1,376 / 1,649
第四十三章
1360 どうすべきか……
しおりを挟む
( マリオン )
「 < ダーク・ツリー・フェイス >!樹冠部に新たな個体が多数出現しました……。
さ、更に落下した顔達が増殖!凄まじいスピードと数です……。
これでは────攻撃すればするほど……無限に敵が増えてしまいます! 」
解析班の言葉と、目の前でどんどん増えていく顔の樹木人形達に……全員が怯んだ気配がした。
樹木人形達は< ダーク・ツリー・フェイス >の前に立ちふさがり、その姿を隠していく。
俺は消えていくその姿を睨みつけ…………その更に先にいるリーフ様の姿を想う。
リーフ様のいるもっと先の道、その道中道を塞いでいるのが、この化け物か。
「 お前は邪魔なんだ。俺はその先に行く。
この程度の化け物も倒せないようでは、追いつけないからな……。
────覚悟しろ、化け物。 」
俺は強い意思と消えぬ闘志を静かに心の中に秘め、ドンッと胸を叩く。
そっちの数が増えるなら……こちらはそれを上回る味方を創る!
俺は魔力を込めた手を地面にトンッとつけ、そのまま新たなスキルを発動した。
<魔操技師の資質> (シークレット固有スキル)
< チェス盤の覇王 >
チェスの駒をモチーフにした人形魔道具の大部隊を召喚し、それぞれを自在に操る事ができる召喚系攻撃スキル
種類は【 キング 】【 クィーン 】【 ビショップ 】【 ルーク 】【 ナイト 】【 ポーン 】
その強さは召喚者の魔道具作製レベル、ステータス値、器用さにより決定する
更に、不利な戦況下での闘志、不屈の値によってその強さはUPし、また恐怖と不安値が低い程強さは加算される
駒ごとに特性があり、独自の思考知力も備わるため、それぞれが自分の考えに基づき戦う様になる ” AIモード ” を持つ。
そのため戦闘をすればするほどその経験値は溜まっていき、人同様に進化を手にした巨大戦力となる
魔力消費量は高いが、同時に ” 魔力コスト削減 ” もシークレット発動するため、大幅に魔力消費を抑えられる。
(発現条件)
スキル< チェス盤の支配者 >を持つこと
一定人数以上の集団の上に立ち、孤独、プレッシャー、外界からの重圧に晒されながら、自己を保ち続け、更に集団に一定以上の ” 希望 ” を与える事
一定以上の魔道具作製レベル、ステータス値、器用さ、不利な戦況下での闘志、不屈を持っている事
一定回数以上、自身よりも格上の相手と戦い負けた経験値と、更に改善された実力で挑む経験値を持つこと
一定以上の ” 絶望 ” 状況下で、それを超える事
数百はいそうな樹木人形達に対峙するのは、俺の出したチェス盤の戦士達、数百。
凄まじい数の人形魔道具達を見て、その場にいる者たちが大歓声を上げた。
《 ────な……なんと……! 》
《 凄いわ!マリオン!! 》
「 す、すげぇ……っ! 」
感極まった両親とレイブン兄様は、上がる歓声の中嬉しそうだ。
しかし褒め言葉は後で聞かせてもらう事にし、俺は後方に下がっている< ダーク・ツリー・フェイス >を睨みつけた。
奴は先ほど出した人形魔道具より更にパワーUPした実力と数を見て、流石に驚いたのか……樹冠部の葉をゆさゆさと揺らして動揺を現す。
「 魔道具の頂点に立つスタンティン家を舐めるなよ、化け物め。
全人形魔道具、進軍開始!!
そんな不出来な樹木人形など木っ端微塵にしてやれ! 」
奴をビシッ!と指差ししながら、自分の出した人形魔道具達に指示を出した。
────ギ……ギギギギ……!!
すると、ネジを閉める様な音を立て、人形魔道具達はスイッチが入った様に一斉に動き出す。
目の前に立ちふさがる樹木人形を圧倒的な強さで攻撃し始め、また大きな歓声が上がった。
「 す……すげぇ!!これが魔道具の……スタンティン家の実力か!! 」
「 くそ~!!俺達だって負けてられるかよ!!
戦闘に関しちゃ、俺だって自信がある!やってやるぜ!! 」
戦いの士気が高まっていき、” わああぁぁぁぁぁぁ────!!! ” と咆哮がそこら中から上がった。
「 俺達も続くぞ────────っ!!!!! 」
「「「「 おおおおおおおお────────っ!!!!! 」」」」
周りの戦闘員達も、俺の人形魔道具の後を追いかける様に樹木人形達に向かって走っていく。
血気盛んな味方達を見つめながら、フッ……と笑ってしまったが、まだまだ問題が解決したわけではない。
俺はコチラを睨む< ダーク・ツリー・フェイス >を睨み返しながら、どうすべきか考える。
「 増え続ける敵に対し、ここで食い止める事ができても、ヤツを倒す事はできない。
足止めもずっとは続かない。
何か突破口がなければ、増殖が上回れば奴の勝ち……。
……やはり、さらなる戦力が必要か……。 」
無敵の要塞化している< ダーク・ツリー・フェイス >
それを崩すには、もっともっとその防御を突破する新たな戦力が必要だ。
道なる存在を相手に戦うならば、沢山の属性や数の力で相手が不利になるモノ……つまり弱点を探す必要がある。
もしくは、解析する力が……。
「 < ダーク・ツリー・フェイス >!樹冠部に新たな個体が多数出現しました……。
さ、更に落下した顔達が増殖!凄まじいスピードと数です……。
これでは────攻撃すればするほど……無限に敵が増えてしまいます! 」
解析班の言葉と、目の前でどんどん増えていく顔の樹木人形達に……全員が怯んだ気配がした。
樹木人形達は< ダーク・ツリー・フェイス >の前に立ちふさがり、その姿を隠していく。
俺は消えていくその姿を睨みつけ…………その更に先にいるリーフ様の姿を想う。
リーフ様のいるもっと先の道、その道中道を塞いでいるのが、この化け物か。
「 お前は邪魔なんだ。俺はその先に行く。
この程度の化け物も倒せないようでは、追いつけないからな……。
────覚悟しろ、化け物。 」
俺は強い意思と消えぬ闘志を静かに心の中に秘め、ドンッと胸を叩く。
そっちの数が増えるなら……こちらはそれを上回る味方を創る!
俺は魔力を込めた手を地面にトンッとつけ、そのまま新たなスキルを発動した。
<魔操技師の資質> (シークレット固有スキル)
< チェス盤の覇王 >
チェスの駒をモチーフにした人形魔道具の大部隊を召喚し、それぞれを自在に操る事ができる召喚系攻撃スキル
種類は【 キング 】【 クィーン 】【 ビショップ 】【 ルーク 】【 ナイト 】【 ポーン 】
その強さは召喚者の魔道具作製レベル、ステータス値、器用さにより決定する
更に、不利な戦況下での闘志、不屈の値によってその強さはUPし、また恐怖と不安値が低い程強さは加算される
駒ごとに特性があり、独自の思考知力も備わるため、それぞれが自分の考えに基づき戦う様になる ” AIモード ” を持つ。
そのため戦闘をすればするほどその経験値は溜まっていき、人同様に進化を手にした巨大戦力となる
魔力消費量は高いが、同時に ” 魔力コスト削減 ” もシークレット発動するため、大幅に魔力消費を抑えられる。
(発現条件)
スキル< チェス盤の支配者 >を持つこと
一定人数以上の集団の上に立ち、孤独、プレッシャー、外界からの重圧に晒されながら、自己を保ち続け、更に集団に一定以上の ” 希望 ” を与える事
一定以上の魔道具作製レベル、ステータス値、器用さ、不利な戦況下での闘志、不屈を持っている事
一定回数以上、自身よりも格上の相手と戦い負けた経験値と、更に改善された実力で挑む経験値を持つこと
一定以上の ” 絶望 ” 状況下で、それを超える事
数百はいそうな樹木人形達に対峙するのは、俺の出したチェス盤の戦士達、数百。
凄まじい数の人形魔道具達を見て、その場にいる者たちが大歓声を上げた。
《 ────な……なんと……! 》
《 凄いわ!マリオン!! 》
「 す、すげぇ……っ! 」
感極まった両親とレイブン兄様は、上がる歓声の中嬉しそうだ。
しかし褒め言葉は後で聞かせてもらう事にし、俺は後方に下がっている< ダーク・ツリー・フェイス >を睨みつけた。
奴は先ほど出した人形魔道具より更にパワーUPした実力と数を見て、流石に驚いたのか……樹冠部の葉をゆさゆさと揺らして動揺を現す。
「 魔道具の頂点に立つスタンティン家を舐めるなよ、化け物め。
全人形魔道具、進軍開始!!
そんな不出来な樹木人形など木っ端微塵にしてやれ! 」
奴をビシッ!と指差ししながら、自分の出した人形魔道具達に指示を出した。
────ギ……ギギギギ……!!
すると、ネジを閉める様な音を立て、人形魔道具達はスイッチが入った様に一斉に動き出す。
目の前に立ちふさがる樹木人形を圧倒的な強さで攻撃し始め、また大きな歓声が上がった。
「 す……すげぇ!!これが魔道具の……スタンティン家の実力か!! 」
「 くそ~!!俺達だって負けてられるかよ!!
戦闘に関しちゃ、俺だって自信がある!やってやるぜ!! 」
戦いの士気が高まっていき、” わああぁぁぁぁぁぁ────!!! ” と咆哮がそこら中から上がった。
「 俺達も続くぞ────────っ!!!!! 」
「「「「 おおおおおおおお────────っ!!!!! 」」」」
周りの戦闘員達も、俺の人形魔道具の後を追いかける様に樹木人形達に向かって走っていく。
血気盛んな味方達を見つめながら、フッ……と笑ってしまったが、まだまだ問題が解決したわけではない。
俺はコチラを睨む< ダーク・ツリー・フェイス >を睨み返しながら、どうすべきか考える。
「 増え続ける敵に対し、ここで食い止める事ができても、ヤツを倒す事はできない。
足止めもずっとは続かない。
何か突破口がなければ、増殖が上回れば奴の勝ち……。
……やはり、さらなる戦力が必要か……。 」
無敵の要塞化している< ダーク・ツリー・フェイス >
それを崩すには、もっともっとその防御を突破する新たな戦力が必要だ。
道なる存在を相手に戦うならば、沢山の属性や数の力で相手が不利になるモノ……つまり弱点を探す必要がある。
もしくは、解析する力が……。
151
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる