なぜ妻は夫が自宅でゴロゴロすると不機嫌になるのか

浅野新

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会話が成り立たない男が多すぎる。

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唐突に過去婚活をしていた時の腹が立った話をぶちまかさせて頂きたいのだが、それが「会話が成り立たない男が多すぎる」という事だ。

どういう事かと言うと、「マシンガントークの男が多すぎる」、これでも分からないか、「一方的に話す男が多すぎる」、さらに具体的に述べよう、
「お見合いと言う短い限られた時間しかない場で、相手の女性について全く質問しようとせず女性が話したトピックについては全く関心を示そうとせず、つまり相手の女性がどういう人間かを知ろうとする努力を全くをせずに自分の話ばかり延々としてその日のお見合いが終了する何しにきたんだかよくわからない男が多すぎる」、という事だ。
しかもそういう男に限って「今日の女性とは話が弾んだ!=僕らって相性がいい→交際に進むに違いない」と勝手にその女性に好意を持ってしまうと言う爆弾思考付きである。実はその女性が途中で自分も話をしたそうにしていた事や、時々女性が男性の話題に頑張って割り込み自分の事を話しても男は華麗にスルーしていた事や、その女性がそんな男側に愛想をつかして後半は赤べこのように相槌しかうっていなかった事や後半女の愛想笑いが引きつっていた事には全く気付いていないのである。

ずばり忠告しておこう。自分の事しか話さない男性を、婚活女性は大いに警戒する。なぜなら
「自分の事ばかり話す→自己愛が強い→モラハラ男ではないか」
「自分の事ばかり話す→他人への思いやりがない→結婚後は妻である自分を大切にしてくれないかもしれない」
「自分の事ばかり話す→人とのコミュニケーションがうまく取れない→結婚後妻である自分とのコミュニケーションに不安があるのはもちろん、コミにケーションができない人間は会社でも出世できず降格して給料が今より下がったり上層部に嫌われリストラされる可能性が高い→将来金に困る男になるかもしれない」
「自分の事ばかり話す→とにかく聞いてくれる人なら機嫌が良い→自分じゃなくても聞き上手なら他の女でもいい可能性がある」
これだけの事を瞬時に考え、「この男との結婚は不安がある」と思うのだ。

よく知らない男と数時間話しただけでこれだけ将来について推測するのかと男性諸君には驚かれそうだが、こと婚活に関しては女性は名探偵ばりに、男性の視線が向いている先、口調、身振り手振りと言った態度から、話す内容に至るまでトータル的にその男性が婚活女性をどう扱うかをじっくり観察し結婚後の不安要素がないか推測する。その中で「自分の事しか話さない男性」は以上の理由から婚活対象から排除するのだ。

よく男性は気に入った女性だからこそ自分をアピールしたい為に自分の事ばかりつい話してしまうなんて聞くが、女性にとっては逆効果である。数時間ひたすら男が自分自分ばかり話し続ける事で、女性は段々不安になってくるのだ。「この人は私の事を全く知らないはずなのに、なぜ私について質問を一つもしてこないのか」と。それがすぐに不満に変わる。「そーですか。聞き上手な女なら誰でもいいんですか、そうですよね、だってあなたさっきから私に私についての質問何一つしてきませんもん!!あなたの話をただうんうんと聞いてくれる女ならいいんですね、じゃあ私ここにいるのは時間の無駄なので失礼させてもらいます。私は結婚相手を探しに来たのであって茶飲み友達が欲しいわけではないので」と。

また男性は自分を良く見せるアピールをする為、自分の話ばかり+仕事の話ばかりするダブルコンボの人が多いのだが、これまた逆効果である。

筆者は昔、婚活した時に数回会った相手で毎回「会社の同僚と仲いいんだぜ俺話」を聞かされたが、男は会社の同僚ともうまくやっているイコール仕事だけではなくコミュニケーション上手なんだぜ俺をアピールしたいのは気づいていた。気づいていたが、筆者はわりと真面目に「そんなにその同僚と仲が良いんだったら彼と結婚すりゃいいじゃん」。と思っていた。わりと真面目に。だってその同僚もいい年なのに独身だし、見合い相手の男と同じ職場という事は高給取りだし、見合いの男も筆者のような薄給より高給取りで気心も知れてしかも仕事でも仲良くしている人間の方がいいだろうと思ったのだ。あ、でもキスも性交も女としたいから婚活しているのか。とわりと真面目に瞬時に打ち消したのだが。

そういうわけで、お見合いは緊張するだろうしタイプの女性が相手だったら舞い上がる気持ちも分かるのだが、自分の話ばかりするのはリスクしかない。女から嫌われる事もあれば筆者のようにその男と結婚すればいいのにと本気で心配される事もある。自分が話したいことが10項目あっても4項目におさえ、後の6項目分の話は相手に質問する時間に全てあてる。質問する前に女性が何か話題を振ったらその話題をスルーしない。必ずそれについてコメントしたり、質問をし返す。それを世の中では「会話をふくらませる」だとか「会話のキャッチボールをする」と呼ぶのだ。相手が質問してきたら、それに答え、そして自分からも質問を投げる。その繰り返しで相手を知り、相手にも自分を知ってもらうのだ。苦手だったり慣れなかったりするなら、とにかく相手に質問だけするのでもいい。質問攻めをへきえきする女性も多いが、まだ「自分に関心を持ってくれている」実感は湧く。その態度に好感を持つ女性もこれまた多い。自分話ばかりされる、つまり自分と言う人間をないがしろにされると感じるより余程いいのだ。

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