なぜ妻は夫が自宅でゴロゴロすると不機嫌になるのか

浅野新

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美人はやっぱり最強だという件

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美人はいいなあと思う事があります。実際美人を観察すると、美しいばかりに良い事も悪い事もあるようですが、やはり得な事もあるようです。

ある時、美人と食事に行きました。彼女は雰囲気美人(全体の印象は美人だけど、顔は失礼ながらそうでもない)でもなく、評価が分かれる美人(美人だと評する人もいればそうでもないと言われる人)でもなく、10人会った人が全員「あの人は美人だ」と言う正真正銘の美人です。

広いテーブルで横並びで美人と食事中、向かい側の席にカップルが座り、男性が煙草を目の前で吸い始めました。美人は大変な嫌煙家なので、あからさまに顔をしかめ、目の前で煙をはらう仕草をし始めました。店内は喫煙可だったので、嫌いだとは言えあまりに大人げない態度だと思い、たしなめようとしたら向い側に座る彼がそんな様子の彼女に気付き、次の瞬間、あわてて煙草の火をもみ消したのです。普通はそういう態度を取られると、「じゃあ喫煙可の店に入るなよ」と気分を害すでしょう。しかし彼の顔にはむっとした様子は全くありませんでした。美人の彼女が不機嫌な様子を見て、慌てて「やべっ!」という表情で煙草を消したのです。通常ではありえない態度でしょう。隣に座る恋人には気遣う様子を全く見せずに、当たり前のように煙草の箱を取り出したのに、です。恋人は彼の喫煙を気にしない性格かもしれません。しかし、店内で全く吸うそぶりを見せなかった彼女は非喫煙者だと思われます。非喫煙者にとって煙草の臭いってかなり気になるものなんですよね。副流煙の被害が言われている現在なら猶更です。そんな恋人には気を利かせず、目の前の美人の態度一つで慌てて煙草をもみ消す・・・。実際、彼の隣の恋人は彼の態度に気付いても何も言いませんでしたが、微妙な顔をしていました。「私の時には気を使わないくせに」と思っていたに違いがありません。結果、私一人だけが胃がキリキリとしてひじょーに気まずい食事でした。

こんなケースもあります。会社で、美人の後輩から彼女の妹の話を聞いた事がありました。妹さんは彼女に似ていると言っていたので、美人なのでしょう。ある日駅のホームで妹さんが電車を待っていたら、彼女の前にすっとおじさんが割り込もうとしたそうなんです。彼女はかちんと来て言いました。「あの!並んでるんですけど!」言われたおじさんは彼女の顔を見た途端、何も言わずすごすごと後ろに行ったそうです。意外でした。割込みなんてしようとする人は性格もふてぶてしく、文句を言って去って行くだろうと思っていましたから。

それで思い出したのです。昔に見たバラエティ番組で、ある男性芸人が「美人に怒られたら素直に従おうと思う」と言っていたことにびっくりしました。どう発言していたか忘れましたが、男性芸人の言い方だと「不美人に怒られたら腹が立つが美人ならそうならない」というような趣旨の内容だったからです。

男性は何故か美人に嫌われる事を極端に恐れているようです。それがたとえ初対面の人であっても、もう二度と会わない人であろうと、です。美人の記憶の中には、自分は感じの良い男性と思われていたいのでしょう。

話は変わりますが一つ異論を唱えておきましょう。「美人は3日で飽きる」。

前世に良い事でもしたのか何なのか、昔から周りに美人が多い環境にいる私ですが、飽きませんね。だって美人ですから。どんな服を着ても美人、髪を切っても伸ばしても美人、歳を取っても美人。毎度「美しいな」と思って眺めてます。目の保養にさせてもらっている、まさに愛でる、と言った感じ。美人でも性格が悪ければもちろんそんな人は友人にもなりませんが、性格が良くて美人なら評価はうなぎ昇り、彼女達を見る目も自然と優しくなります。

あ、やっぱり美人って得かもしれませんね。
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