23 / 99
第3章 幼少期(修行時代)
23 森谷村の発展
しおりを挟む
東商店が立ち上がったきっかけは、エマニエルさんだ。
4年前のゴブリン襲来時、侍ゴーレムの装備品が大量に発生した。
どうしたものかと考えているとエマニエルさんが「あたいに預けてくれませんか?」と提案をしてきた。
エマニエルさんは森谷村から馬車で3日ほど離れた場所にある『龍都』で東の筆頭魔道師という職業についている。
筆頭魔道士とは、ここ東の国におけるトップクラスの魔道士がつく職業だ。 エマニエルさんは元々は燕の国出身らしいが、色々と諸事情あって、ここ東の国へ移住してきたそうだ。
エマニエルさんはつてを使って龍都に住む貴族へ交渉をしたところ、その貴族は大いに興奮し、当世具足他ワンセットの装備品一式を、金貨30枚で買い取っていった。
金貨の価値は、元の世界の価値に照らし合わせると、ざっと1枚当たり10万円は下らない。つまり300万円相当の価値で売れたということだ。
その貴族は珍しい調度品を集めては人に自慢するのが趣味だったらしく、自宅の客間に装備品一式を飾りつけ、客を呼んではしきりに自慢をしたらしい。
すると、珍しい装備品の噂は瞬く間に龍都全体に広がり、一大ムーブメントを巻き起こした。いや、それはこの国だけに留まらず、遠く燕の国に迄及んでいるらしい。
金額設定をワンセット当たり金貨10枚としころ、84対あった装備品1式は瞬く間に売れ、半年で完売。
稼いだ金貨はすべてエマニエルさんへ譲ろうとしたが、頑として受け取ってくれなかったため800枚以上の金貨がすべて俺の手元に入ってきてしまった。
それからというもの、この村には装備品を求めて行商人が度々訪れるようになり、2階建ての自宅では手狭になったため、金貨500枚を使って3階建てに改築。1階を客間とし、生活スペースは2階、3階が寝室となった。
初めは調度品としての要望で装備品一式を売っていたが、実際に装備出来る装備品や、農具などは作れないのか、等々、数々の要望に応えている内、装備品全般、農具全般も造るようになっていった。
森谷村全体で年間に稼ぐのが金貨700枚を超えるぐらいであったが、次第に東商店の月単位の売り上げだけでそれを上回るようになっていった。
しかもすべてクリエイト・ゴーレムのゴミを利用している為、売り上げのほとんどが利益という、とんでもない図式が成り立っている。
その頃には毎日のように行商人が家に訪れるようになった為、1階の客間をそのまま利用し、東商店として門を構えることになった。
商店の主人はもちろん父さんであるため、自然と長男の俺が若ダンナとなったというわけだ。
さて、今日もノルマを達成するために装備品を作らねばならない。
この作業の果てにはメガスローライフが待っているのだ。
……そう信じたいったら信じたい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第3章は基本このようにまったり進行率が高い予定ですが、いかがでしたでしょうか??
皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
4年前のゴブリン襲来時、侍ゴーレムの装備品が大量に発生した。
どうしたものかと考えているとエマニエルさんが「あたいに預けてくれませんか?」と提案をしてきた。
エマニエルさんは森谷村から馬車で3日ほど離れた場所にある『龍都』で東の筆頭魔道師という職業についている。
筆頭魔道士とは、ここ東の国におけるトップクラスの魔道士がつく職業だ。 エマニエルさんは元々は燕の国出身らしいが、色々と諸事情あって、ここ東の国へ移住してきたそうだ。
エマニエルさんはつてを使って龍都に住む貴族へ交渉をしたところ、その貴族は大いに興奮し、当世具足他ワンセットの装備品一式を、金貨30枚で買い取っていった。
金貨の価値は、元の世界の価値に照らし合わせると、ざっと1枚当たり10万円は下らない。つまり300万円相当の価値で売れたということだ。
その貴族は珍しい調度品を集めては人に自慢するのが趣味だったらしく、自宅の客間に装備品一式を飾りつけ、客を呼んではしきりに自慢をしたらしい。
すると、珍しい装備品の噂は瞬く間に龍都全体に広がり、一大ムーブメントを巻き起こした。いや、それはこの国だけに留まらず、遠く燕の国に迄及んでいるらしい。
金額設定をワンセット当たり金貨10枚としころ、84対あった装備品1式は瞬く間に売れ、半年で完売。
稼いだ金貨はすべてエマニエルさんへ譲ろうとしたが、頑として受け取ってくれなかったため800枚以上の金貨がすべて俺の手元に入ってきてしまった。
それからというもの、この村には装備品を求めて行商人が度々訪れるようになり、2階建ての自宅では手狭になったため、金貨500枚を使って3階建てに改築。1階を客間とし、生活スペースは2階、3階が寝室となった。
初めは調度品としての要望で装備品一式を売っていたが、実際に装備出来る装備品や、農具などは作れないのか、等々、数々の要望に応えている内、装備品全般、農具全般も造るようになっていった。
森谷村全体で年間に稼ぐのが金貨700枚を超えるぐらいであったが、次第に東商店の月単位の売り上げだけでそれを上回るようになっていった。
しかもすべてクリエイト・ゴーレムのゴミを利用している為、売り上げのほとんどが利益という、とんでもない図式が成り立っている。
その頃には毎日のように行商人が家に訪れるようになった為、1階の客間をそのまま利用し、東商店として門を構えることになった。
商店の主人はもちろん父さんであるため、自然と長男の俺が若ダンナとなったというわけだ。
さて、今日もノルマを達成するために装備品を作らねばならない。
この作業の果てにはメガスローライフが待っているのだ。
……そう信じたいったら信じたい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第3章は基本このようにまったり進行率が高い予定ですが、いかがでしたでしょうか??
皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる