妻が浮気をしているようなので

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旅立ち①夫は妻を誘い出す

監禁明け初日は、照りつける日差しが眩しくて、目を細める。どこかの夫婦は今日から監禁生活らしいが、僕たちは平和に終わることができた。朝起きたら、早速湯浴みへ、妻を侍女へ引き渡し、いつもの素晴らしい妻へ変身してもらう。最終日にたくさんつけ直した所有印を見せつけたことで、今日着る衣装の幅は狭められたそうだが、どのドレスも妻の美しさを最大限に引き立てるものだから、問題はない。

侍女たちの、僕を見る目に非難が混じるのはある意味仕方ないことかもしれない。

妻が全身が痛いというほど、激しくしてしまったのは反省しています。でも、君たちならわかるだろう。妻が可愛すぎて仕方ないんだ。

今日は移動が主になるだろうから、ずっと妻を抱き上げて、僕の膝の上にいれば良い。馬車の中でだって愛し合うことは可能だし。多分妻は恥ずかしがるけれど、僕は恥ずかしがる妻を見るのが大好き。キラキラした妻が、僕の所有印を隠すドレスで、現れた時は、みえている肌の全てに新たなくちづけをしたい衝動に襲われた。

ああ、美しい妻が他の男の目に晒されるのは耐えられない。今すぐにでも、噛み付いて僕のものだと主張しなければ。

きっと使用人には呆れられ、白い目で見られるのだろう。すでに、朝はそうだったし。今更だ。

妻をエスコートして、馬車に乗せると、そのまま抱っこして膝の上に置く。妻はギョッとして、辞退しようとしたが、僕の手を振り解けず、観念したようだった。

重いから下ろしてください、とか何とか言っていたけれど、監禁中妻を持ち上げて愛を注いだりしてたし、今更だよね。

妻の訴えを無視して、首筋にキスをすると、妻は涙目になって、色気が増したようだ。

監禁生活をして見てわかったのは、妻には色気スイッチがあって、そのスイッチを上手く押すことができると、それはもう甘い甘い妻を楽しめるようになることだ。妻を抱きしめてキスをする。

まだ馬車に乗り込んだばかりで、少しも動いていないというのに、イチャイチャ し始めた夫婦をもし使用人が見ていたら深いため息をついただろう。

今日泊まる宿に着くまでまだ時間はかかるが、二人が愛し合う時間はまだまだ足りない。一生一緒にいても足りないかもしれない。

長いキスを経て、妻のスイッチはまだ押されたまま、まだまだめくるめく、甘い時間は始まったばかりで、きっと僕の顔も幸せすぎて、蕩けていることだろう。

お風呂に入ったからか、薔薇のような香りが妻から香りたち、はやる気持ちを後押しする。

妻の全てを味わい尽くすことをこの旅の目標にしようと、ようやく馬車を走らせることにした。






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