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第三十五章
1109 貴族達のプライド
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( マービン )
「 二時の方向、来るぞ< グリム >。 」
「 承知しました~。 」
軽い感じで返事を返した俺の横に立つ男< グリム >は、この俺、マービン派閥の側近の一人。
長めの前髪に片目は隠れたシアンブルーのマッシュヘアー。
見えている方の目は眠そうにも見えて、全体的に緩い雰囲気をもったヒョロリと痩せた体型をしている。
グリムは口の中で噛んでいたガムをプ────ッと膨らませると、二時の方向に向かいシャボン玉の様な紫のガム玉を次々と飛ばす。
< 毒膳士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< ポイズン・ガム舞踊会 >
様々な毒物をガム型魔道具に混ぜ込み相手を攻撃するデバフ型攻撃スキル
知力が高い程毒物の種類が多く、魔力によってその強さが、魔力操作によってより複雑な毒を創り出す事ができる
(発現条件)
一定以上の知力、毒に対する知識、魔力、魔力操作、を持つこと
一定回数以上ガム型魔道具を使用した戦闘経験値があること
一定以上の愉快と不快を短期間の間に経験する事
ちょうど二時の方向の空からこちらに向かい一直線で飛んで来ようとする< ダーツ・モイスキー >達の群れにそのガム達は衝突し、そのままパチンパチンッと弾けた。
すると、突然< ダーツ・モイスキー >達の身体にはボコボコと大きなおできみたいなモノが大量にできて、そのまま溶けて地上へと落ちていく。
< ダーツ・モイスキー >
体長30cm程の吸血蚊型Eランクモンスター
空から獲物を見つけてはまるで弾丸の様に突進してきて串刺しにして、そのまま獲物の血を吸い尽くす
集団で襲われれば逃げ切るのは難しいが、動き自体は単調であるためパーティーでの討伐が推奨される
「 あっは!俺の新作の毒はどうだ~?
結構自信作なんだけど。 」
「 ……あぁ、お前の性格の悪さと陰湿さが良く現れた素晴らしい出来だと思うね。 」
上機嫌なグリムに向かい、僅かに顔を顰めて答えたのは、もう一人のマービン派閥側近の男< スワン >
フワッとした天然パーマの桃色の髪を後ろに一つに結び、何となく軽そうなイメージを相手に与える甘いマスクを持つスワンは、そのイメージを裏切る事なくよく女性を口説いている姿を見かける。
そんなグリムとスワンの間に、一瞬ピリッとした空気が流れたが「 四時の方向。 」という俺の言葉に反応したスワンが直ぐにスキルを発動させた。
< 城塞士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< 侵入者への断罪 >
自身のフィールド内と決めた場所に敵認定している存在が足を踏み入れた時に発動できるトラップ型攻撃スキル
土属性の拘束具が地面から飛び出し、敵を地面に引きずり込んで息の根を止める
(発現条件)
一定以上の知力、魔力、魔力操作を持つこと
土属性の適応があること
一定回数以上自身のフィールドと決めた場所へ侵入され退かせた経験値があること
一定以上の熱血、努力、忠誠心がある事
四時の方向よりウゾウゾと大量のゴブリン達の大群が走ってきたが、土から飛び出してきた赤黒い土の鎖に巻き付かれ、土の中に引きずり込まれていく。
そして最後の一匹まで飲み込み全滅すると、スワンはフッと笑いながら前髪をバサッ!と払った。
「 俺のお城にモンスターは入れない事にしてるんだ。
ごめんね~? 」
「 ……………。 」
ウィンクしながらそう言い放つスワンに、グリムは何か言いたげな顔で睨む。
そんな少々険悪な場面もある二人だが、いざ戦いとなればお互い強力して完璧に敵を倒してくれる事は知っているので、俺は自身の頭の中に絶えず送られてくる情報を整理しながら、繋がっている貴族同志達へ指示を出し続けた。
< 司令士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< 高貴なる者達の進軍の旗 >
貴族、かつ戦闘経験値と絆値が一定以上の味方達に限定し、全ステータス値を大UPさせ、また有利属性ボーナスを付与する事ができる
また資質固有能力も大幅にUPさせ、逆に敵のステータス値、属性能力値は大幅にダウンさせる。
(発現条件)
貴族である事かつ、全ステータス値、戦闘経験値が一定以上である事
一定以上のプライド、誇り、勇気を持ち、一定人数以上の貴族と絆値を結ぶこと
一定以上の精神負荷を経験し、それを乗り越えた経験があること
< 司令士の資質 > ( 先天スキル )
< 秘密の共有 >
自身が認めたもコミュニティ内の者達同士で自由に連絡を取り合える情報伝達系スキル
魔力操作が高い程ジャミングされにくく精度も高い
また魔力量によりその使える距離が決められている
「 ふん、結構な高位ランクモンスター達もいるようだが、この程度、貴族である我々の敵ではない。
我々の共通の敵、それは…………リーフ様だ!!
皆の者!お尻を叩かれたくなければ死ぬ気でココを死守するぞ!
分かったかぁぁぁぁぁ────────────!!!! 」
《《 おおぉぉぉぉ────────っ!!!! 》》
俺の掛け声にスキル< 秘密の共有 >で繋がっている貴族の同志達からは、雄叫びの様な声が返ってくる。
《 やってやるぞぉぉぉ────!!! 》
《 次こそ勝ぁぁぁぁ────つ! 》
《 あんなそばかすネズミに負けてたまるかぁぁぁ────!! 》
更に勇ましい声が聞こえると、隣にいるグリムとスワンも「「 うおぉぉぉぉ────!! 」」と叫びながら目に付くモンスター達を攻撃していった。
「 二時の方向、来るぞ< グリム >。 」
「 承知しました~。 」
軽い感じで返事を返した俺の横に立つ男< グリム >は、この俺、マービン派閥の側近の一人。
長めの前髪に片目は隠れたシアンブルーのマッシュヘアー。
見えている方の目は眠そうにも見えて、全体的に緩い雰囲気をもったヒョロリと痩せた体型をしている。
グリムは口の中で噛んでいたガムをプ────ッと膨らませると、二時の方向に向かいシャボン玉の様な紫のガム玉を次々と飛ばす。
< 毒膳士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< ポイズン・ガム舞踊会 >
様々な毒物をガム型魔道具に混ぜ込み相手を攻撃するデバフ型攻撃スキル
知力が高い程毒物の種類が多く、魔力によってその強さが、魔力操作によってより複雑な毒を創り出す事ができる
(発現条件)
一定以上の知力、毒に対する知識、魔力、魔力操作、を持つこと
一定回数以上ガム型魔道具を使用した戦闘経験値があること
一定以上の愉快と不快を短期間の間に経験する事
ちょうど二時の方向の空からこちらに向かい一直線で飛んで来ようとする< ダーツ・モイスキー >達の群れにそのガム達は衝突し、そのままパチンパチンッと弾けた。
すると、突然< ダーツ・モイスキー >達の身体にはボコボコと大きなおできみたいなモノが大量にできて、そのまま溶けて地上へと落ちていく。
< ダーツ・モイスキー >
体長30cm程の吸血蚊型Eランクモンスター
空から獲物を見つけてはまるで弾丸の様に突進してきて串刺しにして、そのまま獲物の血を吸い尽くす
集団で襲われれば逃げ切るのは難しいが、動き自体は単調であるためパーティーでの討伐が推奨される
「 あっは!俺の新作の毒はどうだ~?
結構自信作なんだけど。 」
「 ……あぁ、お前の性格の悪さと陰湿さが良く現れた素晴らしい出来だと思うね。 」
上機嫌なグリムに向かい、僅かに顔を顰めて答えたのは、もう一人のマービン派閥側近の男< スワン >
フワッとした天然パーマの桃色の髪を後ろに一つに結び、何となく軽そうなイメージを相手に与える甘いマスクを持つスワンは、そのイメージを裏切る事なくよく女性を口説いている姿を見かける。
そんなグリムとスワンの間に、一瞬ピリッとした空気が流れたが「 四時の方向。 」という俺の言葉に反応したスワンが直ぐにスキルを発動させた。
< 城塞士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< 侵入者への断罪 >
自身のフィールド内と決めた場所に敵認定している存在が足を踏み入れた時に発動できるトラップ型攻撃スキル
土属性の拘束具が地面から飛び出し、敵を地面に引きずり込んで息の根を止める
(発現条件)
一定以上の知力、魔力、魔力操作を持つこと
土属性の適応があること
一定回数以上自身のフィールドと決めた場所へ侵入され退かせた経験値があること
一定以上の熱血、努力、忠誠心がある事
四時の方向よりウゾウゾと大量のゴブリン達の大群が走ってきたが、土から飛び出してきた赤黒い土の鎖に巻き付かれ、土の中に引きずり込まれていく。
そして最後の一匹まで飲み込み全滅すると、スワンはフッと笑いながら前髪をバサッ!と払った。
「 俺のお城にモンスターは入れない事にしてるんだ。
ごめんね~? 」
「 ……………。 」
ウィンクしながらそう言い放つスワンに、グリムは何か言いたげな顔で睨む。
そんな少々険悪な場面もある二人だが、いざ戦いとなればお互い強力して完璧に敵を倒してくれる事は知っているので、俺は自身の頭の中に絶えず送られてくる情報を整理しながら、繋がっている貴族同志達へ指示を出し続けた。
< 司令士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< 高貴なる者達の進軍の旗 >
貴族、かつ戦闘経験値と絆値が一定以上の味方達に限定し、全ステータス値を大UPさせ、また有利属性ボーナスを付与する事ができる
また資質固有能力も大幅にUPさせ、逆に敵のステータス値、属性能力値は大幅にダウンさせる。
(発現条件)
貴族である事かつ、全ステータス値、戦闘経験値が一定以上である事
一定以上のプライド、誇り、勇気を持ち、一定人数以上の貴族と絆値を結ぶこと
一定以上の精神負荷を経験し、それを乗り越えた経験があること
< 司令士の資質 > ( 先天スキル )
< 秘密の共有 >
自身が認めたもコミュニティ内の者達同士で自由に連絡を取り合える情報伝達系スキル
魔力操作が高い程ジャミングされにくく精度も高い
また魔力量によりその使える距離が決められている
「 ふん、結構な高位ランクモンスター達もいるようだが、この程度、貴族である我々の敵ではない。
我々の共通の敵、それは…………リーフ様だ!!
皆の者!お尻を叩かれたくなければ死ぬ気でココを死守するぞ!
分かったかぁぁぁぁぁ────────────!!!! 」
《《 おおぉぉぉぉ────────っ!!!! 》》
俺の掛け声にスキル< 秘密の共有 >で繋がっている貴族の同志達からは、雄叫びの様な声が返ってくる。
《 やってやるぞぉぉぉ────!!! 》
《 次こそ勝ぁぁぁぁ────つ! 》
《 あんなそばかすネズミに負けてたまるかぁぁぁ────!! 》
更に勇ましい声が聞こえると、隣にいるグリムとスワンも「「 うおぉぉぉぉ────!! 」」と叫びながら目に付くモンスター達を攻撃していった。
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