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ドルシーさんは、今にも泣きそうな顔をしながら、私の方を見ています。
ふぅ……
思わず、ため息をついてしまいました。
「あなたに、リュート様との婚約を解消してほしいとか……そんな事を言われる筋合いはありません」
「いいえ……私は誰よりもリュートの事を想っているもの……彼の為にならない結婚なんて……ごほっ、ごほ……っ」
咳を聞きつけたのか、リュート様まで私の部屋に入ってきました。
ノック……は、ないですね。そもそもドア、開けっ放しだったし。
そして、ドルシーさんの肩を抱くようにして支えます。
「ドルシー、こんな所にいたのか……!」
婚約者の仕事部屋をこんな所って……
「ここは空気が悪いから、さあ部屋に戻ろう……」
「……空気が悪くて悪かったわね?」
「い、いたのか……違うんだ、君は窓を閉め切ってるだろ?それで……」
「仕方ないでしょ、窓を閉めてないと書類が散らばってしまうもの……」
そう言って、机の上の山のような書類に視線を送る。
「誰かさんが手伝ってくれるなら、私だって早く空気のいいところに行けるかもしれないわ」
「は、はは……さ、さあ行こうドルシー。リオンの邪魔をしちゃいけないよ……」
「リュート、優しい人……私、あなたの為に頑張るわ……」
幼馴染は、いっそう何かへの決意を固めてしまったらしい。
はぁ……疲れる。
「が、頑張るって何を……?まさか、ここの仕事を?無理だよ、とんでもなく難しいんだ……」
「えっ、違うのよ。そうじゃなくて……」
それを聞いて顔をしかめたのは私の方。
何も知らない人に仕事を引っ掻き回されるなんて、冗談じゃないわ……
ドルシーはぐっと胸を突き出してリュートを見た。
「私……あなたの代わりに伝えてあげたの。この人と……リオンとリュートの、婚約解消をしましょう、って……」
「…………え……っ?」
……とうとう、呼び捨てにされた気が。
ふぅ……
思わず、ため息をついてしまいました。
「あなたに、リュート様との婚約を解消してほしいとか……そんな事を言われる筋合いはありません」
「いいえ……私は誰よりもリュートの事を想っているもの……彼の為にならない結婚なんて……ごほっ、ごほ……っ」
咳を聞きつけたのか、リュート様まで私の部屋に入ってきました。
ノック……は、ないですね。そもそもドア、開けっ放しだったし。
そして、ドルシーさんの肩を抱くようにして支えます。
「ドルシー、こんな所にいたのか……!」
婚約者の仕事部屋をこんな所って……
「ここは空気が悪いから、さあ部屋に戻ろう……」
「……空気が悪くて悪かったわね?」
「い、いたのか……違うんだ、君は窓を閉め切ってるだろ?それで……」
「仕方ないでしょ、窓を閉めてないと書類が散らばってしまうもの……」
そう言って、机の上の山のような書類に視線を送る。
「誰かさんが手伝ってくれるなら、私だって早く空気のいいところに行けるかもしれないわ」
「は、はは……さ、さあ行こうドルシー。リオンの邪魔をしちゃいけないよ……」
「リュート、優しい人……私、あなたの為に頑張るわ……」
幼馴染は、いっそう何かへの決意を固めてしまったらしい。
はぁ……疲れる。
「が、頑張るって何を……?まさか、ここの仕事を?無理だよ、とんでもなく難しいんだ……」
「えっ、違うのよ。そうじゃなくて……」
それを聞いて顔をしかめたのは私の方。
何も知らない人に仕事を引っ掻き回されるなんて、冗談じゃないわ……
ドルシーはぐっと胸を突き出してリュートを見た。
「私……あなたの代わりに伝えてあげたの。この人と……リオンとリュートの、婚約解消をしましょう、って……」
「…………え……っ?」
……とうとう、呼び捨てにされた気が。
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