おめでとうございます!今年の主役は貴女です!

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監修

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地道な努力で作られた再現映像には、監修と呼ばれる人がいる。それは王妃様である。王妃様は、時には側妃様と一緒にワイワイ騒ぎながら、それこそウォーレン君を探せ、をやったり、出てくる市井のお店を物色したり、楽しそうに見ている。

王子殿下のカメラ目線にも大爆笑していた。
「緊張しすぎよー。」

さすが、息子のことは、よくおわかりです。

王妃にかかれば、ただのヘタレと言う王子のいつもの風景を見られるのは中々に嬉しいことみたいで、色々言うわりに楽しそう。

「人生で一度は悪い女に騙された方が良いのよ。ま、限度によるけど。」

男親より女親の方が理解はしてくれる、ということでしょうか。それとも単に、王妃様の懐が深いだけ?

「まあ、あの子は心配いらないわ。貴女に夢中なのだから。」

不穏な発言が聞こえましたが、聞こえないフリをします。

王妃様は、私と王子殿下に、何らかのロマンスがあれば良い、とお考えなのです。王子殿下が、たまに揶揄ってくるのは、王妃様の入れ知恵だと、疑っているのですわ。


男の方を誑かすのが、悪い女ならば、私なんかを揶揄うのが悪い男、なのではないでしょうか。

王子殿下が照れて真っ赤になるようでしたら、本気だと信じてあげても良いですわ。今のところ、私が笑顔になった時しか、そのお顔は見られないのだけど。

監修作業は、王妃様の空き時間に行いますので、短い時間ですが、お休みのところに伺うので、申し訳ない気になります。

通常、会長が行う業務を私がすることになったのは王妃様の指名だそうです。

疲れた時に、可愛くない息子より、可愛い未来の義娘に、会いたいと言ってくださりまして。


大丈夫です。王妃様の考えていらっしゃることは把握しておりますわ。

大好きな息子である王子殿下の日々のネタを小脇に抱え、参上致します。


王妃様のツンデレは、王子に受け継がれておりますので、ネタはたくさんあるのです。思う存分楽しんでください。



映像を撮り終えたら、後は編集に入ります。
編集作業は、特化した役員がおりますので彼にお任せします。

彼は最初こそ、緊張して、余計な効果音をつけたり、ふざけてるのか疑いをかけられたりしましたが、今では安心して任せられる方です。

彼は全て丸投げでも、きちんと仕事をこなしてくださる優秀な人材です。前はそれでも、皆で少しずつ、やっていたのですが、直すのが大変、ということで、全て丸投げ、という暴挙に落ち着きました。

お手間を取らせるなら、一緒ですしね。

開き直ってみると、少し楽になったのですわ。

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