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二人は小学校に入学したことで、子供心にも、少し大人になった気分だった。
ある日、隆夫が筍採りに洋平を誘った。
洋平は一も二もなく同意した。筍は洋太郎の大好物だったからだ。洋平は沢山の筍を持ち帰ったときの祖父の喜ぶ顔を想像した。
筍は『きたかたん』と呼ばれている、村の南の外れの山に生えているという。
二人は手鍬と紐を用意して、その『きたかたん』に分け入った。
筍は一面に生えていた。幼い二人は小ぶりな方が上物とも知らずに、大きな筍を選んで抜いていった。
二人は六十センチほどの筍を三本ずつ紐に括った。洋平は筍を抱え、意気揚々と家に帰った。玄関先で母の名を呼んだが、あいにく不在だった。そこで彼は祖父の名を呼んだ。
書斎から出てきた洋太郎は、洋平の抱えている筍を見て、
「その筍はどげした?」
と不審げに訊いた。
「山に行って採ってきた」
洋平がそう答えると、
「山? いったいどこの山じゃ」
洋太郎の語気が一気に強まった。
その表情に、洋平はようやくある重大なことに気づいた。『きたかたん』は恵比寿家
の山ではないことを……。
「き、きた、かたん」
洋平は、小声で恐る恐る答えた。
その瞬間、祖父の平手が洋平の頬を打った。
「洋平。わい、なにをしたか、わかっちょうか!」
「はい……」
洋平はうつむいて答えた。彼の足元には、転々と雫の跡が付いていった。
「きたかたんは、竹屋の山だがな。わいは泥棒をしただぞ」
「……」
「わい、一人で行っただか」
洋平は少し間を置いて、
「はい」
と答えた。
すると祖父は、急に優しい口調になった。
洋太郎は洋平が一人で山に入ったとは思っていなかった。孫が同行者を庇った男気に満足していたのである。
「そげかそいなら、ばあさんと一緒に竹屋へ謝りに行って来い」
洋平は、日本酒の一升瓶を抱え、ウメに連れられて竹屋へ謝罪に行った。
洋太郎は厳格ではあったが、洋平がぶられたのはこの一度だけだった。彼は筍を目にする度に、今でも頬の痛みを思い出すのだった。
「一人で笑っているなんて、気味が悪いわよ」
律子の声で振り返ると、いつの間にかバスタオル姿の彼女が立っていた。
洋平の目が大きく見開く。
はち切れんばかりの豊かな二つの乳房の上半分が顔を覗かせていた。
実に豊満な肉体だった。だが、決して太っているわけではない。細い両腕、引き締まった太腿、くびれた腹部……子供を生んでいないからなのだろうか、とても三十路とは思えないほど見事な体型をしていた。
「どう、抱きたくなったかしら」
律子が挑発的な顔をする。
「ば、馬鹿言え。さっさと服を着ろよ」
洋平は動揺を押し隠すように、ぶっきら棒に言った。
「下着を手洗いして乾かしているの。それより、洋平君もシャワーを浴びてきたらどう? 気持ちが良いわよ」
律子は意味有り気な微笑をした。
「俺は遠慮するよ。下着の替えも持ってきていないし……」
「私が洗ってあげるわよ。ほら、汗だくじゃない」
「そういうわけにもいかんやろう」
「だったら、隆夫君のを借りれば良いじゃない。私が探しておくから、さあ入ってらっしゃい」
律子はまるで恋人のように、背後から洋平の腕を取った。彼女に言われるまでもなかった。真夏の夜にも拘らず、台風の接近で窓を閉め切っていたため、扇風機も気休めにしかならないほど蒸していた。
断る理由が見つからない洋平は、勧められるままに土間の奥にある風呂場に入った。
ここもまた彼には懐かしい場所だった。幼稚園児の頃、隆夫と遊んで泥まみれになって帰って来ると、おばさんが沸かしてくれた湯に、彼と一緒に入ったものだった。
その頃はまだ五右衛門風呂だったので、踏み板を外したり、うっかり背を凭れたりすると、焼けた鉄板で火傷しそうになった記憶が残っている。
洋平が感傷に浸っていると、背後で物音がした。振り向くと、ガラス越しに律子の裸体が浮かび上がっていた。
「洋平君、入るわよ」
律子が低い声で言った。
「……」
突然のことに、洋平は返事に詰まった。
洋平が押し黙っていると、律子は、構わず扉を開けて入ってきた。洋平は、咄嗟に背を向けた。
「な、なにをするんや……」
言葉とは裏腹に弱々しい声だった。
「……」
律子は無言のまま洋平の背に凭れ掛かった。彼女の豊かな乳房が背に潰れた。
洋平は彼女の想いを理解していたが、
「せやけどな」
と曖昧に答える。
「私が嫌い?」
律子は少女のような問いをする。
「嫌いなわけがないやろ」
洋平もまた青臭い返答しかできない。
「じゃあ、好き?」
「……」
洋平は言葉に迷った。好きと言えば下心があると思われるだろうし、そうではないと言えば彼女を傷つけるかもしれない。
洋平の困惑を察した律子は、
「好きじゃなくても良いから、抱いて」
と言った。
その口調に意志の強さを感じた洋平は、弁解するように言った。
「俺、その、あまり上手やないしな……」
「えっ?」
一瞬、律子には理解できなかった。
「正直に言うと、あまり女性経験が無いんや」
「美鈴ちゃんが原因なの」
「違うよ」
律子は、はっとなった。
「まさか、貴方もホモセクシャルなの」
「とんでもない」
洋平は激しく顔を横に振った。
「じゃあ、どうして。洋平君だったら、もてたでしょう」
「格好をつけるわけじゃないが、遊びで女性を抱きたくはないんや。せやから風俗店だって一度も言ったことがあらへん」
「それなら、わかるわ。洋平君らしいもの……」
律子は洋平の背から顔を離し、その場を離れようとした。好きでもない自分は抱けないと言われたと誤解したのだった。
「でも……」
洋平は律子を呼び止めた。
「でも、抱きたい。どれくらい好きかはわからんけど、律子を抱きたい」
洋平は振り返ると、律子の腕を掴んで抱き寄せた。彼女は、洋平の胸に顔を埋め、静かに目を瞑った。
二人は熱い抱擁を交わした。邪魔をするかのように降り掛かるシャワーの冷水も、二人の興奮の熱を冷ますことまではできなかった。
ある日、隆夫が筍採りに洋平を誘った。
洋平は一も二もなく同意した。筍は洋太郎の大好物だったからだ。洋平は沢山の筍を持ち帰ったときの祖父の喜ぶ顔を想像した。
筍は『きたかたん』と呼ばれている、村の南の外れの山に生えているという。
二人は手鍬と紐を用意して、その『きたかたん』に分け入った。
筍は一面に生えていた。幼い二人は小ぶりな方が上物とも知らずに、大きな筍を選んで抜いていった。
二人は六十センチほどの筍を三本ずつ紐に括った。洋平は筍を抱え、意気揚々と家に帰った。玄関先で母の名を呼んだが、あいにく不在だった。そこで彼は祖父の名を呼んだ。
書斎から出てきた洋太郎は、洋平の抱えている筍を見て、
「その筍はどげした?」
と不審げに訊いた。
「山に行って採ってきた」
洋平がそう答えると、
「山? いったいどこの山じゃ」
洋太郎の語気が一気に強まった。
その表情に、洋平はようやくある重大なことに気づいた。『きたかたん』は恵比寿家
の山ではないことを……。
「き、きた、かたん」
洋平は、小声で恐る恐る答えた。
その瞬間、祖父の平手が洋平の頬を打った。
「洋平。わい、なにをしたか、わかっちょうか!」
「はい……」
洋平はうつむいて答えた。彼の足元には、転々と雫の跡が付いていった。
「きたかたんは、竹屋の山だがな。わいは泥棒をしただぞ」
「……」
「わい、一人で行っただか」
洋平は少し間を置いて、
「はい」
と答えた。
すると祖父は、急に優しい口調になった。
洋太郎は洋平が一人で山に入ったとは思っていなかった。孫が同行者を庇った男気に満足していたのである。
「そげかそいなら、ばあさんと一緒に竹屋へ謝りに行って来い」
洋平は、日本酒の一升瓶を抱え、ウメに連れられて竹屋へ謝罪に行った。
洋太郎は厳格ではあったが、洋平がぶられたのはこの一度だけだった。彼は筍を目にする度に、今でも頬の痛みを思い出すのだった。
「一人で笑っているなんて、気味が悪いわよ」
律子の声で振り返ると、いつの間にかバスタオル姿の彼女が立っていた。
洋平の目が大きく見開く。
はち切れんばかりの豊かな二つの乳房の上半分が顔を覗かせていた。
実に豊満な肉体だった。だが、決して太っているわけではない。細い両腕、引き締まった太腿、くびれた腹部……子供を生んでいないからなのだろうか、とても三十路とは思えないほど見事な体型をしていた。
「どう、抱きたくなったかしら」
律子が挑発的な顔をする。
「ば、馬鹿言え。さっさと服を着ろよ」
洋平は動揺を押し隠すように、ぶっきら棒に言った。
「下着を手洗いして乾かしているの。それより、洋平君もシャワーを浴びてきたらどう? 気持ちが良いわよ」
律子は意味有り気な微笑をした。
「俺は遠慮するよ。下着の替えも持ってきていないし……」
「私が洗ってあげるわよ。ほら、汗だくじゃない」
「そういうわけにもいかんやろう」
「だったら、隆夫君のを借りれば良いじゃない。私が探しておくから、さあ入ってらっしゃい」
律子はまるで恋人のように、背後から洋平の腕を取った。彼女に言われるまでもなかった。真夏の夜にも拘らず、台風の接近で窓を閉め切っていたため、扇風機も気休めにしかならないほど蒸していた。
断る理由が見つからない洋平は、勧められるままに土間の奥にある風呂場に入った。
ここもまた彼には懐かしい場所だった。幼稚園児の頃、隆夫と遊んで泥まみれになって帰って来ると、おばさんが沸かしてくれた湯に、彼と一緒に入ったものだった。
その頃はまだ五右衛門風呂だったので、踏み板を外したり、うっかり背を凭れたりすると、焼けた鉄板で火傷しそうになった記憶が残っている。
洋平が感傷に浸っていると、背後で物音がした。振り向くと、ガラス越しに律子の裸体が浮かび上がっていた。
「洋平君、入るわよ」
律子が低い声で言った。
「……」
突然のことに、洋平は返事に詰まった。
洋平が押し黙っていると、律子は、構わず扉を開けて入ってきた。洋平は、咄嗟に背を向けた。
「な、なにをするんや……」
言葉とは裏腹に弱々しい声だった。
「……」
律子は無言のまま洋平の背に凭れ掛かった。彼女の豊かな乳房が背に潰れた。
洋平は彼女の想いを理解していたが、
「せやけどな」
と曖昧に答える。
「私が嫌い?」
律子は少女のような問いをする。
「嫌いなわけがないやろ」
洋平もまた青臭い返答しかできない。
「じゃあ、好き?」
「……」
洋平は言葉に迷った。好きと言えば下心があると思われるだろうし、そうではないと言えば彼女を傷つけるかもしれない。
洋平の困惑を察した律子は、
「好きじゃなくても良いから、抱いて」
と言った。
その口調に意志の強さを感じた洋平は、弁解するように言った。
「俺、その、あまり上手やないしな……」
「えっ?」
一瞬、律子には理解できなかった。
「正直に言うと、あまり女性経験が無いんや」
「美鈴ちゃんが原因なの」
「違うよ」
律子は、はっとなった。
「まさか、貴方もホモセクシャルなの」
「とんでもない」
洋平は激しく顔を横に振った。
「じゃあ、どうして。洋平君だったら、もてたでしょう」
「格好をつけるわけじゃないが、遊びで女性を抱きたくはないんや。せやから風俗店だって一度も言ったことがあらへん」
「それなら、わかるわ。洋平君らしいもの……」
律子は洋平の背から顔を離し、その場を離れようとした。好きでもない自分は抱けないと言われたと誤解したのだった。
「でも……」
洋平は律子を呼び止めた。
「でも、抱きたい。どれくらい好きかはわからんけど、律子を抱きたい」
洋平は振り返ると、律子の腕を掴んで抱き寄せた。彼女は、洋平の胸に顔を埋め、静かに目を瞑った。
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