115 / 327
アルバード王立高等学院~迫りくる悪の手~
一歩を踏み出す勇気
しおりを挟む
それから数日がたった
「それでは第139回クラブ対抗祭の作戦会議を始めようと思うが…ゲフン、思うんですが、、えぇ、、その前に、7月から新入生がこのクラブに加入することになったので紹介すr…しようと思います。」
そう言って僕を手招きする。
「…カイ・ハルシャです。よろしくお願いします。」
そう言ってペコリとお辞儀する。形式のものではないが平民に対してはこれが最上級である。
「…というわけで、、あのハルシャ家の方が加入すr…なさいました。」
「…どうした、リーダー。いつもの威勢が足りないな。」
と隣にいた副リーダーらしき人が言うと、リーダーと呼ばれた男は隣の男の首根っこを掴み引き寄せる。
「コソッ)相手はお貴族様だぞ!しかも公爵家だ。ため口でしゃべったりしたら俺ら全員こうだぞ!」
そう小声で言いながら首を手でスパッと切る動きをする。
小さい声で話しているつもりなのだろうが残念ながら聞こえてしまっているので少し滑稽だ。
「別に構いませんよ。」
「本人が構わないって言ってるんだからいいだろう?」
「そう言って後々問題にしてくるパターンを俺は見たことがある!」
「…ハルシャ家の名誉に誓ってそんなことしませんよ。人聞きの悪いこと言わないでください。それに、僕はもともと庶民なので貴族とは馬が合わなさそうだったからこのクラブに決めたんです。…ボソッ)二割ぐらい…」
「リーダー以外は気にしてないぜ。これからよろしくな、カイ!」
と言って副リーダ?が肩を組んでくる。初対面で平民から呼び捨てにされたのは初めてな気がする。なんか新鮮だ。
「こちらこそよろしくお願いします。」
と言って近くのイスにに座る。
「…ゴホン、、それでは改めて第139回クラブ対抗祭の作戦会議を始める!意見があるものについては遠慮なく言ってほしい。」
リーダーがそう言うとみな周りと相談し始めた。
「よぉ、カイ。俺のこと覚えてるか?」
「はい。僕と同じ寮のグレンさんですよね?」
「…頭がいいとは聞いていたがまさか覚えてたとはな。これはクラブ対抗祭の概要だ。眼を通しておいたほうがいい。」
そう言ってグレンさんは1枚の紙を僕に渡す。
「ありがとうございます。」
そう言って紙にざっと眼を通した。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇
クラブ対抗祭
期間:土の月28日
内容:28日に開催されるクラブ対抗祭で出し物し、
より多くの金額を稼げたクラブにはこの紙の
下記に記載されたものを受け取れる。
※上記記載の金額とは出た利益から制作費などをひ
いた金額のことを指す。
※一クラブ3つの出し物をだせる。
1位 ・賞金300万リビア
・上質なクラブ室の建設
2位 ・賞金100万リビア
・食堂利用無料権(永久)
3位 ・賞金50万リビア
上位25% 賞金5万リビア
※他のクラブに暴力などの直接危害を加えた場合、
加害者が平民ならば退学、貴族ならば1ヶ月停学となる。
※クラブ室建設と食堂利用無料権については譲渡および売却することを許可する。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇
なるほど…少数から大人数になったぶん、1位をとるのは特別試験よりも難しそうだな。
「カイ、俺達は絶対に1位を取らなければならないんだ。そのために力を貸してくれないか?この戦いは全員が一致団結しないと勝つのは難しい。1人でも多くの手が必要なんだ。」
「どうして1位を取らなければならないんですか?」
「ここは知っての通りお金に困っている平民ばかりのクラブだ。リーダーが今年学院を卒業なんだが、卒業後すぐに宮廷魔法師の試験に挑むつもりなんだ。その試験には500万リビアかかる。これまでに皆で協力して200万リビアを集めることはできたんだがもう時間がなくてな。試験に合格すればその500万リビアは返ってくるからそのお金はまた大金が必要な下級生にまわることになるだろう。」
お金は返ってくるのか…。どこかの選挙と同じだな。面白半分で挑むことがないように、というわけか。
それにしても宮廷魔法師か…。そういえばリーダー…ヴィアンさんはフローレス嬢とトップを争うほどの魔法の使い手だったな。
「そういうことでしたか…。僕でよければ協力しますよ。」
「…ありがとうな、カイ。」
「僕はお金には困ってませんし、別に構いませんよ。そんなに負担には思わないでください。僕もこのクラブとは仲良くやっていきたですし。」
そう言って皆の意見を纏めているリーダーの方を向く。
本当にみんなから好かれているな、この人
少しぐらい手伝っても誰も文句は言わないだろう。たとえ“ボク”が“僕”であったとしても、“僕”の行動に“ボク”が口をだすことはもうできやしないのだから。
そう思って僕は挙手をしたのだった。
「それでは第139回クラブ対抗祭の作戦会議を始めようと思うが…ゲフン、思うんですが、、えぇ、、その前に、7月から新入生がこのクラブに加入することになったので紹介すr…しようと思います。」
そう言って僕を手招きする。
「…カイ・ハルシャです。よろしくお願いします。」
そう言ってペコリとお辞儀する。形式のものではないが平民に対してはこれが最上級である。
「…というわけで、、あのハルシャ家の方が加入すr…なさいました。」
「…どうした、リーダー。いつもの威勢が足りないな。」
と隣にいた副リーダーらしき人が言うと、リーダーと呼ばれた男は隣の男の首根っこを掴み引き寄せる。
「コソッ)相手はお貴族様だぞ!しかも公爵家だ。ため口でしゃべったりしたら俺ら全員こうだぞ!」
そう小声で言いながら首を手でスパッと切る動きをする。
小さい声で話しているつもりなのだろうが残念ながら聞こえてしまっているので少し滑稽だ。
「別に構いませんよ。」
「本人が構わないって言ってるんだからいいだろう?」
「そう言って後々問題にしてくるパターンを俺は見たことがある!」
「…ハルシャ家の名誉に誓ってそんなことしませんよ。人聞きの悪いこと言わないでください。それに、僕はもともと庶民なので貴族とは馬が合わなさそうだったからこのクラブに決めたんです。…ボソッ)二割ぐらい…」
「リーダー以外は気にしてないぜ。これからよろしくな、カイ!」
と言って副リーダ?が肩を組んでくる。初対面で平民から呼び捨てにされたのは初めてな気がする。なんか新鮮だ。
「こちらこそよろしくお願いします。」
と言って近くのイスにに座る。
「…ゴホン、、それでは改めて第139回クラブ対抗祭の作戦会議を始める!意見があるものについては遠慮なく言ってほしい。」
リーダーがそう言うとみな周りと相談し始めた。
「よぉ、カイ。俺のこと覚えてるか?」
「はい。僕と同じ寮のグレンさんですよね?」
「…頭がいいとは聞いていたがまさか覚えてたとはな。これはクラブ対抗祭の概要だ。眼を通しておいたほうがいい。」
そう言ってグレンさんは1枚の紙を僕に渡す。
「ありがとうございます。」
そう言って紙にざっと眼を通した。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇
クラブ対抗祭
期間:土の月28日
内容:28日に開催されるクラブ対抗祭で出し物し、
より多くの金額を稼げたクラブにはこの紙の
下記に記載されたものを受け取れる。
※上記記載の金額とは出た利益から制作費などをひ
いた金額のことを指す。
※一クラブ3つの出し物をだせる。
1位 ・賞金300万リビア
・上質なクラブ室の建設
2位 ・賞金100万リビア
・食堂利用無料権(永久)
3位 ・賞金50万リビア
上位25% 賞金5万リビア
※他のクラブに暴力などの直接危害を加えた場合、
加害者が平民ならば退学、貴族ならば1ヶ月停学となる。
※クラブ室建設と食堂利用無料権については譲渡および売却することを許可する。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇
なるほど…少数から大人数になったぶん、1位をとるのは特別試験よりも難しそうだな。
「カイ、俺達は絶対に1位を取らなければならないんだ。そのために力を貸してくれないか?この戦いは全員が一致団結しないと勝つのは難しい。1人でも多くの手が必要なんだ。」
「どうして1位を取らなければならないんですか?」
「ここは知っての通りお金に困っている平民ばかりのクラブだ。リーダーが今年学院を卒業なんだが、卒業後すぐに宮廷魔法師の試験に挑むつもりなんだ。その試験には500万リビアかかる。これまでに皆で協力して200万リビアを集めることはできたんだがもう時間がなくてな。試験に合格すればその500万リビアは返ってくるからそのお金はまた大金が必要な下級生にまわることになるだろう。」
お金は返ってくるのか…。どこかの選挙と同じだな。面白半分で挑むことがないように、というわけか。
それにしても宮廷魔法師か…。そういえばリーダー…ヴィアンさんはフローレス嬢とトップを争うほどの魔法の使い手だったな。
「そういうことでしたか…。僕でよければ協力しますよ。」
「…ありがとうな、カイ。」
「僕はお金には困ってませんし、別に構いませんよ。そんなに負担には思わないでください。僕もこのクラブとは仲良くやっていきたですし。」
そう言って皆の意見を纏めているリーダーの方を向く。
本当にみんなから好かれているな、この人
少しぐらい手伝っても誰も文句は言わないだろう。たとえ“ボク”が“僕”であったとしても、“僕”の行動に“ボク”が口をだすことはもうできやしないのだから。
そう思って僕は挙手をしたのだった。
6
あなたにおすすめの小説
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
パーティーの役立たずとして追放された魔力タンク、世界でただ一人の自動人形『ドール』使いになる
日之影ソラ
ファンタジー
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。
7/25男性向けHOTランキング1位
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
天才魔導医の弟子~転生ナースの戦場カルテ~
けろ
ファンタジー
【完結済み】
仕事に生きたベテランナース、異世界で10歳の少女に!?
過労で倒れた先に待っていたのは、魔法と剣、そして規格外の医療が交差する世界だった――。
救急救命の現場で十数年。ベテラン看護師の天木弓束(あまき ゆづか)は、人手不足と激務に心身をすり減らす毎日を送っていた。仕事に全てを捧げるあまり、プライベートは二の次。周囲からの期待もプレッシャーに感じながら、それでも人の命を救うことだけを使命としていた。
しかし、ある日、謎の少女を救えなかったショックで意識を失い、目覚めた場所は……中世ヨーロッパのような異世界の路地裏!? しかも、姿は10歳の少女に若返っていた。
記憶も曖昧なまま、絶望の淵に立たされた弓束。しかし、彼女が唯一失っていなかったもの――それは、現代日本で培った高度な医療知識と技術だった。
偶然出会った獣人冒険者の重度の骨折を、その知識で的確に応急処置したことで、弓束の運命は大きく動き出す。
彼女の異質な才能を見抜いたのは、誰もがその実力を認めながらも距離を置く、孤高の天才魔導医ギルベルトだった。
「お前、弟子になれ。俺の研究の、良い材料になりそうだ」
強引な天才に拾われた弓束は、魔法が存在するこの世界の「医療」が、自分の知るものとは全く違うことに驚愕する。
「菌?感染症?何の話だ?」
滅菌の概念すらない遅れた世界で、弓束の現代知識はまさにチート級!
しかし、そんな彼女の常識をさらに覆すのが、師ギルベルトの存在だった。彼が操る、生命の根幹『魔力回路』に干渉する神業のような治療魔法。その理論は、弓束が知る医学の歴史を遥かに超越していた。
規格外の弟子と、人外の師匠。
二人の出会いは、やがて異世界の医療を根底から覆し、多くの命を救う奇跡の始まりとなる。
これは、神のいない手術室で命と向き合い続けた一人の看護師が、新たな世界で自らの知識と魔法を武器に、再び「救う」ことの意味を見つけていく物語。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる