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第五十章
1518 ……滅ぶべき天敵
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( リーフ )
なんてものを……!!
せめて殺傷性の高い花爆弾とかにして!
俺はとうとう土下座するポーズで、頭を掻きむしっている変態オジさんに向かって怒鳴る。
「 おい、君────!!どうにかあの扉を信じられないのかいっ!?
このままじゃ、君も呪われて死んじゃうよ!! 」
本人にどうにかならないか尋ねてみたのに、返ってきたのは支離滅裂な言葉であった。
「 そ……そんなぁ~……私……死……い、いやだぁぁぁぁ────!!
せっかく……せっかく孵化直前の卵を閉じ込めたのにぃぃぃぃ~っ!!!
このままじゃ~エドワード様に殺されるぅぅぅぅ~!!! 」
「 いや、だからその前に呪われて死んじゃうから!
大丈夫大丈夫!! 」
一応説得を試みたが、涙と鼻水を滝の様に流してエンエンと泣きわめく変態オジさんを見て、無理だと悟る。
「 く……く……うぅ~……っ! 」
とりあえず、このままでは全滅だ!
なんとか動かない体を叱咤し、立ち上がろうとしたが、ほとんど体の感覚がない。
これじゃあ戦う事は……っ!
「 クエッ!!! 」
「 ~っ!!!~~~っ!!! 」
灰色の手が消え自由になったあげ玉と黒みつが、扉へダイレクト・アタックを試みたが……なんと攻撃は跳ね返り、二人を襲う。
「 あげ玉!!黒みつ!! 」
直ぐに視線で追いかけ声を掛けると、二人は直ぐに体勢を整えたが、ヨロヨロとしている。
絶望が頭を過ったその瞬間────……。
────コロンッ……。
開いている扉から小さな子供くらいの黒い卵が転がってきて……なんと小さな黒い手が生えて床とあっという間に癒合してしまった。
「 くっ、くっついた……?! 」
「 呪災の卵は地上に根を張るんです。
もうここから……動かす事はできませんっ!! 」
ソフィアちゃんの悲鳴が聞こえ、ゾゾォ~!と背筋が凍る。
これじゃあ、また未来は……!
「 く、くっそぉぉぉぉ────!! 」
なんとか力を振り絞り、上半身だけでも起こしてどんどん巨大化していく卵を睨み付けた。
さっき変態オジさんが言っていた通り、孵化直前らしく、卵の上の方には亀裂がいくつも入っている様だ。
「 クソっ!クソっ!クソっ!なにクソ~っ!! 」
そのままほふく前進する様に呪災の卵の方へ進んでいったが、空はどんどんと黒く染まっていき、世界はまたしても ” 黒 ” に塗りつぶされていく。
「 動け……っ!動け……っ!動け……っ!!俺の体!! 」
願いも虚しく、俺が卵に到達する前に完全に割れ、中から恐ろしい形をした黒い固まりがズルズルと這い出てきた。
全体的にモヤッとしているが、特徴的なのはその口だ。
細長くて、まるでストローの様な形態をしていて、更にほっそりした体に羽……その姿は蝶ではない虫の様だった。
「 ちょ、蝶じゃないのか……!
あれは……? 」
その正体を見極めようと凝視している俺の視線の先に、突然誰かが現れる。
それにギョッ!!として、呪災の卵から視線を外して、その人物を見つめると、俺をソフィアちゃんは「「 あっ!! 」」大声で叫んだ。
黒いマントに高身長。
腰にレイピアを差している絶世の美少年────……。
「 レ、レオンっ!!! 」
レオンは、呪災の卵から出てくるモノの目の前に立って、ジッ……とそれを見下ろしている。
俺は慌てて後ろを振り返り、そこにいるはずのレオンを探したが、いない。
────という事は……あれはまごうことなき本人だ!
「 レオ────ンっ!!!早くそいつから離れろぉぉ────っ!!!! 」
レオンに呪いが感染してしまう!!
俺は倒れたまま這っていったが……なんとレオンは、出てきたその虫の首をワシッ!と鷲掴かんだ。
「 う……うわぁぁぁぁぁぁ────────っ!!!! 」
レオンの ” 死 ” を連想し、一瞬絶句した後、悲鳴をあげながらズリズリと体を引きづって近づいていく。
レオンに呪いが感染した!!
レオンが……レオンが……!!
パニックを起こしている中、レオンは険しい顔で呪災の卵の中身を睨み付け……。
「 ……蚊……。 」
ボソッ……と一言だけそう呟くと、突然レオンの手がピカッ!と光った。
《 ギ……!?……ゲゲッゲゲゲっェェェェェ~!!!! 》
すると、レオンに首を掴まれているそいつは、苦しみ藻掻き……そのまま消し炭の様にホロホロと崩れて消えてしまったのだ。
「「「 ────えっ……? 」」」
俺とソフィアちゃん、そして変態オジさんまで同じ様な声を出して、ポカーン……としてしまう。
しかし、直ぐに俺は我に帰り、火事場の馬鹿力的な力をつかってレオンに向かって飛びついた。
すると、レオンはビビッ!と体を震わせた後、不思議そうな顔をしていたが、俺は構わずレオンの体を隈なく触り、腐ってないか確認する。
なんてものを……!!
せめて殺傷性の高い花爆弾とかにして!
俺はとうとう土下座するポーズで、頭を掻きむしっている変態オジさんに向かって怒鳴る。
「 おい、君────!!どうにかあの扉を信じられないのかいっ!?
このままじゃ、君も呪われて死んじゃうよ!! 」
本人にどうにかならないか尋ねてみたのに、返ってきたのは支離滅裂な言葉であった。
「 そ……そんなぁ~……私……死……い、いやだぁぁぁぁ────!!
せっかく……せっかく孵化直前の卵を閉じ込めたのにぃぃぃぃ~っ!!!
このままじゃ~エドワード様に殺されるぅぅぅぅ~!!! 」
「 いや、だからその前に呪われて死んじゃうから!
大丈夫大丈夫!! 」
一応説得を試みたが、涙と鼻水を滝の様に流してエンエンと泣きわめく変態オジさんを見て、無理だと悟る。
「 く……く……うぅ~……っ! 」
とりあえず、このままでは全滅だ!
なんとか動かない体を叱咤し、立ち上がろうとしたが、ほとんど体の感覚がない。
これじゃあ戦う事は……っ!
「 クエッ!!! 」
「 ~っ!!!~~~っ!!! 」
灰色の手が消え自由になったあげ玉と黒みつが、扉へダイレクト・アタックを試みたが……なんと攻撃は跳ね返り、二人を襲う。
「 あげ玉!!黒みつ!! 」
直ぐに視線で追いかけ声を掛けると、二人は直ぐに体勢を整えたが、ヨロヨロとしている。
絶望が頭を過ったその瞬間────……。
────コロンッ……。
開いている扉から小さな子供くらいの黒い卵が転がってきて……なんと小さな黒い手が生えて床とあっという間に癒合してしまった。
「 くっ、くっついた……?! 」
「 呪災の卵は地上に根を張るんです。
もうここから……動かす事はできませんっ!! 」
ソフィアちゃんの悲鳴が聞こえ、ゾゾォ~!と背筋が凍る。
これじゃあ、また未来は……!
「 く、くっそぉぉぉぉ────!! 」
なんとか力を振り絞り、上半身だけでも起こしてどんどん巨大化していく卵を睨み付けた。
さっき変態オジさんが言っていた通り、孵化直前らしく、卵の上の方には亀裂がいくつも入っている様だ。
「 クソっ!クソっ!クソっ!なにクソ~っ!! 」
そのままほふく前進する様に呪災の卵の方へ進んでいったが、空はどんどんと黒く染まっていき、世界はまたしても ” 黒 ” に塗りつぶされていく。
「 動け……っ!動け……っ!動け……っ!!俺の体!! 」
願いも虚しく、俺が卵に到達する前に完全に割れ、中から恐ろしい形をした黒い固まりがズルズルと這い出てきた。
全体的にモヤッとしているが、特徴的なのはその口だ。
細長くて、まるでストローの様な形態をしていて、更にほっそりした体に羽……その姿は蝶ではない虫の様だった。
「 ちょ、蝶じゃないのか……!
あれは……? 」
その正体を見極めようと凝視している俺の視線の先に、突然誰かが現れる。
それにギョッ!!として、呪災の卵から視線を外して、その人物を見つめると、俺をソフィアちゃんは「「 あっ!! 」」大声で叫んだ。
黒いマントに高身長。
腰にレイピアを差している絶世の美少年────……。
「 レ、レオンっ!!! 」
レオンは、呪災の卵から出てくるモノの目の前に立って、ジッ……とそれを見下ろしている。
俺は慌てて後ろを振り返り、そこにいるはずのレオンを探したが、いない。
────という事は……あれはまごうことなき本人だ!
「 レオ────ンっ!!!早くそいつから離れろぉぉ────っ!!!! 」
レオンに呪いが感染してしまう!!
俺は倒れたまま這っていったが……なんとレオンは、出てきたその虫の首をワシッ!と鷲掴かんだ。
「 う……うわぁぁぁぁぁぁ────────っ!!!! 」
レオンの ” 死 ” を連想し、一瞬絶句した後、悲鳴をあげながらズリズリと体を引きづって近づいていく。
レオンに呪いが感染した!!
レオンが……レオンが……!!
パニックを起こしている中、レオンは険しい顔で呪災の卵の中身を睨み付け……。
「 ……蚊……。 」
ボソッ……と一言だけそう呟くと、突然レオンの手がピカッ!と光った。
《 ギ……!?……ゲゲッゲゲゲっェェェェェ~!!!! 》
すると、レオンに首を掴まれているそいつは、苦しみ藻掻き……そのまま消し炭の様にホロホロと崩れて消えてしまったのだ。
「「「 ────えっ……? 」」」
俺とソフィアちゃん、そして変態オジさんまで同じ様な声を出して、ポカーン……としてしまう。
しかし、直ぐに俺は我に帰り、火事場の馬鹿力的な力をつかってレオンに向かって飛びついた。
すると、レオンはビビッ!と体を震わせた後、不思議そうな顔をしていたが、俺は構わずレオンの体を隈なく触り、腐ってないか確認する。
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