なぜ妻は夫が自宅でゴロゴロすると不機嫌になるのか

お勧めBL漫画第三弾

記事が長くなりすぎて１つに収まり切れなかった事と、意外と好評な為、調子に乗って第三弾を書いてしまいましょう、今回の記事も『お勧めＢＬ漫画作品』です～。BL好きなお姉さんもお兄さんも、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。

今回は【少し変わり種のＢＬ漫画】を取り上げていきたいと思います。

その中で筆者的ベストはこちら！

『晴れのち四季部』著者：ひのた

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飛ぶだけで購入にはならないのでご安心ください。画像を見るだけ等ご参照にどうぞ。

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現在連載中で2巻まで発行されています。

こちらはストーリーこそ一般的なんですが、作りがすごい。全ページフルカラーなんです。著者がイラストレーター（で今回漫画が初挑戦らしいのですが）と聞けばそれも納得のカラーイラストの美しさ。四季折々の風景が大変綺麗に描かれていて一般的なコミックスのようにパラパラ読みなんてとんでもない、1ページ1ページじっくりと読みたくなる完成度の高さです。

ストーリーも、男子高校生二人が、日本の四季を楽しむ四季部と言うちょっと変わった部活動を通しゆっくり恋を育んでいくと言う『これがラブアンドピースの世界か』と目頭をおさえたくなる大変ピュアピュアなハートフルストーリーです。中年のすっかり俗世になじんだすさんだ心を癒してくれる素晴らしい作品。もちろん、BL初心者や「BLは好きだけど絡み描写が苦手でライトな物を希望」されている乙女にも大変お勧めです。

BL作品はぱらぱら～っとすぐ読了してしまう著者もこの本は手元に残しました。折に触れ何度でも後で読み返したくなる、美しいワンシーンやイラストをふと見たくなる、絵本のような存在の稀有な一冊です。



次はこちら。

『ハイスペケモ　ハイスペックな獣人と家族になりました』著者：doji

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1冊読み切りのお話。
こちらはストーリーは王道BLですが、キャラクター設定が特殊、ずばり『獣人』が登場します。

BLにどっぷり浸かっている方にはあるある設定なのでしょうが、BL界隈には半人半妖のような体つきの『獣人』と人間の恋愛設定がよく出てくると思います。ざっくり見るとおおよそ顔と手足（しっぽがある者も多い）は獣で身体は人間に近いスタイルの獣人が多いようです。性格的に人間にないワイルドさと惚れた人間には一途な純真さを前面にアピールしているものが多いようです。

で、ですね、筆者は実は獣人は苦手だったんですよ。やはり半人半妖は人間と違いすぎて、ケンタウロスなど見慣れてはいるんですが人間と恋愛するとなると異種族すぎて抵抗があったんです。ですがこの筆者は元から猫系・犬系の獣人をよく描かれている作家で、獣人を描くのがものすごくうまいんです。描きなれているようでかっこいい獣人も可愛い獣人もお手のもの。絵柄が全般的にクセのないさっぱりした絵である事もあり、この著者のデザインする獣人は受け入れられました。
前述したように、絵はすっきりと見やすい線で描かれたクセがないもののため万人に受け入れられやすいと思います。艶っぽい箇所もライトに描かれているため「がっつりは苦手だけど多少絡みは欲しい」ぜいたく女子にも満足いただけるかと。
ストーリーはBL王道で特にひねりはありませんが、かっこよかったり可愛かったりする獣人やその他キャラクターの絵がひたすら愛らしいので、獣人×人間作品初心者にもお勧めです。


それでは今回最後の作品はこちら。

『化け猫かたって候』著者：早寝電灯

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1冊読み切りのお話。

こちらはまた作風ががらりと打って変わって、人間の姿に化け講談師をやっている化け猫と現代リーマンの婚姻譚と言う和風ファンタジー風で、日本の昔のおとぎ話を彷彿とさせるお話です。
大変個人的な感想ですが、筆者が漫画を一番読んでいた子供時代はアナログ漫画（ペン書きやトーンを貼るなど紙に直接描いていたやり方）だった為、今でもPC漫画（PCやタブレットに電子ペンで描くスタイル）は画風が違うので少々苦手な所があります。
その点こちらの漫画は全部ではありませんがアナログで描かれている箇所が多く、なつかしい画風でほっとするんですよね。またそれが講談や化け猫、百鬼夜行など『ちょいレトロな雰囲気』の作風と合って良い味を出しています。
ストーリー自体も、どちらかと言えばスローな展開です。この漫画、1冊読み切りものとしては意外と分厚く量があるんですね。248ページあります。読み切りＢＬ作品はテンポの良さを売りにしているのか薄い漫画が多いんですよ。代表的な厚さの前述の『ハイスペケモ』だと167ページです。さっと読んで楽しみたい派、疲れてお手軽にエンターテイメントを楽しみたい時にはそれくらいで充分なんですけれど、そこそこＢＬ世界に浸っていたい、でも長編は読みたくないワガママ乙女に大変お勧めな長さだと思います。

実際に作風が派手さはなく、丁寧に描かれたスローな展開という事もありますが、248ページ読んだ後は余韻に浸れます。切ないような、胸がきゅっとなるような、ほのぼのとしたあたたかさがしばらく漂います。

ちなみに最近の漫画はカバーを取るとそこにも描きおろしがある事が多いですが（漫画家の方お疲れ様です）、この著者の場合は達筆縦書きで著者の感想が書かれており、それも作風に合っているなと思いました。ただ最後にこれを読むとなんだか泣けるなあ。

作風はあたたかく、絡みシーンはがっつりではないのでBL初心者や変わった設定のストーリー重視の方に推します。

もちろん、ストーリーも絵柄も和風を思わせるファンタジーが好きな方に大変お勧めな作品です。

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えー、あちきは動くアニメの方がいいのおーなお嬢さんにはこちら。youtubeで無料公開されている『BL（ベーコンレタスサンドイッチ）いかがですか』を推します。声が良すぎ＋きわどいシーンはないのでBL初心者にも大変お勧めです。


youtube動画
『BLサンドいかがですか？』

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