異世界で、今度こそは後悔しないで生きていくと決めた

藍鎖

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第1章

プロローグ

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ブラック企業。


 多くの人が聞いたことがある単語でしょう。違法労働、パワハラ、モラハラ上げると切がないがそういった事を平然と行う所である。



 そんな企業に私、相坂 命アイサカ ミコトは就職してしまい3年がたってしまった。



 最初こそいた同期はもう誰も残っていない。


 最初はみんなで頑張ろう! や こうしたらもっと働きやすくなるだろう などと言った声もあったがもう聞こえてこない。



 何度もくり返されたパワハr・・・嫌、暴行でもう心は壊れてしまったのだと思う。


 最後まで一緒にいた同期で昔からの親友が居なくなったあの時に全てに絶望しそして壊れてしまったのだろう。


 漫画やアニメに出てくる主人公ならきっとその力を使い happyend にして終わりにしてしまうのだろう。


 昔は唯一の楽しみだったネットゲームで自分を異世界の行商や軍隊の指揮官になりきってロールプレイングをしていたがもうそれすらもしなくなってしまった。


   だがそんな私にも親友の最後の言葉だけは今もこの胸に残っている
 


 「



  そう言ったあいつはその一月後に自殺した

  
  上司達は、あいつが死んだことを散々暴言を吐き終いにはまるでゲームで敵を倒したかのように死を自分の武勇伝のように語りだした。


 その瞬間私は頭の中すべてが真っ白になり気づいた時には上司の人を吹き飛ばしていた。


 その後は上司や社長に本社社員全員の前で制裁という名のリンチをされそのまま会社から追い出された。


 「私は、明日からどうしたらいいのだろうか。こんな世界に本当に希望なんてあるのだろうか」


 唯々自分にその言葉を意味もなく投げ続けながら家に帰宅した。

 そして、洗面台の鏡を見ると私はどうやら泣いている自分が写っていた


 「ははは・・・・。私が・・・私達が一体何をした!?なぜあんな仕打ちを受けなければならないんだ」

 
 今まで我慢していた感情がどんどん溢れてくる。私たちはあいつ等の奴隷なか・・嫌違う!ただあいつも常に前を向いて希望があると信じてただけだ


 私はそこからはただただ泣き続けた。

 ひとしきり泣き終えた後今まで使っていた仕事の手帳などを全部処分しようとした際


「何でしょうか?これは・・・」


 今日見たこともない封筒がカバンの中に入っていた。


 その封筒は最近にしては珍しく古い形式封筒で裏にはまるでゲームなどで見るファンタジーのような模様の蝋で封がしてあった


 私はその手紙をなぜか開けないととてもしてしまうような気がしてしまい開けることにした


 「・・・何でしょうか?この文字は、見たことも!?」


 不思議に思うと同時に文字が赤く光はじめ徐々にその光が強くなり目をとじてしまった。




 光が収まった部屋には静けさが残りそして・・・・誰もいなくなってしまいその手紙だけ残っていたががどこからか


 
『ヤットみつけタ。ようこその世界へ・・アハハハ』



 男性とも女性ともわからない声が聞こえ残っていた手紙が青い炎で燃えてしまい静寂に包まれた


 
  
 
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