると、突然グイッ!と首根っこを掴まれ、そのまま後ろにバシ──ンッ!!と地面に叩きつけられる。
驚き直ぐに上を見上げれば、そこには鬼の形相をしたアゼリアの顔があった。
「 貧弱な蜂虫如きがふざけた事をしおって、排虫箱にぶち込むぞ! 」
「 ……おい、突然何をする。この蛮族女め。 」
助けてやったというのにこんな不当な暴力を受けた俺と怒れるアゼリアの間には、非常に不穏な空気が流れる。
この野郎!と怒りのボルテージが上がっていくのを感じ、更に物申してやろうと口を開こうとしたが、それより先にアゼリアが口を開いた。
「 いいか?良く聞け。
私は前衛、貴様は後衛。
そこが貴様の唯一の居場所なのだから、軟弱な蜂男は黙って私の後ろで守られていろ。 」
怒りの中に隠れている ” 心 ”
それを理解した俺は、こそばゆい気持ちを隠すためチッ!!と舌打ちしてそっぽを向く。
そしてまた嫌味の応酬が続いているというのに、戦場に相応しくない浮ついた気持ちを感じ、自分の両頬をバチンッ!と叩いた。
「 あれは恐らく【 四柱 】……。
初めてお目にかかったが、噂に違わぬ実力をお持ちのようだ。
しかし、何故ココに……? 」
父が家督を継いでから、一度として姿を現さなかった【 四柱 】
両親達は今の今まで何とか彼らを従わせようとやっけになっていたが、その全てを無視し続けたというのに、何故今更……??
その理由がサッパリ分からず首を傾げた、その時────突然野太い男性の声が近くから聞こえた。
「 それが正しいと思ったからだろう。
あいつらはそう思った事にしか従わん困ったひねくれどもだからな。 」
気配なく発せられた声に慌てて後ろを振り返ると……そこには体格の大きな男性がいて、俺とアゼリアの隣に並ぶ。
歳を感じさせない立派な体格に、引退してもなお威厳漂う鋭い雰囲気。
俺とアゼリアはその男性を見て息を飲んだ。
「 ド……ドルトンお祖父様……。 」
「 ドルトン様……。 」
「 久しいな。クラーク、アゼリア。
……アゼリアはお前の母親と会った時以来だな。 」
ポカンとして黙ってしまった俺達を見下ろしたドルトン様は、突然頭をスッ……と下げてきた。
そして────
「 ────すまなかった……。 」
苦しそうな声色で謝罪を述べてきたため、俺達の戸惑いは更に増す。
「 ドルトンお祖父様、一体何に対して謝罪されているのですか……? 」
俺がそう尋ねると、ドルトン様は頭を下げたままそれに答えた。
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