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第三十九章
1245 第一印象
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( キュイ )
大規模な爆発だったにも関わらず、その原因の魔力反応は目で見るのが難しいレベルの小さいモノだったらしい。
そのため ” それが何重にも張られている結界を貫いただなんて信じられない。 ” と誰もが語っていたそうだ。
更にそれがあまりにも小さすぎて、結界に空いた穴を見つけるのも至難の技だったのだとか……。
「 ” 針で指すより小さな穴 ” って言ってたよ。
そのお陰で結界が壊されずにすんだらしいんだけど……魔法使いの人たちが全員青ざめて
こうも言っていたらしい。
” あんな破壊力を持つ凝縮した魔力を自分は知らない ” って。 」
これがもし最新の戦闘用魔道具なら暗殺し放題じゃ……?
まさに革命的な恐ろしい攻撃に、傭兵達は口に出さずとも全員が戦々恐々として、私達も第二陣の攻撃がもしも来たら……などと恐ろしい妄想を膨らませながらカフェに帰った。
ライトノア学院は生徒が打った ” 着火 ” だと言っていたけど、それは多分嘘。
だが、仮にその攻撃が新兵器だとしても、ライトノア学院はアーサー派閥で有名なフラン様がいるため問題ないだろう。
最終的にそう考え、私はカフェで落ち着きを取り戻し、そのまま仕事に勤しんでいると……突然扉の前に弱々しい気配が2つとそれなりに強そうな気配が更に2つ現れたのを感じた。
お客さんかな?
気配察知したのはベリーちゃんも同じで、ベリーちゃんは中々扉を開けない子たちの代わりにドアを思い切り開ける。
────バンッ!!!
そのせいで弱々しい気配の方は派手に吹っ飛んでいってしまったが、それなりに鍛えてはいるらしく、ダメージはほぼゼロの様。
多分凄く努力して鍛えた人達なんだろうな。
これが今後大事な友達になってくれたモルト君とニール君の第一印象だ。
そしてその直後入ってきた二人は、まだ準成人くらいの子供で体格は普通。
潜在的な能力値も普通だが、やはりかなり洗練されたモノを感じ、傭兵のスタッフ達は物珍しそうにそんな二人を見ていたと思う。
良くも悪くも普通な二人は、獣人達のお客さんばかりの店内では凄く浮いていて、多分感覚的に戦闘系資質ではなさそうだった。
基本ここにやってくる人族の人間は冷やかしが殆どなのだが、そういう雰囲気もなく、凄く紳士的にベリーちゃんに接する態度を見て、感心してしまう。
なんだかちょっと変わった子たちだな。
ちなみにこれが第二印象。
結局ベリーちゃんに呼ばれて、その四人……モルト君とニール君、そして獣人のレイド君とメルちゃんとお話する事になったが、なんと全員ライトノア学院を受けた受験生の子たちだったらしく、この四人が今年の断トツ一位となった。
大抵は入学院式後のオリエンテーション後が最速だったのに、記録を大幅に更新だ。
フフッと密かに笑いをこぼしていると、四人はある人物についての話をしだしたので、興味深く聞いていたが、なんと【 審判の神人 】の主人公の様な外見をした受験生がいたというではないか!
これにはベリーちゃんと共に驚いてしまい、言葉に詰まってしまったが、その内容に興味が出た四人に、丁寧に説明しながらフッと思った。
” 黒 ” は禁忌の色。
それを持つ者が実際いれば、きっとこの世界で暮らす事はとても難しいだろうなと思う。
人の忌み嫌う ” 黒 ” を抱えて生きていく事に絶望はなかったのかな?
きっとこの絵本と同じ様な人生を歩んできたであろうその人物に同情していると、モルト君とニール君は、逆に審判の神人を迫害する側の心情について語り出した。
「 ……俺にはその ” 地上の人々 ” の気持ちがちょっと分かるんだ。
きっとあのままだったら俺も………………。
それで最後はどうしようもなくなった所で我にかえって、後悔して……結局何も出来ずに絶望のまま命を終えていたと思う。 」
「 怖すぎるっす……。
じゃあレオンが仮にこの絵本の主人公だったら、おんなじことをしていた俺たちは真っ先に殺されるっすね。
これが自業自得、因果応報ってやつっすか……。 」
ボソボソとそんな自分の気持ちを素直に表に出す二人を見て、なんだか凄いなと思ったのだ。
自分の反省すべき事を素直に表に出せるのは、その人が強いからだと思った。
適当に誤魔化せば自分を守れるというのに、それを認めて口にだしてしまえばヘコむし、その後はしっかりとした改善が求められてしまうため逃げられない。
凄い子たちだ!
それに感動するのと同時に……気がつけば二人を絞め落としてしまっていた。
やっちゃった……。
多分もう二度と来ないだろうと、残念に思っていたのだが、予想に反して二人はやってきた。
ピカピカのライトノア学院の制服を着て。
それから常連さんとなってくれた二人と、沢山の話をする様になるのだが、今度はそんな二人からよく聞くキーワード ” リーフ様 ” という人物について気になった。
大規模な爆発だったにも関わらず、その原因の魔力反応は目で見るのが難しいレベルの小さいモノだったらしい。
そのため ” それが何重にも張られている結界を貫いただなんて信じられない。 ” と誰もが語っていたそうだ。
更にそれがあまりにも小さすぎて、結界に空いた穴を見つけるのも至難の技だったのだとか……。
「 ” 針で指すより小さな穴 ” って言ってたよ。
そのお陰で結界が壊されずにすんだらしいんだけど……魔法使いの人たちが全員青ざめて
こうも言っていたらしい。
” あんな破壊力を持つ凝縮した魔力を自分は知らない ” って。 」
これがもし最新の戦闘用魔道具なら暗殺し放題じゃ……?
まさに革命的な恐ろしい攻撃に、傭兵達は口に出さずとも全員が戦々恐々として、私達も第二陣の攻撃がもしも来たら……などと恐ろしい妄想を膨らませながらカフェに帰った。
ライトノア学院は生徒が打った ” 着火 ” だと言っていたけど、それは多分嘘。
だが、仮にその攻撃が新兵器だとしても、ライトノア学院はアーサー派閥で有名なフラン様がいるため問題ないだろう。
最終的にそう考え、私はカフェで落ち着きを取り戻し、そのまま仕事に勤しんでいると……突然扉の前に弱々しい気配が2つとそれなりに強そうな気配が更に2つ現れたのを感じた。
お客さんかな?
気配察知したのはベリーちゃんも同じで、ベリーちゃんは中々扉を開けない子たちの代わりにドアを思い切り開ける。
────バンッ!!!
そのせいで弱々しい気配の方は派手に吹っ飛んでいってしまったが、それなりに鍛えてはいるらしく、ダメージはほぼゼロの様。
多分凄く努力して鍛えた人達なんだろうな。
これが今後大事な友達になってくれたモルト君とニール君の第一印象だ。
そしてその直後入ってきた二人は、まだ準成人くらいの子供で体格は普通。
潜在的な能力値も普通だが、やはりかなり洗練されたモノを感じ、傭兵のスタッフ達は物珍しそうにそんな二人を見ていたと思う。
良くも悪くも普通な二人は、獣人達のお客さんばかりの店内では凄く浮いていて、多分感覚的に戦闘系資質ではなさそうだった。
基本ここにやってくる人族の人間は冷やかしが殆どなのだが、そういう雰囲気もなく、凄く紳士的にベリーちゃんに接する態度を見て、感心してしまう。
なんだかちょっと変わった子たちだな。
ちなみにこれが第二印象。
結局ベリーちゃんに呼ばれて、その四人……モルト君とニール君、そして獣人のレイド君とメルちゃんとお話する事になったが、なんと全員ライトノア学院を受けた受験生の子たちだったらしく、この四人が今年の断トツ一位となった。
大抵は入学院式後のオリエンテーション後が最速だったのに、記録を大幅に更新だ。
フフッと密かに笑いをこぼしていると、四人はある人物についての話をしだしたので、興味深く聞いていたが、なんと【 審判の神人 】の主人公の様な外見をした受験生がいたというではないか!
これにはベリーちゃんと共に驚いてしまい、言葉に詰まってしまったが、その内容に興味が出た四人に、丁寧に説明しながらフッと思った。
” 黒 ” は禁忌の色。
それを持つ者が実際いれば、きっとこの世界で暮らす事はとても難しいだろうなと思う。
人の忌み嫌う ” 黒 ” を抱えて生きていく事に絶望はなかったのかな?
きっとこの絵本と同じ様な人生を歩んできたであろうその人物に同情していると、モルト君とニール君は、逆に審判の神人を迫害する側の心情について語り出した。
「 ……俺にはその ” 地上の人々 ” の気持ちがちょっと分かるんだ。
きっとあのままだったら俺も………………。
それで最後はどうしようもなくなった所で我にかえって、後悔して……結局何も出来ずに絶望のまま命を終えていたと思う。 」
「 怖すぎるっす……。
じゃあレオンが仮にこの絵本の主人公だったら、おんなじことをしていた俺たちは真っ先に殺されるっすね。
これが自業自得、因果応報ってやつっすか……。 」
ボソボソとそんな自分の気持ちを素直に表に出す二人を見て、なんだか凄いなと思ったのだ。
自分の反省すべき事を素直に表に出せるのは、その人が強いからだと思った。
適当に誤魔化せば自分を守れるというのに、それを認めて口にだしてしまえばヘコむし、その後はしっかりとした改善が求められてしまうため逃げられない。
凄い子たちだ!
それに感動するのと同時に……気がつけば二人を絞め落としてしまっていた。
やっちゃった……。
多分もう二度と来ないだろうと、残念に思っていたのだが、予想に反して二人はやってきた。
ピカピカのライトノア学院の制服を着て。
それから常連さんとなってくれた二人と、沢山の話をする様になるのだが、今度はそんな二人からよく聞くキーワード ” リーフ様 ” という人物について気になった。
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