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10 自由のために
二人の蓮華
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自由の旗のメンバーに対して、容赦なく斬り込む、蓮華に似た人物。
自由の旗の兵士たちが群がる中を、すり抜けながら数人を切り捨てて行く。刀を手にした長髪の蓮華に似た女性の走り抜けた後を、バタバタと血飛沫を上げて倒れていく兵士たち。
その動きを馬上から見下ろすハイデル。
「レンゲ殿、いつからそのような武器を使うようになったのですか?それにその髪型もなかなかお似合いですな」
ハイデルは、以前会った時は素手で戦っていたレンゲを思い返していた。
「さきほどから、レンゲレンゲとうるさい男だ。私はレンゲなどではない」
冷たくハイデルをあしらうレンゲと呼ばれる女。
「かあああ、その顔。違ったレンゲ殿も悪くないですな」
呆れているレンゲは、刀に付いた血を血振りで払い落とすと敵の群衆を睨みつける。
「付き合ってられないわね。邪魔よ。お前は引っ込んでて」
レンゲが刀を肩に背負うと、その横に馬上のハイデルが並ぶ。
「そうはいきませんね。万が一にも死なれたりしては困りますからな。未来の花嫁殿」
「けっ、気色悪いやつだな。好きにしな。死んでも私には関係ないからね」
「承知。いざ推参」
前足を高々と持ち上げる愛馬レッドラビッドを駆り出すハイデルは、勢いよく自由の旗のメンバーに突っ込んでいく。
手にした槍を大きく振りかぶるハイデル。
その前に躍り出る影。
「あぶな!」
慌てて手綱を引くハイデル。
「ハイデル様、お待ちください」
両手を広げ、行手を遮る蓮華の姿を見たハイデルは驚いている。
明らかに装束が先程と違っている上、いつのまにか髪も以前と同じに短くなっている。
「あれ?レンゲ殿?」
ハイデルは、刀を持った髪の長いレンゲと目の前に立ち塞がる髪の短い蓮華を交互に見る。
「え?レンゲ殿が、2人?」
そこにロムル軍の兵士が蓮華に襲いかかる。
「バカ、よせ!」
遅かった。兵士は宙を舞う。
「おお、これぞ、まさしくレンゲ殿」
馬から降りるハイデルは、蓮華に駆け寄っていた。
兜を脱ぐと蓮華の前にひざまづいた。
これを見た兵士たちも釣られて、剣を納めると片膝を着いた。
ハイデルが、長髪の蓮華に声を掛ける。
「すまぬな、人違いをしていたようだ。悪いがこれより、我が軍はこちらに加勢する」
その言葉に兵士たちは、剣を抜き、髪の長いレンゲが率いる蜃気楼の影の軍勢に対して向き直る。
長髪のレンゲは、身じろぎもせず刀を肩に担いだ。
「勝手にするがいい。元から当てになどしていない」
ハイデルは、短髪の蓮華に向き直りひざまづくと、蓮華の手を取りその甲にキスをした。
咄嗟のことに、顔を赤くする蓮華。
それを見ている長髪のレンゲが、短髪の蓮華を睨みつける。
「お前も自由の旗の者か?」
「だったら、どうします?」
「答えるまでもない」
長髪の蓮華が消えた。
(結晶石?)
蓮華は気配を探る。
後ろに、空気の流れを感じた蓮華は、体を横にズラす。
ブン
長髪の蓮華の刃先が空を切る。
「ちっ」
舌打ちする長髪の蓮華は、それを横に薙ってくる。
間合いをとり、それを避ける蓮華。
喉元を剣先が、かすめる。
一刀のもと、首を獲ろうとするのがわかる。
殺しに対し迷いのない長髪の蓮華。
大きく間合いをとる短髪の蓮華。
「あなたは、誰?」
「ふっ、名乗る必要などない」
刀を鞘に収める長髪の蓮華。
抜刀術の構えである。
こちらの隙を伺っているのが、わかる蓮華も身構える。
周囲を取り囲む兵士たちが、髪型は違うものの背格好や顔つきがそっくりな二人を見て動揺を隠せないでいる、ただ見守る他はなかった。
そこに駆け寄る馬の蹄の音。
ハッと、気を取られる短髪の蓮華を見逃さない長髪の蓮華は、一気に飛び込んでくる。素早い抜刀術だ。
「ハスハ!」
馬上からの低い男の声にピクリとするハスハと呼ばれる女は、抜き去った刀を止める。
剣先が蓮華の首元で、止まっている。
蓮華の頬を流れ落ちる汗。男が声を掛けなければ首を落とされていたのかもしれない。この時、蓮華もまた、男の声に驚き動く事が出来なくなっていたのだ。
馬から降りたロングジャケットを羽織った男が、2人の間に割って入ってくる。
「ハスハ、もう良い。下がれ」
男を睨みつけるハスハと呼ばれる女性。
「何故ですか?」
「これは命令だ」
声に聞き覚えがあるような気がした蓮華は、どこか懐かしくて、胸を締め付けるが暖かさを感じながら男を見つめる。
「しかし、サトル様」
(サトル?)
その名が、蓮華の胸を更に締め付ける。
忘れていた何かを思い出した気がしたが、すぐに消えてしまった。
男の横顔が、更に蓮華の心を締め付ける。息が苦しくなって、呼吸が荒くなり吐息にも似た息を吐く蓮華。
「この場は、引くぞ。いいな。ハスハ」
「く・・・」
逆らえず刀を下ろすハスハ。
「ハスハ・・・」
サトルは蓮葉の肩にそっと手を置く。
「行くぞ。一度、撤退する。いいな」
「はい。サトル様」
ハスハは、深く呼吸をし、刀を鞘に収めると蓮華に背を向ける。
男の瞳が、慈しむように蓮華を見る。
「・・・蓮華殿」
「え?」
その優しい瞳が蓮華の心に何かを訴えかけてくるが、それがなんなのかわからない。
蓮華は高鳴る鼓動に胸に手を当て、それを鎮めようとする。
「・・・サトル・・」
声にすると、蓮華は涙をこぼしていた。
でも、その理由がよくわからない。
馬に乗るサトルは、ハスハの手を取ると後ろに引き上げた。そのサトルの背中にしがみつくハスハを見て、胸を締め付けられる蓮華は、唇を噛んでいる。嫉妬している自分に気がついていない。
隊を颯爽と引き上げて行くサトル。
土埃だけが後に残った。統率の取れた指揮が鮮やかである。
ハイデルが、蓮華に歩み寄ると胸に手を当て敬礼をする。
「レンゲ殿、お恥ずかしい所をお見せしてしまった。レンゲ殿を見間違えるとは情けない」
「仕方のない事です。自分でも驚いているくらいですから」
自分に瓜二つであったハスハを思い出している蓮華は、サトルの事が気になって仕方がなかった。
「そう言って頂けると救われます」
様子を見ている麗美たちに対して、蓮華がお辞儀をして危険がないことを伝えている。
そのやりとりを見たハイデルが表情を硬くする。
「レンゲ殿、もしや、あなたは自由の旗の一員か?」
「そうでは、ありませんが、敵対もしていません」
「そうですか、自由の旗と蜃気楼の影は、我々の敵。場合によってはこの場で切り捨てねばなりません。だが、私はあなたの味方です。一旦、この場は引きます。私としてはレンゲ殿を斬りたくはない。出来ることならば、我が方にあなたを迎え入れたいと思っております」
「それは・・・」
「すぐにとは言いません。私は待っております。いつでも、連絡を下さい。お迎えに参ります」
「はあ・・・」
困り果てている蓮華を見たハイデルは、何かを思いついたように部下の一人を呼んで、何かを指示すると部下が箱を持って戻ってきた。
それを受け取るハイデルは、その箱の蓋を開くとメロンほどの大きさの卵を蓮華に差し出してきた。
「これは、何かの鳥の卵かと思います。うまく孵すことが出来れば何かと手助けになることでしょう。私はうまく出来ませんでしたが、あはははは」
照れたように笑うハイデル。
「鳥・・・.ですか?」
「鳥といっても、少し特殊でしてな。普通に温めれば良いと言うものではないようです」
「はあ・・・」
「ぜひ、卵から孵して育ててみてくだされ」
「は、はい、ありがとうございます」
ハイデルは、懐に手に差し入れると何かの札のようなものを取り出し蓮華の手を取ると、握手でもするかとように隠すように手渡した。やや小声で、語りかけるハイデル。
「あとこれは、通行証です」
「通行証?」
「ロムル軍の監視下にある場所に立ち入る事が許される証明書になります」
「え?」
「裏に自身で名前を刻んで下され」
ハイデルの名が記された木札であった。これがあれば、大抵の場所には出入りが出来てしまう代物だ。
「でも、こんなもの頂いては・・・」
木札を押し返そうとする蓮華を止めるハイデル。
「私は貴女を信じています」
真っ直ぐに蓮華を見るハイデルに迷いはないようだ。
「わかりました。そのご好意に反しないように使わせて頂きます」
ニコリとするハイデルに、釣られて笑みを浮かべる蓮華。
「木札の裏にレンゲ殿の名前を刻むのをお忘れなく。では、いずれまた」
頭を下げるハイデルは、愛馬にまたがると隊を引き連れて退いていった。
卵の入った箱と木札を手にしたまま、呆然と見送る蓮華は、あまりに、色々なことが降りかかり、その場に崩れ落ちて膝を着く。
麗美、俊、ナミリア、京介、弥之助たちが、蓮華に駆け寄ってくる。
自由の旗の兵士たちが群がる中を、すり抜けながら数人を切り捨てて行く。刀を手にした長髪の蓮華に似た女性の走り抜けた後を、バタバタと血飛沫を上げて倒れていく兵士たち。
その動きを馬上から見下ろすハイデル。
「レンゲ殿、いつからそのような武器を使うようになったのですか?それにその髪型もなかなかお似合いですな」
ハイデルは、以前会った時は素手で戦っていたレンゲを思い返していた。
「さきほどから、レンゲレンゲとうるさい男だ。私はレンゲなどではない」
冷たくハイデルをあしらうレンゲと呼ばれる女。
「かあああ、その顔。違ったレンゲ殿も悪くないですな」
呆れているレンゲは、刀に付いた血を血振りで払い落とすと敵の群衆を睨みつける。
「付き合ってられないわね。邪魔よ。お前は引っ込んでて」
レンゲが刀を肩に背負うと、その横に馬上のハイデルが並ぶ。
「そうはいきませんね。万が一にも死なれたりしては困りますからな。未来の花嫁殿」
「けっ、気色悪いやつだな。好きにしな。死んでも私には関係ないからね」
「承知。いざ推参」
前足を高々と持ち上げる愛馬レッドラビッドを駆り出すハイデルは、勢いよく自由の旗のメンバーに突っ込んでいく。
手にした槍を大きく振りかぶるハイデル。
その前に躍り出る影。
「あぶな!」
慌てて手綱を引くハイデル。
「ハイデル様、お待ちください」
両手を広げ、行手を遮る蓮華の姿を見たハイデルは驚いている。
明らかに装束が先程と違っている上、いつのまにか髪も以前と同じに短くなっている。
「あれ?レンゲ殿?」
ハイデルは、刀を持った髪の長いレンゲと目の前に立ち塞がる髪の短い蓮華を交互に見る。
「え?レンゲ殿が、2人?」
そこにロムル軍の兵士が蓮華に襲いかかる。
「バカ、よせ!」
遅かった。兵士は宙を舞う。
「おお、これぞ、まさしくレンゲ殿」
馬から降りるハイデルは、蓮華に駆け寄っていた。
兜を脱ぐと蓮華の前にひざまづいた。
これを見た兵士たちも釣られて、剣を納めると片膝を着いた。
ハイデルが、長髪の蓮華に声を掛ける。
「すまぬな、人違いをしていたようだ。悪いがこれより、我が軍はこちらに加勢する」
その言葉に兵士たちは、剣を抜き、髪の長いレンゲが率いる蜃気楼の影の軍勢に対して向き直る。
長髪のレンゲは、身じろぎもせず刀を肩に担いだ。
「勝手にするがいい。元から当てになどしていない」
ハイデルは、短髪の蓮華に向き直りひざまづくと、蓮華の手を取りその甲にキスをした。
咄嗟のことに、顔を赤くする蓮華。
それを見ている長髪のレンゲが、短髪の蓮華を睨みつける。
「お前も自由の旗の者か?」
「だったら、どうします?」
「答えるまでもない」
長髪の蓮華が消えた。
(結晶石?)
蓮華は気配を探る。
後ろに、空気の流れを感じた蓮華は、体を横にズラす。
ブン
長髪の蓮華の刃先が空を切る。
「ちっ」
舌打ちする長髪の蓮華は、それを横に薙ってくる。
間合いをとり、それを避ける蓮華。
喉元を剣先が、かすめる。
一刀のもと、首を獲ろうとするのがわかる。
殺しに対し迷いのない長髪の蓮華。
大きく間合いをとる短髪の蓮華。
「あなたは、誰?」
「ふっ、名乗る必要などない」
刀を鞘に収める長髪の蓮華。
抜刀術の構えである。
こちらの隙を伺っているのが、わかる蓮華も身構える。
周囲を取り囲む兵士たちが、髪型は違うものの背格好や顔つきがそっくりな二人を見て動揺を隠せないでいる、ただ見守る他はなかった。
そこに駆け寄る馬の蹄の音。
ハッと、気を取られる短髪の蓮華を見逃さない長髪の蓮華は、一気に飛び込んでくる。素早い抜刀術だ。
「ハスハ!」
馬上からの低い男の声にピクリとするハスハと呼ばれる女は、抜き去った刀を止める。
剣先が蓮華の首元で、止まっている。
蓮華の頬を流れ落ちる汗。男が声を掛けなければ首を落とされていたのかもしれない。この時、蓮華もまた、男の声に驚き動く事が出来なくなっていたのだ。
馬から降りたロングジャケットを羽織った男が、2人の間に割って入ってくる。
「ハスハ、もう良い。下がれ」
男を睨みつけるハスハと呼ばれる女性。
「何故ですか?」
「これは命令だ」
声に聞き覚えがあるような気がした蓮華は、どこか懐かしくて、胸を締め付けるが暖かさを感じながら男を見つめる。
「しかし、サトル様」
(サトル?)
その名が、蓮華の胸を更に締め付ける。
忘れていた何かを思い出した気がしたが、すぐに消えてしまった。
男の横顔が、更に蓮華の心を締め付ける。息が苦しくなって、呼吸が荒くなり吐息にも似た息を吐く蓮華。
「この場は、引くぞ。いいな。ハスハ」
「く・・・」
逆らえず刀を下ろすハスハ。
「ハスハ・・・」
サトルは蓮葉の肩にそっと手を置く。
「行くぞ。一度、撤退する。いいな」
「はい。サトル様」
ハスハは、深く呼吸をし、刀を鞘に収めると蓮華に背を向ける。
男の瞳が、慈しむように蓮華を見る。
「・・・蓮華殿」
「え?」
その優しい瞳が蓮華の心に何かを訴えかけてくるが、それがなんなのかわからない。
蓮華は高鳴る鼓動に胸に手を当て、それを鎮めようとする。
「・・・サトル・・」
声にすると、蓮華は涙をこぼしていた。
でも、その理由がよくわからない。
馬に乗るサトルは、ハスハの手を取ると後ろに引き上げた。そのサトルの背中にしがみつくハスハを見て、胸を締め付けられる蓮華は、唇を噛んでいる。嫉妬している自分に気がついていない。
隊を颯爽と引き上げて行くサトル。
土埃だけが後に残った。統率の取れた指揮が鮮やかである。
ハイデルが、蓮華に歩み寄ると胸に手を当て敬礼をする。
「レンゲ殿、お恥ずかしい所をお見せしてしまった。レンゲ殿を見間違えるとは情けない」
「仕方のない事です。自分でも驚いているくらいですから」
自分に瓜二つであったハスハを思い出している蓮華は、サトルの事が気になって仕方がなかった。
「そう言って頂けると救われます」
様子を見ている麗美たちに対して、蓮華がお辞儀をして危険がないことを伝えている。
そのやりとりを見たハイデルが表情を硬くする。
「レンゲ殿、もしや、あなたは自由の旗の一員か?」
「そうでは、ありませんが、敵対もしていません」
「そうですか、自由の旗と蜃気楼の影は、我々の敵。場合によってはこの場で切り捨てねばなりません。だが、私はあなたの味方です。一旦、この場は引きます。私としてはレンゲ殿を斬りたくはない。出来ることならば、我が方にあなたを迎え入れたいと思っております」
「それは・・・」
「すぐにとは言いません。私は待っております。いつでも、連絡を下さい。お迎えに参ります」
「はあ・・・」
困り果てている蓮華を見たハイデルは、何かを思いついたように部下の一人を呼んで、何かを指示すると部下が箱を持って戻ってきた。
それを受け取るハイデルは、その箱の蓋を開くとメロンほどの大きさの卵を蓮華に差し出してきた。
「これは、何かの鳥の卵かと思います。うまく孵すことが出来れば何かと手助けになることでしょう。私はうまく出来ませんでしたが、あはははは」
照れたように笑うハイデル。
「鳥・・・.ですか?」
「鳥といっても、少し特殊でしてな。普通に温めれば良いと言うものではないようです」
「はあ・・・」
「ぜひ、卵から孵して育ててみてくだされ」
「は、はい、ありがとうございます」
ハイデルは、懐に手に差し入れると何かの札のようなものを取り出し蓮華の手を取ると、握手でもするかとように隠すように手渡した。やや小声で、語りかけるハイデル。
「あとこれは、通行証です」
「通行証?」
「ロムル軍の監視下にある場所に立ち入る事が許される証明書になります」
「え?」
「裏に自身で名前を刻んで下され」
ハイデルの名が記された木札であった。これがあれば、大抵の場所には出入りが出来てしまう代物だ。
「でも、こんなもの頂いては・・・」
木札を押し返そうとする蓮華を止めるハイデル。
「私は貴女を信じています」
真っ直ぐに蓮華を見るハイデルに迷いはないようだ。
「わかりました。そのご好意に反しないように使わせて頂きます」
ニコリとするハイデルに、釣られて笑みを浮かべる蓮華。
「木札の裏にレンゲ殿の名前を刻むのをお忘れなく。では、いずれまた」
頭を下げるハイデルは、愛馬にまたがると隊を引き連れて退いていった。
卵の入った箱と木札を手にしたまま、呆然と見送る蓮華は、あまりに、色々なことが降りかかり、その場に崩れ落ちて膝を着く。
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