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サイドストーリー
彼女たちの誤算5
どうやって自宅に戻ってきたのか覚えていない。気がつけば自室のソファに呆然と座り込んでいた。途中部屋を訪れた父から、侯爵家から抗議がきたとかなんとか雷を落とされたが、右から左に抜けていった。
私のことをかわいいと、愛していると言ってくれたルーク様の変容ぶりがいまだに信じられなかった。同じ人間があぁまで豹変することがあるだろうか。きっと何か事情があるに違いない。ルーク様は父親である侯爵様から私のことを諦めるようきつく言われたとか。そうよ、きっとそうに違いないわ。優しいルーク様は私の家出を止めるために、敢えて冷たいフリをして私を諦めさせようとしたのだ。だって私がいなければ伯爵家は途絶えてしまう。それは王国の損失にもつながる話で、真面目なルーク様は一貴族としてそれが看過できず、泣く泣く私を諦めようとしているのだ。
ルーク様が諦める必要はない。カーティス殿下とメラニア様がうまくいかなかったからといって、私たちの関係までが壊れてしまうのはおかしい。
「わたくし、絶対に諦めないわ。もう一度ルーク様に会いにいかなくちゃ」
立ち上がり部屋を出ようとした私をメイドたちが押し留めた。
「何をするの、離して! ルーク様に会いに行くのよ!」
「シャロン、やめないか! ルーク様はもう無理なんだ! それどころかおまえには一件の縁談もこなくなってるんだ。伯爵家の存続の危機だぞ、いい加減に状況をわかってくれ!」
書斎から出て来た父までが私を取り押さえ、部屋へと押し戻した。
「シャロンを絶対に部屋から出すな! 外出なぞもってのほかだ。侯爵家や王家から睨まれている今、これ以上醜聞を広めると我が家は破滅するぞ!」
父の悲鳴のような叫びが家中に響き渡った。
外出を禁じられた私にできることは、ルーク様へ手紙を書くことだけだった。毎日毎日、何通も書いてはメイドに配達するよう命じたけれど、返事は1通も返ってこなかった。そのうち便箋がなくなって、補充を頼んでも叶えられず、仕方がないので学院時代に使っていたノートを破って手紙を書いた。それもなくなったらレポートの裏に、それもなくなったら教科書の端を破って。どれだけ書いても返事はこず、そしてある日、父からルーク様ととある子爵家の令嬢との婚約が整ったと聞かされた。子爵家の跡取りとされていた男子が急逝し、持参金が用意できず家に残っていた姉が急遽婿を取ることになったという。
「22歳の令嬢って、ただの行き遅れじゃない! おまけに持参金が用意できないほど貧乏って、そんな縁談ルーク様がかわいそう」
教科書どころか部屋の本という本の余白に綴った彼への思いは未だ褪せることはない。
「ルーク様はそんな縁談受けないわ。きっと私に助けを求めてこられるはず」
彼から手紙がきたら、すぐに返事を出そう。もう文字が書ける紙はないから、ハンカチに綴ろう。
白いハンカチを毎日数えているうちに、ルーク様が子爵家の令嬢と結婚した報が舞い込んだ。カーティス殿下とユーファミア様が結婚された2ヶ月後のことだった。
「シャロン、おまえの縁談がまとまった」
ある日、久々に父の書斎に呼び出された私は喜びに胸をふるわせた。
「まぁ、それではルーク様がいよいよ離縁するのね! そしてわたくしと結婚してくださると」
「は? 何を言っている。彼は子爵家に婿入りされたと伝えただろう。おまえの相手は別の男だ。歳は少し離れているが、おまえの評判を知った上で婿入りしてくれるというありがたい話だ」
そう言って見せられた釣書に、私は眉を顰めた。
「お父様、冗談ですよね。この方、35歳とあります。それに男爵家の四男? ありえませんわ」
学院を卒業して2年も経っていない。私はまだ19歳だ。それに私と結婚すれば伯爵家の爵位がついてくる。わざわざ10歳以上も上の、しかも下位貴族を相手に選ぶだなんて、お父様は耄碌してしまわれたのか。35歳で独身というのは本人に問題があるか、家が貧しすぎて持参金が用意できず、婿入りもしないまま穀潰しとして実家で暮らしているかどちらかだ。
「この1年、おまえと結婚して家を継いでくれる相手を手を尽くして探したが、どこからも色良い返事をもらえなかった。今回の縁は、マクレガー宰相にお願いしてなんとか探していただいたものだ。宰相の顔を潰すわけにいかない。おまえは、この方の結婚するんだ」
「宰相様の紹介ですって? それこそ冗談でしょう? 宰相様ともあろう方がこんな縁談を持ち込むだなんて。あぁ、そうだわ。きっと我が家を逆恨みしているのだわ。メラニア様は修道院に入られたそうですよね? 自分の娘が幸せになれなかったから、私にもこんなくだらない縁談を持ちかけて不幸にしてやろうと、そういう魂胆よ!」
「いい加減にしないか、シャロン! おまえは、自分の社交界での評判がわかっているのか!? 学院時代、王太子妃であるユーファミア殿下に無礼を働き続け、卒業パーティでは彼の人を陥れる企みに加担したのだぞ。そんな令嬢と結婚したいという男が本当にいると思っているのか!? 今回のことはメラニア様の影響もあっただろうからと宰相閣下が無理を聞いて紹介してくださったのだ! 宰相閣下に感謝こそすれ、逆恨みを疑うとは嘆かわしい……!」
額に手をあて肘をついた父は、勢いのまま叫んだ。
「もういい! おまえの言い分を聞いている時間はない。あちらも歳が歳だから形式には拘らないと言ってくださっている。婚約期間は最短にして、さっさと結婚しなさい」
「いやです! 私にはルーク様が……!」
「ルーク様はもう結婚しているんだ! それに奥方は懐妊していて、来年には子どもが生まれるんだぞ! おまえの出る幕など、最初からなかったんだ!」
「……そんなっ」
崩れ落ちそうになる私をメイドたちが支え、そのまま父の書斎から引き摺り出された。
トルソーに着付けられているのは、純白のウエディングドレスだ。数ある伯爵家の中でも裕福な部類に入る我が家の総力をあげて作られたドレスは、幾重ものレースとオーガンジーが重ねられ妖精のような美しさだった。全体に散りばめられたパールがしっとりと輝き、神々しい光を放っている。
ルーク様との婚約の話が出た頃から準備を進めていたドレス。婚約が立ち消えになったとき、母が制作を中断しようとしたのを無理を言って続けさせた。だって破談の話自体が破談になったとき、肝心のドレスが仕上がっていなかったら結婚式をあげることができなくなってしまうから。
1年以上かけて作ったこのドレスを着て、ルーク様の横に並び立つはずだった。けれど明日このドレスを着る私の隣に立つのは、ルーク様ではない。男爵家の四男だとかいう、ずいぶんと年上の男だ。顔合わせのために我が家にやってきたその男は平凡そのもので、ルーク様と比べるべくもなかった。聞けば男爵家は貧乏で、普段はその男も自領で農作業に明け暮れているという。長男が爵位を継いだものの、次男と三男と彼は婿入り先が見つからず、実家の離れに住んで家業を手伝っているのだとか。日に焼けた顔にはうっすら皺が刻まれ、差し出された手は節だらけ。おまけに学費が工面できず王立学院も卒業していない。ということはまともな社交が望めないということだ。家の帳簿は見慣れているとのことで、伯爵位を継いで領地を運営していくことはなんとかなりそうだと父は納得している。
「婿殿が社交に不案内でも問題なかろうよ。そもそもおまえが社交界に呼ばれることもないだろうからな」
自分がなるべく長生きをして顔をつなぎつつ、いずれ生まれるであろう次代に期待するよりほかないと、夕食の席でぼやいた父。めまいがすると途中で離席した母。メイドたちの湯浴みの準備を断った私。家族水入らずの夜が静かに更けていく。
明日は私の結婚式だ。
===============
シャロン編完結です。
カイエンとメラニアの物語。
マーガレットとシャロンの物語。
それぞれのその後の違いは、あの出来事から反省すべき点を見据え、再生へと踏み出せたかどうかの違いかなと思います。
前者の2人は、反省という言葉を口にはしないものの、自分の置かれた状況を受け入れながら、再生の道を探りました。
後者の2人はそこに行きつけなかった、その差が出たというところでしょうか。
次回はモブ?だったとある人物のストーリーです。
私のことをかわいいと、愛していると言ってくれたルーク様の変容ぶりがいまだに信じられなかった。同じ人間があぁまで豹変することがあるだろうか。きっと何か事情があるに違いない。ルーク様は父親である侯爵様から私のことを諦めるようきつく言われたとか。そうよ、きっとそうに違いないわ。優しいルーク様は私の家出を止めるために、敢えて冷たいフリをして私を諦めさせようとしたのだ。だって私がいなければ伯爵家は途絶えてしまう。それは王国の損失にもつながる話で、真面目なルーク様は一貴族としてそれが看過できず、泣く泣く私を諦めようとしているのだ。
ルーク様が諦める必要はない。カーティス殿下とメラニア様がうまくいかなかったからといって、私たちの関係までが壊れてしまうのはおかしい。
「わたくし、絶対に諦めないわ。もう一度ルーク様に会いにいかなくちゃ」
立ち上がり部屋を出ようとした私をメイドたちが押し留めた。
「何をするの、離して! ルーク様に会いに行くのよ!」
「シャロン、やめないか! ルーク様はもう無理なんだ! それどころかおまえには一件の縁談もこなくなってるんだ。伯爵家の存続の危機だぞ、いい加減に状況をわかってくれ!」
書斎から出て来た父までが私を取り押さえ、部屋へと押し戻した。
「シャロンを絶対に部屋から出すな! 外出なぞもってのほかだ。侯爵家や王家から睨まれている今、これ以上醜聞を広めると我が家は破滅するぞ!」
父の悲鳴のような叫びが家中に響き渡った。
外出を禁じられた私にできることは、ルーク様へ手紙を書くことだけだった。毎日毎日、何通も書いてはメイドに配達するよう命じたけれど、返事は1通も返ってこなかった。そのうち便箋がなくなって、補充を頼んでも叶えられず、仕方がないので学院時代に使っていたノートを破って手紙を書いた。それもなくなったらレポートの裏に、それもなくなったら教科書の端を破って。どれだけ書いても返事はこず、そしてある日、父からルーク様ととある子爵家の令嬢との婚約が整ったと聞かされた。子爵家の跡取りとされていた男子が急逝し、持参金が用意できず家に残っていた姉が急遽婿を取ることになったという。
「22歳の令嬢って、ただの行き遅れじゃない! おまけに持参金が用意できないほど貧乏って、そんな縁談ルーク様がかわいそう」
教科書どころか部屋の本という本の余白に綴った彼への思いは未だ褪せることはない。
「ルーク様はそんな縁談受けないわ。きっと私に助けを求めてこられるはず」
彼から手紙がきたら、すぐに返事を出そう。もう文字が書ける紙はないから、ハンカチに綴ろう。
白いハンカチを毎日数えているうちに、ルーク様が子爵家の令嬢と結婚した報が舞い込んだ。カーティス殿下とユーファミア様が結婚された2ヶ月後のことだった。
「シャロン、おまえの縁談がまとまった」
ある日、久々に父の書斎に呼び出された私は喜びに胸をふるわせた。
「まぁ、それではルーク様がいよいよ離縁するのね! そしてわたくしと結婚してくださると」
「は? 何を言っている。彼は子爵家に婿入りされたと伝えただろう。おまえの相手は別の男だ。歳は少し離れているが、おまえの評判を知った上で婿入りしてくれるというありがたい話だ」
そう言って見せられた釣書に、私は眉を顰めた。
「お父様、冗談ですよね。この方、35歳とあります。それに男爵家の四男? ありえませんわ」
学院を卒業して2年も経っていない。私はまだ19歳だ。それに私と結婚すれば伯爵家の爵位がついてくる。わざわざ10歳以上も上の、しかも下位貴族を相手に選ぶだなんて、お父様は耄碌してしまわれたのか。35歳で独身というのは本人に問題があるか、家が貧しすぎて持参金が用意できず、婿入りもしないまま穀潰しとして実家で暮らしているかどちらかだ。
「この1年、おまえと結婚して家を継いでくれる相手を手を尽くして探したが、どこからも色良い返事をもらえなかった。今回の縁は、マクレガー宰相にお願いしてなんとか探していただいたものだ。宰相の顔を潰すわけにいかない。おまえは、この方の結婚するんだ」
「宰相様の紹介ですって? それこそ冗談でしょう? 宰相様ともあろう方がこんな縁談を持ち込むだなんて。あぁ、そうだわ。きっと我が家を逆恨みしているのだわ。メラニア様は修道院に入られたそうですよね? 自分の娘が幸せになれなかったから、私にもこんなくだらない縁談を持ちかけて不幸にしてやろうと、そういう魂胆よ!」
「いい加減にしないか、シャロン! おまえは、自分の社交界での評判がわかっているのか!? 学院時代、王太子妃であるユーファミア殿下に無礼を働き続け、卒業パーティでは彼の人を陥れる企みに加担したのだぞ。そんな令嬢と結婚したいという男が本当にいると思っているのか!? 今回のことはメラニア様の影響もあっただろうからと宰相閣下が無理を聞いて紹介してくださったのだ! 宰相閣下に感謝こそすれ、逆恨みを疑うとは嘆かわしい……!」
額に手をあて肘をついた父は、勢いのまま叫んだ。
「もういい! おまえの言い分を聞いている時間はない。あちらも歳が歳だから形式には拘らないと言ってくださっている。婚約期間は最短にして、さっさと結婚しなさい」
「いやです! 私にはルーク様が……!」
「ルーク様はもう結婚しているんだ! それに奥方は懐妊していて、来年には子どもが生まれるんだぞ! おまえの出る幕など、最初からなかったんだ!」
「……そんなっ」
崩れ落ちそうになる私をメイドたちが支え、そのまま父の書斎から引き摺り出された。
トルソーに着付けられているのは、純白のウエディングドレスだ。数ある伯爵家の中でも裕福な部類に入る我が家の総力をあげて作られたドレスは、幾重ものレースとオーガンジーが重ねられ妖精のような美しさだった。全体に散りばめられたパールがしっとりと輝き、神々しい光を放っている。
ルーク様との婚約の話が出た頃から準備を進めていたドレス。婚約が立ち消えになったとき、母が制作を中断しようとしたのを無理を言って続けさせた。だって破談の話自体が破談になったとき、肝心のドレスが仕上がっていなかったら結婚式をあげることができなくなってしまうから。
1年以上かけて作ったこのドレスを着て、ルーク様の横に並び立つはずだった。けれど明日このドレスを着る私の隣に立つのは、ルーク様ではない。男爵家の四男だとかいう、ずいぶんと年上の男だ。顔合わせのために我が家にやってきたその男は平凡そのもので、ルーク様と比べるべくもなかった。聞けば男爵家は貧乏で、普段はその男も自領で農作業に明け暮れているという。長男が爵位を継いだものの、次男と三男と彼は婿入り先が見つからず、実家の離れに住んで家業を手伝っているのだとか。日に焼けた顔にはうっすら皺が刻まれ、差し出された手は節だらけ。おまけに学費が工面できず王立学院も卒業していない。ということはまともな社交が望めないということだ。家の帳簿は見慣れているとのことで、伯爵位を継いで領地を運営していくことはなんとかなりそうだと父は納得している。
「婿殿が社交に不案内でも問題なかろうよ。そもそもおまえが社交界に呼ばれることもないだろうからな」
自分がなるべく長生きをして顔をつなぎつつ、いずれ生まれるであろう次代に期待するよりほかないと、夕食の席でぼやいた父。めまいがすると途中で離席した母。メイドたちの湯浴みの準備を断った私。家族水入らずの夜が静かに更けていく。
明日は私の結婚式だ。
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シャロン編完結です。
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それぞれのその後の違いは、あの出来事から反省すべき点を見据え、再生へと踏み出せたかどうかの違いかなと思います。
前者の2人は、反省という言葉を口にはしないものの、自分の置かれた状況を受け入れながら、再生の道を探りました。
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