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第三章: パイロマニアック
第四話
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「で、何で私の家なのよ!」
アナのワガママによって、俺たちは今カンナの家に来ている。周りに建物はなく、あるのは森林だけだった。これは確かに落ち着くな。というか、こんな所に住んでたのかカンナは。
それに軍の者は全員、本拠地に住んでるもんだと思ってた。まあ現実でも軍の基地で暮らしてても、戦争が終われば自分の家に戻るんだから不思議じゃないか。
「それに何でアンタまで付いて来てるの?」
俺に向けて言ってるのか。アルバッドに、カンナだけじゃ心配って言われたことは口が裂けても言えないな。
「誰も来たいって言ってねえよ」
カンナに睨まれたが、本当のことなんだから仕方ない。
「俺はどこで寝ればいいんだ?」
そう言うとカンナの顔は見る見る内に赤くなって行った。
「泊まるの......?」
「あ?何だって?」
「ア、アンタも泊まるのかって聞いてんの!」
あれ?言ってなかったっけ?
ってか何で怒ってるの?
俺が困惑していると、アナが側に来て俺のシャツの裾をクイッと引っ張り、こう言った。
「どんかん」
どう言う意味だガキ神さんよ。
「俺はソファーでいいよ。それにしても、案外片付いてるんだな」
俺は早速ソファーに寝転びながら言った。
「それどう言う意味?」
カンナちゃん。表情笑ってるけど、目が笑ってないよ。
「まあ、いいじゃねえか。今回の件はノース王に相談してから決めるらしいし、少しの間泊めるだけなんだからよ」
「そう言う問題じゃないし。アナちゃんは良いの。でもアンタが来るなんて聞いてない!」
「アルバッドの命令なんだから仕方ないだろ」
「そんなの知らない!」
「ケンカしないで」
アナがそう言った瞬間、カンナは怒鳴るのを止めた。
「ごめんね、みっともないとこ見せて」
「そうだぞ。みっともないぞ、カンナ」
あれ?何か頭が痛い。もしかして殴られた?
「アンタはソファーで寝とけ!」
カンナはそう言ってどこかに行ってしまった。
「ニブチン」
ちょっと待てアナ。今お前、鈍チンって言ったろ。全く、この世界の神とか偉そうな奴らは変な言葉を知ってるんだな。
明日はアナを連れて、国王のとこに行くのか。どんなことを話すんだろうか。俺はあんま感じてないが、アナの言ってることが本当なら、これは大事件だからな。
ああ、何か眠くなって来たな。
明日に備えて寝るか。
—————————
「起きて、ハジメ!ハジメ!」
いつの間に寝てたんだろ。
一瞬で寝てたな。
「うん?カンナか?どうしたんだ?」
「アナちゃんが居ないの!」
アナのワガママによって、俺たちは今カンナの家に来ている。周りに建物はなく、あるのは森林だけだった。これは確かに落ち着くな。というか、こんな所に住んでたのかカンナは。
それに軍の者は全員、本拠地に住んでるもんだと思ってた。まあ現実でも軍の基地で暮らしてても、戦争が終われば自分の家に戻るんだから不思議じゃないか。
「それに何でアンタまで付いて来てるの?」
俺に向けて言ってるのか。アルバッドに、カンナだけじゃ心配って言われたことは口が裂けても言えないな。
「誰も来たいって言ってねえよ」
カンナに睨まれたが、本当のことなんだから仕方ない。
「俺はどこで寝ればいいんだ?」
そう言うとカンナの顔は見る見る内に赤くなって行った。
「泊まるの......?」
「あ?何だって?」
「ア、アンタも泊まるのかって聞いてんの!」
あれ?言ってなかったっけ?
ってか何で怒ってるの?
俺が困惑していると、アナが側に来て俺のシャツの裾をクイッと引っ張り、こう言った。
「どんかん」
どう言う意味だガキ神さんよ。
「俺はソファーでいいよ。それにしても、案外片付いてるんだな」
俺は早速ソファーに寝転びながら言った。
「それどう言う意味?」
カンナちゃん。表情笑ってるけど、目が笑ってないよ。
「まあ、いいじゃねえか。今回の件はノース王に相談してから決めるらしいし、少しの間泊めるだけなんだからよ」
「そう言う問題じゃないし。アナちゃんは良いの。でもアンタが来るなんて聞いてない!」
「アルバッドの命令なんだから仕方ないだろ」
「そんなの知らない!」
「ケンカしないで」
アナがそう言った瞬間、カンナは怒鳴るのを止めた。
「ごめんね、みっともないとこ見せて」
「そうだぞ。みっともないぞ、カンナ」
あれ?何か頭が痛い。もしかして殴られた?
「アンタはソファーで寝とけ!」
カンナはそう言ってどこかに行ってしまった。
「ニブチン」
ちょっと待てアナ。今お前、鈍チンって言ったろ。全く、この世界の神とか偉そうな奴らは変な言葉を知ってるんだな。
明日はアナを連れて、国王のとこに行くのか。どんなことを話すんだろうか。俺はあんま感じてないが、アナの言ってることが本当なら、これは大事件だからな。
ああ、何か眠くなって来たな。
明日に備えて寝るか。
—————————
「起きて、ハジメ!ハジメ!」
いつの間に寝てたんだろ。
一瞬で寝てたな。
「うん?カンナか?どうしたんだ?」
「アナちゃんが居ないの!」
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