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第五章 初恋成就(1)
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寺本隆夫の存在は、洋平の心にはっきりと暗い影を落としていた。
洋平は、隆夫が遥か以前から美鈴と単なる知り合いという以上の親密な間柄だということを妬み、二人が親戚関係にあるという現実を羨んだ。つまり彼は、血脈という自身がどのように足掻いても得られない美鈴との特別な関係性を隆夫が有していることに嫉妬したのである。
洋平は、これまでに経験したことのない焦燥感を味わっていた。美鈴を隆夫に奪われるかも知れないという不安に苛められていた。彼はこれまで、何不自由なく育てられ、欲しいものがあれば、たいていの物は手に入れてきた。だが今度ばかりは、恵比寿家の権威と祖父の助力も当てにはならなかった。
唯一、己の力のみが試されるのである。しかも競う相手が、日頃自分が適わないと感じていた隆夫だっただけに、その不安は一層強いものとなっていた。
心を広く靄が覆っていた。この重苦しい憂いは、当分晴れそうもないと洋平は自覚していた。
翌日、洋平の焦燥感に拍車が掛かる事態になった。美鈴から連絡があり、恵比寿家には来られないというのだ。
――隆夫と一緒にいるのだ。
洋平は、そう確信した。
昨日の今日であれば、そう思っても無理はなかった。それでも洋平は、気を取り直し、他の理由を考えてみたが、気休めにしかならなかった。洋平は、久しぶりに会った親戚同士なら、一日ぐらいは当然の成り行きなのかもしれないと自分自身に言い聞かせた。
だが翌日になって、この淡い望みも儚く消えた。美鈴はこの日も家にやって来ることがなかったのである。
洋平は心に光を失ったまま、悶々とした時間を過ごさねばならなかった。
――彼女の心は、隆夫の許に移ってしまったのか……?
疑念から生まれる失望は、洋平の忍耐を容赦なく駆逐した。そして、このまま悪い想像ばかりを働かし、手を拱いていても、この心の痛みから逃れることはできない、という思いが増幅していった。
追い込まれた洋平は、プライドをかなぐり捨て、真実を確かめる行動に打って出た。無我夢中で家を飛び出した彼は、隆夫の家の壁伝いを徘徊し、盗人のように中を窺ったのである。
誰かが通り掛かる度に、すぐ先にある駄菓子屋に駆け込み、人影が無くなったと見るや、また表に出て行くという怪しげな行動を繰り返した。洋平は、およそ恵比寿家の総領に有るまじき惨めな行為も全く厭わなかった。
幸いだったのは、駄菓子屋の老夫婦とは物心が付いた頃から、昵懇の仲であったため、彼の不審な行動にも、きっと何か事情があってのことなのだろうと好意的に受け止め、黙認してくれたことだった。
挙動不審な動きを繰り返して三十分が経った。
突如、隆夫の家の中から、男女二人の笑い声が漏れてきた。大声を上げているのは、明らかに隆夫であり、もう一人の少女の声は美鈴のように聞こえた。微かな声でよく聞き取れず、断定することはできなかったが、冷静さを欠く洋平には、何者の声であれ、彼女のものとして耳に入り込んでいた。
洋平は、真っ暗な奈落の底に突き落とされた。彼の舞い上がった想いは、美鈴と出会った日に張り巡らした予防線をとうの昔に乗り超えており、彼女を失った失望は、広げていた安全網をいとも簡単に突き破ってしまったのだった。
洋平が生まれて初めて、世の中には自分の思い通りにならない事がある、ということを思い知らされた瞬間だった。
こうして苦悶に満ちた二日間が過ぎた。
次の日の朝になって、三日ぶりに彼女が恵比寿家に訪れることになったのが、洋平の心境は複雑だった。何かの間違いで、まだチャンスが残っているかも知れないという期待と、最後通告を受けたときの絶望とを秤に掛け、戸惑っていたのである。
天秤は絶望の方に傾いていた。連絡のあった時刻を過ぎても、美鈴は姿を現さなかったのだ。大工屋で何かあれば、再び連絡があるはずであるから、道中で何かあったに違いないと確信した。
洋平は悪い予感に、不安が急速に広がっていくのがわかった。居た堪れない洋平は、門前の通りをうろつきながら、いつ来るやも知れぬ美鈴を待っていた。ほんの数分間が永遠のように彼を苦しめた。
彼が何度目かに、海岸通りの方へ振り向いたときだった。前方から、彼女が誰かと話しながら歩いて来る光景が目に飛び込んできた。
洋平は悄然として、その場に立ち竦んだ。悪い予感は的中した。美鈴と肩を並べていたのは、まさに隆夫だったのである。こうして遠くから眺めると、悔しいけれども、身体の大きい隆夫は美鈴とお似合いである。
しかも彼女は、照れくさそうにしながらも満面の笑みを浮かべている。自分には見せたことのない、その表情を目の当たりにしたとき、洋平は完全に彼女を奪われたと思った。
心から不安が跡形もなく消え去り、入れ替わるようにして、嫉妬心が再び頭を擡げた。
洋平は、何か恐ろしいものと出会ったときのように、門の中に駆け込み、我が身を隠そうとした。だが、一足早く二人の目に留まってしまい、その試みはできなくなった。
「よう、総領さん。ちゃんと美鈴を送り届けたけんな」
近づいて来た隆夫は一瞥すると、口元に冷笑を浮かべながら洋平の前を通り過ぎ、足早に去って行った。
その言い草が洋平の癇に障った。まるでナイト気取りだったからだ。しかも、普段隆夫は『洋平』と呼び捨てにしており、彼がこのような物言いをするときは、精神的な高みに立っているときと決まっていた。どう見ても、明らかに勝ち誇った素振りだったのである。
転瞬、洋平の嫉妬心は怒りに変わった。
しかも、嫉妬の深さに比例した甚大な憤怒の鉾先は、隆夫にではなく美鈴に向けられた。洋平は、理不尽だと理解しながらも、彼女が自分を裏切ったような思いになっていたのである。
「美鈴ちゃん、悪いけんど、今日は一緒に居られんけん。お祖父ちゃんの用で、これから一緒に街に出かけるけん、このまま帰ってくれるかあ」
洋平は、口からでまかせを言ってしまった。
思いも寄らない言葉に、美鈴の表情が一瞬にして強張ったのがわかった。
彼女は、心を落ち着かせるように、一つ息を呑んでから、
「私も一緒に行っちゃだめ?」
と縋るように訊いた。
「そりゃあ無理だけん。だって遊びに行くんじゃないけん。うちの用事で行くのだけん。美鈴ちゃんはうちとは関係ないがな」
洋平は、きわめて冷たく言い放った。まるで心の中に悪魔が忍び込んでいるかのように……。
「……」
彼女は無言のまま、とぼとぼと歩き出した。
――おらを裏切った報いだ。
その憔悴した後姿に、洋平は爽快感を抱いた。
「おらは明日も用事があるけん、うちに来んちょってな」
洋平は彼女の背中越しに、追い討ちを掛けるように言った。もはや美鈴に振り向く気力はなく、うな垂れたまま帰って行った。
しばらくは爽快感に浸っていた洋平だったが、時が経つにつれて、後悔の念に変わっていった。美鈴を斬り付けたはずの言葉の刃は、その切っ先を返し、何倍も鋭い切れ味で、彼自身の心を切り裂いたのだった。
――おらはなんという狭量な人間なのだろう。
美鈴を隆夫に盗られたのではないかという焦燥感。
美鈴が隆夫と一緒に歩いていたことに対する嫉妬心。
隆夫の挑発的な物言いに対する怒りを隆夫本人ではなく、全く非のない美鈴に向ける卑怯な行為。
そして、気を落とす彼女を見て、爽快な気分になる下劣さ。
自分はこれほど陋劣な人間だったのか。
これほど自分勝手で心の卑しい人間なのか。
洋平は、ほとほと自分自身に呆れ果て、自己嫌悪に苛まれていた。
恵比寿家の総領として生まれ、家族の寵愛を一身に受けて育ってきた。その結果、いつの間にか、心の中に歪な自己顕示欲と独占欲が萌芽し、それを満足せんとして、劣等な精神に冒され、このような愚行に走ったのかもしれない。
総領として受けていたはずの厳しい躾も、この体たらくからすれば、何ほどのものであったか、と洋平は自分自身に失望した。
洋平は、隆夫が遥か以前から美鈴と単なる知り合いという以上の親密な間柄だということを妬み、二人が親戚関係にあるという現実を羨んだ。つまり彼は、血脈という自身がどのように足掻いても得られない美鈴との特別な関係性を隆夫が有していることに嫉妬したのである。
洋平は、これまでに経験したことのない焦燥感を味わっていた。美鈴を隆夫に奪われるかも知れないという不安に苛められていた。彼はこれまで、何不自由なく育てられ、欲しいものがあれば、たいていの物は手に入れてきた。だが今度ばかりは、恵比寿家の権威と祖父の助力も当てにはならなかった。
唯一、己の力のみが試されるのである。しかも競う相手が、日頃自分が適わないと感じていた隆夫だっただけに、その不安は一層強いものとなっていた。
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翌日、洋平の焦燥感に拍車が掛かる事態になった。美鈴から連絡があり、恵比寿家には来られないというのだ。
――隆夫と一緒にいるのだ。
洋平は、そう確信した。
昨日の今日であれば、そう思っても無理はなかった。それでも洋平は、気を取り直し、他の理由を考えてみたが、気休めにしかならなかった。洋平は、久しぶりに会った親戚同士なら、一日ぐらいは当然の成り行きなのかもしれないと自分自身に言い聞かせた。
だが翌日になって、この淡い望みも儚く消えた。美鈴はこの日も家にやって来ることがなかったのである。
洋平は心に光を失ったまま、悶々とした時間を過ごさねばならなかった。
――彼女の心は、隆夫の許に移ってしまったのか……?
疑念から生まれる失望は、洋平の忍耐を容赦なく駆逐した。そして、このまま悪い想像ばかりを働かし、手を拱いていても、この心の痛みから逃れることはできない、という思いが増幅していった。
追い込まれた洋平は、プライドをかなぐり捨て、真実を確かめる行動に打って出た。無我夢中で家を飛び出した彼は、隆夫の家の壁伝いを徘徊し、盗人のように中を窺ったのである。
誰かが通り掛かる度に、すぐ先にある駄菓子屋に駆け込み、人影が無くなったと見るや、また表に出て行くという怪しげな行動を繰り返した。洋平は、およそ恵比寿家の総領に有るまじき惨めな行為も全く厭わなかった。
幸いだったのは、駄菓子屋の老夫婦とは物心が付いた頃から、昵懇の仲であったため、彼の不審な行動にも、きっと何か事情があってのことなのだろうと好意的に受け止め、黙認してくれたことだった。
挙動不審な動きを繰り返して三十分が経った。
突如、隆夫の家の中から、男女二人の笑い声が漏れてきた。大声を上げているのは、明らかに隆夫であり、もう一人の少女の声は美鈴のように聞こえた。微かな声でよく聞き取れず、断定することはできなかったが、冷静さを欠く洋平には、何者の声であれ、彼女のものとして耳に入り込んでいた。
洋平は、真っ暗な奈落の底に突き落とされた。彼の舞い上がった想いは、美鈴と出会った日に張り巡らした予防線をとうの昔に乗り超えており、彼女を失った失望は、広げていた安全網をいとも簡単に突き破ってしまったのだった。
洋平が生まれて初めて、世の中には自分の思い通りにならない事がある、ということを思い知らされた瞬間だった。
こうして苦悶に満ちた二日間が過ぎた。
次の日の朝になって、三日ぶりに彼女が恵比寿家に訪れることになったのが、洋平の心境は複雑だった。何かの間違いで、まだチャンスが残っているかも知れないという期待と、最後通告を受けたときの絶望とを秤に掛け、戸惑っていたのである。
天秤は絶望の方に傾いていた。連絡のあった時刻を過ぎても、美鈴は姿を現さなかったのだ。大工屋で何かあれば、再び連絡があるはずであるから、道中で何かあったに違いないと確信した。
洋平は悪い予感に、不安が急速に広がっていくのがわかった。居た堪れない洋平は、門前の通りをうろつきながら、いつ来るやも知れぬ美鈴を待っていた。ほんの数分間が永遠のように彼を苦しめた。
彼が何度目かに、海岸通りの方へ振り向いたときだった。前方から、彼女が誰かと話しながら歩いて来る光景が目に飛び込んできた。
洋平は悄然として、その場に立ち竦んだ。悪い予感は的中した。美鈴と肩を並べていたのは、まさに隆夫だったのである。こうして遠くから眺めると、悔しいけれども、身体の大きい隆夫は美鈴とお似合いである。
しかも彼女は、照れくさそうにしながらも満面の笑みを浮かべている。自分には見せたことのない、その表情を目の当たりにしたとき、洋平は完全に彼女を奪われたと思った。
心から不安が跡形もなく消え去り、入れ替わるようにして、嫉妬心が再び頭を擡げた。
洋平は、何か恐ろしいものと出会ったときのように、門の中に駆け込み、我が身を隠そうとした。だが、一足早く二人の目に留まってしまい、その試みはできなくなった。
「よう、総領さん。ちゃんと美鈴を送り届けたけんな」
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――おらはなんという狭量な人間なのだろう。
美鈴を隆夫に盗られたのではないかという焦燥感。
美鈴が隆夫と一緒に歩いていたことに対する嫉妬心。
隆夫の挑発的な物言いに対する怒りを隆夫本人ではなく、全く非のない美鈴に向ける卑怯な行為。
そして、気を落とす彼女を見て、爽快な気分になる下劣さ。
自分はこれほど陋劣な人間だったのか。
これほど自分勝手で心の卑しい人間なのか。
洋平は、ほとほと自分自身に呆れ果て、自己嫌悪に苛まれていた。
恵比寿家の総領として生まれ、家族の寵愛を一身に受けて育ってきた。その結果、いつの間にか、心の中に歪な自己顕示欲と独占欲が萌芽し、それを満足せんとして、劣等な精神に冒され、このような愚行に走ったのかもしれない。
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