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第三十五章
1125 バイバ〜イ!
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( マービン )
「 昔は両親に内緒で冒険者ごっこしましたよね。
俺はいつもガムを膨らませられるからって、テイムされた泡スライム役でしたけど。 」
グリムは泡スライムの辺りでやや不満げに頬を膨らました。
「 俺は剣士役……は良かったんですけど、ギルドのお姉さん役も兼用なのは嫌でした。 」
スワンもグリム同様頬を膨らませたが、” でも…… ” と二人同時にもう一度子どもの様な満面の笑みで笑う。
「「 すっごく楽しかったですね! 」」
俺は泣くのを堪えて目をギュッと瞑りながら、二人が差し出してくれた花を受け取った。
すると二人は更にニコニコしながら「「 今はもっと楽しいです。 」」と言う。
「 リーフ様にお尻を叩かれているのにか? 」
油断すると涙が出そうになる目を擦りながらそう尋ねると、二人はその時の体験を思い出したのか、嫌そうに顔を歪めて首を振った後、「 でも────…… 」と話を続けた。
「 三人であーでもない、こーでもないと悪巧みしながら挑戦する感じが、昔に戻ったみたいで楽しいです。 」
「 三人揃ってボロボロにされますけどね~。
あ、もしかして俺、また泡スライム役にさせられますか? 」
スワンの言葉に大きく頷いた後、グリムが渋い顔でそう言うので、なんだか俺はおかしくなってきて、そのままプハッ!と吹き出す。
「 今度はこの俺、マービン様を支える右腕と左腕の役を与えてやろう!
光栄に思うがいい! 」
そして大きく胸を張ってそう言ってやれば、二人はとても嬉しそうな顔で笑い「「 これから凄~く楽しみですね! 」」と言って、フッ……と消えてしまった。
それを見送った後、二人から貰った花を胸の中にポイッと入れる。
するとじんわりと広がっていく温かな気持ちにジ~~ン……としていると、突然────
「 マービン様~~♡ 」
……という女性の声が横から聞こえた。
「 ???? 」
一体誰だ?と驚いて声がした方を振り返ると、そこには沢山の女性達がいて、その手には枯れた木の枝や泥に塗れた石、変色した葉っぱに腐りかけの木の実を持っている。
その全員の顔には見覚えがあった。
俺がかつて八つ当たりし暴言を吐いてきた女達だ!
「 あ……そ……その……。 」
罪悪感と気まずさに何か言おうと口を開きかけると、その内の一人、ついこの間 ” 裸になれ! ” と脅して女がスタスタと俺の前まで歩いてきた。
その顔は怒りの表情ではなく、寧ろご機嫌な様子でニコニコしていたので、俺はホッと息を吐いたのだが────……。
女は突然俺の腰辺りをワシっ!!と掴むと、そのまま一気に俺のズボンをパンツごとスパ────ン!!!とずり降ろした。
顕になる俺の下半身!!
一瞬の出来事に思わず固まってしまうと────。
「 生まれたてのミミズ!!! 」
女が突然俺の下半身のアレを見ながら叫ぶ。
「 …………えっ……ミ、ミミズ……??? 」
白目を剥きながらボソッと呟く俺に続く様に、他の女達が一斉に俺の下半身を指さした。
「 親指男っ!! 」
「 小麦ボール( 極小 )!!! 」
「 砂ネズミの尻尾!!! 」
そして更に女たちは口々に理解不能な暴言を叫び、ショックを受けて気絶しそうな俺を見て大笑い。
そしてその後は非常にスッキリした顔で、一斉に舌を出す。
「「「「 このくらいで勘弁してやるよ!!バ────カっ!!! 」」」」
ベ────ッ!!と舌を出したまま中指まで立てると、そのまま全員消えてしまった。
俺はその後、ショックでしばし固まって動けなかったが、グスンッ……と鼻を啜りながら、女たちのいた場所に落ちていた枯れた木々や汚い石や葉っぱ、腐った木の実などを集めて胸の中に入れる。
すると、その展開を見学していたらしいじいさんは、地面をゴロゴロ転がりながら大笑いしていて、それにはムカッ!!としたのだが、何も反論することもできないので我慢した。
結局ひとしきり笑ったじいさんは、満足したのか立ち上がり、その場で大きく伸びをする。
「 まぁ、そのうち大きくなるよ!
────さぁ、俺は散歩の続きでもし~よおっと。 」
じいさんはニッコリ笑うと、俺に背を向けてそのままマイペースに歩き出した。
「 ……もう行っちゃうのか? 」
「 ん?そうだね。俺、散歩大好きだからさ!
まだまだ見たことない場所が一杯あるから、そろそろ見に行くよ。
でも俺はいつも君を見ているからね。
もう崖から飛び降りようとしたら駄目だよ。 」
「 いや、だから別に飛び降りようとしたわけじゃねぇっつーの……。 」
ブツブツと文句を言う俺に対して、ハハハッ~と笑ったじいさんはまた歩き出したのだが、突然ピタリと止まり、俺の方を振り向く。
「 そうそう。そういえば、凄く体格のいい……でも身体が紙みたいにペラペラの男の人がね、随分前から崖の目の前で踏ん張っていたよ。
俺が殴り飛ばして引っ張る事はできるけど、それは俺じゃない方がいいと思うから放って置くね。
親を引っ張るのはいつだって子どもの役目だからさ! 」
それだけ言い残し、今度こそじいさんは行ってしまった。
その背中が遠ざかっていく途中、二回りくらい小さくなって子供の様な姿になった様な気がしたのは、もしかすると俺の気の所為かもしれない。
「 昔は両親に内緒で冒険者ごっこしましたよね。
俺はいつもガムを膨らませられるからって、テイムされた泡スライム役でしたけど。 」
グリムは泡スライムの辺りでやや不満げに頬を膨らました。
「 俺は剣士役……は良かったんですけど、ギルドのお姉さん役も兼用なのは嫌でした。 」
スワンもグリム同様頬を膨らませたが、” でも…… ” と二人同時にもう一度子どもの様な満面の笑みで笑う。
「「 すっごく楽しかったですね! 」」
俺は泣くのを堪えて目をギュッと瞑りながら、二人が差し出してくれた花を受け取った。
すると二人は更にニコニコしながら「「 今はもっと楽しいです。 」」と言う。
「 リーフ様にお尻を叩かれているのにか? 」
油断すると涙が出そうになる目を擦りながらそう尋ねると、二人はその時の体験を思い出したのか、嫌そうに顔を歪めて首を振った後、「 でも────…… 」と話を続けた。
「 三人であーでもない、こーでもないと悪巧みしながら挑戦する感じが、昔に戻ったみたいで楽しいです。 」
「 三人揃ってボロボロにされますけどね~。
あ、もしかして俺、また泡スライム役にさせられますか? 」
スワンの言葉に大きく頷いた後、グリムが渋い顔でそう言うので、なんだか俺はおかしくなってきて、そのままプハッ!と吹き出す。
「 今度はこの俺、マービン様を支える右腕と左腕の役を与えてやろう!
光栄に思うがいい! 」
そして大きく胸を張ってそう言ってやれば、二人はとても嬉しそうな顔で笑い「「 これから凄~く楽しみですね! 」」と言って、フッ……と消えてしまった。
それを見送った後、二人から貰った花を胸の中にポイッと入れる。
するとじんわりと広がっていく温かな気持ちにジ~~ン……としていると、突然────
「 マービン様~~♡ 」
……という女性の声が横から聞こえた。
「 ???? 」
一体誰だ?と驚いて声がした方を振り返ると、そこには沢山の女性達がいて、その手には枯れた木の枝や泥に塗れた石、変色した葉っぱに腐りかけの木の実を持っている。
その全員の顔には見覚えがあった。
俺がかつて八つ当たりし暴言を吐いてきた女達だ!
「 あ……そ……その……。 」
罪悪感と気まずさに何か言おうと口を開きかけると、その内の一人、ついこの間 ” 裸になれ! ” と脅して女がスタスタと俺の前まで歩いてきた。
その顔は怒りの表情ではなく、寧ろご機嫌な様子でニコニコしていたので、俺はホッと息を吐いたのだが────……。
女は突然俺の腰辺りをワシっ!!と掴むと、そのまま一気に俺のズボンをパンツごとスパ────ン!!!とずり降ろした。
顕になる俺の下半身!!
一瞬の出来事に思わず固まってしまうと────。
「 生まれたてのミミズ!!! 」
女が突然俺の下半身のアレを見ながら叫ぶ。
「 …………えっ……ミ、ミミズ……??? 」
白目を剥きながらボソッと呟く俺に続く様に、他の女達が一斉に俺の下半身を指さした。
「 親指男っ!! 」
「 小麦ボール( 極小 )!!! 」
「 砂ネズミの尻尾!!! 」
そして更に女たちは口々に理解不能な暴言を叫び、ショックを受けて気絶しそうな俺を見て大笑い。
そしてその後は非常にスッキリした顔で、一斉に舌を出す。
「「「「 このくらいで勘弁してやるよ!!バ────カっ!!! 」」」」
ベ────ッ!!と舌を出したまま中指まで立てると、そのまま全員消えてしまった。
俺はその後、ショックでしばし固まって動けなかったが、グスンッ……と鼻を啜りながら、女たちのいた場所に落ちていた枯れた木々や汚い石や葉っぱ、腐った木の実などを集めて胸の中に入れる。
すると、その展開を見学していたらしいじいさんは、地面をゴロゴロ転がりながら大笑いしていて、それにはムカッ!!としたのだが、何も反論することもできないので我慢した。
結局ひとしきり笑ったじいさんは、満足したのか立ち上がり、その場で大きく伸びをする。
「 まぁ、そのうち大きくなるよ!
────さぁ、俺は散歩の続きでもし~よおっと。 」
じいさんはニッコリ笑うと、俺に背を向けてそのままマイペースに歩き出した。
「 ……もう行っちゃうのか? 」
「 ん?そうだね。俺、散歩大好きだからさ!
まだまだ見たことない場所が一杯あるから、そろそろ見に行くよ。
でも俺はいつも君を見ているからね。
もう崖から飛び降りようとしたら駄目だよ。 」
「 いや、だから別に飛び降りようとしたわけじゃねぇっつーの……。 」
ブツブツと文句を言う俺に対して、ハハハッ~と笑ったじいさんはまた歩き出したのだが、突然ピタリと止まり、俺の方を振り向く。
「 そうそう。そういえば、凄く体格のいい……でも身体が紙みたいにペラペラの男の人がね、随分前から崖の目の前で踏ん張っていたよ。
俺が殴り飛ばして引っ張る事はできるけど、それは俺じゃない方がいいと思うから放って置くね。
親を引っ張るのはいつだって子どもの役目だからさ! 」
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