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第四章【サマナイズ編】
(サンド)89 な〜んもできない♡
(サンド)
「頭のわりぃクソ女だなぁぁぁっ!ほんっとによぉぉぉ~!
お前は黙って俺達のために仕事だけしてろよ、それしか特技がねぇんだからよぉぉ~?
お前の使い道はもう決まってんだから、それまで大人しくしとけ?面倒かけんじゃねぇよ。」
「…………そう。」
ローレンは傷ついたのか視線を下に下げていったので、気分がよくなった俺は、そのまま傷つくであろう言葉をわざと使って攻撃してやる。
「そもそも、そんな地味で色気の欠片もない外見じゃ~男に選ばれるわけないですよねぇ~お可哀想に!
ゲリー様は、愛人に子供を産ませるつもりだと言っておりました~。跡を継ぐのもその子供にすると。
仕方ないですよねぇ~!だってジョアン様には契約の才能がないんですからぁ~。
流石は役立たずが生んだ子供ですよねぇ!ジョアン様もお可哀想に、こんな母親から無才で産み落とされて!」
「…………っ。」
完全に下を向いてしまったローレン。
こうして人を完膚なきまでに貶してやることは、まるで今の自分が『いい子いい子』される様な心地よさをくれる。
気分は更に高揚し、ギャハハ!と大笑いしながら、クソ女を指さした。
「アンタにはな~んもできないんですよ♡
シリンズ家を乗っ取られるのも、街の人達が魔力コストとして使われるのも、自分がそのうち生贄として使われるのも。
そして────クソガキがぶっ殺されるのも、全部、ぜ~んぶな♡」
「────な……なんですって……?」
ローレンは突然弾ける様に顔を上げて、驚いた顔を見せる。
少々要らぬことを喋ってしまったが……まぁ、もういいだろう。
そろそろゲリー様もローレン様を片付けたがってたし?
もういっそ、人狩りのどさくさに紛れて始末してしまえばいいんじゃね?
ククッと笑いながら、俺はこの天国の様な場所に送り出してくれたガレット様の事を思い出した。
『残念ながら、この国には国賊といえる貴族がまだ沢山いてね……。私はそれに心を痛めているのだよ。』
憂いた顔でそう呟いたガレット様は、心底困っている様にため息をついたので、俺とウォンはどう答えれば良いのかと悩んだが、とりあえずこれはチャンスだと思ったのだ。
田舎の平民ごときが人生大逆転するチャンスだと……。
『その通りだと俺……いや、私も思います!』
『私達でよろしければお力になりたいと……。』
即座に頭を下げてそう言うと、ガレット様は満足げに微笑んだ。
『そうですか!あなた達は私の見込み通りの人間の様ですね。
それではまずはこれから紹介する男と共に、まずは一つ家を乗っ取りなさい。
相手は国賊なのですから、あなた達に正義はあります。────頼りにしていますよ。』
格上の存在に自分が認められた事。
それが堪らない快感であった。
『────はっ!必ずやご期待に添えます!』
そうして喜んで、ゲリー様の所へ行くことにした俺とウォン。
力なき者たちは、ただ資源を無駄にするだけの役立たず。
国のよりよい未来を選ばない貴族は、全員国賊。
そんな同価値観を持ったゲリー様と俺とウォンは、これまでとても上手くやってきた。
役立たずを上手くリサイクル。
楽しく遊んで使って、飽きたら儀式のための魔力コストへ♬
それが常識なのだから、ローレンが何に驚いたのか分からない。
「なんてこと……。私が……私のせいで……。」
ローレンはヨロっ……とよろめいたが、足をしっかり踏み込んで頭を押さえた。
またいつもの様に馬鹿みたいに自分を責めだす姿を見て吹き出しながら、俺は自分の契約モンスターを呼ぶため、地面をトンッと軽く踏みしめる。
すると目の前に召喚陣が現れ、俺の可愛い可愛いモンスターが顔を覗かせた。
巨大で細長いミミズの様な体に、先端の顔部分に相当する場所に巨大な穴の様な大きな口。
その中は消化液が表面から絶えず滲み出ているせいで、蒸気が常にそこから飛び出している。
チラリと見えるその奥には、沢山の鋭い歯がびっしりと胃の奥まで続いている様に見えた。
これが俺の契約モンスター<食膳・ワーム>だ。
<食膳・ワーム>
体長10m超えのミミズ型Eランクモンスター
獲物はなんでも丸呑みにして、口の中の強力な酸とびっしり生えた歯でバラバラにして食べる
ただし土の中にいるので、基本は土の中に住むモンスターしか食べないためそこまで脅威ではない
「俺のワームちゃんは、土の中の汚い獲物は嫌いな潔癖ちゃんなんですよ~。だからツルツル綺麗な人間が大好物!
加護は【泥の加護】。
よって、こういう土のフィールドは有利フィールドなんですよぉ~。」
「────っ!」
パチンッと指を弾くと、ワームは大きく首を後ろに倒し、巨大な酸の塊をローレン様に吐き出した。
それはローレン様に直撃!
辺りは消化液の酸によって木々が溶かされ、煙が充満する。
「アハハハ~!生意気なクソ女が溶けた溶けた~♬
────あ、そういえば、死なせたら召喚に使えないから駄目だったんだっけ?
やっべ~。おい、回復薬あるよな?さっさと飲ませてこい。」
「────はっ!」
部下の一人が回復役を懐から取り出し、煙の中へと飛び込んだ。
興奮してついついやりすぎてしまった。
特に女子供をぶっ殺す時は────興奮する♡
「とりあえずローレンは敷地内に閉じ込めておいて、俺達は人狩りを楽しもうか。どれだけ狩れるかウォンと取り合いだな。楽しみ────……。」
────ドンッ!!!
ご機嫌で喋っていたというのに、突然後方へ飛んでいった仲間の一人によって、言葉は遮られてしまった。
「頭のわりぃクソ女だなぁぁぁっ!ほんっとによぉぉぉ~!
お前は黙って俺達のために仕事だけしてろよ、それしか特技がねぇんだからよぉぉ~?
お前の使い道はもう決まってんだから、それまで大人しくしとけ?面倒かけんじゃねぇよ。」
「…………そう。」
ローレンは傷ついたのか視線を下に下げていったので、気分がよくなった俺は、そのまま傷つくであろう言葉をわざと使って攻撃してやる。
「そもそも、そんな地味で色気の欠片もない外見じゃ~男に選ばれるわけないですよねぇ~お可哀想に!
ゲリー様は、愛人に子供を産ませるつもりだと言っておりました~。跡を継ぐのもその子供にすると。
仕方ないですよねぇ~!だってジョアン様には契約の才能がないんですからぁ~。
流石は役立たずが生んだ子供ですよねぇ!ジョアン様もお可哀想に、こんな母親から無才で産み落とされて!」
「…………っ。」
完全に下を向いてしまったローレン。
こうして人を完膚なきまでに貶してやることは、まるで今の自分が『いい子いい子』される様な心地よさをくれる。
気分は更に高揚し、ギャハハ!と大笑いしながら、クソ女を指さした。
「アンタにはな~んもできないんですよ♡
シリンズ家を乗っ取られるのも、街の人達が魔力コストとして使われるのも、自分がそのうち生贄として使われるのも。
そして────クソガキがぶっ殺されるのも、全部、ぜ~んぶな♡」
「────な……なんですって……?」
ローレンは突然弾ける様に顔を上げて、驚いた顔を見せる。
少々要らぬことを喋ってしまったが……まぁ、もういいだろう。
そろそろゲリー様もローレン様を片付けたがってたし?
もういっそ、人狩りのどさくさに紛れて始末してしまえばいいんじゃね?
ククッと笑いながら、俺はこの天国の様な場所に送り出してくれたガレット様の事を思い出した。
『残念ながら、この国には国賊といえる貴族がまだ沢山いてね……。私はそれに心を痛めているのだよ。』
憂いた顔でそう呟いたガレット様は、心底困っている様にため息をついたので、俺とウォンはどう答えれば良いのかと悩んだが、とりあえずこれはチャンスだと思ったのだ。
田舎の平民ごときが人生大逆転するチャンスだと……。
『その通りだと俺……いや、私も思います!』
『私達でよろしければお力になりたいと……。』
即座に頭を下げてそう言うと、ガレット様は満足げに微笑んだ。
『そうですか!あなた達は私の見込み通りの人間の様ですね。
それではまずはこれから紹介する男と共に、まずは一つ家を乗っ取りなさい。
相手は国賊なのですから、あなた達に正義はあります。────頼りにしていますよ。』
格上の存在に自分が認められた事。
それが堪らない快感であった。
『────はっ!必ずやご期待に添えます!』
そうして喜んで、ゲリー様の所へ行くことにした俺とウォン。
力なき者たちは、ただ資源を無駄にするだけの役立たず。
国のよりよい未来を選ばない貴族は、全員国賊。
そんな同価値観を持ったゲリー様と俺とウォンは、これまでとても上手くやってきた。
役立たずを上手くリサイクル。
楽しく遊んで使って、飽きたら儀式のための魔力コストへ♬
それが常識なのだから、ローレンが何に驚いたのか分からない。
「なんてこと……。私が……私のせいで……。」
ローレンはヨロっ……とよろめいたが、足をしっかり踏み込んで頭を押さえた。
またいつもの様に馬鹿みたいに自分を責めだす姿を見て吹き出しながら、俺は自分の契約モンスターを呼ぶため、地面をトンッと軽く踏みしめる。
すると目の前に召喚陣が現れ、俺の可愛い可愛いモンスターが顔を覗かせた。
巨大で細長いミミズの様な体に、先端の顔部分に相当する場所に巨大な穴の様な大きな口。
その中は消化液が表面から絶えず滲み出ているせいで、蒸気が常にそこから飛び出している。
チラリと見えるその奥には、沢山の鋭い歯がびっしりと胃の奥まで続いている様に見えた。
これが俺の契約モンスター<食膳・ワーム>だ。
<食膳・ワーム>
体長10m超えのミミズ型Eランクモンスター
獲物はなんでも丸呑みにして、口の中の強力な酸とびっしり生えた歯でバラバラにして食べる
ただし土の中にいるので、基本は土の中に住むモンスターしか食べないためそこまで脅威ではない
「俺のワームちゃんは、土の中の汚い獲物は嫌いな潔癖ちゃんなんですよ~。だからツルツル綺麗な人間が大好物!
加護は【泥の加護】。
よって、こういう土のフィールドは有利フィールドなんですよぉ~。」
「────っ!」
パチンッと指を弾くと、ワームは大きく首を後ろに倒し、巨大な酸の塊をローレン様に吐き出した。
それはローレン様に直撃!
辺りは消化液の酸によって木々が溶かされ、煙が充満する。
「アハハハ~!生意気なクソ女が溶けた溶けた~♬
────あ、そういえば、死なせたら召喚に使えないから駄目だったんだっけ?
やっべ~。おい、回復薬あるよな?さっさと飲ませてこい。」
「────はっ!」
部下の一人が回復役を懐から取り出し、煙の中へと飛び込んだ。
興奮してついついやりすぎてしまった。
特に女子供をぶっ殺す時は────興奮する♡
「とりあえずローレンは敷地内に閉じ込めておいて、俺達は人狩りを楽しもうか。どれだけ狩れるかウォンと取り合いだな。楽しみ────……。」
────ドンッ!!!
ご機嫌で喋っていたというのに、突然後方へ飛んでいった仲間の一人によって、言葉は遮られてしまった。
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