1,360 / 1,649
第四十二章
1344 一発勝負!
しおりを挟む
( リーフ )
今の俺の最大火力特化スキル。
威力が大きすぎて力を持て余し制御が難しい上に、打った後の反動で多分10分くらいまともに動く事ができなくなってしまう、まさに一撃必殺のスキルが俺にはある。
しかし────……。
「 これが通じなかったらジ・エンド。
俺の負けだ。
つまりこれから先の未来は……多分物語通りへ戻されてしまう。 」
俺は大きく息を吸い込み、そして吐き出すと……どんどんと大きくなっていく頭の中に響く声の数々に意識を向けた。
” ここは絶対通さねぇ!!行くぞぉぉぉ!!! ”
” 救世主様が戦っているんだ!!ここで諦めてなるものか!! ”
” ハッピーエンド目指して死ぬまで足掻くぞ!!
負けてたまるか────!! ”
わぁぁぁぁぁ!!という歓声と共に聞こえてくるのは、戦っている皆の声。
それは戦い始めて少し経ってから、少しずつ聞こえてきたのだが……今は体を殴りつけるくらい大きく聞こえる。
今、この街を守ろうと沢山の人たちが一丸となって戦っているのだ。
「 そっか……そうなんだ。
俺一人じゃあハッピーエンド迎えられないから、皆の力も借りるよ。
ありがとう。
そして、一緒に頑張ろう! 」
腰に装着していた二本の剣を抜き、沢山の目で一斉に俺を睨みつけてくるお化け蝶を睨み返す。
俺の信念、人生の最終目標のハッピーエンド。
それを叶えるには一人では無理。
俺が大樹だった時、辛い事、悲しい事、悔しい事、そんな事は沢山あったけど、最後ハッピーエンドで人生を終われたのは、沢山の人達が周りにいたから。
その人たちと一緒に目指したハッピーエンド。
俺は今生も皆と一緒に、ハッピーエンドをひたすら目指す。
世界が消えるその日まで。
俺は自分の剣に魔力を移していき、全意識をそれに集中しだした。
「 レオン、あげ玉、黒みつ────!
俺があいつをぶっ飛ばすから、道を作ってくれ────!! 」
「 ( コクリッ……。 ) 」
「 クピャッ!!( いいよ! ) 」
「 ( ミョミョミョ~! )( 分かった! ) 」
レオンとあげ玉は頷き、黒みつは触手で大きな丸を作ると、三人は同時に飛び出す。
そして道を作ってくれている間、俺は魔力を更に練り、剣の形を変えていく。
バチバチと七色の光で輝き出した二本の剣は一本の大剣へと変わり、自分の体が引きちぎれそうな感覚をグッ!と堪えて、その大剣を後ろに引いた。
これが俺の最大火力特化スキル。
これで一気に勝負をかけるぞ……!
< 魔術騎士の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 太陽王の破邪大剣 >
全属性魔力を融合させて、更に全ステータス、勇気、希望、根性、努力値を攻撃力に上乗せした超火力特化型攻撃スキル
ありとあらゆるものに対し干渉する事ができる力を持つため、空間などの抽象的な物質も全て切り裂く事が可能
現在他者から向けられている感情値が高い程、干渉力がUPする
(発現条件)
全属性魔力を持ち、一定以上のステータス値、勇気、希望、根性、努力値を持つこと
一定以下の精神汚染度、かつ全感情値が一定値以上を超える事
一定以上の他者から感情を向けられる経験値を持つこと
一定回数以上、実力を大きく上回る相手に挑み、瀕死状態を経験しても心が折れない事
強すぎる力に腕が吹き飛びそうになりながら、俺はお化け蝶を睨みつけた。
体中が痛い。
でも────大丈夫!!
「 行くぞぉぉぉぉぉ────!!!! 」
大声で叫び、俺は勢いよく飛び出す。
スキル< 風の通り道 >で同時に足場を作りながら、皆が開けてくれた道を前へ、前へ────……。
沢山のモンスター達が俺の歩みを止めようと、左右から飛び込んで来たが────右からはあげ玉のスキル< 光速の無限足 >が、左からは黒みつのスキル< 天人の刃 >が放たれ、全てのモンスターをふっ飛ばした。
《 ”ミ”ィィ~~~あ”あ”あ”あィィ~あ”あ”あっ────!!!! 》
すると黒いお化け蝶が、羽から伸びている大量の黒い手を一斉に伸ばし俺を捕まえようとしたが────いつの間にか黒いお化け蝶の真上にいるレオンが軽くレイピアを振って一瞬で全ての手を切り落とす。
《 ────ギィっ!!!???あ”あ”あ”あ”~あ”あ”あっ────??!!!! 》
黒いお化け蝶は、羽をうねうね動かし、慌てて腕を再生しようとしたが、もう遅い!
俺はやつの弱点である右上の羽部分へと、大きく飛んだ。
そして────………………後ろに引いていた大剣をそこにぶっ刺す!!
《 ギィや゙あ”あ”あ”あ”あ”あ”あっぁ”ぁ”ぁ”────────────??!!!! 》
今の俺の最大火力特化スキル。
威力が大きすぎて力を持て余し制御が難しい上に、打った後の反動で多分10分くらいまともに動く事ができなくなってしまう、まさに一撃必殺のスキルが俺にはある。
しかし────……。
「 これが通じなかったらジ・エンド。
俺の負けだ。
つまりこれから先の未来は……多分物語通りへ戻されてしまう。 」
俺は大きく息を吸い込み、そして吐き出すと……どんどんと大きくなっていく頭の中に響く声の数々に意識を向けた。
” ここは絶対通さねぇ!!行くぞぉぉぉ!!! ”
” 救世主様が戦っているんだ!!ここで諦めてなるものか!! ”
” ハッピーエンド目指して死ぬまで足掻くぞ!!
負けてたまるか────!! ”
わぁぁぁぁぁ!!という歓声と共に聞こえてくるのは、戦っている皆の声。
それは戦い始めて少し経ってから、少しずつ聞こえてきたのだが……今は体を殴りつけるくらい大きく聞こえる。
今、この街を守ろうと沢山の人たちが一丸となって戦っているのだ。
「 そっか……そうなんだ。
俺一人じゃあハッピーエンド迎えられないから、皆の力も借りるよ。
ありがとう。
そして、一緒に頑張ろう! 」
腰に装着していた二本の剣を抜き、沢山の目で一斉に俺を睨みつけてくるお化け蝶を睨み返す。
俺の信念、人生の最終目標のハッピーエンド。
それを叶えるには一人では無理。
俺が大樹だった時、辛い事、悲しい事、悔しい事、そんな事は沢山あったけど、最後ハッピーエンドで人生を終われたのは、沢山の人達が周りにいたから。
その人たちと一緒に目指したハッピーエンド。
俺は今生も皆と一緒に、ハッピーエンドをひたすら目指す。
世界が消えるその日まで。
俺は自分の剣に魔力を移していき、全意識をそれに集中しだした。
「 レオン、あげ玉、黒みつ────!
俺があいつをぶっ飛ばすから、道を作ってくれ────!! 」
「 ( コクリッ……。 ) 」
「 クピャッ!!( いいよ! ) 」
「 ( ミョミョミョ~! )( 分かった! ) 」
レオンとあげ玉は頷き、黒みつは触手で大きな丸を作ると、三人は同時に飛び出す。
そして道を作ってくれている間、俺は魔力を更に練り、剣の形を変えていく。
バチバチと七色の光で輝き出した二本の剣は一本の大剣へと変わり、自分の体が引きちぎれそうな感覚をグッ!と堪えて、その大剣を後ろに引いた。
これが俺の最大火力特化スキル。
これで一気に勝負をかけるぞ……!
< 魔術騎士の資質 >( ユニーク固有スキル )
< 太陽王の破邪大剣 >
全属性魔力を融合させて、更に全ステータス、勇気、希望、根性、努力値を攻撃力に上乗せした超火力特化型攻撃スキル
ありとあらゆるものに対し干渉する事ができる力を持つため、空間などの抽象的な物質も全て切り裂く事が可能
現在他者から向けられている感情値が高い程、干渉力がUPする
(発現条件)
全属性魔力を持ち、一定以上のステータス値、勇気、希望、根性、努力値を持つこと
一定以下の精神汚染度、かつ全感情値が一定値以上を超える事
一定以上の他者から感情を向けられる経験値を持つこと
一定回数以上、実力を大きく上回る相手に挑み、瀕死状態を経験しても心が折れない事
強すぎる力に腕が吹き飛びそうになりながら、俺はお化け蝶を睨みつけた。
体中が痛い。
でも────大丈夫!!
「 行くぞぉぉぉぉぉ────!!!! 」
大声で叫び、俺は勢いよく飛び出す。
スキル< 風の通り道 >で同時に足場を作りながら、皆が開けてくれた道を前へ、前へ────……。
沢山のモンスター達が俺の歩みを止めようと、左右から飛び込んで来たが────右からはあげ玉のスキル< 光速の無限足 >が、左からは黒みつのスキル< 天人の刃 >が放たれ、全てのモンスターをふっ飛ばした。
《 ”ミ”ィィ~~~あ”あ”あ”あィィ~あ”あ”あっ────!!!! 》
すると黒いお化け蝶が、羽から伸びている大量の黒い手を一斉に伸ばし俺を捕まえようとしたが────いつの間にか黒いお化け蝶の真上にいるレオンが軽くレイピアを振って一瞬で全ての手を切り落とす。
《 ────ギィっ!!!???あ”あ”あ”あ”~あ”あ”あっ────??!!!! 》
黒いお化け蝶は、羽をうねうね動かし、慌てて腕を再生しようとしたが、もう遅い!
俺はやつの弱点である右上の羽部分へと、大きく飛んだ。
そして────………………後ろに引いていた大剣をそこにぶっ刺す!!
《 ギィや゙あ”あ”あ”あ”あ”あ”あっぁ”ぁ”ぁ”────────────??!!!! 》
188
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
無能と呼ばれた婚約者は王を完成させる〜替え玉婚約者のはずが、強すぎる王太子に手放してもらえません〜
統子
BL
兄の身代わりとして王太子の婚約者になった伯爵家次男リュシー。
嘘の名を名乗ったはずが、冷静で誠実な王太子リオンは彼を「力の装置」としてではなく、対等な伴侶として扱おうとする。
本物になりたいと願う替え玉と、完成された王太子の静謐な王宮ロマンス。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる