メルカリの歩き方。

浅野新

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メルカリである「引き寄せられる法則」

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メルカリで出品(つまり販売)、購入の両方を楽しんでいる筆者だが、最近出品でスピリチュアルとも言える不思議な現象が立て続けに起こったので共有したいと思う。

それは、「なぜだか分からないが今出品しなきゃいけない!」と思って慌てて出品した品物はすぐ売れるのだ。驚くぐらい早く。

たとえば、手元に持っていていつかメルカリで出品しようと思っていたある書籍がある。中古だがとても綺麗で市場にあまり出回らないレアな本な為出品するのは惜しい気もしたが、いつかは手放すつもりだったのでとりあえず出品はしてみた。しかし惜しい気持ちはアリアリだったので、メルカリで同じ書籍の出品価格を見て、過去一番高い価格に合わせて出した。どうせこれならすぐに買い手はつかない、1週間単位で少しずつ値段を下げていこうかなと思っていたのである。なんと、2日で売れた。寝ている間に売れていた。
商品の状態に厳しい著者が見ても、のし付けてお嫁に出せるくらい綺麗なコンディションだったのでとても良い物を譲った自信はあるが、一番高い価格だったので少し申し訳ない気持ちはした。ちなみにこの書籍、2週間ほどしてから別の出品者数人がそれぞれ同じ物を筆者と同じ価格で出したがまだ売れていない。

こんなケースもある。メルカリでせっかく買ったがイメージと違った品があった。通販を利用する時にも発生するよくある失敗で、写真だけ見て買うと失敗する事もたまにある。そういう場合は高額でなければメルカリ内で転売しても良い事になっている。
筆者はそういう場合、「せっかく買ったのにもったいないから」と数か月使ってみるなどして「やっぱり転売」となるのだが、今回はなぜか「買ったその日に出品したくなり」、売れるわけないだろうと思いながらその日の夜に猛スピードで写真を撮り商品のコンディションを書き購入当時より少しだけ上乗せの価格にして出品した。慌てたためしかも夜に撮ったため(商品は朝の自然光で撮る方が抜群に綺麗に撮れる)商品写真はひどい出来だったがこれまた寝ている間にあっさり売れた。

他にもそのようにして、「今売るには少々心残りがあるんだけどいつかは売ろうと思っていたもの」を「なぜだか分からないが今出品せねば!と言う衝動に突き動かされて」、「焦って出品したら短期間(平均4日間以内)で売れた」、という品物は最近ゴロゴロある。
で、こういった品物は購入者にえらく喜ばれる事が多い。前述の衝動により勢いで出品した特典ペーパー付きの漫画の時は、状態が良かったため少々高い値段で出したがすぐに買い手がつき、その人から「この作者のファンで特典ペーパー付きを探していたのだ」と大変喜ばれた。

ここで思うに、スピリチュアル界隈でよく言われる「引き寄せの法則」、これは逆パターンがあるのではないだろうか。つまり、「引き寄せられる法則」である。
引き寄せの法則は自分が常に願っている事が引き寄せられる、というものだが、今回の実体験で言えば、「今、〇〇が欲しい」と強烈に思っている購入希望者がいて、その思念がふよふよと空間を漂っている。そこにその商品を持っていて売りたいと思っている筆者他不特定多数の人間がいて、その購入希望者となにかの波長が合った時にその思念をキャッチし、「〇〇、今すぐ出品しなきゃ。なぜかわかんないけど」となるのではないだろうか。それが「引き寄せられる法則」なのではないだろうか。

「引き寄せの法則」ばかりがクローズアップされ、欲しい事物を引き寄せる事がいいように考えられがちだが、メルカリと言う売買のシステムで出品者側の立場で言えば、この「引き寄せられる法則」、けして悪いものではない。いや寧ろ良い方向に作用すると思っている。と言うのも、「なぜか分からないけれど今すぐ出品しなきゃ」と思ったものは多少高値をつけても買っていただけるのだ(もちろんその強気値段を付けられるほどコンディションや他サービスが良い(梱包が丁寧、発送が早いなど)が前提だが)。

この法則、意識をメルカリに集中すればするほど当たるようになってきて楽しい。無意識でキャッチしている人は多いと思うが、意識すればメルカリ利用がさらに楽しくなる、と思う。




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