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第一章: セカンドライフ始め!
第三話
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「はあ!?じゃあ、気持ちいい死に方をしたから幸福感でいっぱいってことか!?」
「ああ、その通りだ」
そんなことあるのか。まだ信じられないぞ。
そうだ、証拠がないじゃないか。
「じゃあ証拠を見せてください」
「それもそうだな、仕方あるまい。イリス、あれを持って来てくれ」
このメガネ天使はイリスって言うのか。
「あれ、ですね。少々お待ちください」
そう言うと彼女は部屋から出て行った。あれって何だよ、とツッコミそうになったが俺は自分を止めた。聞いても返答はきっと意味不明なことだろうと思ったからだ。
しばらくすると、イリスは戻って来た。その右手には化粧品のコンパクトみたいなものを持っていた。それをテーブルに置き、彼女はアルバッドの斜め後ろに移動した。
この人はアルバッドの秘書か何かなのだろうか?
「ありがとう、イリス。では始めようかハジメ。プッ。はじめよう、ハジメって!」
凄く寒いぞオッサン。こっちは真剣なのにふざけ過ぎだろ。イリスも笑ってないし一人で盛り上がって、周りは白けるパターンの人間なんだなアルバッドは。
人間?
「その前にいいですか?」
「なんだい?」
笑い過ぎで出た涙を拭きながらアルバッドが言う。
「この世界での天使って何なんですか?」
「ああ、説明し忘れてたね。この世界、ヨードには種族が三つあるんだ。先ずは君みたいな人間。そして私やイリスのような天使。最後に半天使がいる」
やっぱりアルバッドとイリスは天使だったのか。
「半天使っていうのはね、人間と天使の子供をことを指すんだ」
うん?今サラッと凄いこと言ったぞ、このオッサン。
「ちょっと待った。人間と天使の子供って?」
「特に不思議ではないだろう。同じ生物同士なんだから」
そっか、と納得してしまった俺がいたが、果たして納得して良かったのだろうか。
「まあ、そんなに変わりはないんだが、半天使だけは歳をとる。それに彼らには寿命があるんだ、他の二種族とは違ってね」
何だそれ、結構複雑な話しじゃないか。ここでは親より子が先に死ぬのが当たり前なのか。
「種族に関してはこんなもんだろう。次の方が重要だ。君は死後の世界と聞いて何を思い浮かべる?」
唐突な質問だな。
「そうですね、天使もいるし、神様とかですかね」
「そうそう、流石だ。だがヨードには現在、神がいない状態なんだ。居ないと言うよりは行方不明と言った方が正しいかもしれない」
おい、急に物騒な話になってきたぞ。というか神様って本当にいたんだな。
「どこにいるのか、何故居なくなったのかは分からないが、神が居なくなったことによってここは変わってしまった。また、創造主を無くしたヨードに神の存在を疑う者が出てきた。そのリーダー、カオスと言う者がサウスエンドを作ったのだ。カオスに反発するように我々ノースエンドの王であるコーヘン様は、エレメントの使い手たちを集め軍隊を結成した。私もイリスも軍の者なんだ」
「その中でもアルバッド様は軍のトップです」
凄い説明口調だなイリスは。
「照れるじゃないか、イリスー」
何だこのデレデレなオッサンは。こんなのが軍のトップでいいんだろうか。
でも待てよ。俺の光のエレメントが高いなら、アルバッドはどのくらいなんだろうか。
「君には後でコーヘン様に会って貰わなければならないが、その前にこれを」
そう言うとアルバッドはさっきイリスが持ってきたコンパクトのような物を持ち上げた。
「これは自分のエレメントを注入することによって、その人の思い出を見ることが出来る優れ物なんだ。ということで、ハジメ、この上に手を乗せてくれ」
言われるがままに手をコンパクトの上に乗せると、カシャンという音と共にコンパクトが開き、壁に何かが映し出された。
ミニプロジェクター見たいなもんか。
そこに投影されていたのは俺だった。
パソコンを付け、エロ動画を見始めた俺の姿だ。
全て思い出したぞ。
俺はこの日仕事が休みで、一日中してたんだ、気持ちいいことを......
最後に見てたのは何だ?
『金髪娘とナンパde GO!!!』
ヤバイな俺。
どうせなら最後くらいはもっと違う動画を見とくべきだったな。
ってそんなこと考えてる場合じゃないだろ!
「ちょーーーーーっと待てい!」
俺は自分の醜態が晒されている壁に覆いかぶさるようにしたが、全く意味がなかった。その恥ずかしいシーンは、壁に覆いかぶさった俺の上に投影されていた。
「わかった!もう信じるから止めてくれ!」
それを聞き安心したのか、アルバッドはコンパクトを閉じた。
「じゃあ軍に入ってくれるな?」
「はい?それとこれでは話が違うでしょう」
「何も違わない。君の言うとおり死因を見せたじゃないか」
「でも軍に入るとは言ってない!」
うーん、そうだな、と言いながらアルバッドは部屋をグルグルと歩き始めた。そして急に足をピタッと止めた。
「君は軍に入らざるを得ないんだ、ハジメ」
何でだよ、オッサン!と言いたかったが、自分を一旦落ち着かせた。
「何でですか?」
「君の死因を知ってるのはエントランスの天使二人、そしてイリスと私だけだ。他の者は誰も知らない。それがどう言う意味か分かるかね?」
「恐喝ですね」
クイっとメガネを上げながらイリスが言った。
そうだ言ってやれ!
「楽しそうですね」
イリスはまたメガネを上げながら言った。
って何でだよ!やっぱドSじゃねえかコイツ!
「別に俺がオナって死んだことを公表されても恥ずかしくないです。だから軍には入りません!」
そうだ、別に恥じることじゃない。男ならこう言う死に方もありだ!
「わかった。イリス、ノースエンドとサウスエンド、どちらにもハジメの死因を顔写真付きで公表してくれ。自慰行為で死んだと。いや、オナって死んだと」
コイツ、覚えたての言葉をワザと使ってやがる。
「でも生きづらくなるだろうな。何せこの世界には寿命なんか無いのだからな」
言い終えると同時にアルバッドはニヤリとした。髭も口角と一緒に上がって、気味悪さ倍増だ。
折角のセカンドライフがこんなことで終わってしまうのか。クソォォォ。
「分かりました。やります。入ります、軍に!」
もう、どうにでもなれ。醜態を死後の世界に晒されるよりかはマシだ。
「おお!そうかそうか!心配するな。エントランスの天使たちは守秘義務で口が堅いからな。もちろん私たちも堅いぞ。なあ、イリス」
「はい、お口チャックです」
イリスとアルバッドは一緒に口にチャックをする動作をした。仲がいい奴らだ。
「それと敬語で話す必要はないぞ。何せ、私と君はもう軍の仲間なんだからな!」
何て汚い天使なんだ、そう俺は思った。
「ああ、その通りだ」
そんなことあるのか。まだ信じられないぞ。
そうだ、証拠がないじゃないか。
「じゃあ証拠を見せてください」
「それもそうだな、仕方あるまい。イリス、あれを持って来てくれ」
このメガネ天使はイリスって言うのか。
「あれ、ですね。少々お待ちください」
そう言うと彼女は部屋から出て行った。あれって何だよ、とツッコミそうになったが俺は自分を止めた。聞いても返答はきっと意味不明なことだろうと思ったからだ。
しばらくすると、イリスは戻って来た。その右手には化粧品のコンパクトみたいなものを持っていた。それをテーブルに置き、彼女はアルバッドの斜め後ろに移動した。
この人はアルバッドの秘書か何かなのだろうか?
「ありがとう、イリス。では始めようかハジメ。プッ。はじめよう、ハジメって!」
凄く寒いぞオッサン。こっちは真剣なのにふざけ過ぎだろ。イリスも笑ってないし一人で盛り上がって、周りは白けるパターンの人間なんだなアルバッドは。
人間?
「その前にいいですか?」
「なんだい?」
笑い過ぎで出た涙を拭きながらアルバッドが言う。
「この世界での天使って何なんですか?」
「ああ、説明し忘れてたね。この世界、ヨードには種族が三つあるんだ。先ずは君みたいな人間。そして私やイリスのような天使。最後に半天使がいる」
やっぱりアルバッドとイリスは天使だったのか。
「半天使っていうのはね、人間と天使の子供をことを指すんだ」
うん?今サラッと凄いこと言ったぞ、このオッサン。
「ちょっと待った。人間と天使の子供って?」
「特に不思議ではないだろう。同じ生物同士なんだから」
そっか、と納得してしまった俺がいたが、果たして納得して良かったのだろうか。
「まあ、そんなに変わりはないんだが、半天使だけは歳をとる。それに彼らには寿命があるんだ、他の二種族とは違ってね」
何だそれ、結構複雑な話しじゃないか。ここでは親より子が先に死ぬのが当たり前なのか。
「種族に関してはこんなもんだろう。次の方が重要だ。君は死後の世界と聞いて何を思い浮かべる?」
唐突な質問だな。
「そうですね、天使もいるし、神様とかですかね」
「そうそう、流石だ。だがヨードには現在、神がいない状態なんだ。居ないと言うよりは行方不明と言った方が正しいかもしれない」
おい、急に物騒な話になってきたぞ。というか神様って本当にいたんだな。
「どこにいるのか、何故居なくなったのかは分からないが、神が居なくなったことによってここは変わってしまった。また、創造主を無くしたヨードに神の存在を疑う者が出てきた。そのリーダー、カオスと言う者がサウスエンドを作ったのだ。カオスに反発するように我々ノースエンドの王であるコーヘン様は、エレメントの使い手たちを集め軍隊を結成した。私もイリスも軍の者なんだ」
「その中でもアルバッド様は軍のトップです」
凄い説明口調だなイリスは。
「照れるじゃないか、イリスー」
何だこのデレデレなオッサンは。こんなのが軍のトップでいいんだろうか。
でも待てよ。俺の光のエレメントが高いなら、アルバッドはどのくらいなんだろうか。
「君には後でコーヘン様に会って貰わなければならないが、その前にこれを」
そう言うとアルバッドはさっきイリスが持ってきたコンパクトのような物を持ち上げた。
「これは自分のエレメントを注入することによって、その人の思い出を見ることが出来る優れ物なんだ。ということで、ハジメ、この上に手を乗せてくれ」
言われるがままに手をコンパクトの上に乗せると、カシャンという音と共にコンパクトが開き、壁に何かが映し出された。
ミニプロジェクター見たいなもんか。
そこに投影されていたのは俺だった。
パソコンを付け、エロ動画を見始めた俺の姿だ。
全て思い出したぞ。
俺はこの日仕事が休みで、一日中してたんだ、気持ちいいことを......
最後に見てたのは何だ?
『金髪娘とナンパde GO!!!』
ヤバイな俺。
どうせなら最後くらいはもっと違う動画を見とくべきだったな。
ってそんなこと考えてる場合じゃないだろ!
「ちょーーーーーっと待てい!」
俺は自分の醜態が晒されている壁に覆いかぶさるようにしたが、全く意味がなかった。その恥ずかしいシーンは、壁に覆いかぶさった俺の上に投影されていた。
「わかった!もう信じるから止めてくれ!」
それを聞き安心したのか、アルバッドはコンパクトを閉じた。
「じゃあ軍に入ってくれるな?」
「はい?それとこれでは話が違うでしょう」
「何も違わない。君の言うとおり死因を見せたじゃないか」
「でも軍に入るとは言ってない!」
うーん、そうだな、と言いながらアルバッドは部屋をグルグルと歩き始めた。そして急に足をピタッと止めた。
「君は軍に入らざるを得ないんだ、ハジメ」
何でだよ、オッサン!と言いたかったが、自分を一旦落ち着かせた。
「何でですか?」
「君の死因を知ってるのはエントランスの天使二人、そしてイリスと私だけだ。他の者は誰も知らない。それがどう言う意味か分かるかね?」
「恐喝ですね」
クイっとメガネを上げながらイリスが言った。
そうだ言ってやれ!
「楽しそうですね」
イリスはまたメガネを上げながら言った。
って何でだよ!やっぱドSじゃねえかコイツ!
「別に俺がオナって死んだことを公表されても恥ずかしくないです。だから軍には入りません!」
そうだ、別に恥じることじゃない。男ならこう言う死に方もありだ!
「わかった。イリス、ノースエンドとサウスエンド、どちらにもハジメの死因を顔写真付きで公表してくれ。自慰行為で死んだと。いや、オナって死んだと」
コイツ、覚えたての言葉をワザと使ってやがる。
「でも生きづらくなるだろうな。何せこの世界には寿命なんか無いのだからな」
言い終えると同時にアルバッドはニヤリとした。髭も口角と一緒に上がって、気味悪さ倍増だ。
折角のセカンドライフがこんなことで終わってしまうのか。クソォォォ。
「分かりました。やります。入ります、軍に!」
もう、どうにでもなれ。醜態を死後の世界に晒されるよりかはマシだ。
「おお!そうかそうか!心配するな。エントランスの天使たちは守秘義務で口が堅いからな。もちろん私たちも堅いぞ。なあ、イリス」
「はい、お口チャックです」
イリスとアルバッドは一緒に口にチャックをする動作をした。仲がいい奴らだ。
「それと敬語で話す必要はないぞ。何せ、私と君はもう軍の仲間なんだからな!」
何て汚い天使なんだ、そう俺は思った。
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