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第四十六章
1459 弱点
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( ザップル )
「 させないよ! 」
「 させない。 」
それを察知したクロエが、すぐさまスキル< 沈みゆく大地 >を使って大地を沈めキャロルの体勢を崩すと、続けてサロがスキル< 微笑みの女王 >でジャミング系のスキルを掛けた。
《 う”う”う”う”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”っ!!!! 》
ヘビの顔が沈黙すると、【 狼 】の顔が即座に動き、オリビア様とヘンドリク様を振りほどき、そのままクロエとサロのいる方向へと全力ダッシュ!
大きな口を開けて二人を喰らおうとしたが────……二人の前に俺とパウロが立ち、その攻撃を受け止めた。
「 パウロっ!行けるな!? 」
「 ────ったりめ~だ!ザップルこそ遅れんなよ! 」
俺達はそのまま大きく狼の首を弾くと、そのまま二人揃っての攻撃のラッシュを繰り出し、全員で攻撃をし続ける。
しかし────どうも弱っている様には見えず……不安のみが募っていった。
「 ヘンドリク様!!ダメージは少しでも通ってますか?! 」
狼の首の攻撃を必死に防ぎながら、不安を叫べば、ヘンドリク様は鷲の首に向かって強力なパンチを食らわせながら叫ぶ。
「 だめじゃ!!せっかく結界の耐久性を超えた攻撃をしても、【 人 】の首があっという間に回復してしまうんじゃ!
まずはこいつから倒すしかないのぅ。 」
「 いや、そもそも結界を張っている鷲野郎を倒さないと駄目さ!
ダメージ自体通らないね!このトリ頭がっ!!! 」
オリビア様が顔を顰めながら、鷲の首目掛けて刀を振ったが、結界によって大きく弾かれ後ろに後退させられた。
「 ヘビの首が全ての能力をUPしてしまっているからでは?
僕のスキルで全部邪魔しているのに……。 」
サロがムッとしながらヘビの首を指差す。
「 ────くそっ……!どうすればいいんだ? 」
俺は狼の攻撃を受け止めながら、大きな舌打ちをした。
そんなふうに迷っている間にも、キャロルの体はドロドロと赤黒い気味の悪い液体がこぼれ落ち、ゾンビの数は増えていく。
これでは時間が経てば経つほどこちらが不利。
モンスターが増え続ければ、現在肉塊の化け物を相手してくれている他の仲間たちにも危険が……!
焦りだけが前に出る中……突然クロエがハッ!とした様子で両耳に手を当てた。
「 全部の首に循環している魔力に偏りがありそうだ!
それに……あの肉の化け物の方も繋がっている……?
でも……一体なぜ……? 」
クロエが首を傾げると、直ぐにエイミが動き出す。
<気流視人の資質> (ユニークスキル)
< 気流の道 >
決はいやまりょくが何らかのスキルで隠されていたとしても、気流を読む事で、ありとあらゆる生体の関係性や関係性を読み取る事ができる特殊諜報系スキル
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、知力、向上心、正義心、探究心を持つ事
一定人数以上の気流を見ること
一定以上のジャミングスキルを打ち破った経験がある事、かつ精神攻撃に対する耐性値を持つこと
「 本体と肉の化け物から発せられる気が常に変化して、一斉の法則で回っています!
その気が集結している瞬間だけ、死んでいる肉体に命が宿るみたいですね。
つまり────多分その命が宿る瞬間にしかダメージが通らない……? 」
「 なるほどの~。
おかしいとは思ったんじゃ。
結界が張られたとしても、これほどの猛攻撃で全く響かんのはおかしいからの。 」
ヘンドリク様が、ふむっ……と納得したように頷くと、オリビア様がチッと舌打ちをした。
「 闇雲に突っ込んでも体力と魔力の無駄か……。
攻撃する順番があるってことかい。 」
( 先天スキル )
< 死と生の狭間の肉体 >
” 死 ” の定義を持つ体に対するダメージ全てをゼロにする事ができる特殊スキル
ただし、一定の時間その ” 死 ” の定義が ” 生 ” の定義に切り替わる時があり、その瞬間のみダメージが通る
この世界に存在するためには ” 生 ” の定義を持つ事が大前提であるため、その法則はどのようなことがあっても不変的である
「 エイミ!!その順番は見えるのか!? 」
俺が狼の首の攻撃を防ぎながら尋ねると、エイミは大きく頷く。
「 はいっ!
ただし、その定期的に変わるダメージが通る瞬間も、一定以上のダメージを与える事が大条件です!
特に鷲の結界をどうするか……。 」
まるでこちらの心情を嘲笑うかの様に、鷲の首は強力な結界を張りコチラを見てニヤリと笑った。
しかし、それを見てオリビア様は逆にニヤ~ッと凶悪な笑みを浮かべる。
「 エイミ、心配ない。
じじい!────だそうだから頼んだよ!! 」
「 ……年寄りに無理言うのぉ……。 」
ヘンドリク様がヘニョ……と情けなく眉を下げたが、直ぐに表情を引き締めたため、エイミが目を輝かせて大きく息を吐き出した。
「 わかりました!ヘンドリク様!!お願いします!!
他の皆さんも、私が言う順番通りに一斉攻撃を開始して下さい!
お願いしま────す!! 」
「 おお────!!分かった────!! 」
「 よろしくお願いしま────す! 」
全員が片手を上げて了承を示すと、エイミはキャロルを睨みつける。
「 最初の攻撃対象は【 鷲 】の首です!! 」
「 させないよ! 」
「 させない。 」
それを察知したクロエが、すぐさまスキル< 沈みゆく大地 >を使って大地を沈めキャロルの体勢を崩すと、続けてサロがスキル< 微笑みの女王 >でジャミング系のスキルを掛けた。
《 う”う”う”う”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”っ!!!! 》
ヘビの顔が沈黙すると、【 狼 】の顔が即座に動き、オリビア様とヘンドリク様を振りほどき、そのままクロエとサロのいる方向へと全力ダッシュ!
大きな口を開けて二人を喰らおうとしたが────……二人の前に俺とパウロが立ち、その攻撃を受け止めた。
「 パウロっ!行けるな!? 」
「 ────ったりめ~だ!ザップルこそ遅れんなよ! 」
俺達はそのまま大きく狼の首を弾くと、そのまま二人揃っての攻撃のラッシュを繰り出し、全員で攻撃をし続ける。
しかし────どうも弱っている様には見えず……不安のみが募っていった。
「 ヘンドリク様!!ダメージは少しでも通ってますか?! 」
狼の首の攻撃を必死に防ぎながら、不安を叫べば、ヘンドリク様は鷲の首に向かって強力なパンチを食らわせながら叫ぶ。
「 だめじゃ!!せっかく結界の耐久性を超えた攻撃をしても、【 人 】の首があっという間に回復してしまうんじゃ!
まずはこいつから倒すしかないのぅ。 」
「 いや、そもそも結界を張っている鷲野郎を倒さないと駄目さ!
ダメージ自体通らないね!このトリ頭がっ!!! 」
オリビア様が顔を顰めながら、鷲の首目掛けて刀を振ったが、結界によって大きく弾かれ後ろに後退させられた。
「 ヘビの首が全ての能力をUPしてしまっているからでは?
僕のスキルで全部邪魔しているのに……。 」
サロがムッとしながらヘビの首を指差す。
「 ────くそっ……!どうすればいいんだ? 」
俺は狼の攻撃を受け止めながら、大きな舌打ちをした。
そんなふうに迷っている間にも、キャロルの体はドロドロと赤黒い気味の悪い液体がこぼれ落ち、ゾンビの数は増えていく。
これでは時間が経てば経つほどこちらが不利。
モンスターが増え続ければ、現在肉塊の化け物を相手してくれている他の仲間たちにも危険が……!
焦りだけが前に出る中……突然クロエがハッ!とした様子で両耳に手を当てた。
「 全部の首に循環している魔力に偏りがありそうだ!
それに……あの肉の化け物の方も繋がっている……?
でも……一体なぜ……? 」
クロエが首を傾げると、直ぐにエイミが動き出す。
<気流視人の資質> (ユニークスキル)
< 気流の道 >
決はいやまりょくが何らかのスキルで隠されていたとしても、気流を読む事で、ありとあらゆる生体の関係性や関係性を読み取る事ができる特殊諜報系スキル
(発現条件)
一定以上の魔力、魔力操作、知力、向上心、正義心、探究心を持つ事
一定人数以上の気流を見ること
一定以上のジャミングスキルを打ち破った経験がある事、かつ精神攻撃に対する耐性値を持つこと
「 本体と肉の化け物から発せられる気が常に変化して、一斉の法則で回っています!
その気が集結している瞬間だけ、死んでいる肉体に命が宿るみたいですね。
つまり────多分その命が宿る瞬間にしかダメージが通らない……? 」
「 なるほどの~。
おかしいとは思ったんじゃ。
結界が張られたとしても、これほどの猛攻撃で全く響かんのはおかしいからの。 」
ヘンドリク様が、ふむっ……と納得したように頷くと、オリビア様がチッと舌打ちをした。
「 闇雲に突っ込んでも体力と魔力の無駄か……。
攻撃する順番があるってことかい。 」
( 先天スキル )
< 死と生の狭間の肉体 >
” 死 ” の定義を持つ体に対するダメージ全てをゼロにする事ができる特殊スキル
ただし、一定の時間その ” 死 ” の定義が ” 生 ” の定義に切り替わる時があり、その瞬間のみダメージが通る
この世界に存在するためには ” 生 ” の定義を持つ事が大前提であるため、その法則はどのようなことがあっても不変的である
「 エイミ!!その順番は見えるのか!? 」
俺が狼の首の攻撃を防ぎながら尋ねると、エイミは大きく頷く。
「 はいっ!
ただし、その定期的に変わるダメージが通る瞬間も、一定以上のダメージを与える事が大条件です!
特に鷲の結界をどうするか……。 」
まるでこちらの心情を嘲笑うかの様に、鷲の首は強力な結界を張りコチラを見てニヤリと笑った。
しかし、それを見てオリビア様は逆にニヤ~ッと凶悪な笑みを浮かべる。
「 エイミ、心配ない。
じじい!────だそうだから頼んだよ!! 」
「 ……年寄りに無理言うのぉ……。 」
ヘンドリク様がヘニョ……と情けなく眉を下げたが、直ぐに表情を引き締めたため、エイミが目を輝かせて大きく息を吐き出した。
「 わかりました!ヘンドリク様!!お願いします!!
他の皆さんも、私が言う順番通りに一斉攻撃を開始して下さい!
お願いしま────す!! 」
「 おお────!!分かった────!! 」
「 よろしくお願いしま────す! 」
全員が片手を上げて了承を示すと、エイミはキャロルを睨みつける。
「 最初の攻撃対象は【 鷲 】の首です!! 」
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