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第四十四章
1380 成長を喜ぼう
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( ルル )
私とその郵便隊のお兄さんは同意にガッツポーズをし合い、郵便隊チームはまた散り散りになって走り出す。
しかし、安心したの束の間……直ぐに【 察知人 】の少女が、別方向を指差し、ボソッと呟いた。
「 ……また小さいのが沢山来るよ。
あっちの方。空から。 」
すかさず【 双眼人 】の人が目を凝らすと、あっ!という表情を見せて叫ぶ。
「 爆食バッタです!
100匹以上いそうです!! 」
「 ワティちゃん行ける!? 」
直ぐに私がワティちゃんに向かって言うと、ワティちゃんは「 【 犬の耳たぶ 】でしょ! 」と軽い感じで突っ込みながら、スキルを発動した。
<取引士の資質> (ユニーク固有スキル)
< ブツブツ交換会場 >
当価代価を前提とした特殊系創造スキル
お金とある品物を交換する事ができるが、自身が所有したことの品物以外はできない
(発現条件)
一定回数以上の交渉を経験し、交渉力、商売力、目利き、トーク力、機転力、発想力がある事
自分の力で一定以上の承認される商品売買の取引を達成する事
ワティちゃんのスキルが発動すると、その前に巨大な円柱型の貯金箱が現れ、ワティちゃんは懐から取り出した金貨をその貯金箱にチャリンチャリン!と入れる。
するとポンツ!と現れたのは、大量の黄色いボールの様な魔道具と巨大大砲で、ワティちゃんは大砲に黄色いボールをセットすると、そのまま見えてきた爆食バッタ目掛けて大砲を撃った!
「 ほ~ほっほっ!!
『 奇妙~奇天烈っ♬まっか不思議~♬
アオゾラ商会ご覧あれぇ~!♬ 』
これは我が商会の看板商品!『 プップー肥し玉 』!!
低ランクモンスターはイチコロよん! 」
ワティちゃんが自分の実家である< アオゾラ商会 >
その自作のテーマソングを歌いながら、ビシッ!と爆食バッタの群れを指差すと、ちょうど大砲で撃った玉が、その集団に炸裂!
────ブワッ!!!!
物凄い量の黄色い煙が飛び出し、空を一面黄色く染めると……死に絶えた爆食バッタ達がボトボトと地面に落下していった。
< プップー肥し玉 >
小さなボールサイズの黄色い玉の形をしている魔道具
対象に当たると凄まじい匂いの煙を出し、モンスターの嗅覚を破壊する
……ワティちゃんがこんなにハイテンションなの初めて見た……。
ピヨラちゃんと目を合わせて黙っていると、< プップー肥し玉 >の黄色い煙の一部が少しだけこちらに漂ってきて、私達は一斉にバターン!!と横に倒れる。
「「 く、く、くっさぁぁぁぁぁ~っ!!!! 」」
「 ────~…………っ!!?? 」
私とワティちゃんは叫びながら鼻と口を塞ぎ、ピヨラちゃんはハンカチで顔を全部覆って震えた。
すると近くにいた『 消臭系 』のスキルを持っていた人たちが、苦笑いをしながら総出でその匂いを消してくれて、事なきを得る。
「 こっ……これは強力だわ……っ!
うまく売り込めば、儲けられるかしら!? 」
はぁ……はぁ……と息を荒げながら、目を光らせるワティちゃんに、私とピヨラちゃんは呆れながらも、その楽しげな様子が嬉しいとも思っていた。
ワティちゃんは、出会った当初から、変わった商品が多くて売上もイマイチな実家に複雑な想いを抱いていた事を知っていたから。
” 普通の商家だったら……多分、虐められなかったのかなって思っちゃうんだよね。
妹のセラは戦闘系の才能があったし、自分が商会を継がないとって頑張ってたんだけどさ、変な商品が多いからどうしても認めてもらうのは難しいよ。 ”
三人でお茶をした時、困った顔で笑いながらそう言っていたのを、今でも覚えている。
そんなワティちゃんは、今まで見たことのない ” 変わっている ” 私の小説を読んで感動してくれて、そして宣伝を必死にしてくれてから少しづつ明るくなっていった。
そして今は、その複雑な想いは薄れていて、こうして堂々と自分の商会の商品を使って宣伝までしようと考えているのだ。
親友として嬉しいに決まっている。
私達は同時に立ち上がると、パシッ!パチッ!!とお互い手を叩き合って定位置に戻ると、また第二陣の爆食バッタが来る事を告げられた。
「 爆食バッタは、数の脅威……。
できれば範囲攻撃で一気にカタをつけたいな。
じゃあ────……ん、んっ??? 」
スクリーンを見上げながら、集中している私の体をツンツンと付いてくる沢山の指を感じて、後ろを振り向くと……そこには街の子供たちがズラリといて、” ピャッ! ” と驚かされる。
ドキドキしている心臓を押さえながら、そんな子供達に声を掛けた。
「 ど、どうしたの……?? 」
「 なぁ、なぁ、空のバッタ、倒せばいいんだろ?
俺達に任せてくれよ。 」
その子供たちの中でもリーダーっぽいヤンチャそうな男の子が自分を指差しながら、そう言うと、他の子たちもワイワイと同様の事を言ってくるが……。
「 えっと……気持ちは嬉しいけど、危ないから駄目だよ。
成人前の子供には……。 」
なんたって成人をとっくに越えている私なんて、未だに怖くて気を抜くと泣くからね!
私とその郵便隊のお兄さんは同意にガッツポーズをし合い、郵便隊チームはまた散り散りになって走り出す。
しかし、安心したの束の間……直ぐに【 察知人 】の少女が、別方向を指差し、ボソッと呟いた。
「 ……また小さいのが沢山来るよ。
あっちの方。空から。 」
すかさず【 双眼人 】の人が目を凝らすと、あっ!という表情を見せて叫ぶ。
「 爆食バッタです!
100匹以上いそうです!! 」
「 ワティちゃん行ける!? 」
直ぐに私がワティちゃんに向かって言うと、ワティちゃんは「 【 犬の耳たぶ 】でしょ! 」と軽い感じで突っ込みながら、スキルを発動した。
<取引士の資質> (ユニーク固有スキル)
< ブツブツ交換会場 >
当価代価を前提とした特殊系創造スキル
お金とある品物を交換する事ができるが、自身が所有したことの品物以外はできない
(発現条件)
一定回数以上の交渉を経験し、交渉力、商売力、目利き、トーク力、機転力、発想力がある事
自分の力で一定以上の承認される商品売買の取引を達成する事
ワティちゃんのスキルが発動すると、その前に巨大な円柱型の貯金箱が現れ、ワティちゃんは懐から取り出した金貨をその貯金箱にチャリンチャリン!と入れる。
するとポンツ!と現れたのは、大量の黄色いボールの様な魔道具と巨大大砲で、ワティちゃんは大砲に黄色いボールをセットすると、そのまま見えてきた爆食バッタ目掛けて大砲を撃った!
「 ほ~ほっほっ!!
『 奇妙~奇天烈っ♬まっか不思議~♬
アオゾラ商会ご覧あれぇ~!♬ 』
これは我が商会の看板商品!『 プップー肥し玉 』!!
低ランクモンスターはイチコロよん! 」
ワティちゃんが自分の実家である< アオゾラ商会 >
その自作のテーマソングを歌いながら、ビシッ!と爆食バッタの群れを指差すと、ちょうど大砲で撃った玉が、その集団に炸裂!
────ブワッ!!!!
物凄い量の黄色い煙が飛び出し、空を一面黄色く染めると……死に絶えた爆食バッタ達がボトボトと地面に落下していった。
< プップー肥し玉 >
小さなボールサイズの黄色い玉の形をしている魔道具
対象に当たると凄まじい匂いの煙を出し、モンスターの嗅覚を破壊する
……ワティちゃんがこんなにハイテンションなの初めて見た……。
ピヨラちゃんと目を合わせて黙っていると、< プップー肥し玉 >の黄色い煙の一部が少しだけこちらに漂ってきて、私達は一斉にバターン!!と横に倒れる。
「「 く、く、くっさぁぁぁぁぁ~っ!!!! 」」
「 ────~…………っ!!?? 」
私とワティちゃんは叫びながら鼻と口を塞ぎ、ピヨラちゃんはハンカチで顔を全部覆って震えた。
すると近くにいた『 消臭系 』のスキルを持っていた人たちが、苦笑いをしながら総出でその匂いを消してくれて、事なきを得る。
「 こっ……これは強力だわ……っ!
うまく売り込めば、儲けられるかしら!? 」
はぁ……はぁ……と息を荒げながら、目を光らせるワティちゃんに、私とピヨラちゃんは呆れながらも、その楽しげな様子が嬉しいとも思っていた。
ワティちゃんは、出会った当初から、変わった商品が多くて売上もイマイチな実家に複雑な想いを抱いていた事を知っていたから。
” 普通の商家だったら……多分、虐められなかったのかなって思っちゃうんだよね。
妹のセラは戦闘系の才能があったし、自分が商会を継がないとって頑張ってたんだけどさ、変な商品が多いからどうしても認めてもらうのは難しいよ。 ”
三人でお茶をした時、困った顔で笑いながらそう言っていたのを、今でも覚えている。
そんなワティちゃんは、今まで見たことのない ” 変わっている ” 私の小説を読んで感動してくれて、そして宣伝を必死にしてくれてから少しづつ明るくなっていった。
そして今は、その複雑な想いは薄れていて、こうして堂々と自分の商会の商品を使って宣伝までしようと考えているのだ。
親友として嬉しいに決まっている。
私達は同時に立ち上がると、パシッ!パチッ!!とお互い手を叩き合って定位置に戻ると、また第二陣の爆食バッタが来る事を告げられた。
「 爆食バッタは、数の脅威……。
できれば範囲攻撃で一気にカタをつけたいな。
じゃあ────……ん、んっ??? 」
スクリーンを見上げながら、集中している私の体をツンツンと付いてくる沢山の指を感じて、後ろを振り向くと……そこには街の子供たちがズラリといて、” ピャッ! ” と驚かされる。
ドキドキしている心臓を押さえながら、そんな子供達に声を掛けた。
「 ど、どうしたの……?? 」
「 なぁ、なぁ、空のバッタ、倒せばいいんだろ?
俺達に任せてくれよ。 」
その子供たちの中でもリーダーっぽいヤンチャそうな男の子が自分を指差しながら、そう言うと、他の子たちもワイワイと同様の事を言ってくるが……。
「 えっと……気持ちは嬉しいけど、危ないから駄目だよ。
成人前の子供には……。 」
なんたって成人をとっくに越えている私なんて、未だに怖くて気を抜くと泣くからね!
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