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プリンセス ―ショート―
ロベリー王女、死す
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「それで、どうして裏切りったの?」
「裏切ったのではない、元々だ!」
激しい荒野の中、王女ベルディと裏切り者の元騎士団ライトの戦い。常に余裕の笑みのベルディはライトの攻めを防ぎながら理由を聞き出そうとしていた。
「どういうこと?」
「貴様とこれ以上話すことはないっ!」
素早い連撃で襲いかかる。
「ちょっとっ、何も話てないじゃない」
ライトは質問を無視して仕掛けていくもベルディは変わらずに会話を試みる。
「裏切っても、なんにも思わない?」
「くっ、お喋りな王女だ」
手を抜いている訳ではなく、ライトの剣を払うベルディが強いのだ。
戦う国の血筋と幼い頃から才を出していた彼女との戦いはこれで2度目なのだが、もはや自分よりも実力は上と確信する。
「はぁ、はぁ、まさかここまで強いとは」
「ライト、あなたの剣······」
悲しそうな目で見つめるベルディは何か言おうとしたが、それでも首を振り、
「うんうん、悪いけど決着をつけるわ」
「はぁ、はぁ······」
2人は剣を右斜めに構え走り出す。
ザンッ、
「さすが······天才······ベルディ、さま」
黙って剣を鞘に納め倒れたライト見るベルディ、勝敗は明らかだった。
動揺していた彼には勝ち目はなく、おそらくそれも分かっていたはずの勝敗にそれでも挑み国を裏切ったライトに、
「あなたの剣、想いがあったわよ」
その言葉だけを送る······。
鉄仮面が転がる中で静かに互いを探り合うのはレスタ王女とバルト元騎士団長で、
「······いつ消えた」
「······あのビスカとランクの戦いが終わって程なくしてだ」
互いが動き出し剣と剣がぶつかりバツの字を描く。
「バルトッ、お前はこのオブスーンをどう思う!」
「······1つとなって国を治めるべき、だがそれは貴女ではない」
交差し互いの背から振り向き、
「それがシリカ王女だと言うのか」
「そうだ、あの方こそがクイーン·ザ·セレブレイドに相応しい」
2人は黙して右へと円形に足を動かしながら、
飛び出した。
この戦いはどちらが読み合いで上回るか、当然バルトもレスタも相手が何処まで読んでいるかは分かっている。
バルトは右斜めに斬りかかってくる。
レスタ王女は右斜めをしゃがんで避け、下からの斬り上げ。
だが読まれているだろう、
なら、
「はぁぁーっ!」
「斬り上げ、ぐはっ!」
思いもよらない事が起きた。
バルトは避けるのが早すぎたため顎に何かが当たる。だがそれはレスタが遅かったため。
「ぐぅ、まさか」
仰向けに倒れたバルトが目にしたのは鉄仮面、それを顎に受けてしまったのだ。
「お前はあたしを知り尽くしている。だから円形に動きながら鉄仮面の位置までうまく誘導し拾って利用しようと考えたのだ」
「······そしてわたしに気づかれぬように目をそらさなかったのか」
「そうだ、視野が足りなかったな」
斬り上げる剣が来ると思いこんでいたバルトに鉄仮面が上がってきたために早めに避けてしまいレスタが鉄仮面を持つ手の方向を変えられた結果だった。
「バルト······」
「情けは······むよう、ですよ······わたしが、勝てば、あなたは死んでいたんですからね――」
「ぬあぁぁーっ、セレブッ!」
激しく剣が鳴る。押され気味のセレブだが、
「くっ、なぜ貴女がランク側につく?」
「はぁぁあっ!」
「前のバイオレット王女なら、この空きにロベリー王女を襲えば済むのではないですか?」
攻めが止まりこれはチャンスと思ったセレブは、
「ロベリー王女を殺るなら今だと思いますよバイオレット王女」
バイオレットが生きているのは何故かこの際そんな事はどうでもいいと切り替え、何としても中核のロベリーにバイオレットをぶつけようと言葉を選んでいく。
「さぁ、バイオレット王女、ロベリー王女を」
「······黙れ」
セレブに向けた目が、今までにない怒りだと気づきゾッとする。
「私は今イライラしている······悪いがお前でこの気持ちを晴らさせてもらう」
これはまずい説得は無理だと即決するも、口は笑みを浮かべるも目はシワを寄せ獲物を殺す獣の様にセレブに襲いかかってきて、
剣が乱れ合う。
怒れる虎の如くバイオレットは攻め続けていると「慣れてきましたよ」と冷静に剣を払い避けていき徐々にセレブが押していく。
それでも攻撃を止めないバイオレットはセレブが払った剣の右腕を左手で掴んだ。
「なっ!」
咄嗟に左手で払おうとすると今度は、
バイオレットの右手に掴まれ右足で飛び上がり、
「ぐはっ!」
彼女の強烈な右膝が顔面に入る。
地面にうつ伏せに倒れたセレブは急いで起きようとすると、
目の前に剣先、
「ハァ、ハァ、お前の負けだ、裏切り者セレブ」
「攻め続けて、勝利を取る······か、あなた······らしい」
「最後に訊く、どうして裏切った」
「フフッ、単純です。私はあなたの騎士ではなかったということです」
「······そうか、じゃあな」
ドカッ、
頭に剣の柄をぶつけられセレブは気絶した。
「愚か者め······」
バイオレットが倒したセレブはランク軍に縛らせた丁度にベルディとレスタが合流し、
「あなたも終わったみたいねバイオレット王女」
「ベルディ王女、ああ」
「あとはロベリー王女だけか」
3人はロベリーの方へと向かう······。
「――はぁああっ!」
「あまいっ!」
ロベリー王女と裏切り者の元騎士団長ラドルフ、2人の戦いは彼女が押されていた。
「ハァ、ハァ、くっ、ラドルフ」
「本当に成長しましたな、ロベリー王女」
力、速さ、技術、経験という全てにおいてロベリーの上をいき、彼女知り尽くしおまけに身体もガタがきて圧倒的に不利である。
「身体も限界のようですね。当然です」
メガネのブリッジをクイッと上げ、
「貴女のような戦いもしなかった子が、突然こんな激しい戦いを続けて身体にガタがこないわけがない」
「ご親切に、どうも。分かっていますからお気になさらず」
ガサッ、
ロベリーの後ろに先程の可動面頬の騎士が現れこんな時にと警戒するラドルフは睨みつけ、
「何者ですか? あなたたち」
真ん中の女騎士が一歩前に出て、
「先程の3人の裏切り者のは片付けた、あとはロベリー王女、貴女が奴を倒すだけだ」
「なんだと? 3人を······」
良かったと安堵し、ラドルフの方へ振り向き、
「どうやらこちらに風が向いているようですね」
今度は嬉しい笑みを浮かべるロベリー。すると一旦下を向いてため息をこぼしたラドルフは、
「どうやら今度はこちらが急がなくてはいけないようですね」
そう言い正眼に構えた。
「決着をつけます」
ロベリーも正眼に、しかし気持ちの中では恐らくは負けてしまう。
裏切り者のでバーナを殺した者、だが実力もありガタのきているロベリーにはどうすれば良いのかと汗をかく。
負けはおろか引き分けでもダメ。
死んではすべてが終わってしまう······、
死んでは······、
死ぬ?
自問自答の中でロベリーは決意する。
「いきます」
「「はぁぁっ」」
ラドルフは見抜いた。
明らかに速さが損なわれているロベリーの動き、1度フェイクを入れるだけでもあの身体では2度目に反応できても身体は動けないと、
ザンッ、
3人の可動面頬の女騎士たちが見守る中2人は交差した。
どちらかが相手の背を見た時もう一方の相手は倒れているという事。
そして振り向いたのは、
「ふぅ~、すいませんなロベリー王女」
ラドルフだった。
剣を収めゆっくりとロベリーの方まで歩くラドルフ、うつ伏せに倒れ血のあとを見て、
「王女が身体を痛めていなければ殺られていたのは私だったかも知れません。せめて」
裏切ったとはいえ、幼少の頃から面倒を見ていたロベリー王女に少しの寂しさを感じつつ祈る様に目を閉じた。
カチャッ、
「裏切ったのではない、元々だ!」
激しい荒野の中、王女ベルディと裏切り者の元騎士団ライトの戦い。常に余裕の笑みのベルディはライトの攻めを防ぎながら理由を聞き出そうとしていた。
「どういうこと?」
「貴様とこれ以上話すことはないっ!」
素早い連撃で襲いかかる。
「ちょっとっ、何も話てないじゃない」
ライトは質問を無視して仕掛けていくもベルディは変わらずに会話を試みる。
「裏切っても、なんにも思わない?」
「くっ、お喋りな王女だ」
手を抜いている訳ではなく、ライトの剣を払うベルディが強いのだ。
戦う国の血筋と幼い頃から才を出していた彼女との戦いはこれで2度目なのだが、もはや自分よりも実力は上と確信する。
「はぁ、はぁ、まさかここまで強いとは」
「ライト、あなたの剣······」
悲しそうな目で見つめるベルディは何か言おうとしたが、それでも首を振り、
「うんうん、悪いけど決着をつけるわ」
「はぁ、はぁ······」
2人は剣を右斜めに構え走り出す。
ザンッ、
「さすが······天才······ベルディ、さま」
黙って剣を鞘に納め倒れたライト見るベルディ、勝敗は明らかだった。
動揺していた彼には勝ち目はなく、おそらくそれも分かっていたはずの勝敗にそれでも挑み国を裏切ったライトに、
「あなたの剣、想いがあったわよ」
その言葉だけを送る······。
鉄仮面が転がる中で静かに互いを探り合うのはレスタ王女とバルト元騎士団長で、
「······いつ消えた」
「······あのビスカとランクの戦いが終わって程なくしてだ」
互いが動き出し剣と剣がぶつかりバツの字を描く。
「バルトッ、お前はこのオブスーンをどう思う!」
「······1つとなって国を治めるべき、だがそれは貴女ではない」
交差し互いの背から振り向き、
「それがシリカ王女だと言うのか」
「そうだ、あの方こそがクイーン·ザ·セレブレイドに相応しい」
2人は黙して右へと円形に足を動かしながら、
飛び出した。
この戦いはどちらが読み合いで上回るか、当然バルトもレスタも相手が何処まで読んでいるかは分かっている。
バルトは右斜めに斬りかかってくる。
レスタ王女は右斜めをしゃがんで避け、下からの斬り上げ。
だが読まれているだろう、
なら、
「はぁぁーっ!」
「斬り上げ、ぐはっ!」
思いもよらない事が起きた。
バルトは避けるのが早すぎたため顎に何かが当たる。だがそれはレスタが遅かったため。
「ぐぅ、まさか」
仰向けに倒れたバルトが目にしたのは鉄仮面、それを顎に受けてしまったのだ。
「お前はあたしを知り尽くしている。だから円形に動きながら鉄仮面の位置までうまく誘導し拾って利用しようと考えたのだ」
「······そしてわたしに気づかれぬように目をそらさなかったのか」
「そうだ、視野が足りなかったな」
斬り上げる剣が来ると思いこんでいたバルトに鉄仮面が上がってきたために早めに避けてしまいレスタが鉄仮面を持つ手の方向を変えられた結果だった。
「バルト······」
「情けは······むよう、ですよ······わたしが、勝てば、あなたは死んでいたんですからね――」
「ぬあぁぁーっ、セレブッ!」
激しく剣が鳴る。押され気味のセレブだが、
「くっ、なぜ貴女がランク側につく?」
「はぁぁあっ!」
「前のバイオレット王女なら、この空きにロベリー王女を襲えば済むのではないですか?」
攻めが止まりこれはチャンスと思ったセレブは、
「ロベリー王女を殺るなら今だと思いますよバイオレット王女」
バイオレットが生きているのは何故かこの際そんな事はどうでもいいと切り替え、何としても中核のロベリーにバイオレットをぶつけようと言葉を選んでいく。
「さぁ、バイオレット王女、ロベリー王女を」
「······黙れ」
セレブに向けた目が、今までにない怒りだと気づきゾッとする。
「私は今イライラしている······悪いがお前でこの気持ちを晴らさせてもらう」
これはまずい説得は無理だと即決するも、口は笑みを浮かべるも目はシワを寄せ獲物を殺す獣の様にセレブに襲いかかってきて、
剣が乱れ合う。
怒れる虎の如くバイオレットは攻め続けていると「慣れてきましたよ」と冷静に剣を払い避けていき徐々にセレブが押していく。
それでも攻撃を止めないバイオレットはセレブが払った剣の右腕を左手で掴んだ。
「なっ!」
咄嗟に左手で払おうとすると今度は、
バイオレットの右手に掴まれ右足で飛び上がり、
「ぐはっ!」
彼女の強烈な右膝が顔面に入る。
地面にうつ伏せに倒れたセレブは急いで起きようとすると、
目の前に剣先、
「ハァ、ハァ、お前の負けだ、裏切り者セレブ」
「攻め続けて、勝利を取る······か、あなた······らしい」
「最後に訊く、どうして裏切った」
「フフッ、単純です。私はあなたの騎士ではなかったということです」
「······そうか、じゃあな」
ドカッ、
頭に剣の柄をぶつけられセレブは気絶した。
「愚か者め······」
バイオレットが倒したセレブはランク軍に縛らせた丁度にベルディとレスタが合流し、
「あなたも終わったみたいねバイオレット王女」
「ベルディ王女、ああ」
「あとはロベリー王女だけか」
3人はロベリーの方へと向かう······。
「――はぁああっ!」
「あまいっ!」
ロベリー王女と裏切り者の元騎士団長ラドルフ、2人の戦いは彼女が押されていた。
「ハァ、ハァ、くっ、ラドルフ」
「本当に成長しましたな、ロベリー王女」
力、速さ、技術、経験という全てにおいてロベリーの上をいき、彼女知り尽くしおまけに身体もガタがきて圧倒的に不利である。
「身体も限界のようですね。当然です」
メガネのブリッジをクイッと上げ、
「貴女のような戦いもしなかった子が、突然こんな激しい戦いを続けて身体にガタがこないわけがない」
「ご親切に、どうも。分かっていますからお気になさらず」
ガサッ、
ロベリーの後ろに先程の可動面頬の騎士が現れこんな時にと警戒するラドルフは睨みつけ、
「何者ですか? あなたたち」
真ん中の女騎士が一歩前に出て、
「先程の3人の裏切り者のは片付けた、あとはロベリー王女、貴女が奴を倒すだけだ」
「なんだと? 3人を······」
良かったと安堵し、ラドルフの方へ振り向き、
「どうやらこちらに風が向いているようですね」
今度は嬉しい笑みを浮かべるロベリー。すると一旦下を向いてため息をこぼしたラドルフは、
「どうやら今度はこちらが急がなくてはいけないようですね」
そう言い正眼に構えた。
「決着をつけます」
ロベリーも正眼に、しかし気持ちの中では恐らくは負けてしまう。
裏切り者のでバーナを殺した者、だが実力もありガタのきているロベリーにはどうすれば良いのかと汗をかく。
負けはおろか引き分けでもダメ。
死んではすべてが終わってしまう······、
死んでは······、
死ぬ?
自問自答の中でロベリーは決意する。
「いきます」
「「はぁぁっ」」
ラドルフは見抜いた。
明らかに速さが損なわれているロベリーの動き、1度フェイクを入れるだけでもあの身体では2度目に反応できても身体は動けないと、
ザンッ、
3人の可動面頬の女騎士たちが見守る中2人は交差した。
どちらかが相手の背を見た時もう一方の相手は倒れているという事。
そして振り向いたのは、
「ふぅ~、すいませんなロベリー王女」
ラドルフだった。
剣を収めゆっくりとロベリーの方まで歩くラドルフ、うつ伏せに倒れ血のあとを見て、
「王女が身体を痛めていなければ殺られていたのは私だったかも知れません。せめて」
裏切ったとはいえ、幼少の頃から面倒を見ていたロベリー王女に少しの寂しさを感じつつ祈る様に目を閉じた。
カチャッ、
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