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第五十章
1517 なんで??
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( リーフ )
「 ────えっ……? 」
俺は驚いて黒仮面の男に手を伸ばしたが……彼はまるで空間に吸い込まれる様に消えてしまい、その手は空を切る。
「 ……な、なんで……? 」
俺は伸ばした手はそのままで、ドッ……ドッ……と激しく鳴りだす心臓の音を聞いていた。
” レオンハルト ”
確かに黒仮面の彼はそう言った。
その名を知るものは、この世界にいるはずないのに……??
呆然と立ち尽くす俺を見て、ソフィアちゃんは不思議そうな顔をしていたが……ハッ!とした様子で変態オジさんの方を睨む。
それにつられて俺もそちらへ視線を向けると、変態オジさんはボロボロと泣きながら、必死に何もない空間を触ろうとしていた。
「 う……あぁぁぁぁ~……っ!!!
まずいまずいまずいまずいまずいぃぃぃぃっ!!!
スキルが……っ!!使えないっ!!
このままじゃ……このままじゃ……このままじゃ……っ!!
せっかく沢山の命を使って閉じ込めていた ” もう一つ ” が……抑えられないぃぃぃぃっ~!!!! 」
その混乱っぷりは尋常じゃなく、汗はダラダラ、顔は真っ白。
更に下半身からは、新たな黄色い液体がビシャビシャと飛び散っている。
「 ……な、何言ってるんだろう?
” もう一つ ” って……?? 」
「 さ、さぁ……一体何でしょう? 」
汗を掻きながら、ソフィアちゃんと一緒に変態オジさんの奇妙な行動を見守っていると……突然ゾワッ!!とした魔力反応がして、変態オジさんの背後の空間が歪んでいった。
そしてそこから現れたのは、人の目や耳、口、それに手足や臓器の様なモノを全てツギハギでくっつけたような巨大な扉で……そこから漏れていくる反応が凄く見知ったものだったため、俺はヒュッ!と息を止める。
こ、この反応は……っ!!
ソフィアちゃんも、俺と同じ様に気づいたのか、真っ青な顔でガクガク震えだした。
「 そ……そんな……っ……!この気配は……っ!! 」
ソフィアちゃんが口元を押さえて悲鳴を殺すと、その扉は ” ドクンッ……ドクン…… ” とまるで生きている様に鼓動を始め、ゆっくりと開いていく。
それと同時に、俺の頭の中には ” ビー!!ビー!! ” という警戒音が響き、勝手にスキル< 鑑定( 全 ) 。が発動した。
< 次元源人の資質 >(シークレット固有スキル)
< サクリファイスの命箱 >
一定人数以上の ” 人 ” の命を捧げて創り出す特殊な多次元BOX
普通の多次元ボックスの最上位互換スキルであり、生贄にした命が多い程、広さ、耐久性、精度は高い
ただし、このスキルは自分の命とつなげて使うため、自身が ” 死 ” を迎えた瞬間、その場にて中身全てが開放されてしまう
(発現条件)
スキル< 多次元ボックス >を持つこと
一定以上の魔力、魔力操作、空間系干渉能力、残酷、冷酷、精神汚染度、加虐欲とそれに対する快感、一定以下の罪悪感を持っている事
怒り憎しみによる他者に対する欲望が一定以上である事
( 現在のサクリファイスの命箱の中身 : 呪災の卵 )
「 2つ目の呪災の卵……っ!!! 」
その中身に確信を持った瞬間、俺は大声で叫び、くっついているレオンを剥がして自分の後ろへと投げた。
そしてレオンとソフィアちゃんの前に立って、二人をその背に隠すと、そのまま走りだそうとしたのだが────……。
「 ────っ……!!? 」
ズテンッ!!
俺は無様に倒れこんでしまう。
「 ~……っ!!クソっ~!!! 」
思い切り打ち付けた顔を直ぐにあげ、その気持ち悪い扉が完全に開いてしまった事を確認すると、ソフィアちゃんが大きく震えた。
「 ほ、本当に呪災の卵なんて……。
そ、そんな……なぜ、資質を失くしたはずのルノマンドが、スキルを……? 」
「 …………! 」
俺はハッ!として悲鳴をあげ続けている変態オジさんの方を睨みつける。
” ただし、このスキルは自分の命とつなげて使うため、自身が ” 死 ” を迎えた瞬間、その場にて中身全てが開放されてしまう ”
もしかして、資質を失くしたから ” 死 ” にカウントされちゃった……?
「 きっと自分が死んだ時に発動するタイプのスキルだったんだよ。
資質を盗られたから……。
でもなんで呪災の卵なんか……! 」
「 なんてこと……。
────恐らく、たまたま2つ目を見つけて、隠しておいたのでしょう。
そして自分が消されない様に持っておく保険の様なモノとして持っていたんでしょうね。
都合の悪いモノは直ぐに消す……が、お兄様のやり方ですから。 」
「 …………。 」
相変わらずの悪さ坊主の親玉エドワードのやり方を聞いて、怒りを通り越して呆れを感じる。
つまりこの変態オジさんは、呪災の卵をエドワード坊やに消されないため、” 俺、凄いの持ってるよ?消したらヤバイよ~? ” と脅すために持っていたという事だ。
「 ────えっ……? 」
俺は驚いて黒仮面の男に手を伸ばしたが……彼はまるで空間に吸い込まれる様に消えてしまい、その手は空を切る。
「 ……な、なんで……? 」
俺は伸ばした手はそのままで、ドッ……ドッ……と激しく鳴りだす心臓の音を聞いていた。
” レオンハルト ”
確かに黒仮面の彼はそう言った。
その名を知るものは、この世界にいるはずないのに……??
呆然と立ち尽くす俺を見て、ソフィアちゃんは不思議そうな顔をしていたが……ハッ!とした様子で変態オジさんの方を睨む。
それにつられて俺もそちらへ視線を向けると、変態オジさんはボロボロと泣きながら、必死に何もない空間を触ろうとしていた。
「 う……あぁぁぁぁ~……っ!!!
まずいまずいまずいまずいまずいぃぃぃぃっ!!!
スキルが……っ!!使えないっ!!
このままじゃ……このままじゃ……このままじゃ……っ!!
せっかく沢山の命を使って閉じ込めていた ” もう一つ ” が……抑えられないぃぃぃぃっ~!!!! 」
その混乱っぷりは尋常じゃなく、汗はダラダラ、顔は真っ白。
更に下半身からは、新たな黄色い液体がビシャビシャと飛び散っている。
「 ……な、何言ってるんだろう?
” もう一つ ” って……?? 」
「 さ、さぁ……一体何でしょう? 」
汗を掻きながら、ソフィアちゃんと一緒に変態オジさんの奇妙な行動を見守っていると……突然ゾワッ!!とした魔力反応がして、変態オジさんの背後の空間が歪んでいった。
そしてそこから現れたのは、人の目や耳、口、それに手足や臓器の様なモノを全てツギハギでくっつけたような巨大な扉で……そこから漏れていくる反応が凄く見知ったものだったため、俺はヒュッ!と息を止める。
こ、この反応は……っ!!
ソフィアちゃんも、俺と同じ様に気づいたのか、真っ青な顔でガクガク震えだした。
「 そ……そんな……っ……!この気配は……っ!! 」
ソフィアちゃんが口元を押さえて悲鳴を殺すと、その扉は ” ドクンッ……ドクン…… ” とまるで生きている様に鼓動を始め、ゆっくりと開いていく。
それと同時に、俺の頭の中には ” ビー!!ビー!! ” という警戒音が響き、勝手にスキル< 鑑定( 全 ) 。が発動した。
< 次元源人の資質 >(シークレット固有スキル)
< サクリファイスの命箱 >
一定人数以上の ” 人 ” の命を捧げて創り出す特殊な多次元BOX
普通の多次元ボックスの最上位互換スキルであり、生贄にした命が多い程、広さ、耐久性、精度は高い
ただし、このスキルは自分の命とつなげて使うため、自身が ” 死 ” を迎えた瞬間、その場にて中身全てが開放されてしまう
(発現条件)
スキル< 多次元ボックス >を持つこと
一定以上の魔力、魔力操作、空間系干渉能力、残酷、冷酷、精神汚染度、加虐欲とそれに対する快感、一定以下の罪悪感を持っている事
怒り憎しみによる他者に対する欲望が一定以上である事
( 現在のサクリファイスの命箱の中身 : 呪災の卵 )
「 2つ目の呪災の卵……っ!!! 」
その中身に確信を持った瞬間、俺は大声で叫び、くっついているレオンを剥がして自分の後ろへと投げた。
そしてレオンとソフィアちゃんの前に立って、二人をその背に隠すと、そのまま走りだそうとしたのだが────……。
「 ────っ……!!? 」
ズテンッ!!
俺は無様に倒れこんでしまう。
「 ~……っ!!クソっ~!!! 」
思い切り打ち付けた顔を直ぐにあげ、その気持ち悪い扉が完全に開いてしまった事を確認すると、ソフィアちゃんが大きく震えた。
「 ほ、本当に呪災の卵なんて……。
そ、そんな……なぜ、資質を失くしたはずのルノマンドが、スキルを……? 」
「 …………! 」
俺はハッ!として悲鳴をあげ続けている変態オジさんの方を睨みつける。
” ただし、このスキルは自分の命とつなげて使うため、自身が ” 死 ” を迎えた瞬間、その場にて中身全てが開放されてしまう ”
もしかして、資質を失くしたから ” 死 ” にカウントされちゃった……?
「 きっと自分が死んだ時に発動するタイプのスキルだったんだよ。
資質を盗られたから……。
でもなんで呪災の卵なんか……! 」
「 なんてこと……。
────恐らく、たまたま2つ目を見つけて、隠しておいたのでしょう。
そして自分が消されない様に持っておく保険の様なモノとして持っていたんでしょうね。
都合の悪いモノは直ぐに消す……が、お兄様のやり方ですから。 」
「 …………。 」
相変わらずの悪さ坊主の親玉エドワードのやり方を聞いて、怒りを通り越して呆れを感じる。
つまりこの変態オジさんは、呪災の卵をエドワード坊やに消されないため、” 俺、凄いの持ってるよ?消したらヤバイよ~? ” と脅すために持っていたという事だ。
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