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18.野営二日目
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朝目が覚めるとちょうどサミュエル先輩がテントに戻って来たところだった。
外は既に朝日が昇っていた。
「おはようございます」
目を擦りながら挨拶をする。
「おはよう、起こしちまったか? まだ三十分くらいなら寝てても大丈夫だぞ?」
申し訳なさそうな顔で自分の寝袋を片付け始めた。
「いえ、そろそろ朝食の準備に取り掛かろうかと思ってたので」
先輩に倣って寝袋を片付け、天気も良さそうなのでテントも片付けた、というかサミュエル先輩の手際が良すぎてちょっとお手伝いしたと言う程度だった。
昨日の鳥肉を見に行くと、殆どの氷が溶けて小さい氷の欠片が落ちている状態だったがまだ鍋は冷たくて肉の状態に問題は無かった。
騎士団寮の裏庭と違い、森の中はY字の枝もゴロゴロしていたので鉈を取り出し形を整え、火を起こして火の上で回転させながら焼くスタイルにした。
辺りに鳥肉の焼けるいい匂いが漂い始めるとヨシュア先輩が現れた。
「おはよー! いい匂いがしたからクラウスだと思って来てみたんだけど、当たりだったな」
「おはよう、何かゴメンねヨシュアがお願いしちゃったみたいで」
ヨシュア先輩で見えなかったけど、後ろから黒髪で緑の目をした人が現れた。
「この人は俺の同室のダニエル先輩だ、俺の一歳上なんだ」
「よろしくね~」
「大丈夫ですよ。 おはようございます、クラウスです」
ペコリと愛想笑いをして頭を下げる。
「知ってるよ~、ボクも君の寝顔見に行った一人だから、ははっ。 ボク末っ子だから自分より小さい子が好きでさ、なのに同室のヨシュアは年下なのに八センチもボクより大きいんだもん」
確かに人族であるダニエル先輩は年相応に百六十センチを超えたくらいの身長だ、なので三十センチ近く差のある俺は小さい子扱いされても仕方ないけど…!
内心葛藤しつつ焼けた二羽の鳥からモモ肉と手羽を外し、残りの本体の肉を削ぎ落として中に入ってる野菜と一緒にパンに挟んでいく。
「さ、どうぞ召し上がれ」
三人に朝食を渡して自分も食べる。
うん、中々の出来だ。
先輩達も絶賛してくれている、良かった良かった。
しかし、思った様に本体の肉が削ぎ落とせなかった…、凄く勿体ない状態だ。
「あ、そうか。 昼食用スープの出汁にしちゃえばいいや」
そうすれば鳥の中に残った野菜も鳥の骨もこびり付いた肉も余す処無く使える!
撤収は昼食後なので、さっきまで鳥の保存容器として使っていた鍋に一度清浄魔法を掛けて二羽分の鳥ガラを放り込み、魔法で水を出して料理人達が置いていったハーブや調味料を借りた。
さっき鳥を焼いた火がまだ消えて無かったので岩を三つ置いてコンロの五徳代わりにして鍋を置く。
モモ肉や手羽は冷める前に食べたが、肉と野菜を挟んだパンを齧りながらアク取りの為に鍋と睨めっこしていると。
「なぁ、クラウス? さっき俺が獲って来た鳥も鍋に入れてたって事は、俺達もソレ食べてもいいって事だよな?」
ワッサワッサと尻尾を振りながら期待した目で俺を見るヨシュア先輩に思わず笑って頷いた。
「もちろんですよ、スープだから結構多めに出来ると思うので、獲物が獲れなかった人達にもお裾分けしようかと思ってます」
俺のお裾分け、の言葉で野営地にいる数人がピクリと反応した。
きっと普段から周りに注意を払っている上級生だろう、先生も何気に反応してたし。
他の人達は十人程で猪肉を焼いていたり、五人で一羽の兎を焼いていたり、携帯食の干し肉を齧りながらパンを食べている人達も居た。
それを考えるとサミュエル先輩とヨシュア先輩は優秀なんだなぁと改めて思った。
どうやって獲ったか聞くと、身体強化で木の上に居たのを素手で捕まえたとのこと、獣人の身体能力凄い。
ほぼアクが出なくなったので後は出汁が出るまで時々アク取りしながら煮込んでおけばいい。
昼までは交流という事で使用武器別に分かれて訓練する為、ある程度の時間火が消えない様に薪を足して訓練に参加する。
一通り自己紹介をしてストレッチと素振りをする、ヨシュア先輩も居ていつもより真面目な顔をしていたので笑ってしまった。
上級生は流石に動きが洗練されていて勉強になった。
「十五分休憩!」
ヘンリック先生の声が告げたので、各々目隠しを作って準備された設備でトイレ休憩したり水分を摂ったり寛ぎ始めた。
俺は鍋の様子を見に行く。
火はもう消えていたけどスープはいい感じに出汁がとれた様だった。
ささっと殆ど肉が剥がれ落ちた鳥ガラをとりだし、野営地の隅っこに土魔法で穴を空けてポイポイと生ゴミを放り込んで埋めた。
本当はスープは漉した方が口当たりも良くなるだろうけど、ガラにたっぷり付いてた肉が無駄になるし漉し器も多分無かったし。
鶏ガラからスープを作るなんて前世でもやった事無いけど、上手く出来てるといいな…。
最悪携帯食の干し肉入れれば旨味と塩味は付くよね!
前世でお世話になった鶏ガラスープの素とか中華スープの素の偉大さを改めて思い知らされるなぁ。
休憩が終わりそうなので戻るとヨシュア先輩にめちゃくちゃ匂いを嗅がれた。
どうやら鳥出汁の美味しそうな匂いが堪らなかったらしい、けれど訓練が始まるとまた真面目な顔になっていた。
強いのはもちろんだけど、ちゃんとオンオフのデキる男なのかもしれないと俺の中でヨシュア先輩の評価が上がった。
昼休憩になって先生に食材の余りを使っていいか聞くと、先生達にもスープを分ける条件で許可が出た。
やっぱりお裾分けの話が聞こえていたらしい。
昨夜がシチューみたいな料理だった事もあり、数は少ないが玉葱・人参・じゃが芋の三種は揃っていた。
ブーケガルニって中身何だっけ?
鶏ガラ系だからあんまりヨーロピアンなハーブ使わない方が美味いか?
悩みながら味見してから決める事にした。
あとはキャベツ半玉とトマト一個…、凄く半端だがスープにぶち込むには問題無し!
トマトで旨味もアップだぜ!
まずは材料を全て大体同じ大きさに刻んで、殆ど常温まで冷めてるスープに根菜三種とトマトを投入し、煮立ったらアク取りしてキャベツ投入してまたアク取り。
微妙に臭みがある気がする…、これは秘密兵器を出すか…。
人に見られない様背を向け、マジックバックから白ワインを取り出してドバッと入れてマジックバックにサッと戻し、煮込んでアルコールを飛ばす。
待つ事しばし、テッテレ~!
脳内で効果音を再生し
「出来ました!」
具沢山チキンスープとパンで昼食を摂る。
先生達とアルバン訓練官の分を器に入れても結構残っていたので、携帯食だけを食べる予定だった人達にもお裾分けしたら綺麗に無くなった。
野営の時はクラウスと同じ班になりたいと皆に煽てられて照れてしまった。
美味しく出来て良かったと安心して片付けをしていたら、いきなりヨシュア先輩が右手を掴んで引き寄せ匂いを嗅いでニヤリと笑う。
「お前意外に悪い奴だなぁ、コッソリ酒持ち込んだだろ? 俺は犬獣人だけあってここに居る誰より鼻が良いんだぜ?」
やっぱり料理用とはいえお酒を持ち込んだのはマズかったのだろうか、獲物を見る様なその茶色い目に思わずゴクリと唾を飲み込む。
「黙っててやるからまた何か食い物作ってくれな?」
ニカッと笑って脅迫(?)された。
「何も考えてない」
「悪い奴じゃないが馬鹿」
初めて会った時に聞かされたサミュエル先輩の言葉が頭を過ぎる。
美味しい物を作った時はお裾分けするという条件で内緒にしてもらう約束をして片付けを終わらせた。
「よーし、忘れ物は無いな? 整列して点呼とったら出発するぞ」
ヘンリック先生の号令で各学年で点呼を始める、俺たちはアルバン訓練官が二本指を立てて同室ペアを三回指差してサクッと終わらせた。
「よし、六人とも居るな」
全員揃ったという合図に手を挙げる、他の三人の先生達の手も挙がった。
「これより騎士団寮へ帰還する、出発!」
帰りは一応窪地を避け、騎士団寮まで全員無事到着した。
外は既に朝日が昇っていた。
「おはようございます」
目を擦りながら挨拶をする。
「おはよう、起こしちまったか? まだ三十分くらいなら寝てても大丈夫だぞ?」
申し訳なさそうな顔で自分の寝袋を片付け始めた。
「いえ、そろそろ朝食の準備に取り掛かろうかと思ってたので」
先輩に倣って寝袋を片付け、天気も良さそうなのでテントも片付けた、というかサミュエル先輩の手際が良すぎてちょっとお手伝いしたと言う程度だった。
昨日の鳥肉を見に行くと、殆どの氷が溶けて小さい氷の欠片が落ちている状態だったがまだ鍋は冷たくて肉の状態に問題は無かった。
騎士団寮の裏庭と違い、森の中はY字の枝もゴロゴロしていたので鉈を取り出し形を整え、火を起こして火の上で回転させながら焼くスタイルにした。
辺りに鳥肉の焼けるいい匂いが漂い始めるとヨシュア先輩が現れた。
「おはよー! いい匂いがしたからクラウスだと思って来てみたんだけど、当たりだったな」
「おはよう、何かゴメンねヨシュアがお願いしちゃったみたいで」
ヨシュア先輩で見えなかったけど、後ろから黒髪で緑の目をした人が現れた。
「この人は俺の同室のダニエル先輩だ、俺の一歳上なんだ」
「よろしくね~」
「大丈夫ですよ。 おはようございます、クラウスです」
ペコリと愛想笑いをして頭を下げる。
「知ってるよ~、ボクも君の寝顔見に行った一人だから、ははっ。 ボク末っ子だから自分より小さい子が好きでさ、なのに同室のヨシュアは年下なのに八センチもボクより大きいんだもん」
確かに人族であるダニエル先輩は年相応に百六十センチを超えたくらいの身長だ、なので三十センチ近く差のある俺は小さい子扱いされても仕方ないけど…!
内心葛藤しつつ焼けた二羽の鳥からモモ肉と手羽を外し、残りの本体の肉を削ぎ落として中に入ってる野菜と一緒にパンに挟んでいく。
「さ、どうぞ召し上がれ」
三人に朝食を渡して自分も食べる。
うん、中々の出来だ。
先輩達も絶賛してくれている、良かった良かった。
しかし、思った様に本体の肉が削ぎ落とせなかった…、凄く勿体ない状態だ。
「あ、そうか。 昼食用スープの出汁にしちゃえばいいや」
そうすれば鳥の中に残った野菜も鳥の骨もこびり付いた肉も余す処無く使える!
撤収は昼食後なので、さっきまで鳥の保存容器として使っていた鍋に一度清浄魔法を掛けて二羽分の鳥ガラを放り込み、魔法で水を出して料理人達が置いていったハーブや調味料を借りた。
さっき鳥を焼いた火がまだ消えて無かったので岩を三つ置いてコンロの五徳代わりにして鍋を置く。
モモ肉や手羽は冷める前に食べたが、肉と野菜を挟んだパンを齧りながらアク取りの為に鍋と睨めっこしていると。
「なぁ、クラウス? さっき俺が獲って来た鳥も鍋に入れてたって事は、俺達もソレ食べてもいいって事だよな?」
ワッサワッサと尻尾を振りながら期待した目で俺を見るヨシュア先輩に思わず笑って頷いた。
「もちろんですよ、スープだから結構多めに出来ると思うので、獲物が獲れなかった人達にもお裾分けしようかと思ってます」
俺のお裾分け、の言葉で野営地にいる数人がピクリと反応した。
きっと普段から周りに注意を払っている上級生だろう、先生も何気に反応してたし。
他の人達は十人程で猪肉を焼いていたり、五人で一羽の兎を焼いていたり、携帯食の干し肉を齧りながらパンを食べている人達も居た。
それを考えるとサミュエル先輩とヨシュア先輩は優秀なんだなぁと改めて思った。
どうやって獲ったか聞くと、身体強化で木の上に居たのを素手で捕まえたとのこと、獣人の身体能力凄い。
ほぼアクが出なくなったので後は出汁が出るまで時々アク取りしながら煮込んでおけばいい。
昼までは交流という事で使用武器別に分かれて訓練する為、ある程度の時間火が消えない様に薪を足して訓練に参加する。
一通り自己紹介をしてストレッチと素振りをする、ヨシュア先輩も居ていつもより真面目な顔をしていたので笑ってしまった。
上級生は流石に動きが洗練されていて勉強になった。
「十五分休憩!」
ヘンリック先生の声が告げたので、各々目隠しを作って準備された設備でトイレ休憩したり水分を摂ったり寛ぎ始めた。
俺は鍋の様子を見に行く。
火はもう消えていたけどスープはいい感じに出汁がとれた様だった。
ささっと殆ど肉が剥がれ落ちた鳥ガラをとりだし、野営地の隅っこに土魔法で穴を空けてポイポイと生ゴミを放り込んで埋めた。
本当はスープは漉した方が口当たりも良くなるだろうけど、ガラにたっぷり付いてた肉が無駄になるし漉し器も多分無かったし。
鶏ガラからスープを作るなんて前世でもやった事無いけど、上手く出来てるといいな…。
最悪携帯食の干し肉入れれば旨味と塩味は付くよね!
前世でお世話になった鶏ガラスープの素とか中華スープの素の偉大さを改めて思い知らされるなぁ。
休憩が終わりそうなので戻るとヨシュア先輩にめちゃくちゃ匂いを嗅がれた。
どうやら鳥出汁の美味しそうな匂いが堪らなかったらしい、けれど訓練が始まるとまた真面目な顔になっていた。
強いのはもちろんだけど、ちゃんとオンオフのデキる男なのかもしれないと俺の中でヨシュア先輩の評価が上がった。
昼休憩になって先生に食材の余りを使っていいか聞くと、先生達にもスープを分ける条件で許可が出た。
やっぱりお裾分けの話が聞こえていたらしい。
昨夜がシチューみたいな料理だった事もあり、数は少ないが玉葱・人参・じゃが芋の三種は揃っていた。
ブーケガルニって中身何だっけ?
鶏ガラ系だからあんまりヨーロピアンなハーブ使わない方が美味いか?
悩みながら味見してから決める事にした。
あとはキャベツ半玉とトマト一個…、凄く半端だがスープにぶち込むには問題無し!
トマトで旨味もアップだぜ!
まずは材料を全て大体同じ大きさに刻んで、殆ど常温まで冷めてるスープに根菜三種とトマトを投入し、煮立ったらアク取りしてキャベツ投入してまたアク取り。
微妙に臭みがある気がする…、これは秘密兵器を出すか…。
人に見られない様背を向け、マジックバックから白ワインを取り出してドバッと入れてマジックバックにサッと戻し、煮込んでアルコールを飛ばす。
待つ事しばし、テッテレ~!
脳内で効果音を再生し
「出来ました!」
具沢山チキンスープとパンで昼食を摂る。
先生達とアルバン訓練官の分を器に入れても結構残っていたので、携帯食だけを食べる予定だった人達にもお裾分けしたら綺麗に無くなった。
野営の時はクラウスと同じ班になりたいと皆に煽てられて照れてしまった。
美味しく出来て良かったと安心して片付けをしていたら、いきなりヨシュア先輩が右手を掴んで引き寄せ匂いを嗅いでニヤリと笑う。
「お前意外に悪い奴だなぁ、コッソリ酒持ち込んだだろ? 俺は犬獣人だけあってここに居る誰より鼻が良いんだぜ?」
やっぱり料理用とはいえお酒を持ち込んだのはマズかったのだろうか、獲物を見る様なその茶色い目に思わずゴクリと唾を飲み込む。
「黙っててやるからまた何か食い物作ってくれな?」
ニカッと笑って脅迫(?)された。
「何も考えてない」
「悪い奴じゃないが馬鹿」
初めて会った時に聞かされたサミュエル先輩の言葉が頭を過ぎる。
美味しい物を作った時はお裾分けするという条件で内緒にしてもらう約束をして片付けを終わらせた。
「よーし、忘れ物は無いな? 整列して点呼とったら出発するぞ」
ヘンリック先生の号令で各学年で点呼を始める、俺たちはアルバン訓練官が二本指を立てて同室ペアを三回指差してサクッと終わらせた。
「よし、六人とも居るな」
全員揃ったという合図に手を挙げる、他の三人の先生達の手も挙がった。
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