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夏休み~Dランク昇格編~
白と黒の戦い
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次の日 談話室にて
1日おいたことにより僕の心は少し落ち着いた。『ボク』という謎の声もまったく聞こえなくなった。本当にあれはなんだったのだろうか?
そう思いながらチェスの駒を動かす。
「要するにカイは俺らを信用でけへんことに罪悪感を持ってるってことでええやんな?」
そう言ってコウはナイトを動かして僕のクイーンをとる。
「まあ…そういうことだね。…チェックメイト」
「えっ、マジ?あっ、、ここか...。さすがやなぁ。気づかへんかったわ!」
「僕は意外と君が強いことに驚いてるよ。」
一度殿下やお祖父様と戦ってほしいぐらいだ。
「そんなことないで。…話し戻すねんけど、俺から見てカイは焦りすぎやと思うで。てゆうかそもそも信頼しようと思って信頼するもんじゃたないねん。気づいたら勝手に信頼してんねん。だからゆっくりその時を待ったらエエんとちゃうか?」
たしかにそれも一理あるだろう。
「コウがそういうならそうなんだろうね。」
そう言いながらチェス盤の隣においた紅茶を飲む。
「…そういやカイ、俺らこの休み期間中にDランク昇格試験を受けようと思ってんねんけどいけそう?」
Dランク昇格試験か…たしかにそろそろ受けておいた方がいいか…
「日程はいつなの?」
「たしか、ちょうど1週間後にあったはずやで。」
「わかった。予定をあけておくよ。」
僕がそう言うとガチャっと扉が開いて誰かが入ってきた。
「あっ、ハルシャ卿じゃん!ルークス様に聞いたよ、昨日体調がかなり悪かったんだよね?もう大丈夫なの?」
ああ…そういうことになってるんだ
「うん。もう調子は良くなったよ。」
「あっ、そういやカイ、シドに名前で呼ぶんをめっちゃ冷たく断ったって聞いたんやけど、ホンマ?」
誰だよコウに言ったやつ。覚えてろよ!
「いや、ソンナコトナイヨ。」
「片言やん。…そうやって自分から壁作ったらアカンやろ。」
そう言ってコウはジトッとした眼を向けてくる。
「いや、でも、、貴族社会には色々あるんだよ」
と言いながらも目をそらしてしまう。
「おっちゃんもシドも気にせぇへんって言ってたで。当事者が気にしてへんねんから別にええんとちゃうの?」
「…まあ、、そうだね」
論破された…
「じゃあシド達がカイって呼んでもええやんな?」
これでダメって言ったらただの意地悪になってしまうな...
Yes or はい の選択肢かない。つまり僕の返答は
「………うん」
となるわけだ。
「ほら、言っただろ?コウが言えばカイはあまり強く言えないんだ。」
階段の上からそう言ってエレンが手を振ってくる。なんか気が悪いのでプイッと顔を背けて無視する。
「確かに...」
おい、そこの殿下、なに納得してんの?強く言えないんじゃない。言わないんだ!
「…エレン、僕とチェスで賭けをしない?」
僕がそう言うとコウがマジかコイツというような眼を向けてきたが気にしない。
「別にいいぞ!何を賭けるんだ?」
「負けた人は勝った人に今日のデザートのチーズケーキを半分渡す。」
我ながら良心的な賭けの内容だ。チーズケーキは僕の好物である前にエレンの好物でもある。
全部没収なんて言うと横にいるコウが勝負に水をさしてくるのは目に見えているからな。
「いいのか?カイの好物だろ?」
「なに最初から勝った気でいるの?勝つのは当然僕なんですけど!」
「ふーん、実は俺、チェス得意なんだよな!!」
「ふーん。…じゃっ僕後手でいい?」
「なんで後手なんだ?先手の方が有利だろ」
「僕は後手の方が得意だから。」
まっ、嘘だけど。
「私達も見て構わないかな?」
そう殿下が言う。
まぁいっか…
「別に構わないけど、、って、なんでお祖父様までいるの?てかいつからいたの?」
「結構初めからいたぞ。カイ、私も見学していいかな?」
これは断れないな…
-------------------------------------------------------------------------------------------
「チェックメイト」
「エッ!!!俺が、、負けただと…」
「とゆうことでチーズケーキは半分頂くからね。」
「くそぉぉ…てか、なんでそんなに強いんだ?」
「君が弱いんj「傷口に塩を塗るのはやめたげて。」はーい」
「エレン、そんな落ち込むなや。俺もさっきカイに負けたから。」
コウとエレンどっちが強かったかというとコウではあるがこれは言わないでおこう。
「私もカイとチェスをしても構わないかな?」
そう殿下が言う。
「いきなり呼び捨てか、、まっ、別にいいけど...」
それから僕は永遠にリベンジしてくる誰かさん達によってチェスをさせられるのだった。
ちなみにだが三階から飛び降りた時に挫いた足は昨日イリアスに治してもらったため、今は完治しているのでこのことがばれることはないだろう。
1日おいたことにより僕の心は少し落ち着いた。『ボク』という謎の声もまったく聞こえなくなった。本当にあれはなんだったのだろうか?
そう思いながらチェスの駒を動かす。
「要するにカイは俺らを信用でけへんことに罪悪感を持ってるってことでええやんな?」
そう言ってコウはナイトを動かして僕のクイーンをとる。
「まあ…そういうことだね。…チェックメイト」
「えっ、マジ?あっ、、ここか...。さすがやなぁ。気づかへんかったわ!」
「僕は意外と君が強いことに驚いてるよ。」
一度殿下やお祖父様と戦ってほしいぐらいだ。
「そんなことないで。…話し戻すねんけど、俺から見てカイは焦りすぎやと思うで。てゆうかそもそも信頼しようと思って信頼するもんじゃたないねん。気づいたら勝手に信頼してんねん。だからゆっくりその時を待ったらエエんとちゃうか?」
たしかにそれも一理あるだろう。
「コウがそういうならそうなんだろうね。」
そう言いながらチェス盤の隣においた紅茶を飲む。
「…そういやカイ、俺らこの休み期間中にDランク昇格試験を受けようと思ってんねんけどいけそう?」
Dランク昇格試験か…たしかにそろそろ受けておいた方がいいか…
「日程はいつなの?」
「たしか、ちょうど1週間後にあったはずやで。」
「わかった。予定をあけておくよ。」
僕がそう言うとガチャっと扉が開いて誰かが入ってきた。
「あっ、ハルシャ卿じゃん!ルークス様に聞いたよ、昨日体調がかなり悪かったんだよね?もう大丈夫なの?」
ああ…そういうことになってるんだ
「うん。もう調子は良くなったよ。」
「あっ、そういやカイ、シドに名前で呼ぶんをめっちゃ冷たく断ったって聞いたんやけど、ホンマ?」
誰だよコウに言ったやつ。覚えてろよ!
「いや、ソンナコトナイヨ。」
「片言やん。…そうやって自分から壁作ったらアカンやろ。」
そう言ってコウはジトッとした眼を向けてくる。
「いや、でも、、貴族社会には色々あるんだよ」
と言いながらも目をそらしてしまう。
「おっちゃんもシドも気にせぇへんって言ってたで。当事者が気にしてへんねんから別にええんとちゃうの?」
「…まあ、、そうだね」
論破された…
「じゃあシド達がカイって呼んでもええやんな?」
これでダメって言ったらただの意地悪になってしまうな...
Yes or はい の選択肢かない。つまり僕の返答は
「………うん」
となるわけだ。
「ほら、言っただろ?コウが言えばカイはあまり強く言えないんだ。」
階段の上からそう言ってエレンが手を振ってくる。なんか気が悪いのでプイッと顔を背けて無視する。
「確かに...」
おい、そこの殿下、なに納得してんの?強く言えないんじゃない。言わないんだ!
「…エレン、僕とチェスで賭けをしない?」
僕がそう言うとコウがマジかコイツというような眼を向けてきたが気にしない。
「別にいいぞ!何を賭けるんだ?」
「負けた人は勝った人に今日のデザートのチーズケーキを半分渡す。」
我ながら良心的な賭けの内容だ。チーズケーキは僕の好物である前にエレンの好物でもある。
全部没収なんて言うと横にいるコウが勝負に水をさしてくるのは目に見えているからな。
「いいのか?カイの好物だろ?」
「なに最初から勝った気でいるの?勝つのは当然僕なんですけど!」
「ふーん、実は俺、チェス得意なんだよな!!」
「ふーん。…じゃっ僕後手でいい?」
「なんで後手なんだ?先手の方が有利だろ」
「僕は後手の方が得意だから。」
まっ、嘘だけど。
「私達も見て構わないかな?」
そう殿下が言う。
まぁいっか…
「別に構わないけど、、って、なんでお祖父様までいるの?てかいつからいたの?」
「結構初めからいたぞ。カイ、私も見学していいかな?」
これは断れないな…
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「チェックメイト」
「エッ!!!俺が、、負けただと…」
「とゆうことでチーズケーキは半分頂くからね。」
「くそぉぉ…てか、なんでそんなに強いんだ?」
「君が弱いんj「傷口に塩を塗るのはやめたげて。」はーい」
「エレン、そんな落ち込むなや。俺もさっきカイに負けたから。」
コウとエレンどっちが強かったかというとコウではあるがこれは言わないでおこう。
「私もカイとチェスをしても構わないかな?」
そう殿下が言う。
「いきなり呼び捨てか、、まっ、別にいいけど...」
それから僕は永遠にリベンジしてくる誰かさん達によってチェスをさせられるのだった。
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