なぜ妻は夫が自宅でゴロゴロすると不機嫌になるのか

浅野新

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メルカリの謎。

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自粛期間中限定でメルカリを利用している事は前回の記事で書きました。
この短期間で集中して十数件取引しただけの利用初心者も初心者ですが、不思議な法則が見えてきたのでご紹介したいと思います。

メルカリでは、購入者と出品者の購入前の値段交渉等のやり取りなんのかんのすっ飛ばして、購入ボタンを押した者がその商品の購入権があると言うよく分からないルールがあります。

例えで説明すると、実際今日でもメルカリ利用者の間で問題に上がるケースがあるのですが、購入者Aさんと出品者Bさんが値段交渉の末合意したとします。ここでBさんが合意した値引き後の値段で再出品し、Aさんがそれを購入すればめでたしめでたしとなるのですが、ここでやり取りに全く介入していなかったCさんがAさんより先に黙って購入ボタンを押せば、その商品の購入権はCさんが獲得してしまう、というルールなのです。
ルール上Cさんは苦労も何もせず値引き後の価格で商品を購入できたのでラッキーとしか言いようがありませんが、購入者Aさんにとってはショック以外の何物でもありません。誰とも知らない赤の他人の為に値段交渉をしていたわけではないからです。また、出品者BさんもAさんだからこそ値引きしようと思っていた場合もあり、Bさんも複雑な気持ちを抱える事になります。実際、Aさんと交渉していたのだからとCさんに購入キャンセルを願い出る出品者もいるらしいです。

いかにメルカリルール上「早く購入ボタンを押したもの勝ち」だとしても逃した方の不公平感はあまりあります。実際に交渉していた購入者が出品者に自分に売ってほしいと詰め寄る問題も多々寄せられているらしいですし。この場合出品者に罪は全くないので出品者側も要らぬ気苦労をする羽目になります。なぜ現在までユーザーに不評であり実際トラブルも起きているこのシステムをメルカリが採用し続けているのか不思議でなりません。他のフリマサイトでは交渉権なるものがあり、出品者と交渉した者でないと購入できないシステムもあるそうだから他サイトは即購入システムはユーザーの不平等、不公平感がある事とトラブル多発の元となる事を充分理解していると思うのですが。


前置きが長くなりましたが、本題はここからです。
私自身前述したメルカリルールで先に購入されて残念に思ったケースが二件あるのですが、不思議な事に、そうなったケースは「少々取引に不安を感じていた」ケースなのです。
具体的に説明すると、商品はとても魅力的に思えたのですが、出品者が癖が強そうな感じがして少々不安になったのです。
出品者が自己紹介から何から自由に書き込める出品者のプロフィールページと言うのがあるのですが、それを見ると返金返品不可など独自ルールを掲げていて(メルカリではこれを出品者のマイルールと呼ぶ。本来禁止だが独自ルールを掲げている出品者は多い。ちなみにメルカリでは商品に不備があれば出品者は返品を受け付けないといけない決まりになっている)、トラブルがなければ良い出品者かもしれませんが、ひとたび起こると面倒な相手かもしれないと感じたのです。そういう相手とやり取りしていると、不思議と事がうまく運びません。値段交渉が成功しても何故かタイミングが合わず先に別の人に購入されてしまうのです。残念だし正直悔しい。商品は良かったからです。ただ、「出品者がアレだったし、まあこの方が結果良かったんじゃないの」とも感じるのです。

逆に「商品はものすごく欲しいと言うわけではないが、出品者が独自ルールも設けていないしコメントも好感が持てる感じの良い出品者」の場合、また、「以前から探している品でどうしても欲しい物」の場合は面白い程に話がとんとん拍子に進みます。
自分がコメントで質問するとまるでこちらの行動を見張っていたかのように即返信が来て、商品の確認や値引き交渉等でメッセージを何度もやり取りする長期の取引になっても、その間他の購入者がコメントに割り込む事もなく、値引き交渉後に先に購入されてしまう事もなく、面白いほどスムーズに取引が進みます。商品についての問い合わせ~値段交渉~値段変更~購入まで、この一連の流れが不安になるほど順調で、全く第三者に邪魔されないのです。メルカリは利用人数が多い為、一旦検討するとしても最大1日にしないと定価以下の物はすぐ売れていってしまう恐ろしい世界なのですが、自分のケースでは購入を悩みに悩んで4日間くらいかけてのんびり出品者とやり取りした事もあります。そんなスローペースでも他の購入者に買われなかったのです。奇跡としか言いようがない。それは今思えば「物との縁」があったのかなと思います。自分がそれを欲しいと思う強い気持ちが、他の購入者より強かったのではないか、だから引き寄せたのではないかと感じるのです。

「以前から探している品でどうしても欲しい物」は、自分の強い気持ちが他の人よりも勝ってスムーズに購入ができるのではないか、「引き寄せの法則」のようなものではないか、と考えるとスピリチュアル的なものであっても何となく納得するのですが、不思議なのは取引がスムーズに行くもう一つのパターン、「商品はものすごく欲しいと言うわけではないが、出品者が独自ルールも設けていないしコメントも好感が持てる感じの良い出品者」の場合です。
ずばり最近経験したのですが、商品は以前から探していたわけではありませんでした。ただ、写真を見てなんとなくいいなあ、と思うレベル。出品者を調べると感じが良く、良い取引をしているようで、商品よりも出品者に好感度が傾く。「この人が持っている品物なら大事にされてそうだ。この人から買いたい」なんてうっかり思う。ダメ元でコンタクトしてみると、こちらも見計らっていたかのように即返信が来る。商品説明など疑問点を何度か質問しても業者並みのスピードで気持ちが良いくらい早くレスポンスが返ってくる。自分が希望するレスポンスと同じタイミングで、遅すぎて待つ事に疲れたり、早すぎて焦る事もない。本当に気持ちが良いのです。ですが商品そのものはすごく欲しいわけではないので一旦検討する旨伝えてその場を離れる。しかし人気ブランドのはずのその商品、2、3日待っても買われる事はおろかコメントで質問してくる人もいないのです。ここまでくると、「もうこの商品、自分に買われるのを待ってる? 」「出品者は感じが良いしタイミングはぴたりと合うし、これもう運命? 」なんて考え始めてしまい、結局3日後再度コメントしてダメ元で価格交渉したら快諾。もう買うしかない。なんて事がありました。

こう言うパターンの場合、これは物との縁と言うより、「人との縁」ではないかと思います。自分とちょうど相性の良い出品者がいると、これまた面白いくらいスムーズに話が進むのです。最初の質問に対するレスポンスが遅いともうそれで購入意欲が落ちるのですが、相性の良い出品者はこちらが質問した途端に即効で返信をくれるのです。また購入するまでの間不思議と邪魔が入らない。本当に不可思議ではあるのですが、人と縁があってもまたスムーズに行くのです。


こう言った今までの経験から、「値段交渉して値段変更された後に他の人に購入されてしまった」というケースは、残念ではあるし悔しい気持ちもとても分かるのですが、結局その物や人と縁がなかったのではないかと思います。
私も過去2件あったと言いましたが、そのうち1件は後日別のサイトで安く入手できたし、もう1件は同じ品ではないのですが、柄違いの物をマイルールのない出品者から購入する事ができ、届いたらそちらの柄の方が気に入りました。だから結果、あの時買えなくて良かったのだと思っています。
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