妻が浮気をしているようなので

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監禁最終日②(夫は妻を離さない)

気づけばもう最終日。ラストスパート。
屋敷内がバタバタ落ち着かないのは、今日中に処理したい案件があるから。

でも、それは彼らの仕事。僕の仕事は、妻を気持ち良くすること。僕のことしか考えられないようにすること。

アールに良く似た平民は、ウィルに、子爵と子爵令嬢はゼロに、イリナは義兄に、義兄はイザベラに処理を任せてるから大丈夫だ。

僕達が何かする必要はないのだよ。

それより僕たちは、この先のことを考えよう。近い将来では、旅行のこと。伯爵領でどう過ごすか。今日が終わってみないとわからないが、余計なものが混ざらないようにしないといけないね。借りを作るのは嫌だと言っても仕方ないから、姉の奇襲には念のため備えておこう。

妻が隣でモゾモゾしているから、寝たふりをして、抱きしめる。妻が機嫌よく過ごしているのが一番の幸せだ。

妻を抱きしめながら寝るといい夢を見られそう。本当に幸せな監禁生活だった。伯爵領でもしたいな。仕事はしないといけないけれど、それ以外はずっと一緒にいたい。明日は朝からエステがしたいと妻が言っていたから、僕はその間何をしようかな。

今まで二人きりだったから、妻の可愛い顔しか見なくて済んだのに、余計なものをたくさん見る羽目になりそうで、嫌だ。

以前ゼロが子爵令嬢を尾けていた時に偶然見つけた食堂にもいきたいね。庶民の店のようだったが、他国の料理とかもたくさんあったようだし、味も美味しかったらしいし、美味しいもの食べさせたいな。


妻を膝に乗せて、朝ごはんを食べさせるのは、この生活中やってたけれど、外ではできないから。伯爵領ではやろうね。少食な妻は、僕が与えた方が良く食べてくれるみたいだし。

段々妻を歩かせるのさえ、嫌になってくるな。僕がずっと抱っこして動けば良いことの気がする。過保護かな。

妻にずっと触れていたい。
危険な目に合わせたくない。歩いていると、段差とか石ころとか、危険がいっぱいだ。だから、僕が持ち運べば良いと思うんだけど、どうかな?

妻には自分で歩きたいと断られた。じゃあ仕方ないね。嫌がることはしない。
たまに甘えさせていただくだけで充分らしい。なんて健気なの、僕の妻は!

だから、僕が持ち運ぶのは、家の中だけにするよ。そしたら、僕の気も済むし、君の危険も回避できるでしょ?






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