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第四十四章
1387 第二形態
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( マービン )
「 外れか……。 」
父が残念そうに言い、更に先ほどよりはだいぶ控えめだが、やはり飛び散ってしまった部品達を見下ろし、苦々しい顔をしていると────……。
「 マービン様、俺に任せて下さい。 」
俺と一緒にヴィーの上に乗っているスワンが、突然地上に向かってスキルを発動させた。
< 城塞士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< 鉄壁城塞 >
対象を中心として敵を近寄らせない結界を張る事ができる防御系結界系スキル
その対象は魔力操作が高い程増やす事ができ、更に強度は防御力が高い程強くなる
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、守備力、忠誠心、頑固、努力、各種耐性値を持つこと
一定回数以上戦闘時に仲間の攻撃を防ぐ事
ワッ!と部品達へ群がる子蜘蛛だったが、部品に結界を張られてしまい、近づく事ができなくなる。
つまり回復ができずに、部品達はただ横たわっているしかない。
それを見下ろし飛竜隊からは歓声が上がった。
「 これなら一斉に攻撃できる!良くやった、スワン!!
ヴィー、行くぞ! 」
《 オッケー! 》
ヴィーは大きく口を膨らませると、そのまま風の上級魔法を< ジョロウ・キング >に向かって吐き出しクリーン・ヒットさせる。
すると、そのまま全隊員達が一斉攻撃を開始し、視界は砂埃でゼロになった。
「 一旦攻撃やめ! 」
父の命令を聞き、全員が攻撃を辞めると────……視界が晴れた場所から姿を現したのは巨大な肉の固まり。
そして、何故か薄い結界がそれを守る様に張られている。
「 あの結界は……? 」
どうやらその結界のせいか?外見はボロボロだが、中身は無事の様だ。
まるで卵の殻の様にも見えるソレに、首を傾げていると……突然頭の中のスキル< パーフェクト・マップ >にビー!ビー!という警戒音が鳴り響いた。
何だ!!?
焦る俺とは逆に、他の隊員達はチャンスだと思ったらしい。
真っ先に飛び出したのは、第一飛竜隊のヒューイだ。
「 トドメだ────!! 」
「 ま、待て!! 」
凄まじいスピードで攻撃しようとするヒューイに向かって手を出すが、間に合わず……そのまま本体へ攻撃がクリーン・ヒット!
「 ────よしっ! 」
拳を握るヒューイだったが……肉の固まりの周りに張られた結界に、その攻撃は防がれ────そのまま跳ね返る!
「 ────なっ!! 」
跳ね返ってきた攻撃は、ヒューイを襲うが、俺の様子にいち早く気がついた父が、ヒューイの前に移動し、その攻撃を相殺し事なきを得た。
「 ふぅ……。 」
吹き出た汗を乱暴に拭うと、俺は驚いている飛竜隊に向かいボソッとつぶやいた。
「 第二形態だ。 」
スキル< パーフェクト・マップ >でどんどんその存在の魔力反応が変わっていっているのを確認し、それは疑いようがない事実だと確信を持つ。
そして…… ” 第二形態 ” という言葉を聞いて、その場の全員が息を飲んだ。
「 第二形態……一体どんな進化をするんだ……。 」
父が汗を掻きながら肉塊になっている< ジョロウ・キング >を空から見下ろしていると、突然ボコボコと内側から何かが蠢き、一斉に人の手の様なモノが多数飛び出てくる。
「 ────うわっ!!な、な、なんですか……!?
て、て、手??! 」
「 ……っ!!ひ、人の様な生物の……上半身が出てきて……?! 」
グリムとスワンが真っ青になりながら< ジョロウ・キング >を指差した。
確かにスワンの言った通り、手が出てきて、その手の持ち主の様な人に似た歪な生物が、まるでその肉塊から這い出ようとしているようにグチャグチャと音を立てながらその姿を現していく。
その数は……100?200??
とにかく凄い数のソレはどんどんと形を創り上げていった。
そして先程の蜘蛛の形よりも巨大な集合体になった< ジョロウ・キング >の背にあたる部分には、地を隠す程の巨大案翼が生えていて、全体の形だけ見ればまさしくドラゴンそのものだ。
「 ド……ドラゴンの形に……。 」
ゾッ……としながらそう呟くと、ヴィーがそのドラゴンの形になった< ジョロウ・キング >を睨みながら言った。
《 変わったのは形だけじゃないみたいだよ。
再生した部品達も……形が変わっていく。 》
ヴィーが続けて周りを見回しながら、そう言ったため、俺も同じく視線を周りへ移すととんでもない光景が目に写る。
空を飛んでいる鳥型人間の羽も、鳥のモノからドラゴンのモノへと変わり……地上から魔法を打ってくる蜘蛛型人間達は、一回り大きくなっていったのだ。
「 ────クソっ!あいつらもパワーUPするのか!! 」
俺が忌々しさから舌打ちし、今の現状を正確に把握する。
地上にはパワーUPした蜘蛛型人間と、今はスワンのスキルで殆どの動きを阻害されている子蜘蛛。
空にはドラゴンの様な羽の生えた鳥型……いや、飛竜型人間に、未知の能力を持っているだろうドラゴンの形になった< ジョロウ・キング >……正直最悪の状況といえるだろう。
「 外れか……。 」
父が残念そうに言い、更に先ほどよりはだいぶ控えめだが、やはり飛び散ってしまった部品達を見下ろし、苦々しい顔をしていると────……。
「 マービン様、俺に任せて下さい。 」
俺と一緒にヴィーの上に乗っているスワンが、突然地上に向かってスキルを発動させた。
< 城塞士の資質 > ( ユニーク固有スキル )
< 鉄壁城塞 >
対象を中心として敵を近寄らせない結界を張る事ができる防御系結界系スキル
その対象は魔力操作が高い程増やす事ができ、更に強度は防御力が高い程強くなる
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、守備力、忠誠心、頑固、努力、各種耐性値を持つこと
一定回数以上戦闘時に仲間の攻撃を防ぐ事
ワッ!と部品達へ群がる子蜘蛛だったが、部品に結界を張られてしまい、近づく事ができなくなる。
つまり回復ができずに、部品達はただ横たわっているしかない。
それを見下ろし飛竜隊からは歓声が上がった。
「 これなら一斉に攻撃できる!良くやった、スワン!!
ヴィー、行くぞ! 」
《 オッケー! 》
ヴィーは大きく口を膨らませると、そのまま風の上級魔法を< ジョロウ・キング >に向かって吐き出しクリーン・ヒットさせる。
すると、そのまま全隊員達が一斉攻撃を開始し、視界は砂埃でゼロになった。
「 一旦攻撃やめ! 」
父の命令を聞き、全員が攻撃を辞めると────……視界が晴れた場所から姿を現したのは巨大な肉の固まり。
そして、何故か薄い結界がそれを守る様に張られている。
「 あの結界は……? 」
どうやらその結界のせいか?外見はボロボロだが、中身は無事の様だ。
まるで卵の殻の様にも見えるソレに、首を傾げていると……突然頭の中のスキル< パーフェクト・マップ >にビー!ビー!という警戒音が鳴り響いた。
何だ!!?
焦る俺とは逆に、他の隊員達はチャンスだと思ったらしい。
真っ先に飛び出したのは、第一飛竜隊のヒューイだ。
「 トドメだ────!! 」
「 ま、待て!! 」
凄まじいスピードで攻撃しようとするヒューイに向かって手を出すが、間に合わず……そのまま本体へ攻撃がクリーン・ヒット!
「 ────よしっ! 」
拳を握るヒューイだったが……肉の固まりの周りに張られた結界に、その攻撃は防がれ────そのまま跳ね返る!
「 ────なっ!! 」
跳ね返ってきた攻撃は、ヒューイを襲うが、俺の様子にいち早く気がついた父が、ヒューイの前に移動し、その攻撃を相殺し事なきを得た。
「 ふぅ……。 」
吹き出た汗を乱暴に拭うと、俺は驚いている飛竜隊に向かいボソッとつぶやいた。
「 第二形態だ。 」
スキル< パーフェクト・マップ >でどんどんその存在の魔力反応が変わっていっているのを確認し、それは疑いようがない事実だと確信を持つ。
そして…… ” 第二形態 ” という言葉を聞いて、その場の全員が息を飲んだ。
「 第二形態……一体どんな進化をするんだ……。 」
父が汗を掻きながら肉塊になっている< ジョロウ・キング >を空から見下ろしていると、突然ボコボコと内側から何かが蠢き、一斉に人の手の様なモノが多数飛び出てくる。
「 ────うわっ!!な、な、なんですか……!?
て、て、手??! 」
「 ……っ!!ひ、人の様な生物の……上半身が出てきて……?! 」
グリムとスワンが真っ青になりながら< ジョロウ・キング >を指差した。
確かにスワンの言った通り、手が出てきて、その手の持ち主の様な人に似た歪な生物が、まるでその肉塊から這い出ようとしているようにグチャグチャと音を立てながらその姿を現していく。
その数は……100?200??
とにかく凄い数のソレはどんどんと形を創り上げていった。
そして先程の蜘蛛の形よりも巨大な集合体になった< ジョロウ・キング >の背にあたる部分には、地を隠す程の巨大案翼が生えていて、全体の形だけ見ればまさしくドラゴンそのものだ。
「 ド……ドラゴンの形に……。 」
ゾッ……としながらそう呟くと、ヴィーがそのドラゴンの形になった< ジョロウ・キング >を睨みながら言った。
《 変わったのは形だけじゃないみたいだよ。
再生した部品達も……形が変わっていく。 》
ヴィーが続けて周りを見回しながら、そう言ったため、俺も同じく視線を周りへ移すととんでもない光景が目に写る。
空を飛んでいる鳥型人間の羽も、鳥のモノからドラゴンのモノへと変わり……地上から魔法を打ってくる蜘蛛型人間達は、一回り大きくなっていったのだ。
「 ────クソっ!あいつらもパワーUPするのか!! 」
俺が忌々しさから舌打ちし、今の現状を正確に把握する。
地上にはパワーUPした蜘蛛型人間と、今はスワンのスキルで殆どの動きを阻害されている子蜘蛛。
空にはドラゴンの様な羽の生えた鳥型……いや、飛竜型人間に、未知の能力を持っているだろうドラゴンの形になった< ジョロウ・キング >……正直最悪の状況といえるだろう。
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