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なぜ妻は「ご飯は?」のセリフにキレるのか
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男性の皆様にお聞きします。その前に、タイトルに妻は、と書きましたが、主語を「妻は」あるいは「母親は」「恋人は」に変えても構いません。
それを踏まえての質問です。
じゃじゃん。今まで「妻に、or 母親に、or 恋人に 「ご飯は?」と聞いてキレられた、又はムッとされた事はありますか?」
これ、ほぼ100パーセントの方が「はい」と答えるであろうと思います。では第二の質問です。
「ではなんで彼女達はキレるのでしょうか?」
ここでも大体の男性が答えられるでしょう。はい、そうですね。「料理をするのが面倒くさいから」です。
ここで腹を立ててはいけません。ここからが本題です。
「では、なぜ料理をするのが面倒くさいのでしょうか?」
ここでつまづく男性が非常に多いのです。
「あ?そんなの、たまには休みたいからじゃないの」
「元々の性格が面倒くさがりなんだよ」
「料理が苦手なんじゃないの」
はい。どれも不正解です。残念でした。
会社を例に挙げてみますので想像してみて下さい。
あなたが部長からちょっとした会の幹事を任されたとしましょう。
お酒がたくさん飲める美味い店がいいなと注文する割に、予算はわずかしかくれません。部長のご意見です。あなたの店の好みなど入れられません。
経験者は分かると思いますが、幹事は責任重大です。予算の範囲内で料理の美味そうなレストランを選ばなければいけません。自由に選ばさせてもらいたい所ですが上司や先輩が時折「飲み放題の所で」だとか「海鮮が美味い所がいい」等となんやかんやと注文をつけてきます。そうして苦労して店を選び、会も終わって肩の荷がおりたところで、お礼の一つも言ってもらえれば良いのですが、上司は感謝も何もしてくれません。どころか「それだけやって当たり前。幹事なんだから」と公言する始末です。
さあ、あなたはどう思いましたか。特に後半の上司のセリフに殺意を感じませんでしたか。しかしどうでしょう。「幹事なんだから」の部分を「妻なんだから」に置き換えてみると、あなたも同じような事を考えていませんでしたか。
女性が、自分が作りたい料理を予算範囲なしで作れれば、作るストレスが少ないのでそれほど苦痛には感じないでしょう。しかし、先ほどの幹事の例に当てはめて下さい。
そうです。「日常という名の、毎日作る料理」には、制約が多すぎるのです。そしてそれが作る側の多大なストレスになるのです。
では、制約とはなんでしょうか。
その1.あなたの、又はお子さんの好みで料理を作らなければならない
あなた、又はお子さんの偏食が多ければ多いほど作る幅も狭まり、料理に苦労するおまけつきです。
その2.健康も考えて献立を考えないといけない
毎日カレーでいいのであれば不機嫌になる女性も少ないでしょう。それでは栄養が偏ってしまうから悩むんです。少し挙げるだけでも、栄養素はビタミン、亜鉛、ミネラル、鉄分・・・とまだまだあります。しかもビタミン一つとってもビタミンCが取れるからと赤ピーマンばっかり毎日食べては栄養が偏ります。ビタミンEを含むかぼちゃも食べなきゃ、ビタミンBなら豚肉も食べなきゃと、栄養をバランス良く取るためには、多くの食材が必要です。結果、家族の健康を考える献立は大変なのです。
その3.その1と2だけでも面倒くさいのに、さらに予算も考えて献立を考えないといけない
お金持ちで一カ月の食費が全く制限もなくいくらでも使ってもいい、と言う家庭はまれでしょう。現代の一般的日本人は皆安月給です。大事な事なので2度言います。みんな安月給なんです。食費にお金をたくさんかけられない家庭も多いはずです。そうなると、妻側は「夫や子供の偏食(食べられるメニューを考えなくてはならない)を踏まえつつ」、「栄養を考慮しつつ」、なおかつ「食費も節約しないといけない」メニューを考えないといけないのです。毎回毎回幹事をやってるようなもんです、とんでもない3重苦です。
その4.毎日違う料理を作らなければいけないジャパニーズプレッシャー
とてもおかしな事に、男性どころか作る女性側も縛られてしまっているのが悪しき日本文化「ザ・ご飯は毎日違う事が当たり前」です。
ここまでお読みいただいて分かるかと思いますが、その3までも結構大変です。ですが日本にはなぜか4の思考もはびこっているんです。
毎日幹事は誰でも嫌でしょう?いい加減にしてくれ、仕事とは言え毎日なんて辛い、と言いたくなりますよね?あなたの奥さん/お母さん/恋人の気持ちがお分かりになるかと思います。
大体、外国では作っても1品とか、冷凍食品とか、外食でしょっちゅう済ますなんて普通ですよ。3食毎回毎回(しかも栄養+予算などを考えた)手作り料理なんて日本くらいのものです。過重労働から奥様を開放させてください。
それでも文句を言う男性は、強制的解決策があります。一年間アメリカへ行ってホームステイして下さい。マカロニにチーズが入った、マカロニチーズ1品のみなど、本気で1品料理が出てきます。で、メニューが毎日違うなんてもっての他。良く作ってくれる家庭でも大体一週間サイクルです。ホームステイ側は悪意はもちろんありませんし、手抜きしているなどとは露にも思っていません。
日本人女性が作る料理が、どれほど栄養を考え、品数を考え、さらに見栄えを考え頑張ってくれていたか。作る人に感謝をして帰国する事間違いなしです。
もう一つ解決策があります。あなたが「食費の予算を考えなくても良いよ」とか「外食を増やそう」と言えるくらいまで、今の倍以上稼ぐようになる事です。できなければ文句は言ってはいけませんよ、幹事が大変なのはあなたも充分分かっているんですから。
それを踏まえての質問です。
じゃじゃん。今まで「妻に、or 母親に、or 恋人に 「ご飯は?」と聞いてキレられた、又はムッとされた事はありますか?」
これ、ほぼ100パーセントの方が「はい」と答えるであろうと思います。では第二の質問です。
「ではなんで彼女達はキレるのでしょうか?」
ここでも大体の男性が答えられるでしょう。はい、そうですね。「料理をするのが面倒くさいから」です。
ここで腹を立ててはいけません。ここからが本題です。
「では、なぜ料理をするのが面倒くさいのでしょうか?」
ここでつまづく男性が非常に多いのです。
「あ?そんなの、たまには休みたいからじゃないの」
「元々の性格が面倒くさがりなんだよ」
「料理が苦手なんじゃないの」
はい。どれも不正解です。残念でした。
会社を例に挙げてみますので想像してみて下さい。
あなたが部長からちょっとした会の幹事を任されたとしましょう。
お酒がたくさん飲める美味い店がいいなと注文する割に、予算はわずかしかくれません。部長のご意見です。あなたの店の好みなど入れられません。
経験者は分かると思いますが、幹事は責任重大です。予算の範囲内で料理の美味そうなレストランを選ばなければいけません。自由に選ばさせてもらいたい所ですが上司や先輩が時折「飲み放題の所で」だとか「海鮮が美味い所がいい」等となんやかんやと注文をつけてきます。そうして苦労して店を選び、会も終わって肩の荷がおりたところで、お礼の一つも言ってもらえれば良いのですが、上司は感謝も何もしてくれません。どころか「それだけやって当たり前。幹事なんだから」と公言する始末です。
さあ、あなたはどう思いましたか。特に後半の上司のセリフに殺意を感じませんでしたか。しかしどうでしょう。「幹事なんだから」の部分を「妻なんだから」に置き換えてみると、あなたも同じような事を考えていませんでしたか。
女性が、自分が作りたい料理を予算範囲なしで作れれば、作るストレスが少ないのでそれほど苦痛には感じないでしょう。しかし、先ほどの幹事の例に当てはめて下さい。
そうです。「日常という名の、毎日作る料理」には、制約が多すぎるのです。そしてそれが作る側の多大なストレスになるのです。
では、制約とはなんでしょうか。
その1.あなたの、又はお子さんの好みで料理を作らなければならない
あなた、又はお子さんの偏食が多ければ多いほど作る幅も狭まり、料理に苦労するおまけつきです。
その2.健康も考えて献立を考えないといけない
毎日カレーでいいのであれば不機嫌になる女性も少ないでしょう。それでは栄養が偏ってしまうから悩むんです。少し挙げるだけでも、栄養素はビタミン、亜鉛、ミネラル、鉄分・・・とまだまだあります。しかもビタミン一つとってもビタミンCが取れるからと赤ピーマンばっかり毎日食べては栄養が偏ります。ビタミンEを含むかぼちゃも食べなきゃ、ビタミンBなら豚肉も食べなきゃと、栄養をバランス良く取るためには、多くの食材が必要です。結果、家族の健康を考える献立は大変なのです。
その3.その1と2だけでも面倒くさいのに、さらに予算も考えて献立を考えないといけない
お金持ちで一カ月の食費が全く制限もなくいくらでも使ってもいい、と言う家庭はまれでしょう。現代の一般的日本人は皆安月給です。大事な事なので2度言います。みんな安月給なんです。食費にお金をたくさんかけられない家庭も多いはずです。そうなると、妻側は「夫や子供の偏食(食べられるメニューを考えなくてはならない)を踏まえつつ」、「栄養を考慮しつつ」、なおかつ「食費も節約しないといけない」メニューを考えないといけないのです。毎回毎回幹事をやってるようなもんです、とんでもない3重苦です。
その4.毎日違う料理を作らなければいけないジャパニーズプレッシャー
とてもおかしな事に、男性どころか作る女性側も縛られてしまっているのが悪しき日本文化「ザ・ご飯は毎日違う事が当たり前」です。
ここまでお読みいただいて分かるかと思いますが、その3までも結構大変です。ですが日本にはなぜか4の思考もはびこっているんです。
毎日幹事は誰でも嫌でしょう?いい加減にしてくれ、仕事とは言え毎日なんて辛い、と言いたくなりますよね?あなたの奥さん/お母さん/恋人の気持ちがお分かりになるかと思います。
大体、外国では作っても1品とか、冷凍食品とか、外食でしょっちゅう済ますなんて普通ですよ。3食毎回毎回(しかも栄養+予算などを考えた)手作り料理なんて日本くらいのものです。過重労働から奥様を開放させてください。
それでも文句を言う男性は、強制的解決策があります。一年間アメリカへ行ってホームステイして下さい。マカロニにチーズが入った、マカロニチーズ1品のみなど、本気で1品料理が出てきます。で、メニューが毎日違うなんてもっての他。良く作ってくれる家庭でも大体一週間サイクルです。ホームステイ側は悪意はもちろんありませんし、手抜きしているなどとは露にも思っていません。
日本人女性が作る料理が、どれほど栄養を考え、品数を考え、さらに見栄えを考え頑張ってくれていたか。作る人に感謝をして帰国する事間違いなしです。
もう一つ解決策があります。あなたが「食費の予算を考えなくても良いよ」とか「外食を増やそう」と言えるくらいまで、今の倍以上稼ぐようになる事です。できなければ文句は言ってはいけませんよ、幹事が大変なのはあなたも充分分かっているんですから。
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