【第一部完結】天寿を全うした俺は呪われた英雄のため悪役に転生します

バナナ男さん

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第四十九章

1488 強くなっていく

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( ソフィア )

自分が持っているモノを正義にして、持っていないモノを悪にすれば、自分に都合のいい世界が作れる。

そしてそれが本当の目的だから、結局エドワードお兄様につく理由も同じ。


” 自分に都合がいいから ” 


お兄様の描く理想の世界が、自分にとって都合がいいから味方しているだけで、都合が悪くなれば直ぐにポイッと捨てる。


自分にとって都合が良いものだけが ” 正義 ”

その ” 正義 ” の代償が、絶対的な孤独だ。


「 ソフィアっ!! 」


お父様が初めて本気で焦る様な声を上げると、< インビシブル・ゴース >は私に向かい、沢山の風魔法で凝縮した刃を私に向かって放つ。


私はそれを冷静に見上げ────……ニコッと笑った。




< 聖妃者の資質 >(ユニーク固有スキル)

< 友からの祝福 >

一定以上の絆値を結んでいた相手に対し、一定以上の尊敬を抱き、絶対的な絶望状況下で ” 希望 ” を抱く事で発動する特殊系強化スキル

尊敬値が最も高い者のステータス値を一定時間プラスでき、更に同スキルを三回までコピーして使う事ができる

その威力は自身の聖属性魔力値によってUPし、その時の自身の感情値が高い程威力はUPする

クールタイムあり

(発現条件) 

一定以上の絆値を結んだ相手が複数いる事、かつ尊敬値が一定以上の者を心から信じる事

一定以上の絶望状況下で ” 希望 ” を抱く事




< 聖妃者の資質 >(コピースキル)

< 千匹のねずみ騙し(聖) >

リーフ・フォン・メルンブルクの回避スキル< 千匹のねずみ騙し >を完全コビーしたスキル

聖属性魔力によって発動




風の刃をヒョイヒョイッと華麗に避けると、スクリーンの向こうからは息を飲む様な声が聞こえてきた。


私のこの力は、戦いを決意した私へ贈られた希望の神様からのプレゼントだ。

もうどこにも日和見姫なんていない。


私は戦う。

希望と共に。


インビシブル・ゴースを睨みつけると、そいつは直ぐに追加で氷の氷柱の様なモノを沢山創り出して攻撃しようとしてきたが……それより先に私はスキル<  風のとおり道(聖) >を発動し、その遥か上空へと飛び上がった。

慌てて標準を上空にいる私へと合わせたが、もう手遅れ。

私は大きく拳を後ろに引いた。


「 王女だって戦ってもいいでしょう?

だって人生って、欲張った方が楽しいらしいから。 」


そしてそのまま引いた拳を思い切り振り下ろし、< インビシブル・ゴース >をぶっ飛ばす。

すると、そいつはそのまま地上へとすごい勢いで落ちていき、最後はパンッ!と爆発して消えた。



< 聖妃者の資質 >(コピースキル)

< 獣王のげんこつ(聖) >

リーフ・フォン・メルンブルクの攻撃スキル< 獣王のげんこつ >を完全コビーしたスキル

聖属性魔力によって発動



────トンッ……。


元の場所へと着地すると、インビシブル・ゴースの攻撃を食らってしまったのか、スクリーンには大きなヒビが入っていた。

ガー……ガー……と画面が乱れ始めたが、かろうじて父やエドワードお兄様、カール様やマリナ様の絶句している顔がかろうじて見える。

私はインビシブル・ゴースを殴り飛ばした拳にフッと息を吐きかけると不敵に笑ってやった。


「 お忘れかもしませんが……我が教会の理念は ” 平等 ” です。

よってこの様な大厄災を起こした大罪人を許すつもりはありません。

……首を綺麗に洗って待つ事をお勧めします。

これから教会は総力を持って戦うでしょうから。 」


ガ────……ガガガ──……。

宣戦布告を叩きつけてやった後、とうとう完全にスクリーンは割れ、映像がプツリと消えてしまう。

そのため残念ながらお兄様達の答えは聞こえなくなってしまったが、どんな答えが返ってきたとしても私の答えは変わらない。

この罪は必ずいつかは償わせる。

勿論簡単な事ではないと分かっているが……。


「 どんなに末端を切り離して逃げようとも、いつかは本体に辿り着く。

まぁ、今はこの状況を切り抜ける事が先決ですが……。 」


そういいながら黒く染まった空を見上げ、協力な魔力反応が出現している場所へ意識を集中すると、そこにはそれに負けないくらい、強くて沢山の魔力反応がある。

それが嬉しくてこんな絶望的な状況にも関わらずフフッと笑いが漏れた。


「 あんなにも重くて苦しいだけの世界がこんなにも輝いて見えるなんて本当に不思議。

リーフ様から見える世界に少しでも近づけたのかな? 」


強力なスキルを使った反動か、フルフルと震えて当分使い物にならなさそうな手を見下ろす。

そしてその手をギュッと強く握りしめて、自分の中の強くなっていく力の存在に気づいて笑みを零した。



< 聖妃者の資質 >(シークレット固有スキル)

< ” 希望 ” のサンクチュアリ >

術者の希望値の値だけスキル< 祝福のサンクチュアリ >のスキル効果をUPする特殊強化型フィールドスキル

更にフィールド内に存在する仲間たちの希望値、勇気、絆値の分だけUPし、敵のスキル能力値を大幅にダウンさせる事もできる


(発現条件) 

スキル< 祝福のサンクチュアリ >が発動している事

一定以上の絶望値からの生還を果たし、更に一定以上の希望を持つこと

新たな選択肢を見つけ出し、それを選ぶ事

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