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アルバード王立高等学院~嵐の前の静けさ~
結果はいかに
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「いっせーので」
そんな掛け声の後、皆一斉にテスト成績を開く。
カイ
魔法理論 100/100
召喚術理論 100/100
【選択】魔生物学 100/100
魔法陣理論学 100/100
魔法陣創造学 100/100
【選択】世界史 100/100
国史 100/100
【特殊】戦闘実技(筆記) 100/100
合計 800/800
順位 1位
※上位10名以内なので飛び級試験に参加できます。
アイリス
魔法理論 100/100
召喚術理論 94/100
【選択】魔植物学 100/100
魔法陣理論学 97/100
魔法陣創造学 95/100
【選択】世界史 96/100
国史 98/100
【特殊】戦闘実技(筆記) 96/100
合計 776/800
順位 2位
※上位10名以内なので飛び級試験に参加できます。
アルフォード・フローレス
魔法理論 82/100
召喚術理論 46/100
【選択】魔生物学 60/100
魔法陣理論学 52/100
魔法陣創造学 41/100
【選択】庶民学 79/100
国史 46/100
【特殊】魔法理論(応用) 52/100
合計 458/800
順位 57位
(他の人達のは省略)
「…全て満点ってどんなバケモノだよ!」
バケモノとは失礼な。
「カイって勉強してたか…?」
「おい、それは考えるな!むなしくなるだろ!」
「あっ、そうだ、フローレス嬢。夏休みウチ来ない?今年は誰も来ないらしいから弟と一緒に来なよ。」
今は帰れる状況じゃないだろうしな。
「あれ、シドやカールも行かないんですか?」
「アタシは両親と1ヶ月まるまる剣の修行しないといけないから無理なんだ。」
「俺は実家に帰るんだ。従姉妹が子どもを生んだらしいからそのお祝いついでに。」
「ジェノも錬金の塔に行くらしいから、遠慮しないでいいよ。」
「ありがとうございます。家には戻りにくかったので助かります。ハルシャ家の屋敷は戦闘の練習もしやすいですしアルにとってもいい経験になるでしょう。」
「…そうだね。いい経験になると思うよ。騒がしい連中もいるしね。」
「そういえばカイって冒険者なんだよな?」
「そうだけど、それがなに?」
「ランクは何なんだ?」
「Dランクだよ。」
「カイでDランクなのか?!Aランクとかどんなバケモノだよ…」
「叔父様がAランクだったらしいけど、動きが目で追えないぐらいにはすごかったよ。…あと、勘違いしてるみたいだけど、Sランクの前はAランクじゃなくてAAAランクだよ。で、その次がAAランクでその次にやっとAランクがくるんだ。僕なんかまだまだだよ。」
まっ、Dランクにしては強すぎるんだけどね。
「でも居づらくないのか?本来はお前が当主になる予定だったのに、クライン様がなっただろ?」
「いや、僕がしたくないって言ったから逆に嬉しいけど。それに、僕は当主になれるような器じゃないし。」
だって優しくないから。
「まあ確かに、カイが公爵になったら最低限のこと以外はやらなさそうだもんな。」
「失礼だな、君たち。…あっそうだ、フローレス嬢、飛び級試験の結果ってそろそろだよね?」
「ええ。もう来ても良さそうな頃合いですけど…あっ、あれじゃないですか?」
窓から入ってくる紙を取られないように素早くキャッチする。
*******************
カイ・ハルシャ
合格(100)
********************
決まりきっていたその結果を一瞥してポイっとゴミ箱に捨てる。
「ちょぉお!!何してんだ!!大事なものだろ!!」
「そんな紙切れ持ってたって銅貨一枚にもならないでしょ。」
『俺に感謝しろよ。最後の1問が裏面にあることを教えてやったんだから。』
別にそれ解かなくても合格してたじゃん。
「フローレス嬢はどうだった。」
嬉しそうに微笑みながら紙を手渡される。
*******************
アイリス・フローレス
合格(100)
********************
「どうやらハルシャ卿がおっしゃっていたことは正しかったようです。」
「それはよかったよ。」
「カイくんはなんて言ったの?」
「僕たちを打算なく守ってくれる大人は必ずいる。って言っただけだよ。悪い人とばかり会ってきたら忘れてしまうけど、この世は悪い人よりもいい人の方が多いんだ。」
『いや、半々だと思う。』
…それは君の目が腐ってるんだよ
「何はともあれ、これで心置きなく遊べるね!アイリス!今日はみんなでパーティーにしない?特級クラスへの飛び級試験合格記念として!」
「いや、僕はちょっと…」
「私も...」
「いいね!!やろやろ!!」
「おっしゃぁ!!!俺、ちょっと買い出しに行ってくる!お二人さんは座って待ってろ!」
「いや、だから…」
「遠慮しないでね、カイくん。材料費とかは僕が出すから。」
「ちょっ、ハミル…どっかいっちゃった…」
「まあいいじゃないですか?たまにぐらい騒がしい日があっても。」
「…まあいつも騒がしいけどね。」
そう呟いて僕らは買い出し組を追うために外に出た。
その日、深夜0時を過ぎてもアクアマリン寮から笑い声が聞こえていたらしい。
そんな掛け声の後、皆一斉にテスト成績を開く。
カイ
魔法理論 100/100
召喚術理論 100/100
【選択】魔生物学 100/100
魔法陣理論学 100/100
魔法陣創造学 100/100
【選択】世界史 100/100
国史 100/100
【特殊】戦闘実技(筆記) 100/100
合計 800/800
順位 1位
※上位10名以内なので飛び級試験に参加できます。
アイリス
魔法理論 100/100
召喚術理論 94/100
【選択】魔植物学 100/100
魔法陣理論学 97/100
魔法陣創造学 95/100
【選択】世界史 96/100
国史 98/100
【特殊】戦闘実技(筆記) 96/100
合計 776/800
順位 2位
※上位10名以内なので飛び級試験に参加できます。
アルフォード・フローレス
魔法理論 82/100
召喚術理論 46/100
【選択】魔生物学 60/100
魔法陣理論学 52/100
魔法陣創造学 41/100
【選択】庶民学 79/100
国史 46/100
【特殊】魔法理論(応用) 52/100
合計 458/800
順位 57位
(他の人達のは省略)
「…全て満点ってどんなバケモノだよ!」
バケモノとは失礼な。
「カイって勉強してたか…?」
「おい、それは考えるな!むなしくなるだろ!」
「あっ、そうだ、フローレス嬢。夏休みウチ来ない?今年は誰も来ないらしいから弟と一緒に来なよ。」
今は帰れる状況じゃないだろうしな。
「あれ、シドやカールも行かないんですか?」
「アタシは両親と1ヶ月まるまる剣の修行しないといけないから無理なんだ。」
「俺は実家に帰るんだ。従姉妹が子どもを生んだらしいからそのお祝いついでに。」
「ジェノも錬金の塔に行くらしいから、遠慮しないでいいよ。」
「ありがとうございます。家には戻りにくかったので助かります。ハルシャ家の屋敷は戦闘の練習もしやすいですしアルにとってもいい経験になるでしょう。」
「…そうだね。いい経験になると思うよ。騒がしい連中もいるしね。」
「そういえばカイって冒険者なんだよな?」
「そうだけど、それがなに?」
「ランクは何なんだ?」
「Dランクだよ。」
「カイでDランクなのか?!Aランクとかどんなバケモノだよ…」
「叔父様がAランクだったらしいけど、動きが目で追えないぐらいにはすごかったよ。…あと、勘違いしてるみたいだけど、Sランクの前はAランクじゃなくてAAAランクだよ。で、その次がAAランクでその次にやっとAランクがくるんだ。僕なんかまだまだだよ。」
まっ、Dランクにしては強すぎるんだけどね。
「でも居づらくないのか?本来はお前が当主になる予定だったのに、クライン様がなっただろ?」
「いや、僕がしたくないって言ったから逆に嬉しいけど。それに、僕は当主になれるような器じゃないし。」
だって優しくないから。
「まあ確かに、カイが公爵になったら最低限のこと以外はやらなさそうだもんな。」
「失礼だな、君たち。…あっそうだ、フローレス嬢、飛び級試験の結果ってそろそろだよね?」
「ええ。もう来ても良さそうな頃合いですけど…あっ、あれじゃないですか?」
窓から入ってくる紙を取られないように素早くキャッチする。
*******************
カイ・ハルシャ
合格(100)
********************
決まりきっていたその結果を一瞥してポイっとゴミ箱に捨てる。
「ちょぉお!!何してんだ!!大事なものだろ!!」
「そんな紙切れ持ってたって銅貨一枚にもならないでしょ。」
『俺に感謝しろよ。最後の1問が裏面にあることを教えてやったんだから。』
別にそれ解かなくても合格してたじゃん。
「フローレス嬢はどうだった。」
嬉しそうに微笑みながら紙を手渡される。
*******************
アイリス・フローレス
合格(100)
********************
「どうやらハルシャ卿がおっしゃっていたことは正しかったようです。」
「それはよかったよ。」
「カイくんはなんて言ったの?」
「僕たちを打算なく守ってくれる大人は必ずいる。って言っただけだよ。悪い人とばかり会ってきたら忘れてしまうけど、この世は悪い人よりもいい人の方が多いんだ。」
『いや、半々だと思う。』
…それは君の目が腐ってるんだよ
「何はともあれ、これで心置きなく遊べるね!アイリス!今日はみんなでパーティーにしない?特級クラスへの飛び級試験合格記念として!」
「いや、僕はちょっと…」
「私も...」
「いいね!!やろやろ!!」
「おっしゃぁ!!!俺、ちょっと買い出しに行ってくる!お二人さんは座って待ってろ!」
「いや、だから…」
「遠慮しないでね、カイくん。材料費とかは僕が出すから。」
「ちょっ、ハミル…どっかいっちゃった…」
「まあいいじゃないですか?たまにぐらい騒がしい日があっても。」
「…まあいつも騒がしいけどね。」
そう呟いて僕らは買い出し組を追うために外に出た。
その日、深夜0時を過ぎてもアクアマリン寮から笑い声が聞こえていたらしい。
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