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第七章
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夏の昼は長い。
日が沈むまでの四時間は耐える必要があった。
天敵ナフーヌは、三対の足と頭胸腹の三部位に別れた昆虫型が基本。
夜も行動するが、活発な攻撃をしかけるのは日中に限られる。
夏の日差しを七色に反射する複眼から感情は読み取れない。
知性は感じないが知能がないわけではなく、統率の取れた群れで動く。
「まず第一派……」
アドラーが見る先で、バルハルトとロシャンボーが攻撃を始めた。
敵の第一派は、顎を鳴らすクリック音を合図に襲いかかったが、二万本の魔弾杖を並べた陣地は数万の群れを軽々と跳ね返す。
ミケドニア軍は二列、サイアミーズ軍は三列で交互に撃つ。
十数万発を叩き込み、ナフーヌの死骸の山を築いた兵士たちが大声で盛り上がる。
「むぅ、強いな。攻め手がオークだと思うとぞっとする。我が部族も、間違いなくああやって突撃するわい」
ダルタスが、数を揃えた飛び道具の威力に身震いをした。
サイアミーズ王国は以前、オークとエルフの騒乱を使って新兵器の戦場実験をしようとしたことがある。
個人の武勇を頼りに接近戦を挑もうとするオーク族は、さぞかし良い的になっただろう。
「勝てる?」と、キャルルがアドラーを見上げた。
「問題はここからなんだ。奴らは、仲間の死を恐れない。もちろん自分の死もだ。どれだけ損害を出そうと、群れ全体で獲物を仕留めれば勝ち。そういう戦い方をする」
ナフーヌの群れが、数万程度の小集団に別れて動き出し、北東西から続々と襲いかかる。
全長二メートル程度の蟻型から、巨大な顎を持った扁平なもの、胸部が大きく膨らんだ大型の甲虫型までいた。
前を行く一隊が全滅すれば、その死体を盾にして忍び寄る。
数百万発の弾丸を用意していても、接近を完全に防ぐことは出来ない。
戦闘開始から二十分ほどで、ナフーヌの一部が防衛線に飛び込み始めた。
「バルハルトは持ち堪えると思うが、サイアミーズ軍はどうかな……」
冒険者を混ぜた編成をしたバルハルトは、接近された魔物にも上手く対処していたが、サイアミーズ軍は苦戦している。
「どれ、少し手伝ってやるか」
アドラーがブランカを呼び、川を渡って参戦しようとした。
サイアミーズ軍は嫌いだが、ナフーヌが勝つのはもっと困る。
「アドラー、こっちにも来たわよ」
「……本当だ」
ミュスレアが、目ざとく敵の動きを捉えて報せる。
大きな川を挟んだ少人数は、アドラーの経験から相手にされないと思っていた。
「数が多すぎたのかな?」
ナフーヌの群れは、東西に三キロほど南北に十キロ近くにまで広がっていた。
サイアミーズ軍は、最初の防衛線を捨てた。
全軍が一段下がって距離をとり、また撃ち始める。
これを繰り返し、日没か敵が諦めるのを待つしかない。
「こちらへは……推定十万ってとこかな」
アドラーは川辺へと歩きながら剣を抜いた。
右後ろにミュスレア、左後ろにダルタスの何時もの陣形。
最優先はキャルルとリューリアを守ることで、戦争好きな軍人を助けに行くつもりはもうない。
川に飛び込んだナフーヌは沈んで溺れるのだが、その上を新たに渡ってくる。
仲間の死骸の橋を作る気だった。
「うわー……信じられないわ」
ミュスレアが嫌なものを見てしまったと眉をひそめる。
「なるほど、賢くはないが勇敢だな」
ダルタスは相手を認めて油断を振り払った。
三本の橋から次々とやってくる天敵の群れに、アドラー達は突っ込んだ。
最初から二重の全力強化、すり抜けた敵はマレフィカが片付けるし、キャルルとリューリアはブランカの背中の上。
思う存分、暴れることが出来た。
「……九百五十、五十一!」
アドラーは何時もの癖で、倒した敵をカウントしていた。
死骸の上を伝わって順番にやってくるナフーヌなど、相手にもならない。
だが敵が尽きることはない。
「やめよう、きりが無い」
アドラーは数えるのを止めた。
両サイドのミュスレアとダルタスも苦戦する様子はないが、日が沈むまであと二時間半。
ミケドニア軍とサイアミーズ軍が持つか微妙になってきた。
バルハルトは既に三度前線を後退させ、ロシャンボーはもう四回後退した。
下がれてもあと一度か二度。
しかも、銃型兵器の最大の弱点が露呈し始めていた。
「閣下、弾丸の予備が……!」
両軍とも五百万発以上、魔弾杖一本に二百発は用意していたが底を尽き始めた。
杖兵の持つ短い剣では苦戦は必至で、まだ三分の二は残るナフーヌ相手に全滅は免れない。
「思ったほど万能ではないのう、この新兵器は」
バルハルトが禿げた頭を撫でる。
いざとなれば、冒険者たちを集めて自ら指揮を執り、打って出るしかないと覚悟した。
サイアミーズ軍は更に苦境だったが、兵士も下士官も指揮官も一級品、まだ
崩れる気配はない。
しかし死傷者は四千を超えていた。
「今の倍が戦闘不能になれば、戦線の維持は厳しいか。とはいえ、ここは見知らぬ大地。何処へも逃げ場はないが」
ロシャンボーは、内心の焦りなどおくびにも出さず、各隊の配置換えと予備隊の投入を指示した。
「……援軍は、ありえぬか」
バルハルトとロシャンボーが、ほぼ同時に呟いた。
アドラーの所へは、ブランカが飛び込んで来た。
苦戦したからでなく、我慢できなくなったのだ。
バシャバシャと水をかき分け、前足でナフーヌを潰して回る。
竜にとってはこの程度は遊びで、背中に乗ったキャルルは大興奮。
「いけ、ブランカ!」と叫びながら弓を撃つ。
「あっ! こらブランカ!」
アドラーの恐れていたことが起きた。
ナフーヌの死骸で作った橋をブランカが崩し、三本とも数百体の敵ともども流れ去る。
南に渡ろうとしていた、二十万ほどの群れが方向を変えた。
目指すのは、崩壊寸前のサイアミーズ軍。
アドラーは、使えそうな手札を確認する。
唯一援軍になりそうなのは、飲み水に当たった一万ほどのサイアミーズ軍。
半日ほど南に居るが、戦力になるほど回復してないはず。
「ご、ごめんなさい……」
ブランカが側に寄ってきて、くんくんと鳴く。
「やったものは仕方ないが……俺とお前で助けに行くぞ。ミュスレアとダルタスは、二人を連れてもっと南へ。駄目なら俺も引き上げる」
アドラーが守る優先順位は決まっているが、この地には兵士と非戦闘員を含めて八万から九万人は集まっている。
これを見捨てて全滅を待つのは、流石に夢見が悪い。
「気をつけて」
ミュスレアが綺麗な布でアドラーの汗を拭いて送り出す。
キャルルは腰のあたりに抱きついて、リューリアも寄ってきてかすり傷に全力で治癒魔法をかけた。
対岸の状況は絶望に傾いていたが、”太陽を掴む鷲”の面々に暗さはない。
彼らの団長なら何とかするだろうと信じていた。
日の入りまであと二時間、夕日に光る川面をブランカは見つめていた。
頭を下げて反省したふりをするのが、アドラーやミュスレアに怒られないコツだと賢い竜は学んでいた。
目の前に映る太陽を前足で砕いては遊んでいたブランカが、別のものに気付く。
「あれ? だんちょー! 水の中に、ちがった。空の上に、なにかいるー!」
空を見上げた白き大陸の守護竜は、大きな喜びを見つけて吠えた。
上空を見るアドラーの目には何も見えない。
目の良いキャルルやミュスレアでも捉えられず、マレフィカの広い魔力探知にも引っかからないが、成層圏の上にその種族はいた。
ブランカが水を蹴って走り寄り、アドラーに鼻先を押し付けて喋る。
「だんちょー! あのねあたしね、一人じゃなかった! 今も一人じゃないけど、この大陸にも仲間がいたの!!」
「…って、まさか!」
もう一度上を見たアドラーの視力も届かぬ先で、ブランカの声に応えた生き物が、巨大な翼を閉じて急降下を始める。
彼らも、呼ばれるのを待っていた。
王女の帰還を祝うべく、三百を超えるドラゴンが地上へ舞い降りた。
日が沈むまでの四時間は耐える必要があった。
天敵ナフーヌは、三対の足と頭胸腹の三部位に別れた昆虫型が基本。
夜も行動するが、活発な攻撃をしかけるのは日中に限られる。
夏の日差しを七色に反射する複眼から感情は読み取れない。
知性は感じないが知能がないわけではなく、統率の取れた群れで動く。
「まず第一派……」
アドラーが見る先で、バルハルトとロシャンボーが攻撃を始めた。
敵の第一派は、顎を鳴らすクリック音を合図に襲いかかったが、二万本の魔弾杖を並べた陣地は数万の群れを軽々と跳ね返す。
ミケドニア軍は二列、サイアミーズ軍は三列で交互に撃つ。
十数万発を叩き込み、ナフーヌの死骸の山を築いた兵士たちが大声で盛り上がる。
「むぅ、強いな。攻め手がオークだと思うとぞっとする。我が部族も、間違いなくああやって突撃するわい」
ダルタスが、数を揃えた飛び道具の威力に身震いをした。
サイアミーズ王国は以前、オークとエルフの騒乱を使って新兵器の戦場実験をしようとしたことがある。
個人の武勇を頼りに接近戦を挑もうとするオーク族は、さぞかし良い的になっただろう。
「勝てる?」と、キャルルがアドラーを見上げた。
「問題はここからなんだ。奴らは、仲間の死を恐れない。もちろん自分の死もだ。どれだけ損害を出そうと、群れ全体で獲物を仕留めれば勝ち。そういう戦い方をする」
ナフーヌの群れが、数万程度の小集団に別れて動き出し、北東西から続々と襲いかかる。
全長二メートル程度の蟻型から、巨大な顎を持った扁平なもの、胸部が大きく膨らんだ大型の甲虫型までいた。
前を行く一隊が全滅すれば、その死体を盾にして忍び寄る。
数百万発の弾丸を用意していても、接近を完全に防ぐことは出来ない。
戦闘開始から二十分ほどで、ナフーヌの一部が防衛線に飛び込み始めた。
「バルハルトは持ち堪えると思うが、サイアミーズ軍はどうかな……」
冒険者を混ぜた編成をしたバルハルトは、接近された魔物にも上手く対処していたが、サイアミーズ軍は苦戦している。
「どれ、少し手伝ってやるか」
アドラーがブランカを呼び、川を渡って参戦しようとした。
サイアミーズ軍は嫌いだが、ナフーヌが勝つのはもっと困る。
「アドラー、こっちにも来たわよ」
「……本当だ」
ミュスレアが、目ざとく敵の動きを捉えて報せる。
大きな川を挟んだ少人数は、アドラーの経験から相手にされないと思っていた。
「数が多すぎたのかな?」
ナフーヌの群れは、東西に三キロほど南北に十キロ近くにまで広がっていた。
サイアミーズ軍は、最初の防衛線を捨てた。
全軍が一段下がって距離をとり、また撃ち始める。
これを繰り返し、日没か敵が諦めるのを待つしかない。
「こちらへは……推定十万ってとこかな」
アドラーは川辺へと歩きながら剣を抜いた。
右後ろにミュスレア、左後ろにダルタスの何時もの陣形。
最優先はキャルルとリューリアを守ることで、戦争好きな軍人を助けに行くつもりはもうない。
川に飛び込んだナフーヌは沈んで溺れるのだが、その上を新たに渡ってくる。
仲間の死骸の橋を作る気だった。
「うわー……信じられないわ」
ミュスレアが嫌なものを見てしまったと眉をひそめる。
「なるほど、賢くはないが勇敢だな」
ダルタスは相手を認めて油断を振り払った。
三本の橋から次々とやってくる天敵の群れに、アドラー達は突っ込んだ。
最初から二重の全力強化、すり抜けた敵はマレフィカが片付けるし、キャルルとリューリアはブランカの背中の上。
思う存分、暴れることが出来た。
「……九百五十、五十一!」
アドラーは何時もの癖で、倒した敵をカウントしていた。
死骸の上を伝わって順番にやってくるナフーヌなど、相手にもならない。
だが敵が尽きることはない。
「やめよう、きりが無い」
アドラーは数えるのを止めた。
両サイドのミュスレアとダルタスも苦戦する様子はないが、日が沈むまであと二時間半。
ミケドニア軍とサイアミーズ軍が持つか微妙になってきた。
バルハルトは既に三度前線を後退させ、ロシャンボーはもう四回後退した。
下がれてもあと一度か二度。
しかも、銃型兵器の最大の弱点が露呈し始めていた。
「閣下、弾丸の予備が……!」
両軍とも五百万発以上、魔弾杖一本に二百発は用意していたが底を尽き始めた。
杖兵の持つ短い剣では苦戦は必至で、まだ三分の二は残るナフーヌ相手に全滅は免れない。
「思ったほど万能ではないのう、この新兵器は」
バルハルトが禿げた頭を撫でる。
いざとなれば、冒険者たちを集めて自ら指揮を執り、打って出るしかないと覚悟した。
サイアミーズ軍は更に苦境だったが、兵士も下士官も指揮官も一級品、まだ
崩れる気配はない。
しかし死傷者は四千を超えていた。
「今の倍が戦闘不能になれば、戦線の維持は厳しいか。とはいえ、ここは見知らぬ大地。何処へも逃げ場はないが」
ロシャンボーは、内心の焦りなどおくびにも出さず、各隊の配置換えと予備隊の投入を指示した。
「……援軍は、ありえぬか」
バルハルトとロシャンボーが、ほぼ同時に呟いた。
アドラーの所へは、ブランカが飛び込んで来た。
苦戦したからでなく、我慢できなくなったのだ。
バシャバシャと水をかき分け、前足でナフーヌを潰して回る。
竜にとってはこの程度は遊びで、背中に乗ったキャルルは大興奮。
「いけ、ブランカ!」と叫びながら弓を撃つ。
「あっ! こらブランカ!」
アドラーの恐れていたことが起きた。
ナフーヌの死骸で作った橋をブランカが崩し、三本とも数百体の敵ともども流れ去る。
南に渡ろうとしていた、二十万ほどの群れが方向を変えた。
目指すのは、崩壊寸前のサイアミーズ軍。
アドラーは、使えそうな手札を確認する。
唯一援軍になりそうなのは、飲み水に当たった一万ほどのサイアミーズ軍。
半日ほど南に居るが、戦力になるほど回復してないはず。
「ご、ごめんなさい……」
ブランカが側に寄ってきて、くんくんと鳴く。
「やったものは仕方ないが……俺とお前で助けに行くぞ。ミュスレアとダルタスは、二人を連れてもっと南へ。駄目なら俺も引き上げる」
アドラーが守る優先順位は決まっているが、この地には兵士と非戦闘員を含めて八万から九万人は集まっている。
これを見捨てて全滅を待つのは、流石に夢見が悪い。
「気をつけて」
ミュスレアが綺麗な布でアドラーの汗を拭いて送り出す。
キャルルは腰のあたりに抱きついて、リューリアも寄ってきてかすり傷に全力で治癒魔法をかけた。
対岸の状況は絶望に傾いていたが、”太陽を掴む鷲”の面々に暗さはない。
彼らの団長なら何とかするだろうと信じていた。
日の入りまであと二時間、夕日に光る川面をブランカは見つめていた。
頭を下げて反省したふりをするのが、アドラーやミュスレアに怒られないコツだと賢い竜は学んでいた。
目の前に映る太陽を前足で砕いては遊んでいたブランカが、別のものに気付く。
「あれ? だんちょー! 水の中に、ちがった。空の上に、なにかいるー!」
空を見上げた白き大陸の守護竜は、大きな喜びを見つけて吠えた。
上空を見るアドラーの目には何も見えない。
目の良いキャルルやミュスレアでも捉えられず、マレフィカの広い魔力探知にも引っかからないが、成層圏の上にその種族はいた。
ブランカが水を蹴って走り寄り、アドラーに鼻先を押し付けて喋る。
「だんちょー! あのねあたしね、一人じゃなかった! 今も一人じゃないけど、この大陸にも仲間がいたの!!」
「…って、まさか!」
もう一度上を見たアドラーの視力も届かぬ先で、ブランカの声に応えた生き物が、巨大な翼を閉じて急降下を始める。
彼らも、呼ばれるのを待っていた。
王女の帰還を祝うべく、三百を超えるドラゴンが地上へ舞い降りた。
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